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ごあいさつ

親にとって、これ以上の悲しみは存在するのでしょうか?突然の赤ちゃんとの別れ。ご家族は、絶望、ショック、孤独、自責の念など様々な心の痛み、苦しみを抱えることになります。一人で抱えるには大きすぎるのです。

このサイトは、大切な赤ちゃんを亡くされた方々が自由に悲しみや悩みを表現でき、支えあえるコミュニティーでありたいと願い開設しております。

みなさんが経験してきたこと、年齢、家族構成、職業、考え方などは人それぞれです。違う立場の方々が集まる場であることをご理解いただき、その上で「愛する子どもを失う」という共通の悲しみ、苦しみを理解し、尊重し、支えあうことのできる場にしていきたいと考えております。

 

お子様を亡くされた妊娠週数や理由、地上のお子様の有無など、みなさまの経験してきたこと、そしてこれから未来に起きることはそれぞれ違います。ポコズママの会ではポコズママ(天使ママ)のことを、お子様を亡くされた週数や地上のお子様の有無などによって区別することは避けたいと思っております。

「子どもを亡くす」ということは愛情深い母親にとって最大の悲しみであり、他者と比較できるものではありません。サイト内では、ご自身の状況や考え方と違う方の書き込みを目にすることもあるかもしれません。それによって心を痛められる方がいるということは残念なことですが、様々な方が集まる場であることをご理解した上でご利用いただければ幸いです。

また、私たちが生活する日常においては、インターネットの世界以上に様々な考え方や状況の方と接しなければなりません。当サイトへの参加が、みなさまの日常生活を送る第一歩となり、心が癒えたり、優しくなれる時間の一つになれればと思っております。

 

サイトをご利用される皆様が、ご自身の気持ちを自由に表現されるだけではなく、心を通わせるポコズママたちに出会えることを願っております。

また、赤ちゃんを亡くされたご家族の支えになりたい、何か手伝いたいと考えてくださる方々が増えてきていることに感謝申し上げます。当事者だけではなく、周囲の方々にもご利用いただけるサイトになるよう努力する所存です。

子どもを亡くした当事者である、当事者でない……それらの垣根を越えて、心に悲しみや痛みを抱えている人々にも優しい社会になることを願っています。当会がそのきっかけの一つになれば幸いです。

流産・死産経験者で作るポコズママの会
代表 加藤 咲都美