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赤ちゃんとのお別れの前に
大切な赤ちゃんとのお別れの前に、思い出を残す方法があることをご存じでしょうか。ここでは、参考例をいくつかご紹介します。
思い出の品
赤ちゃんとの思い出を残すことができます。思い出の品として以下のようなものを残すことができます。病院側から提案してくれることもありますが、ご自身から希望を伝えても大丈夫です。
- へその緒、髪の毛、爪
- 手形・足形
- 母子手帳(赤ちゃんの身長・体重も記入してもらいましょう)
- エコー写真、赤ちゃんの写真・ビデオ
思い出づくり
思い出の品を残すこと以外にも、赤ちゃんと過ごす時間が大切な思い出となることもあります。どんなことを赤ちゃんにしてあげたかったのか考えてみましょう。参考例として、
- 静かに親子で時間を過ごす
- 赤ちゃんを抱っこする、撫でてあげる、キスしてあげる
- 話しかけてあげる、子守唄を歌ってあげる
- お風呂に入れてあげる
- 爪を切ってあげる
- おむつをつけてあげる、服を着せてあげる
- 赤ちゃんとママ・パパ家族揃った写真・ビデオを撮る
思い出を作るとかえって辛くなるかもしれないと躊躇されるかもしれません。けれど、ママとしてパパとして赤ちゃんにしてあげたいことがあるのは当然のことです。ご自身でできなければ、ご家族にお願いしてみてはいかがでしょう?写真も撮ってもらい、自分で見たいと思うまでしまっておいても構いません。
葬儀・供養について
赤ちゃんが亡くなった場合、葬儀をすることになります。葬儀会社の紹介や死産証明書については病院から説明があると思います。
葬儀については葬儀会社が相談に応じてくれますので、ご家族で納得のいくお別れをできるようにしましょう。事務的なことはパパが葬儀会社と打合せすることになるでしょう。葬儀の日時や赤ちゃんの引き取りなど、葬儀会社の提案のまま進むこともありますが、ママやご家族とも相談して決して一人で悩まないで下さい。ご家族の要望を伝えることも大切です。
ママは安静などを理由に葬儀に立ち会えないことがあります。斎場へ向う前にもう一度赤ちゃんと対面できる時間を作れると良いかもしれません。棺には、おもちゃや赤ちゃんへの手紙など用意できるものがあれば入れてあげましょう。
早期流産で赤ちゃんを亡くされた場合
赤ちゃんに会うことも、母子手帳をもらうことも出来ずに赤ちゃんとお別れされた方もいらっしゃるでしょう。何か手元に残したいと思われたら、病院にエコーのコピーをもらえないか相談してみましょう。また、どんな姿であっても赤ちゃんの姿を見ることで赤ちゃんの死を受け入れることができた人もいらっしゃいます。希望があれば手術前に医師に相談してみましょう。
思い出を残せなかった場合
思い出を残さないことを選んだご夫婦もいらっしゃれば、当時はパニックで思い出を残すことを思いつかなかったという方もいらっしゃるでしょう。また、初期流産で何も残せなかった方もいらっしゃるでしょう。
赤ちゃんのものを残せなかったことで、あなたの愛情が損なわれることはありません。一番大切なことは、あなたが赤ちゃんを大切に想うことです。ご自宅に手作りの祭壇(赤ちゃんコーナー)を作ってもいいですし、供養してもらってもいいかもしれません。
でも、ママとパパの心の中で大切に想ってあげることが、何より赤ちゃんにとっても嬉しいことだと思います。