HOME > 心の相談 Q&A

心の相談 Q&A

深い悲しみの中、不安や苦しさでいっぱいになって辛いとき、参考にしていただければと思います。
各項目をクリックすると回答が表示されます。再度クリックすると回答は非表示になります。

 

赤ちゃんが亡くなった現実が夢のようで、呆然としています。何も感じず、涙も出なくて、自分は薄情な母親だ、母親失格だと思えてなりません。

ひとは、突然の死別など、強いショックを受ける出来事があったとき、こころが壊れてしまわないように、無意識のうちに感情が麻痺してしまうことがあります。今の状態は、大切な赤ちゃんを突然失い、こころがびっくりして、現実をうまく認識できない状態なのだと思います。決して、赤ちゃんへの愛情が足りないということではありませんから、ご自分を責めないでください。周りのひとに助けてもらいながら、これからのことをゆっくり考えていきましょう。

1ヶ月経ち、体は順調に回復していますが、まだ毎日泣いています。こんなに悲しい、つらい体験は初めてで、この悲しみとどのように向き合っていけばよいのでしょうか?

赤ちゃんとお別れして間もない時期は、ちょっとした刺激(赤ちゃんに関連したテレビCMやニュース、赤ちゃん連れの家族の姿、隣の家の赤ちゃんの声など)で悲しみが呼び起こされ、涙が出てしまうことが多く、「テレビが見られなくなった」「外に出るのがつらい」というママの声は多く聞かれます。「なんで、私の赤ちゃんがここにいないの」「なんで私だけこんな思いをしなくてはならないの」と怒りや絶望感、周囲に対する嫉妬なども感じるかもしれません。

あなたにとって、本当に大切な赤ちゃんを失ったのですから、深い悲しみや怒り、さまざまな感情を感じるのはごく自然なことで、このようなこころの反応は「悲嘆(グリーフ)」とよばれています。悲嘆とはどのようなものなのかを知ると、「このようなつらい思いをしているのは自分だけではないんだ」と感じ、少し安心することができると思います。

また、あふれ出す感情をずっとおさえこんでいると、疲れますし、イライラしてきます。さまざまな感情を自分の内に閉じこめるのではなく、外に出す、表現することが、こころを癒すためには必要だと言われています。感情を発散・表出する方法には、様々な方法があります。自分にできそうなものから、少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか。

ポコズママの会のサイトには、グリーフの説明やおすすめ書籍、心を軽くする方法なども掲載されておりますので、お気持ちが向くときにのぞいてみてください。

赤ちゃんがいない人生に意味が持てず、未来に希望が見えません。心から物事が楽しめず、何もする気になれません。

大切な人を亡くしたあと、深い悲しみやつらい気持ちが続くことは自然なことであり、特に子どもを亡くした場合は、悲しみが癒えるのにより時間がかかると言われています。しかし、死別後の悲しみが半年〜1年経ってもまったく変わらず、落ち着くどころか逆につらさが増している場合は、「複雑性悲嘆」とよばれる状態や「うつ病」などの問題を抱えている可能性があります。

「不眠や食欲不振、著しい体重減少が続く」、「苦しい気持ちのため日常生活が支障されている」、「死にたいという気持ちが抑えられない」などの症状がある方は、メンタルヘルスの専門家(精神科医、心療内科医など)に相談することが助けになるかもしれません。受診する場合は、事前に電話で事情を簡単に伝え、くすりの治療だけではなく、悲嘆に対するカウンセリングを受けられるかどうかを確認してみるとよいでしょう。

友達の赤ちゃんを見るのが辛くて避けてしまいます。どうしたらいいのでしょうか?

「小さな赤ちゃんや妊婦さんを見るのがつらい」「芸能人の妊娠・出産のニュースがつらい」などのお話は、多くの天使ママさんから聞かれます。

赤ちゃんや妊婦さんを見たときに、「自分にも赤ちゃんがいたのに」「なんで私だけがこんな思いをしなくてはならないの」と世の中の不公平さに怒りを感じたり、赤ちゃんのいない現実を改めて感じて苦しくなることがありますが、これはごく自然な感情です。赤ちゃんを亡くした後しばらくの間は、些細な刺激で悲しみが呼び起こされ、コントロールできない感情に圧倒されやすく、イライラもしやすくなりますので、そんな自分を「情けない」「心が狭い」などと責めずに、「これだけ悲しいことがあったのだから、心に余裕をもてなくても当たり前なんだ」と受け止めてあげてください。

周囲の妊娠中、子育て中のお友達や親族の方と接するのが苦しく感じるときは、どうぞ無理をしないでください。体調が悪いなどの理由をつけて、しばらくは人付き合いを避けるという方法もあります。今後も大切にしたい友達には、赤ちゃんを亡くして、とても悲しい思いでいること、小さな赤ちゃんを見るのはまだつらいことを伝え、自分から連絡が取れるようになるまで待ってほしいと伝えてみてはいかがでしょうか?直接お話するのがつらいときは、メールや手紙で気持ちを伝えるのも1つの方法です。自分の悲しみを友達にきちんと伝え、相手に理解してもらうことができると、その後の付き合いも無理なく自然にできるかもしれません。

また、最近では、友人同士でブログやFacebookなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用している方も多いと思います。お友達の育児の様子や赤ちゃんの写真を見るのがつらいため、SNSをやめたというお話もよく聞かれます。お子さんを亡くされてしばらくの間は、人付き合いのエネルギーがわかないことが多いので、ネット上でのお付き合いも無理をしないことが大切です。Faceboookなどは、自分のニュースフィールドに流れてくる特定の人の投稿やコメントを非表示にする設定もできますから、ご利用のサービスの機能を確認してみてください。

39週で第二子を死産しました。死産を経験した方は職場復帰を、どのようにして乗り越えているんでしょうか?

【 ご相談内容 】

39週で第二子を死産しました。
原因不明でした。
看護師の仕事をしており、産後休暇後に休暇をもらっていましたが、もうすぐ産後5ヶ月になり、7月より復帰することとなりました。
上の子がいるため、いつものような日常は送れていますが、仕事復帰を近づくにつれ、だんだん怖くなってきました。
元の部署に戻ることが決まり、所属部署の人たちからは温かい言葉をいただきました。
わたしが復帰することは、紙面で全職員に知れ渡っており、産前休暇前まで働いていており、お腹も大きかったため、他部署の人たちから噂をされるんじゃないか、色々聞かれないか、など人の目ばかり気にして、考えてしまいます。ロッカーで着替えることも怖いと考えてしまいます。
だけど、いつまでも、このままで復帰を逃げていてもと思い、復帰を決意しました。新しい職場も考えましたが、次子を望んでいたり、新しい場所でのストレスと考え、元の慣れた場所に戻ろうと思いました。
しかし、復帰が近づくにつれ、どんどん怖くなってきてしまい、不安だれけです。
このように、死産を経験した方で元の職場に部署されている方は、たくさんいるのでしょうか。どのようにして、乗り越えているんでしょうか。アドバイスや勇気をくだされば幸いです。


【 回答 】

とても辛い思いをされましたね・・・。
5ケ月過ぎ、心と身体は十分に癒えましたか?
上のお子さんがいらっしゃると、悲しみに留まり続けることも難しいですね。
でも、そのことが、日常への復帰を早めてくれたのかもしれませんね。

お仕事への復帰は、皆さん悩まれると思います。
 「何か訊かれたらどう答えよう・・・・」
 「同僚に気を遣われるのも気が重いな・・・」
ということを考えると、もとの職場に復帰されるのは、不安ですよね・・・。

でも、「所属部署の人たちからは温かい言葉をいただき」というご様子にはホッとしました。
たぶん、ご相談者様の辛さを受け留めていただけるのではないかと思います。

ご相談者様が、お子様と悲しいお別れをされたこと、同僚の皆さまは、まだご存じないのでしょうか?

何も知らないと、(悪意なく素朴に)お子様のことをあれこれ訊かれるかもしれませんね。
もし、ご相談者様が、辛い事実をお話しされたら、きっと質問された方も驚き、訊いたことを後悔されるかもしれませんね。

お互いが辛くならないためにも、もし“信頼できる上司”の方がいらっしゃるならその方を通して、大切なお子様とお別れしたことを、皆さんにお伝えいただくというのも一つの方法ですね。

皆さんに正しく知っていただいていれば、よけいな質問による傷つきは回避できると思いますし、ご相談者様が辛い体験を話したいと思われた時にもきちんと受け止めてくれるのではないでしょうか?

こちらが望むように皆さんに理解してもらえるかどうかわかりませんが、1人でも2人でも、ご相談者様のことを理解し支えてくださる方が、職場の中にいてくださることを祈ります。

時間をかけて、ゆっくり職場復帰・職場適応ができるといいですね。

回答者: 伊藤 美奈子

20週で人工死産をしました。人工死産したことに後ろめたさを感じたり、隠そうとする自分が情けないです。

【 ご相談内容 】

20週で人工死産をしました。私の中で、「人工」死産への後ろめたさが拭えません。
妊娠を知っていた人に、死産の報告は出来ましたが、私が決めて人工死産とした事は言えませんでした。

このサイトの掲示板、カフェ等を見て参加してみたいと思うのですが、人工死産であることに後ろめたさを感じ参加出来ません。そして自分で選んで死産したということを言えないことにも罪悪感を感じます。

胎児水腫で、11,12週の頃から元気に産まれることはないでしょうと言われていました。でも奇跡が起こるかもしれない、たとえ元気な体じゃなくてもお腹の外の世界を感じさせてあげたいから、と人工死産はしないと決めていました。

19週の頃に、医師から「この状態で生きのびた子を私は見たことありません」と言われて、自分の意思で妊娠中断を選択しました。医師は、妊娠中断を否定も肯定もしませんでした。

1人目が帝王切開のためお腹の中の子の状態によっては帝王切開になる確率が高めな事、今の状態で人工死産を選択すれば次の妊娠は確実に早く望める事(帝王切開にはならないので)中断を決めたのは、そんな理由でした。

お腹の中にいる子は19週まで頑張ったのに、その子の事を思ってではなく、次の妊娠を思って、お腹の中の子の寿命を縮めてしまいました。

妊娠中断を決めた時は、すべてを背負っていく覚悟をしていたはずなのに、今、人工死産したことに後ろめたさを感じたり、隠そうとする自分が情けないです。


【 回答 】

初めまして。お返事が遅れました。

この度は本当に大変なことになりましたね。お辛いお気持ちはまさに、はかり知れないものとお察し致します。

今は、人工死産という現実を受けいれることは難しいかもしれません。
ご相談者様ご自身、とてもご自分の判断を受けいれることはできないでしょうし、そういうご自身のことを嫌になってしまうと、今はお感じになっていると思います。

それほど大変で、お辛い状況を経験されているのです。同じ状況を経験した人であれば、たいていの人は似たように感じる、それほどの大変な状況です。
だからこそ、余計にご自分のお気持ちを人に話すことすらできなくなってしまいますよね。そしてそういうご自身のことを情けなく感じてしまうんですね。今回のことはそれほどのことなのです。

今の気持ちは、あたかも大嵐が吹き荒れるようなものかもしれません。とても厳しく、辛い大嵐で、生きるのも辛いくらいに感じられるでしょう。

そういうご相談者様から、こうしてメールを頂けたこと自体が(妙な書き方ですが)私は本当によかったと思っています。

今はとても辛くて苦しい毎日かもしれません。そういうときには、このように相談メールを(回数に限りはありますが)、送って頂くことで、今をやり過ごすことにつながるかもしれません。

もしもできそうなら、毎日のひとつひとつの生活をできるところから行っていくこともあり得るかもしれません。でも、あくまで無理のない範囲で、お願いします。

今は大嵐の最中、そう思って、静かにやり過ごすことに専念して下さい。今日やることは明日に延ばしましょう。泣きたいときは思い切り泣いて下さい。今は感情の大嵐が吹き荒れる、そういうときなのですから。

回答者: 富田 拓郎

今年の1月に生後2カ月の子供(第一子)を病気で亡くしました。孤独感や友人知人との関係に悩み心が疲弊してしまっています。お話会等は県外でないと開催されていません。

【 ご相談内容 】

今年の1月に生後2カ月の子供(第一子)を病気で亡くしました。結婚2年目で授かった待望の子供でした。死後半年達、少しずつ悲しみも穏やかになってきました。

反面、孤独感も増していきます。
友人知人との関係で悩んでいます。

時間が経ったからなのか意気揚々と出産の報告をされてこられたりするのが辛いです。
支えると言ってくれたのに連絡すらくれない友人達の事を恨めしく思うことすらあったり、そんな風に考える自分も嫌です。
話を聞いてもらいたいのに、気を使って逆に子供の事に触れてこない友人達の態度に傷つき、会いたくなくなってしまいました。
でもやっぱり寂しい…その繰り返しで苦しいです。絶対に私の気持ちは分かってもらえない、と思う気持ちもあります。

身近に話をできる天使ママさんがいればいいのですが、お話会等は県外でないと開催されていません。
この状況をなんとかしたいのですがもう何かするには心が疲弊してしまってる自分もいます。

何でもいいのでアドバイス頂けたら幸いです。


【 回答 】

はじめまして。
ポコズママの会スタッフで、12年前に41週で死産を経験したものです。専門家ではありませんが、一経験者としてお答えさせて下さいませ。

今年の1月に悲しいお別れがあったのですね。
まだ半年前の事ですが、ご自身のお身体の具合はいかがでしょうか。

生後2ヶ月でかえってしまった赤ちゃん。
その後の、友人知人の方との接し方に悩まれていらっしゃるのですね。
気持ちは行ったり来たりで、とても苦しいですよね。そんなご自分が嫌になってしまうと。
でもそれはとても自然なことではないでしょうか。
それでよいのだと思います。

赤ちゃんに対する思いは深いのに、伝える相手はもういない。そして他の誰にも話せない。理解しようとしてくれる人はいるけど、わかってくれるとは思えない。
切ないし、孤独ですよね。

でも赤ちゃんへの思いはきっと届いていると思います。
それから、時期がくれば、他にも見えてくることがあると思います。
今はご自身のすべての気持ちを受け入れ、赤ちゃんのために、悲しい時はたくさん泣いてあげてください。

ポコズママの会では少しずつ各地のスタッフで、経験者同士のお話会である「ポコズカフェ」を開催しています。
お住いの地域はどのあたりでしょうか。ポコズカフェ開催地以外でも、個別にご連絡いただければご紹介できるグループや機関などもあるかもしれません。

おひとりではないです。よろしければまたお話聞かせて下さいね。

私の回答で悲しい思いをされたら申し訳ありません。陰ながら応援しています。

回答者: ポコズママの会スタッフ

待望の第二子を妊娠しましたが、10週目の検診時に流産となりました。流産が分かった時のショックは今尚癒えることがありません。医師の許可が下りてすぐに子作りを再開しましたが気持ちや心のタイミングが揃わず、もういいやという投げやりで諦めに近い気持ちと、それでも娘に兄弟を。。という気持ちとが混在し、落ち込む日々です。

【 ご相談内容 】

1人目の娘を出産してから3年5か月、昨年末に35歳で待望の第二子を妊娠しましたが、10週目の検診時に繋留流産と告げられ、程なくして自然流産となりました。

3歳頃まで夜泣きに悩まされ、2人目を希望するも仕事や家事・育児の疲れもあって、なかなか妊娠に前向きになれない中、周りは次々に2人目を妊娠、、年齢のこともあって気持ちばかり焦り、時間だけが過ぎていた中での第二子妊娠は、やっと娘に兄弟を作ってやれると私たち夫婦は心から喜び合いましたので、流産が分かった時のショックは今尚癒えることがありません。

同じ頃、ママ友や義妹も妊娠しており、何で自分だけが、、という思いが強く、また、流産はよくあること。2人目だし。という雰囲気の中で、私だけが取り残されてしまい、人付き合いも疎遠になっている状態です。(彼女達は今月無事に出産を迎えたと聞きました。)

流産後は妊娠しやすいという話や、立ち直るには早く次の妊娠を、、と、医師の許可が下りてすぐに子作りを再開しましたが、精神的なショックからか、私の身体が行為を拒否するようになり(挿入を受け入れられない)、私たちには時期尚早だったかと時間を置くことに。
数か月たちいざとなったとき、今度は主人がEDの兆候を見せ、やはり行為ができない状態です。

先日、がん検診で婦人科を受診した際に、年齢的なことを考えると、1回の排卵はとても大事だと言われ、不妊外来の受診を勧められましたが、主人が乗り気ではありません。
気持ちや心のタイミングが揃わず、もういいやという投げやりで諦めに近い気持ちと、それでも娘に兄弟を。。という気持ちとが混在し、落ち込む日々です。

何かアドバイスを頂ければと思い、投稿しました。


【 回答 】

御相談のメールをお送りいただいたのに、お返事が遅くなり、申し訳ございません。

待望の2人目さんを亡くされた悲しみは、簡単に癒えるものではないですね・・・。

そんな苦しい中、周りのおめでたいニュースに「取り残され感」を抱き、よけいに人との関わりから身を引いてしまうというお気持ちなのですね。

一番苦しい時に、さらに自分が苦しくなる状況から少しでも遠のきたい、赤ちゃんに関することは聞きたくない、というお気持ちは、起こっても当然です。
ただ、そういう気持ちの状態そのものが苦しいですよね・・・。

お嬢様に弟か妹を、と望まれる気持ちもおありだから、よけいに焦られるのでしょう。

次のお子様をと思う気持ちがプレッシャーになって、たぶんご自身も夫様も心と身体がバラバラになった感じでしょうか・・・。ご主人様も、ご相談者様と同じくらいに、苦しみや悲しみを感じておられるのかもしれませんね。

でも、妊娠は、いろいろな要因が関わりますね。まずは、ご相談者様ご自身とご主人様の心と身体の状態が、もう少し回復されるための時間が必要かもしれませんね。

不妊治療ということになると、ますますお二人の協力も必要になりますので、まずはお二人で、お互いの気持ちを話し合う時間を取るのもいいですね。
もしそれが難しく、専門的な支援の必要を感じられるようでしたら、病院や相談機関でのカウンセリング(ご夫婦ご一緒という形もあります)を受けるのも一つの方法ですね。

回答者: 伊藤 美奈子

2ヵ月前に次女を出産後11時間で亡くしました。長女(5歳)には病気発覚後に説明しました。四十九日の法要の後から甘えが強くなり、家では私にべったりです。どう対応していくべきか分からずにいます。

【 ご相談内容 】
2ヵ月前に次女を出産後11時間で亡くしました。
妊娠22週で重度の病気が発覚し、死産することも多く、生きて産まれても短命だと説明を受けていました。私自身は少しでも生きてくれたことに感謝しています。悲しくはありますが、受け入れています。

長女(5歳)には病気発覚後に説明しました。出産後赤ちゃんにも会っています。亡くなった後は「頑張って産まれてくれてありがとう」と仏壇に向かい話していました。
幼稚園では今まで通り楽しそうに過ごしているようです。家では私に甘えてくることもありましたが、前と変わらず遊んでいました。

その後、四十九日の法要の前後から「赤ちゃんいなくてさみしい。」「お母さん、赤ちゃん元気に産ませられなかったんでしょ」と母である私にだけ度々言うようになりました。
また甘えが強くなり、家では私にべったりです。
さみしいという気持ちを共感したり、長女の気持ちを受け止めるようにしていますが、どう対応していくべきか分からずにいます。

お忙しい中申し訳ありませんが、どうぞアドバイスを宜しくお願いします。


【 回答 】

ご返信が遅くなり申し訳ございません。

「いきてくれたことに感謝」。
次女様のいのちの誕生から11時間の生涯。めまぐるしい変化をご家族が心ひとつに乗り越えて来られたことが伝わります。
いのちの尊厳を知る母として、人として、覚悟のご出産をされたことに敬意を表します。

「長女には病気発覚後に説明しました]。
これは、本当に大切なことであると思います。

半世紀以上も時代を遡りますが、私も長女様のピア(仲間)でした。
私の母は、9歳違いの妹が生まれるまで、流産や死産を繰り返していました。幼い私にもいつもとちがう出来事が起こったことはわかりましたが、詳しいことを話してくれる大人はいませんでした。
子どもに心配をかけないために、子どもにわからないことは言わない―当時は、そんな時代だったのでしょうか。

でも、いろいろな光景を覚えているのです。
あらゆる記憶が呼び覚まされ、その意味を理解できたのは、私自身が流産体験をした時でした。
母の想いに寄り添うこともできずに、何十年も生きてきたことをものすごく残念なことだと感じました。

あの頃、小さな私が聞きたかったこと、知りたかったことも、たくさんあったのではないかと思います。
ところが、私自身が自分の体験を長女に伝えてあげることが出来たのかというと、やはりできなかったのです。今から20余年前においても、流産・死産・新生児死という体験は、社会に対しても、ましてや子どもに対しても秘すべきものという通念に覆われていたのですね。

伝えること―。
この配慮があって、長女様は、「家族の一員」としてご両親様と同じ時間を生きていくことができます。「さみしい」と想いを言葉にすることができます。仏壇に手を合わせる意味もわかります。

「甘えが強くなり、家では私にべったり」
大きな出来事からまもない今、むしろ自然なお姿ではないかと感じます。
長女様の立場から見れば、「ママを守る!」ためにできることが、ママのそばにいることやママを抱きしめる(つもり)のことであるかもしれません。
長女様が自分の気持ちを素直に伝えられているということは、相談者様がそのような信頼関係を育んでこられた証だと思います。

でも、まだ語彙力も発展途上の就学前のお子様にとって、喪失の体験を語ることや哀しみの感情を言葉で伝えることは難しいことです。ママを慰めるための言葉を探すことも―。幼いお子様の言葉や行動が、相談者様の哀しみを引き出すこともあるかもしれません。

長女様のさみしさと同じように、ママの気持ちもお子様にわかる言葉で正直にお話ししてよいと思います。何かご一緒にできる日課を取り入れてもよいかもしれません。子どもなりの工夫やがんばりも認めてあげてください。
応答的な関係が、絆を深めていくことになるのではないでしょうか。

相談者様の母としての哀しみの深さと、周囲の方たちの哀しみの色合いはそれぞれ違いがあるものです。それを感じながらも、ご家族それぞれの等身大の言葉で、想いを伝えあえる―そのような関係を育むことが、お空の赤ちゃんとともに「家族」になるということではないかと思うのです。

(追伸)
心情は時間とともに変化するものですが、お子様の体調や行動に著しい変化が感じられる時や相談者様がお子様との関わりにしんどさを深められる時には、また別のアプローチや専門家の手助けも必要な状況もあるかもしれませんので、ご様子をみてご相談ください。

回答者: 田村 芳香

1ヶ月半前に8ヶ月で死産しました。上に子供が2人います。心のバランスがおかしいという自覚はあるのですが、医療機関に相談に行った方が良いでしょうか。

【 ご相談内容 】

1ヶ月半前に8ヶ月で死産しました。

身体の方は順調に回復しています。食事もできますし、眠る事もできます。上に子供が2人います。

妊娠期間中も体調の悪い事が多く、家の中は荒れ放題、なるべく手を抜くようにはしていますが、以前よりも少ない家事の量でも、集中する事ができず、なかなか終わりません。毎朝、だるくて起きる気もしないのですが、歯を食いしばって起きています。

子供の用事で人と会わなくてはならない事もあるのですが、そういう機会があると、動悸がしたり、強い不安に襲われたり、耳鳴りがしたりします。用事があって電話をかけた時も、途中でパニックになってしまい、電話をするのも怖くなりました。子供が話しかけてきても、返事をするのも億劫な時もあります。

死産してしばらくは、常に涙が出ましたし、ちょっとした事でも亡くした子供の事を思って、哀しくなりました。今は毎日、ヘトヘトで、亡くした子供の事を思い出さず、哀しくない代わりに、楽しいと思う事も嬉しいと思う事もありません。

何もかも億劫で、煩わしいと思います。常にイライラしていて爆発しそうなのに、逆にヘラヘラするようになってきました。泣いても現実が変わる訳ではないと思うと、泣いている事すら虚しく感じます。
夫は、話せば、聞いてくれますが、反応や返事はないので、絶望的な気分になる事があります。

少しでも気の晴れる事をしたいと思っても、なかなか時間が取れず、家事の合間にお酒を飲んだりしてます。

心のバランスがおかしいという自覚はあるのですが、医療機関に相談に行った方が良いレベルなのでしょうか。


【 回答 】

お返事が遅れてしまいました。申し訳ありません。
死産されたお子さまのこと、本当にお悔やみ申し上げます。
本当にお辛い日々が長く続いていらっしゃいますね。
ずっとこれが続いてしまうように思えるかもしれません。

むしろ、今はご相談者さまにとって、やや頑張りすぎになってしまっているかな、と感じました。

日常生活に影響が出ているようですので、専門医(精神科、心療内科など)に行かれてみることも選択肢のひとつかもしれません。

相性のよさそうな医師を見つけるまで、少し探すことが必要なることもありますが、ご自分にとって助けとなる人を探す機会になります。ただ単に薬の処方だけではなく、相性のいい医師は丁寧に話を聞いて、一緒に考えてくれます。そうした人の手助けがある方がいいときもあります。そうした医師を見つけられるといいかと思います。

あと、日常生活にもできれば手助けがあるといいですね。
上のお子さまは小さいのでしょうか?そうであれば、他の人がいらっしゃるといいかもしれません。そうした人に家事のお手伝いをお願いすることもひとつのやり方です。
もしお友だちがいれば、そうした人と一緒に時間を過ごすのも手です。

お酒はどうぞ、ほどほどに。
どうぞお大事になさって下さいね。

回答者: 富田 拓郎

今年6月6日22週の娘を亡くしました。情緒不安定な状態で妊娠してもお腹の赤ちゃんがかわいそうなのではないか、 死産した経験から同じようになるのではないかと考えてしまいます。どういう気持ちになった時に子供を迎え入れることができるのでしょうか。

【 ご相談内容 】

私は今年6月6日22週の娘を亡くしました。
臍帯過捻転ではないかと言われ、母体や胎児に問題があったわけではないと言われました。

私たち夫婦は元々結婚する気もあったのですがいわゆるでき婚で、私たちを結ぶために来てくれた天使だと思っています。

だからと言って前向きになれているのかと言われるとそうではなくて。
未だに思い出すと涙が溢れて来ることが多々あります。
そして夜も眠れなくなり、今はメンタルクリニックに通い安定剤と眠剤を処方されています。(グリーフケア専門などではないです)

死産から2ヶ月以上経ち、旦那とは次の子はどうしようかという話になりますが、私の気持ちの整理がつかず平行線のまま。
子供は欲しいですが、今薬を飲んでいて妊娠できるのかがわからないのでクリニックで聞いてみようと思っています。

それ以外にも不安があり、この情緒不安定な状態で妊娠してもお腹の赤ちゃんがかわいそうなのではないか、 死産した経験から同じようになるのではないかと考えてしまいます。

でも逆に妊娠すればこの子のために、子供好きの旦那をパパにするためにと気持ちが前向きになるのではないかとも思います。
他のポコズママさんたちはどうやって次の子を迎えるために頑張ろうという気持ちになれたのかが知りたいです。

私はどういう気持ちになった時に子供を迎え入れることができるのでしょうか。

【 回答 】

お嬢様を亡くされたとのこと、お悔やみ申し上げます。
22週だったのですね。気落ちされたことと思います。

ご相談内容ですが、次のお子様が欲しいのに、ご自分(女性側)とご主人(男性側)の気持ちがちぐはぐで前に進めない、ということのようですね。
6月にお子様を亡くされてまだ3か月経っていないようですし、まだ時間が必要な気がします。

全ての人が同じ経過をたどるわけではないのですが、早い人で3か月~6か月くらい、
ゆっくり経過する人では、身体とこころが回復するのに1~2年の時間が必要な場合もあります。

どういう気持ちになった時に子供を迎え入れることができるのでしょうか。」という質問もありましたが、これも人によって違うのですが、「体調も気持ちも平常になって、自然に次の子どもが欲しくなってきた」という経験者が多いように思います。明確な答えになっていないのは承知していますが、もう少し時間が必要、ということだけは言えると思います。

目には見えませんが、ホルモンの量の微妙な変化も体調、気持ちに影響します。
こちらも人によって少し経過は違いますが、22週で死産された場合、平常通りのホルモン状態に戻るのに、約6か月から1年かかる人が多いと言われています。ホルモンの変調は身体だけでなく、こころ(感情)にも影響します。こころが整わないと、それは身体に影響します。相互に影響し合う、ということです。

個人差があるので、なつきさんの場合、あとどのくらい待つと良いですよ、と明確に言えないのですが、「体調(ホルモン)も気持ちも平常になるのに、6か月から1年位かかる人が多いらしいよ」、とご主人と話し合われて、今少しの間、ゆっくり過ごされることをお勧めします。

時間の過ごし方は、自分なりでよいと思います。好きな音楽を聴いたり、散歩したり、適度の(激し過ぎない)スポーツをなさったり、美術館に出かけたり、お好みのカフェでリラックスして過ごしたり、ご主人と一緒に近場の旅行や温泉に出かけるなど、お好みでよいと思います。身体とこころが落ち着く、気分がよいと感じられることが大切だと思います。なるべくご主人と一緒に時間を過ごすことも大切です。

そうやって時間を過ごしていると、約6か月から1年後には身体とこころがの状態が整い、自然に次の子どもが欲しいと思えるのではないでしょうか。

以上、少しでも参考になったら幸いです。

回答者: 竹ノ上 ケイ子

顕微受精から繋留流産まで私は二度の顕微受精と5回目の移植にてやっと着床をしてくれました。一週間後には心拍停止。死にたいくらいツライ思いです。

【 ご相談内容 】

顕微受精から繋留流産まで私は二度の顕微受精と5回目の移植にてやっと着床をしてくれました。

それから心拍まで確認することができ、一週間後には心拍停止。8週目の事です。医師は多くは染色体異常と言われますが、初めての妊娠もあり、自宅で必要以上に安静にしたのが原因で私が死なせてしまったのだろうかと後悔してもしきれません。

今まで着床しなかったのが着床してくれたから今回こそは継続出来ると思っていた分精神的にボロボロになってしまいました。

涙が急にでます。繋留流産は言わないだけで経験された方は多いのでしょうか? 死にたいくらいツライ思いです。

でも長く生きれないと分かっても私のお腹に来てくれた数週間はとても温かかった。
妊娠を諦めかけた時に着床した事、私でもまだ妊娠できるんだよって命をかけて来てくれた事、ありがとうって伝えます。


【 回答 】

二度の顕微受精と5回目の移植にてやっと着床したお子様を亡くされたとのこと、きっとこころもからだも大変だったことでしょう。
精神的にボロボロになられるのもわかる気がいたします。お悔やみを申し上げたいですが、ことばもみつからないほどです。

「自宅で必要以上に安静にしたのが原因で私が死なせてしまったのだろうか」とお悩みのようですが、そうではないように思います。もし、
安静にしていなかったらそれはそれで後悔されたかもしれませんしね。明確な理由はわからないことの方が圧倒的に多いです。

「繋留流産」ですが、流産の理由などとはあまり関係なく、時間的に赤ちゃんが亡くなってすぐには外に出てこなくてしばらくお腹の中にいた(診断を受けた時点で赤ちゃんは亡くなっていてお腹の中にいる)ということを示すことばです。正確な頻度は知りませんが、そんなにめずらしいことではないと思います。

いずれにしても、n.o.さまの責任ではない、ということが申し上げたいことです。

人生の中で子どもをもつためにたくさんの努力をなさって苦悩を味わってこられたこと、軽々しく言えませんが、時間が癒やしてくれる部分も多いと思います。
この人の子どもが欲しいと思ってこられた大切なご主人さまとの時間を大切になさってゆっくりお過ごし下さい。

子どもがいてもいなくても、n.o.さまもご主人さまもかけがえのないお二人です。くれぐれもご自分自身をご主人さまを大切になさって下さい。

相談者: n.o 様
回答者: 竹ノ上 ケイ子

旦那さんが海外赴任をしており、やっと先月授かったのですが7週で先週赤ちゃんが出てきてしまいました。また赤ちゃんは戻ってきてくれるでしょうか。

【 ご相談内容 】

旦那さんが海外赴任をしており、結婚して一年半、排卵日付近を狙って3ヶ月に1回ペースで私が出向いておりました。

病院にも通いながらピルで行く日に排卵日をずらしたりして、やっと先月授かったのですが7週で先週赤ちゃんが出てきてしまいました。
毎月チャンスがあるわけではないので、赤ちゃんにプレッシャーがかかってしまったのかと思って反省しております。
病院ではお母さんが心配し過ぎてるのが伝わるんだから、しっかりして!!と言われております。
また赤ちゃんは戻ってきてくれるでしょうか。

【 回答 】

はじめまして。ポコズママの会スタッフです。
ようやく赤ちゃんが授かったのに、7週で赤ちゃんとお別れしなくてはならなかったのですね。赤ちゃんを亡くされた悲しみとともに、赤ちゃんが来てくれるためにたくさんの時間やいろいろなことを犠牲にされてこられた事を思うと、おかけする言葉も見つかりません。

限られた可能性の中でご夫婦で力をあわせてこられたこと。そして、小さな命がたとえ短い間でも宿ってくれたこと。意味のないことなんてきっとないと私は信じています。
けっしてプレッシャーがかかったことが原因ではないはずです。心配することは当然ですよね。自分たちの大切な赤ちゃんですもの。
赤ちゃんが来てくれたことを想い、自分のありのままを気持ちを受け入れて、悲しい時辛いときは涙を流してもいいと思います。これからのために、どうぞ今を大切にして下さいね。
良かったらまたお話聞かせて下さい。同じ体験者として心から応援しています。

相談者: 月 様
回答者: ポコズママの会スタッフ

9月19日に、2回目の流産をしました。この悲しさと苦しさは、言葉に表すことが出来ません。どうしたらこの苦しみから抜け出せるのでしょうか?

【 ご相談内容 】

9月19日に、2回目の流産をしました。
最初の流産は、6週過ぎても心拍が確認できず手術になりました。今回は、心臓の動きが見えて、少し安心していた矢先の流産でした。

この悲しさと苦しさは、言葉に表すことが出来ません。

37歳という年齢的にも焦りを感じてしまいます。
何がいけなかったのか、どうして産んであげられなかったのか…。
また授かることが出来るだろうか。でも、もしまた流産してしまったら…。
不安と悲しみから抜け出すことが出来ません。
色んな人の優しい言葉が、余計に辛くてたまりません。
どうしたらこの苦しみから抜け出せるのでしょうか?

年齢的に、卵子の老化や、染色体異常が起こる確率も高くなっているから、2度も流産してしまったのなら、もう一度妊娠できたとしても、また同じように私の元から居なくなってしまうんじゃないか…。
不安でしかたありません。
どうか、アドバイスをお願いします。

【 回答 】

はじめまして。ポコズママの会スタッフで、同じく37歳の時はじめて授かった赤ちゃんを空へ返したものです。
今回は2回目の流産とのこと、さぞ気落ちされたことと思います。不安な中で心拍も確認し、こんどこそと思われていたお気持ちを思うとほんとうに言葉もありません。

年齢的なことを考えるととても苦しいですよね。先の見えない不安や、優しい言葉も辛く感じてしまうこと、とてもよくわかるような気がします。
私はその頃、ネットでいろいろなことを調べては落ち込んでいました。自分で自分を追いつめていたように思います。でも、それも仕方のないことだと思います。当時も精一杯がんばっていたのですから。

不安なお気持ちを同じ体験者として話を聞くことしかできませんが、ひとりではないです。
短い間でしたが、やってきてくれて赤ちゃんを想い、苦しくなったらまたどうぞお話を聞かせて下さいね。
流産されたばかりでお身体も心配です。どうぞこれからのために、ご自身も大切にして下さいね。

相談者: まる1015 様
回答者: ポコズママの会スタッフ

私には3人年子の子供が居ます。 先日4人目を12w5dで原因不明の大量出血で進行流産に変わり子供を亡くしました。その時の医者の対応について凄く腹ただしい対応だったのです。

【 ご相談内容 】
はじめまして。
京都の病院での出来事です…どうか話しだけでも聞いて下さい。

私には3人年子の子供が居ます。 先日4人目を12w5dで原因不明の大量出血で進行流産に変わり子供を亡くしました。その時の医者の対応について凄く腹ただしい対応だったのです…。
もちろんこの週数では何も出来ない事は充分分かっています。

5日の朝に出血して慌てて病院に向かいました。着いてから15分くらいに診察してもらい内診しました。その時はすでに大量出血だったので私は覚悟してました。腹痛もありました。
ですがエコーしたら赤ちゃんは2週間前の検診より順調に成長していて元気に動きまくっていました。

子宮からの出血ではない。子宮口も問題無いしどこからの出血か分からないから出血が止まるまで入院して下さい。と言われ入院しました。
朝の10時頃に病室に行きましたが看護婦から先生の指示が無いから何も出来ないのですが…
とりあえず安静にしていて下さい。と言われ横になっていましたがタラタラ流れる血…。シーツを何回も変えるくらいの出血でした。 腹痛も酷くなり看護婦に陣痛だと言っても先生に言ったが忙しいからまだ診察出来ないと言われひたすら耐えてました。

その後に当直だった先生が来て内診しました。
すると開き始めてるから張り止めの点滴をする言われしました。
もう1人の先生が来て縛る手術をしたらどうだ?と言われてましたが週数が足りない。オペ室が空いてない。人手が足りない。など言ってました。オシッコの管も付けてベッドに戻され今の私の状態も説明されずに病室に放置されました。

だんだんと痛みが増して来てヤバイと思った瞬間に破水しました。
その時にやっと主治医が来て処置室に連れて行かれ台の椅子に座る為に車椅子から立ち上がった瞬間に赤ちゃんが出て来てしまいました。
私は泣き叫びながら何か出た。赤ちゃんが出た。言っても看護婦は大丈夫!!大丈夫!!と言いながらズボンと下着と一緒に赤ちゃんを雑にクルクルまかれゴミ袋に入れられました。

先生は何も無い子宮をエコーしながら赤ちゃんが見えない。など言ってました。私が赤ちゃんはもう…と言いかけたら看護婦がゴミ袋からガサガサして赤ちゃんを見つけ先生!ありました~!!って連れて来ました…。

そんな扱いありますか?
ありました~って…私の子供です。人間です…。

その後に胎盤を出すので処置します。と言われ病室に行きましたが家族には何の説明も無し。家族に私から死産した事を説明しました。
しばらく待たされ処置します。と言われ処置室に行きました。準備されて酸素マスクを付けた瞬間に眠くなりますよ~と言われ前身麻酔で処置されました。説明が一切無く凄い怖かったです。
病室に戻される移動途中にセレマが来ますので説明聞いて下さい。と言われました…。

病室に着いたらすぐ主治医が来て全て終わってから色々と説明されました。
最初の出血は分からなかった。陣痛が始まってしまったから今の週数では何も出来ない。原因は不明だが進行流産です。死産届け出しますので届け出して火葬をして下さい。と言われました。

旦那は切れてしまいなぜ何も説明無いまま今頃現れて死産届けの話しをして来て…今まで指示も出さないで説明もされないでどう言う事だ?と聞いたら人手が足りず忙しかった。この週数では助からない。出血が止まらなかったから仕方ない。これだけでした…。

死産後の私に対する扱いが本当に雑でこの病室は妊婦さんだけだから部屋を移動してくれと言われ移動されました…。
まだまだ酷い事たくさんされたので2日で帰って来ました…。

流産、死産した方の対応ってこの病院は普通ですか?と言うか産婦人科医はこれが普通なのですか?
また原因不明の出血から進行流産に変わりますか?

私は3人も出産してて切迫早産で入院したり妊娠糖尿だったり実母の難産でトラブル続きの妊婦時代とか間近で見てたしそこらの妊婦よりは妊娠、出産の事は分かってるから今回だって諦めて覚悟決めて…。
前回の検診でも順調で流産の傾向も無いから出産まで頑張ろうね!なんて先生にわれてたので…急に出血だから頭パニくりましたがすがる思いで助け求めに病院行ったら原因不明だけど流産に繋がる出血では無い。
赤ちゃん元気だよ言われたのに…出血止まらないと流産に繋がるから入院して下さい。って…安心したのに…何もしないで…看護婦にこれ陣痛だよ?今産まれたらさ…って言ったら12週だから死産ですね。って…。

少しでもお腹に居て欲しくてせめて入院の用意を取りに行ってくれた旦那が戻って来るまで居て欲しくて痛みに耐えて…出産の痛みなら全然余裕なのに…あの痛みは凄く痛かった。私が産んだから亡くなってしまった。

病院側の人の子をゴミ扱いして謝罪無し。言い訳。嘘付いて開き直る態度、逆ギレ。死産後の酷い扱い。全て許せない。それに流産の理由の説明無いし。

糖尿病で私はインスリン持ってるんですが…1本2本打ったら確実に死にます死のうと思って20単位打ってから我に帰った時に旦那に電話しに行って出てくれたから良かったけど…もし出てくれなかったらきっと死んでたと思う。子供達居なかったら…きっと死んでたよ…。
私が産み落としてしまってゴミ扱いされたんです…こんな対応酷過ぎです…。

確かに4人とか大変だけど来てくれたんだもん…
兄弟居るし姉妹欲しくて妊娠分かった時嬉しかったし旦那と11ヵ月離れた双子だよ!もう笑うしか無いよね~なんて言いながら…。

今回は赤ちゃんは順調だったから余計に辛くて…。
病院側の人の子をゴミ扱いして謝罪無し。言い訳。嘘付いて開き直る態度、逆ギレ。
死産後の酷い扱い。全て許せない。それに流産の理由の説明無いし。
だって産み落としてしまってゴミ扱いされたんです?こんな対応酷過ぎです…。

今回は赤ちゃんは順調だったから余計に辛くて…。後期流産って3%の確率…。その3%に入ってしまったから悔しくて…。外出歩くと気にして無いのに妊婦ばかり見付けてしまって…。歩いてる時にお腹さすったり…。うつ伏せに寝転がってももう旦那に怒られない…。

3人の子供達居るからしっかりしないとダメだし。

戻って来ないけど…親としてきちんとハッキリさせてあの子に謝って欲しい。

許せないけどあの子にはちゃんと謝って欲しい。

ちゃんとして貰わないと絶対嫌です。今は旦那や子供達が居るからまだ救われるます。
でもちょっとした事でまたいつキチガイになるかわかんない…。夜が凄い怖い…。寝ればあの時の場面ばかり…。もう居ないんだ…って叩きつけられる現実。頭痛くてめまいばかりです…。

旦那が居なかったら今私は生きてないし…。子供達の存在も大きいです。
1人になると息が出来ないくらい大泣きしてどうしたらいいか分からなくなります。


【 回答 】

お返事が遅れまして、本当に申し訳ありません。

お気持ちが本当に辛く、あまりに苦しい思いなのであろうと読ませて頂きながら、胸が張り裂けそうになりました。

あり得ないほどの悲しいご経験、本当に死にたくなってしまいますよね・・・
よく、そのことをここに書いてくださいました。そうお感じになることはこれほどのご経験であれば、無理もないことと思っています。

今は私が何をお伝えしても、どんな言葉で書いたとしても、
jamままさんにとっては理解することが難しいかもしれません。
私もどうお返事を書こうかと、ずっと考えて続けて、未だに答えが出ないまま、ここに書き続けています。

知り合いの医療関係者に聞いたところ、jamままさんのようなことは稀にみられるケースだそうです。ただ配慮という点では、今回のjamままさんの受診された病院のスタッフのおこないは、人として、配慮の足りない、心ない扱いだとも話していました。

それでもjamままさんのお辛い気持ちは、jamままさん自身のものです。そのお気持ちがこれからどうなるか、今は、私にはなにもわかりません。

でもここにメールを送って頂き、ご相談頂いたことに、なにか大きな「意味」のようなものがあるのかもしれません。どんな「意味」かは、私もまだわかりませんが。

もしお気持ちがどうなるにせよ、またここのHPにお越し下さり、そして何かを残して頂ければ、大変嬉しく思います。なにより、このHPにたどり着き、メールを送って頂いたことは、本当に賢明なご判断だったと、私は信じています。

なによりも病院の対応は配慮がなかったと、私も思います。そしてそのことに深く傷ついたということですね。

今は嵐が過ぎるのを待つように、お気持ちの流れのままに過ごして下さい。これしか書けずに、本当にごめんなさい。

お気持ちの流れが少しでもjamままさんご自身にとって安らかになりますことを、祈り願っております。

 

相談者:jamまま 様
回答者:富田 拓郎

1年半前に25週目で女の子を死産をしました。生活環境を変え、2ヶ月前に妊娠が出来ました。でもまた6週目で流産しました。彼にわかってもらえない辛さ、とても孤独です。

【 ご相談内容 】
はじめまして
現在40歳で海外に住んでいます。

1年半前に25週目で女の子を死産をしました。原因は不明です。その時にお付き合いしていた方とは考え方のズレもあり、お別れしました。

死ぬ程辛かったのですが、何とか 生活環境を変え、仕事を変え、新しい出会いもあり2ヶ月前に妊娠が出来ました。でもまた6週目で流産しました。

死産から1年以上が経ちだいぶ回復してきていたのに、流産をした事で鬱病みたいな状態です。
6週目の流産だったので、彼から感じるのは残念だったという気持ちだけです。
私は1度目に死産、頑張って環境を変えたのに2度目は流産で心が壊れてしまいました。

海外に住んでいる事もあり家族や親友にも会えず、彼には気持ちがわかってもらえず、とても辛いです。

ただでさえ人に会うのが辛いのに、彼の従姉妹夫婦が1泊で3歳の女の子を連れてうちに泊まりたいと言ってるそうです。聞いただけで動悸がしてきました。

目の前には幸せそうな若い夫婦と3歳の女の子、手に入らなかった光景を見るのが苦しくてしょうがなくなりそうなので今回は断わってもらえないか彼に頼んだのですが、嫌な顔をされました。
彼にわかってもらえない辛さ。。とても孤独です。
どうしたら良いのかわかりません。
もし宜しかったらアドバイスをお願い致します。


【 回答 】

caramelさん、このたびはメールありがとうございました。

おつらい気持ちをこのように書いてくださいましたことに、改めて
敬意と感謝を表したいと存じます。本当によく書いてくださいました。

文面を拝見していて、「一度だけでなく、二度までも・・・」という
お気持ちが切々と伝わって参りました。なんと書けばよいのか、
どんなお返事を差し上げたらよいのか、本当にわかりません。

お子様を亡くされるというのは、言葉にできないほどの体験です。
この悲しみをこちらに書いて頂いたことは本当に大きな意味があるの
であろうと感じています。もちろん、それで何かが変わるということでは
ないのですが・・・

今はお友だちに会うのもおつらいことかと存じます。さらに他の子どもの姿を
みたり、話を聞いたりするだけでもしんどくなるかもしれません。このことを
ご主人さまが理解できないとなると、なおさらつらさが増しますね・・・どんな
言葉でもかけることが難しくなります。同時に、こういうご経験を(しかも
二度も)されたとなれば、孤独感をいっそう感じやすくなります。

覚えていて欲しいのは、今の気持ちがずっと続くわけではありません。
もし少し気持ちが落ち着いたら、どなたか理解してもらえる方に今の
ご経験を話してもいいかもしれません。あるいは、少し気晴らしをすることも
できるかもしれません。

今はいわば、大嵐吹きすさぶ真っ暗闇の中です。この雨が、この真っ暗な
闇夜が、これからもずっと続くように感じてしまうかもしれません。それほどの
ご体験だったのです。まずそうしたご体験であったことを、ここで改めて
知って頂ければと思います。

雨や闇は晴れるときが来ます。落ち着きはいつか、来ます。そう信じて
頂きたいと思います。もしそれでもつらさが増すようであれば、こうした
メール相談をつかっていただいたり、お近くにもしグリーフカウンセリング
などの支援リソースがありましたら、使って頂ければと思います。

この程度のお返事しかできずに本当に申し訳ありません。

お気持ちがいつの日か、穏やかになる日が来ますことを
心より静かに願っております。

相談者: caramel 様
回答者: 富田 拓郎

39週で死産しました。上に二人男の子がいて、3人目は待望の女の子でした。いつくらいから元気になれるでしょうか?また周りの知人や友人と少し距離をおいても大丈夫でしょうか?

【 ご相談内容 】

39週で死産しました。上に二人男の子がいて、3人目は待望の女の子でした。
へその緒が首と足、両方に巻きついていたのが原因みたいです。

痛みに弱いので一人目は、無痛分娩でした。
二人めも無痛分娩の予定でしたが、陣痛が始まってから1時間で産まれてしまい麻酔が間に合いませんでした。なので今回は自然分娩の病院にしました。

38週まではへその緒も巻きついておらず、陣痛を待つだけでした。39週の検診で首にへその緒が巻きついているが、たいていはそのまま産まれるので大丈夫と言われました。
心配だったので、促進剤を使うか帝王切開で出して下さいと頼みましたが断られました。
色々調べてみてもほとんど大丈夫みたいでしたが、少し悪い予感がしたので、計画無痛分娩をやっている病院を調べ、39週で転院することを決めました。

転院先の病院でも、首にへその緒が巻きついているが、大丈夫です。ですが経産婦なので今回は早めに出しても大丈夫ですと言うことで、検診の2日後に計画無痛分娩する予定になりました。
2日後の分娩日当日、確かに朝から胎動を感じませんでしたが、病院に8時到着予定だったので、あまり気にしていませんでした。病院に着いてから、分娩監視装置をつけようとしましたが・・・心拍が見つからず、残念ながら・・・と言われました。

2日前まで心拍も確認でき、前日までは元気に動いていました。
自分は痛みに弱いくせに、なぜ最初から計画無痛の病院を選ばなかったのか。
よりによって、自然分娩を推奨する病院を選んだのか?3人目と言うことで油断していたのです。

産後3日ですが、お腹はもうぺったんこで丸で自分が別人のようです。
産まれてきた赤ちゃんは、普通の赤ちゃんと変わらない大きさでまるで眠っているようでした。
なぜ泣かないのだろう、これは間違いで今にも泣くのではないか、そんなことばかり考えていました。

今回の妊娠で上の子二人にも色々と我慢させてしまいました。なのに全く無駄だったのです。
子供たちは心配して、私の頭を撫でたり優しくしてくれますが、どう接していいか分かりません。優しくされると泣いてしまいます。
泣いてばかりの母親で、子供たちは精神的におかしくならないでしょうか?5才ともうすぐ3才という年齢です。

ママ大丈夫だから泣かないでって。子供たちだけでなく、友達や知り合い、ママ友に会うのも辛いです。相談が長くなりすみません。いつくらいから元気になれるでしょうか?また周りの知人や友人と少し距離をおいても大丈夫でしょうか?宜しくお願いします。


【 回答 】

ふわふわ様

返信が遅くなりました。お待たせしてしまい、大変失礼致しました。
メールではなく、ふわふわ様が傍らにいらっしゃれば、「どれほど泣いても良いですよ、安心してお空のお子様とお話ししてください」とお声をかけて差し上げたいと思いました。
そう、言葉にならない哀しみの真只中にいらっしゃるのですから、涙が溢れるのは自然なことです。
「どうして?」「なぜ?」「一体何が起こったの?」と問い続けることも、「あの時、ああしていれば」と思いめぐらすことも、当然のこと―。
ふわふわ様は、感情の洪水のような日々をお過ごしになられていることでしょう。
ふだんの暮らしを続けながら、ご自分の気持ちを保っていくことは、本当にお辛いですね。

>今回の妊娠で上の子二人にも色々と我慢させてしまいました
日頃、ふわふわ様がなさっていることはできなかったので、ご家族が我慢することもあったかもしれません。でも、お子様たちがパパや周囲の人と一緒に乗り越えて来られたとしたら、とてもチカラのあるお子様たちだなぁと私は感心してしまいました。お子様たち頑張ってくれましたね。

>子供たちは心配して、私の頭を撫でたり 優しくしてくれます
まあ! なんて優しいお子様たち。日常のふわふわ様の優しい接し方が伝わってくるようです。
ママと一緒に哀しみ、ママのために自分たちができることを一所懸命なさっているのですね。
5才、3才―まだ小さなお子様たちですが、ひとりの人間としてのこころが育っていらっしゃることに敬服しています。
ふわふわ様は、本当にこころを込めてお子様を育て、家庭を育んでこられているのですね。

>優しくされると泣いてしまいます。
泣いても大丈夫ですよ。お子様たちは、涙からもたくさんのことを受けとめていらっしゃることでしょう。
気持ちが言葉になるようになった時は、そのまま伝えて差し上げてください。

>泣いてばかりの母親で、子供たちは精神的におかしくならないでしょうか?
まさかこんなことが…。
このたびの出来事は、ふわふわ様とご家族みんなの体験です。
ママ、パパ、上のおにいちゃん、下のおにいちゃん―。
ひとりひとりがそれぞれの立場で出来事を受けとめ、感じていらっしゃると思います。
哀しい出来事を受け入れていくことは、それぞれが大変なことです。
通園をされている幼稚園の先生や周囲の人のご協力をいただきながら、お子様たちのご様子を見守ることも大切にしてください。

>友達や知り合い、ママ友に会うのも辛いです。
>また周りの知人や友人と少し距離をおいても大丈夫でしょうか?
「少し距離を置いたほうが―」と考えたり、「相談メールを送ること」等、ふわふわ様はご自分の感情を受けとめようとするチカラのある方です。
赤ちゃんとの早すぎるお別れは、母親は胎児と一心同体ですから、からだからも、こころからも、哀しみが湧き出してくるような、ひりつくような辛さがあると感じます。このような体感は、体験した人だけが伝わりあえるものかもしれません。
ですから、周囲の人が思いやりをもってどのような言葉をかけても、ポッカリ空いた空洞をなかなか満たしてはくれないかもしれません。
哀しみにも「季節」があるように思います。今は、嵐の時期といっても過言ではありません。
ご自分が感じる距離感を大切になさってください。

>全く無駄だったのです。
まさかこんなことが…。
思い描いたこととは、全く別の出来事に直面されたのですから、「全く無駄だった」というお気持ちに包まれることでしょう。
今回のメールでお聞かせくださった39週の健診からの日々―、本当に壮絶な時間でしたね。
ふわふわ様は、胎内のお子様をいのちの危機から救い出すために、最善のことを尽くされました。
今は、「なぜ」「どうして」という想いは消えることはないかもしれません。
お空のお子様との39週の日々のことを機会があるごとに、ご家族や同じ体験をされた方とお話になられてください。
何度でも―。
お子様のいのちのおはなし、お子様を思うこころ―私は、相談メールというご縁をいただき、ふわふわ様のご体験をお聞きすることができ、たくさんの学びをいただくことができました。同じ体験をされる方にもお伝えしてまいりたいと思います。お子様のいのちが教えてくださったことです。ありがとうございました。

>いつくらいから元気になれるでしょうか?
今、ごはんは食べられますか? 眠れていますか? 動くことはしんどいですか?
まずは、ご自分のからだとこころの声を聴いてあげてください。
もし、「まあまあ、大丈夫」でしたら、これが今の元気レベルと受け入れてみてください。
「万事順調の時の○%だけど、大丈夫?」と、これまでとは異なるペースに戸惑われるかもしれません。
39週、3人目のお子様と共に過ごされ、安全な出産のために医療機関を探し、掛け合い、出産をされ、同時にお子様とのお別れをするという壮絶な体験がふわふわ様の人生に重ねられたのです。
今は、ゆっくりとからだとこころを休める時期かもしれません。
そうはいっても、家事や育児というふだんの暮らしから逃れられる訳でもありません。
でも、辛い時は、逃れてください。
辛さのために家事や育児も負担に感じる時には、他の人のチカラを借りることも考えてよいと思いますし、ふだんなら「手抜き」と思われることも取り入れて良いのです。
それは、これからも元気に、自分らしく生きるため―。
よかれと思う工夫はどんどんアップデートしてよいのでは?

お空のお子様をご家族の皆様と、愛しく愛しく思い続けてください。
そして、お別れの哀しみもまた―。
ひとりで抱えきれない時は、辛いことを辛いと言える場所で語り続けてください。
いつまで続いても大丈夫です。また、時と共に淡い想いになっても大丈夫です。
ふわふわ様がお空のお子様を思うこころに変わりはありません。

相談者: ふわふわ 様
回答者: 田村 芳香

39週で死産しました。いつくらいから元気になれるでしょうか?また周りの知人や友人と少し距離をおいても大丈夫でしょうか?

【 ご相談内容 】
39週で死産しました。
上に二人男の子がいて、3人目は待望の女の子でした。
へその緒が首と足、両方に巻きついていたのが原因みたいです。

痛みに弱いので一人目は、無痛分娩でした。二人めも無痛分娩の予定でしたが、陣痛が始まってから1時間で産まれてしまい麻酔が間に合いませんでした。なので今回は自然分娩の病院にしました。38週まではへその緒も巻きついておらず、陣痛を待つだけでした。
39週の検診で首にへその緒が巻きついているが、たいていはそのまま産まれるので大丈夫と言われました。

心配だったので、促進剤を使うか帝王切開で出して下さいと頼みましたが断られました。
色々調べてみてもほとんど大丈夫みたいでしたが、少し悪い予感がしたので、計画無痛分娩をやっている病院を調べ、39週で転院することを決めました。転院先の病院でも、首にへその緒が巻きついているが、大丈夫です。

ですが経産婦なので今回は早めに出しても大丈夫ですと言うことで、検診の2日後に計画無痛分娩する予定になりました。2日後の分娩日当日、確かに朝から胎動を感じませんでしたが、病院に8時到着予定だったので、あまり気にしていませんでした。
病院に着いてから、分娩監視装置をつけようとしましたが・・・心拍が見つからず、残念ながら・・・と言われました。

2日前まで心拍も確認でき、前日までは元気に動いていました。
自分は痛みに弱いくせに、なぜ最初から計画無痛の病院を選ばなかったのか。
よりによって、自然分娩を推奨する病院を選んだのか?3人目と言うことで油断していたのです。

産後3日ですが、お腹はもうぺったんこで丸で自分が別人のようです。産まれてきた赤ちゃんは、普通の赤ちゃんと変わらない大きさでまるで眠っているようでした。
なぜ泣かないのだろう、これは間違いで今にも泣くのではないか、そんなことばかり考えていました。

今回の妊娠で上の子二人にも色々と我慢させてしまいました。なのに全く無駄だったのです。
子供たちは心配して、私の頭を撫でたり優しくしてくれますが、どう接していいか分かりません。
優しくされると泣いてしまいます。
泣いてばかりの母親で、子供たちは精神的におかしくならないでしょうか?
5才ともうすぐ3才という年齢です。ママ大丈夫だから泣かないでって。
子供たちだけでなく、友達や知り合い、ママ友に会うのも辛いです。

相談が長くなりすみません。
いつくらいから元気になれるでしょうか?
また周りの知人や友人と少し距離をおいても大丈夫でしょうか?宜しくお願いします。

【 回答 】

ふわふわ様

返信が遅くなりました。お待たせしてしまい、大変失礼致しました。
メールではなく、ふわふわ様が傍らにいらっしゃれば、「どれほど泣いても良いですよ、安心してお空のお子様とお話ししてください」とお声をかけて差し上げたいと思いました。
そう、言葉にならない哀しみの真只中にいらっしゃるのですから、涙が溢れるのは自然なことです。

「どうして?」「なぜ?」「一体何が起こったの?」と問い続けることも、「あの時、ああしていれば」と思いめぐらすことも、当然のこと―。
ふわふわ様は、感情の洪水のような日々をお過ごしになられていることでしょう。
ふだんの暮らしを続けながら、ご自分の気持ちを保っていくことは、本当にお辛いですね。

>今回の妊娠で上の子二人にも色々と我慢させてしまいました
日頃、ふわふわ様がなさっていることはできなかったので、ご家族が我慢することもあったかもしれません。でも、お子様たちがパパや周囲の人と一緒に乗り越えて来られたとしたら、とてもチカラのあるお子様たちだなぁと私は感心してしまいました。
お子様たち頑張ってくれましたね。

>子供たちは心配して、私の頭を撫でたり 優しくしてくれます
まあ! なんて優しいお子様たち。日常のふわふわ様の優しい接し方が伝わってくるようです。
ママと一緒に哀しみ、ママのために自分たちができることを一所懸命なさっているのですね。
5才、3才―まだ小さなお子様たちですが、ひとりの人間としてのこころが育っていらっしゃることに敬服しています。
ふわふわ様は、本当にこころを込めてお子様を育て、家庭を育んでこられているのですね。

>優しくされると泣いてしまいます。
泣いても大丈夫ですよ。お子様たちは、涙からもたくさんのことを受けとめていらっしゃることでしょう。
気持ちが言葉になるようになった時は、そのまま伝えて差し上げてください。

>泣いてばかりの母親で、子供たちは精神的におかしくならないでしょうか?
まさかこんなことが…。
このたびの出来事は、ふわふわ様とご家族みんなの体験です。
ママ、パパ、上のおにいちゃん、下のおにいちゃん―。
ひとりひとりがそれぞれの立場で出来事を受けとめ、感じていらっしゃると思います。
哀しい出来事を受け入れていくことは、それぞれが大変なことです。
通園をされている幼稚園の先生や周囲の人のご協力をいただきながら、お子様たちのご様子を見守ることも大切にしてください。

>友達や知り合い、ママ友に会うのも辛いです。
>また周りの知人や友人と少し距離をおいても大丈夫でしょうか?
「少し距離を置いたほうが―」と考えたり、「相談メールを送ること」等、ふわふわ様はご自分の感情を受けとめようとするチカラのある方です。
赤ちゃんとの早すぎるお別れは、母親は胎児と一心同体ですから、からだからも、こころからも、哀しみが湧き出してくるような、ひりつくような辛さがあると感じます。このような体感は、体験した人だけが伝わりあえるものかもしれません。
ですから、周囲の人が思いやりをもってどのような言葉をかけても、ポッカリ空いた空洞をなかなか満たしてはくれないかもしれません。
哀しみにも「季節」があるように思います。今は、嵐の時期といっても過言ではありません。
ご自分が感じる距離感を大切になさってください。

>全く無駄だったのです。
まさかこんなことが…。
思い描いたこととは、全く別の出来事に直面されたのですから、「全く無駄だった」というお気持ちに包まれることでしょう。
今回のメールでお聞かせくださった39週の健診からの日々―、本当に壮絶な時間でしたね。
ふわふわ様は、胎内のお子様をいのちの危機から救い出すために、最善のことを尽くされました。
今は、「なぜ」「どうして」という想いは消えることはないかもしれません。
お空のお子様との39週の日々のことを機会があるごとに、ご家族や同じ体験をされた方とお話になられてください。
何度でも―。
お子様のいのちのおはなし、お子様を思うこころ―私は、相談メールというご縁をいただき、ふわふわ様のご体験をお聞きすることができ、たくさんの学びをいただくことができました。同じ体験をされる方にもお伝えしてまいりたいと思います。お子様のいのちが教えてくださったことです。ありがとうございました。

>いつくらいから元気になれるでしょうか?
今、ごはんは食べられますか? 眠れていますか? 動くことはしんどいですか?
まずは、ご自分のからだとこころの声を聴いてあげてください。
もし、「まあまあ、大丈夫」でしたら、これが今の元気レベルと受け入れてみてください。
「万事順調の時の○%だけど、大丈夫?」と、これまでとは異なるペースに戸惑われるかもしれません。
39週、3人目のお子様と共に過ごされ、安全な出産のために医療機関を探し、掛け合い、出産をされ、同時にお子様とのお別れをするという壮絶な体験がふわふわ様の人生に重ねられたのです。
今は、ゆっくりとからだとこころを休める時期かもしれません。
そうはいっても、家事や育児というふだんの暮らしから逃れられる訳でもありません。
でも、辛い時は、逃れてください。
辛さのために家事や育児も負担に感じる時には、他の人のチカラを借りることも考えてよいと思いますし、ふだんなら「手抜き」と思われることも取り入れて良いのです。
それは、これからも元気に、自分らしく生きるため―。
よかれと思う工夫はどんどんアップデートしてよいのでは?

お空のお子様をご家族の皆様と、愛しく愛しく思い続けてください。
そして、お別れの哀しみもまた―。
ひとりで抱えきれない時は、辛いことを辛いと言える場所で語り続けてください。
いつまで続いても大丈夫です。また、時と共に淡い想いになっても大丈夫です。
ふわふわ様がお空のお子様を思うこころに変わりはありません。

相談者: ふわふわ 様
回答者: 田村 芳香

一週間前に20週で赤ちゃんを死産しました。どうしたらいいのかわかりません。また、次の妊娠に向けて意見にバラつきがあり混乱しています。

【 ご相談内容 】

一週間前に20週で赤ちゃんを死産しました。
家族旅行に行った先での出来事です。
夜中に軽い腹痛が始まり不安でしたが検診で順調と言われていたことと安定期に入っていたので我慢することにしました。

ですがいっこうに痛みがひかず本当は病院に行きたかったのですが旅先で病院に行くまで二時間はかかるのと主人がお酒を飲んでいたので身動きがとれませんでした。
その後痛みが激しくなり旅館で赤ちゃんが出てしまい救急搬送となりました。

 入院中、主人が会社を休み献身的に付き添ってくれ上の子の面倒をみてくれました。
感謝をしているのですがあのときもしお酒を飲んでなかったらすぐに病院行けたのにと思ってしまう自分がいます。
どうしても自分の苛立ちをぶつけてしまいます。

また、退院後かかりつけの病院に受診した際に医師から笑いながら軽く大変だったねー!と言われ非常に傷つきました。
そのときも主人は一緒に居たのになにも言ってくれず悲しかったです。
主人にそばにいてほしいけど夜になればグーグー寝ている姿お酒を飲んでいるのをみるとどうしても腹が立ってしまいます。
どうしたらいいのかわかりません。

また、次の妊娠に向けてのことなのですが入院先の先生は1年は空けたほうがいいと言うのですがかかりつけの先生は春ぐらいには妊娠しても大丈夫とかなり意見にバラつきがあり混乱しています。

【 回答 】

みはるん様

みはるんさん、初めまして。
私もみはるんさんと同じく娘を亡くしました。
週数は21週なのでみはるんさんと同じくらいの時期になります。

まずはお体の具合はいかがでしょうか?
残念なお産になってしまっても産後であることに変わりはないので、まずはお体ご自愛くださいね。

ご主人に対する気持ち、私も痛い程わかります。本当にやるせなくて切なくて、一番理解してほしい人にわかってもらえないつらさ。抱えきれない思いをきっと抱えておられることと思います。

私の場合は流死産後の主人の心無い発言にとても傷つきました。なかなか日常に戻れない自分にとって、赤ちゃんの話ができる唯一の人なのにその話さえさせてもらえなくてとても不信感を覚えました。この人にとって赤ちゃんが亡くなったことはそれ程大したことではないのだろうか、、、そんな風にさえ思いました。

みはるんさんのおっしゃる通り、グーグー寝ていたりお酒を飲んでいる姿を見るとイライラしてしまう、本当に数年前の自分と重なります。

でも私も時間が経って思うことは、主人は主人なりに悲しかったんだということです。男の人は悲しいことがあっても仕事に行かなければいけない。いつまでも悲しみの中にはいられないんだと思います。日常に戻ることで悲しみに蓋をして一生懸命立ち直ろうとしてるんだと思います。
もちろん私もそう思えるようになったのはだいぶ時間が経ってからでした。

我が子を亡くすという悲しみは誰もが体験することではありません。そんな困難を受け止めることはそれはそれは本当に大変なことだと思います。受け止めて受け入れる、その作業を日々悲しみと戦いながら続けていく、きっとひとりでは無理だと思います。
ご主人はきっとみはるんさんの力になりたいと思ってくれていると思います。
そんなご主人もきっと今悲しみの中にいて、もがいているかもしれません。

思い出したら泣けてしまうから、面と向かって話すのはつらいかもしれませんが、今抱えている不安や不満、ご主人にぶつけてみてはどうですか?
きっと寄り添ってくださる、私はそう願っています。

もう一つのご質問、次の妊娠に向けてですが、やはり医師によって色々な見解があると思います。一年くらい空けてとおっしゃった先生はみはるんさんの精神的な部分を考えてのことだったかもしれません。

私の場合は二回程生理を見送ったら大丈夫だよと医師に言われました。
体が回復することだけが全てではないと思いますが、流死産後の妊娠はやはり恐怖との戦いにもなります。ある程度精神的に落ち着いてからの方がいいかもしれないですね。
と言いつつ、私自身も次の妊娠を焦っていたので、もどかしいお気持ちはよくわかります。

みはるんさんは本当に本当に悲しい体験をされました。きっとこの世で一番悲しい出来事だったと思います。だから体も心も疲れてしまっても仕方ありません。今はとにかくゆっくり休んで、心身共に労ってあげてください。

みはるんさんのお気持ちが一日も早く穏やかになられることを心からお祈りしています。

相談者: みはるん 様
回答者: ポコズママの会スタッフ

【 ご相談内容(2回目) 】

前日、20週で第2子となる赤ちゃんを死産しました。

赤ちゃんを死産したことも悲しく受け入れられないのですが、順調と言われていたのに安定期に入ってからの考えてもいなかった死産。滅多に起こらないことが起きたような気がしています。

もしかしたら上の子まで突然の事故や病気でいなくなってしまうのではないかと不安でたまりません。
どうにか日常生活はおくれていますが仕事を休み保育園も休ませて子どもと一緒に過ごしています。
今まで幸せだった分、これから不幸なことが立て続けに襲ってくるじゃないかと変な考えが頭をよぎってしまいます。

【 回答 】

みはるんさん
先日もお返事させて頂いた者です。

まだまだお辛い気持ちの中におられること、本当に心配していますが体調などは崩されていませんか?

みはるんさんの予期せぬ事態への受け入れられないお気持ち、切実さが伝わってきて胸を締め付けられる思いです。

安定期という言葉、今となっては何が安定期なのか全くわからないですよね。
私も安定期に入ったことで安心したことを今でもよく覚えています。でも実際は妊娠初期や後期に比べたらリスクの少ない時期というだけで実際リスクがないわけではないということ、悲しい体験をしてようやく本当の意味を理解したような気がします。

突然の悲しみはやはり色々なことに不安を覚えるようになりますし、今元気に生きている我が子さえどうにかなってしまうのではという不安に襲われるお気持ちも痛い程わかります。

とにかく世の中が灰色に見えて、ずっとずっとこんな状況が続くのではという得体の知れない不安感に襲われる、、、本当につらいと思います。

でもこれだけは言わせてください。
ずっとずっと悲しい状況が続くわけではありません。
いつかこの悲しみに向き合って受け止めて受け入れられる時が必ずきます。
今元気に生きている上のお子さんもこの先きっと強く生きていってくれることと思います。
下のお子さんが亡くなられたことを理解できる年齢ではないかと思いますが、不思議と子供の中では理解していたりします。
うちの上の子も当時2歳でしたが、下の子が亡くなったことは今でもちゃんと覚えていて理解していて、彼女なりに消化しているといいますか、大事なことだと受け止めているようです。

みはるんさんがこれだけお空に還った子のことを強く強く思ってくれてきっと赤ちゃんは幸せだと思います。お空できっと優しくお母さんを見守ってくれていると思います。
そしてこれから先、悲しいことが起こらないようにきっと守ってくれるはずです。

だから心穏やかに、日々を一日一日楽しく生きることを考えてみてはいかがでしょうか?
みはるんさんの顔が曇っていたら上のお子さんもお空の赤ちゃんもきっと悲しいと思います。

無理はせずゆっくり、少しずつ前を向いていけるといいですね。

この先気持ちの浮き沈みはあるかと思いますが、また沈んだ時は遠慮せず気持ちを吐き出してくださいね。

みはるんさんとご家族が平穏に暮らせることを心よりお祈りしています。

相談者: みはるん 様
回答者: ポコズママの会スタッフ

2016年10月6日に臍帯過捻転で26週で死産しました。男の子でした。、「この子達にも何かあったらどうしよう…」と不安でたまらなくなってしまいます。また、この先自分には良いことは起こらないんじゃないかとも思ってしまいます。

【 ご相談内容 】

はじめてご相談させていただきます。
2016年10月6日に臍帯過捻転で26週で死産しました。男の子でした。

妊婦健診を受けた5日後に胎動が弱いように思い、時間外で受診したところ、すでに心拍は止まっていました。
翌日に入院し、出産し、退院して火葬と慌ただしく過ぎていくなかで、涙腺が壊れたように涙が出ていました。
上に4歳の女の子と2歳の男の子がいるので、退院後はその子達の世話をしながら、子供たちが保育所に行っている間は亡くなった子のことを考えて泣く日々でした。

1ヶ月ほど経ち、泣かずに過ごせる日も出てきて、時間薬の力を感じていたところ、子供たちが続けて胃腸風邪になり、その後主人がインフルエンザになりました。家族の体調不良に不安が募り、また精神的に不安定になってしまいました。死産というあまりない経験をしてしまったことにより、子供たちが熱を出したり、嘔吐したりと、もともと心配性気味ではありますが、今までであればそこまで不安にはならなかったのですが、「この子達にも何かあったらどうしよう…」と不安でたまらなくなってしまいます。

また、この先自分には良いことは起こらないんじゃないかとも思ってしまいます。
このような気持ちも時間薬しかないとも思うのですが、どうしようもなく不安になってしまうので、相談させていただきました。お忙しい中申し訳ございませんが、どうぞ宜しくお願いいたします。

【 回答 】

anemone様

はじめまして。流産死産経験者で、現在ポコズママの会でスタッフをしております。お返事が遅くなり申し訳ありません。

その後、お身体の具合はいかがですか。
死産をされてまだまだ日も浅いです。泣かずに過ごせる日も出てきたとのことですが、きっと行ったり来たりしながらも、なんとか毎日を過ごしていらっしゃるのではないでしょうか。お子さんたちの胃腸風邪、ご主人様のインフルエンザは回復に向かわれましたか。看病もたいへんでしたね。

不安を感じてしまわれること、無理もないと思います。ご家族を思う優しい気持ちからくることです。無理に否定せず、不安なお気持ちも前へ向くための一歩として少しづつ受け入れて、そしてゆっくりとご家族で歩いていっていただけたらと思います。
時間薬はほんとうに素晴らしいお薬です。いつかかならず効き目があります。でもその効き方は人それぞれで、早く効けば良いというものでもないようです。どうしようもなく不安になったらまたご連絡下さいね。anemoneさんはひとりではありません。
そして時間薬は、必ずいつか効き目があることを忘れないでいていただけたらと思います。

小さいお姉ちゃんとお兄ちゃんのお世話もありますし、なかなか亡くなった赤ちゃんのことを思い泣いてあげられるお時間も取れないのではないでしょうか。ポコズママの会では、ポコズカフェというお話会も開催しています。
よろしければいつかご参加いただき、空に帰ってしまった赤ちゃんの事を聞かせて下さいね。男の子だったのですね。きっとがんばろうとしているお母さんの事を、空から見ていてくれることと思います。
応援しています。

※メールエラーにより掲載のお知らせができませんでしたことをお詫び申し上げます。

相談者: anemone 様
回答者: ポコズママの会スタッフ

ずっと誰かに聞いて欲しくて、ここに来ました。6月に自宅で自然流産しました。仲良しのママ友達が同じ時期に妊娠し、親友も第二子を妊娠したと報告を貰ってから悲しい毎日です。

【 ご相談内容 】

ずっと誰かに聞いて欲しくて、ここに来ました。
私は1人娘がいますが、主人と娘がずっと望んでた子供を妊娠し、6月に自宅で自然流産しました。
最初は落ち込んでましたが、元気になったと思い過ごしてましたが、仲良しのママ友達が同じ時期に妊娠し、親友も第二子を妊娠したと報告を貰ってから悲しい毎日で。

家事も出来ないぐらいふさぎ込んでしまいました。そして何もする気にならずです。

娘や主人に対して暗い顔をしてはいけないと頑張ってきたのに、今になって色々な事を考えてしまうのは、日が経ったからなのでしょうか…

どうして良いかわからずで誰に相談して良いかわからずで…。

【 回答 】

HANA様

はじめまして。ポコズママの会でスタッフをしています。私にも流産経験がありますので、HANAさんのお気持ちを知り、ぜひお話させていただきたく参りました。

6月に流産をされたのですね。ご主人様も娘さんも楽しみにしていた赤ちゃん。家族みんなで新しい命を待ち焦がれていたのに、本当に残念でした。みなさまのお気持ちを思うと言葉もありません。
そんな中、つとめて明るくがんばって来られたご家族思いの優しいHANAさん。

悲しい気持ちは、少しなくなってきたかなと思うとまたやってきますよね。いったりきたりしながら、そして時には今回のように大きく逆戻りしてしまったり。
それでもゆっくりと悲しみは、時とともにいつかは優しい悲しみになっていくのだと思います。

お知り合いの方の妊娠報告は、嬉しいはずなのに、どうしても自分と比べてしまいますよね。お気持ち痛いほどわかるような気がします。もうどうしようもないことですよね。いろいろなことを考えてしまうのは当然のことではないでしょうか。
そんな自分の気持ちを受け入れながら、ゆっくり歩いていっていただけたらと思います。悲しい気持ち、辛い気持ちに蓋をしてしまわずに。

お辛くなったら、またお話しを聞かせて下さいね。ポコズママの会では、同じような経験をされた方が集うポコズカフェというお話会を開催していますし、他、カウンセリングなどご利用いただくことも良いと思います。
応援しています。

相談者: HANA 様
回答者: ポコズママの会スタッフ

第2子を妊娠5カ月で死産しました。できれば亡くなった赤ちゃんにもう一度戻ってきてもらってたくさんたくさん可愛がってあげたい。そんな叶わないことを考えては涙が止まらない毎日です。

【 ご相談内容 】

第2子を妊娠5カ月で死産しました
自覚症状は全くなく、妊婦検診で心拍がないことで発見されました
赤ちゃんの大きさから、2週間くらい前に亡くなったと推測できるとのことでした
まだ100gにも満たない赤ちゃんでしたが分娩は本当に痛かったです
なかなか子宮口が開かず、2日かかっての分娩でした
それでもどうしても赤ちゃんをきれいに産んで抱っこしたい、母親としてきちんと会ってあげないとと考えて必死に耐えました

妊娠が分かってから子宮内で亡くなっていることが分かるまで、上の子のことばかりでお腹の赤ちゃんをあまり気にかけてあげなかったことをとても悔やんでいたからです

1才の長女はとても活発で元気な子です
育児の大変さ、楽しさというどちらの意味でも上の子ばかり気にかけていました
その事を私は軽い気持ちで笑いながら友人に話したりしていました
長女の育児で悩んだとき、私に2人育てられるのかなと不安に思ったりもしました

また、子供の性別はどちらでもよいと考えていましたが、自分が女ばかりの姉妹で育ったせいか、男の子を産んで育てるというイメージがなかなかできず、その事も友人と笑いながら話したりしていました
赤ちゃんは男の子だったのに…

母親にこんな風に言われて、どんなに悲しかっただろう
こんなに短い命だったのに何でもっと慈しんであげなかったんだろう
なんてひどい母親だろう
母の愛情をあまり受けずに死なせてしまった。

赤ちゃんに申し訳ない気持ちと、何であんなこと軽く言ってしまったのだろうという後悔で毎日涙が出ます

せめて胎動が感じるまで一緒にいたかった
夫はそうなればもっと悲しかっただろうと言いますが、私が悲しんだとしても胎動を感じればもっとお腹の子を慈しむ気持ちがわいただろうし、長女と一緒に話しかけたりもしただろう

短い命でも幸せに終わることができたかもしれない…
長女は妊娠中は私のお腹をさすりながら「赤ちゃん」と言っていましたが、今は骨壺にさすったり話しかけたりしています

そんな長女を見るとやはり兄弟をと思いますし、私の年令的にも何年も待てないのですが気持ちはなかなか前に向きません

できれば亡くなった赤ちゃんにもう一度戻ってきてもらってたくさんたくさん可愛がってあげたい

長女と一緒にたくさん話しかけて愛してることを伝えたい
そんな叶わないことを考えては涙が止まらない毎日です

【 回答 】

今日のりんさんは、長女様と‘お空の赤ちゃん’にどんなことをお話なさったでしょう?

>涙が止まらない毎日

りんさんの涙には、「もう一度戻ってきて」、「たくさんたくさん可愛がってあげたい」という願いが込められているのですね。
長女さんの姿にも胸が熱くなります。‘お空にいる弟くん’とたくさんお話をしているのですね。
‘お空の赤ちゃん’とのお別れは、りんさんのご家族にとって、「まさかこんなことが…」という、言葉では言い尽くせない、哀しい出来事だったと思います。
しかし、その体験を通して、長女さんは、いのちの愛おしさを感じることができる優しい人にご成長されていくことでしょう。
そして、そのことが、‘お空の赤ちゃん’が、りんさんのご一家の一員である大きな意味であるのではないかと感じています。
何故なら、りんさんが、心からお子様とのお別れを哀しみ、慈しみ、愛しんでいらっしゃるからです。
「母の愛情をあまり受けずに」と言われていますが、私にはりんさんがお話くださったすべてから、’母の愛’が伝わってくると感じています。

死産―という日本語は、それは事実の一側面ですが、体験した人や赤ちゃんの心情が重ねにくい言葉だなあと思います。
英語では、still birth という表現もあるそうです。Stillには「静かな、黙った」等の意味があるようです。
赤ちゃんが産声を発しないだけで、りんさんは、2日間にわたる壮絶な分娩をされ、お子様を「出産」されました。
そして、それは、りんさんと赤ちゃんが心を合わせたから出来たこと。
「赤ちゃんが生まれよう、出ていこうと思わないと出産はできない」と死産を体験されたママたちは、いつも語ってくださいます。
赤ちゃんを産むこと、赤ちゃんとお別れすること―それが同時に進行するのですから、この体験の苦しさは、体験した方だけが感じることができる心情だと思います。

りんさんは、赤ちゃんが胎内にいる時に、もっと関わりたかったと悔やんでも悔やみきれない想いに苦しんでいらっしゃいます。
赤ちゃんとのお別れは、突然のことですし、原因も不明ですし、「どうして?どうして?」という後悔が溢れるのも自然なことだと思います。

私は、りんさんのお子様は「短いいのちでも幸せ」だったと思うのです。
そして、そのいのちは「終わる」のではなく、りんさんとご家族の中でいつまでも共にあるのではないでしょうか。
りんさんのお腹の中で赤ちゃんが感じていたことは、「おねえちゃんは、あいじょういっぱいで、たのしそうだなぁ」ということかもしれませんよ。
「だから、ママのところにもどっていくよ」と思った時にいつでも大丈夫なように、心身ともに健康な毎日を大切になさってください。

相談者: りん 様
回答者: 田村 芳香

2年半前死産しました。その半年後に流産。病院へ受診を始めた後、検査薬が陽性になりましたが子宮外妊娠でした。次の妊娠へ不安が大きいのですが、この手に我が子を抱きたいです。どのように妊活を進めていけば良いでしょうか。

【ご相談内容】

私は、2年半前に妊娠6ヶ月で死産しました。原因、羊水過多症と子宮頚管無力症と診断されました。その後、半年後に化学流産し、それからなかなか子供を授かることが出来ず、病院受診を始め、卵管造影した後、昨年の年末、妊娠検査薬で妊娠反応があり喜んでいた矢先、痛みがあり子宮外妊娠と判明、手術を受けました。
幸い卵管の切除はせずにすみましたが、こんなことが続くと、また次も子宮外妊娠するのではないか、また次も別の病気などで子供を作れない、産めないのではないと不安が大きく、妊娠に対して怖さが出ています。子供は産めませんと言われているような気がしています。

支えてくれる夫や家族のためにも子供は授かりたいと思う気持ちと現実とが戦っている感じです。何よりこの手に我が子を抱きたい気持ちがあります。
そんな中、今度、どのように妊活を進めていくと良いのか教えていただきたいです。
長くなりましたがよろしくお願いします。

【回答】

はじめまして。ポコズママの会でスタッフをしております。お返事が遅くなり申し訳ありません。

2年半前に妊娠6か月で死産されたのですね。その後、流産。そしてその後に子宮外妊娠をされたとのこと。長い年月にわたり、とてもお辛い経験をされていらっしゃいますね。辛くても何度もがんばっているのに、流産を告げられた時のお気持ちを思うとおかけする言葉もありません。心も疲れてしまいますよね。相談室へお話いただきありがとうございます。

私も死産の後、2回流産を繰り返しました。まわりが当たり前のように出産していく中、このようなことはなかなか親しい人にも気軽に相談できる内容ではないですよね。おそらくハリネズミさんも、ご主人様や家族のためにたったひとりで戦っていらっしゃるのではないでしょうか。

ポコズママの会では、ポコズカフェというお話会を開催しています。同じ思いを持つ方々とお話ししてみることも、時には気持ちが楽になるかもしれません。ポコズカフェでは、流産・死産した赤ちゃんへの思いや、次の妊娠への不安なども時に話題になります。よろしければご参加下さいね。

医療者ではありませんので、次の妊娠に向けた回答ができないことを心苦しく思いますが、経験者として今回はお返事させていただきました。次の妊娠への不安は当然だと思いますが、どうか過去ではなく今のご自身を大切にしていただきたいと思います。同じ流産、死産経験者として、心から応援しています。
またご相談があったら遠慮なくご連絡下さい。

相談者: ハリネズミ様
回答者: ポコズママの会スタッフ

1年前、出生前診断をして、赤ちゃんが21トリソミーとわかり人工死産を選びました。21トリソミーのお子さんを育てている方々を見ると自分がダメな人間と言われている気がしてなりません。

【 ご相談内容 】

1年前、出生前診断をして、赤ちゃんが21トリソミーとわかり人工死産を選びました。
21トリソミーのお子さんを育てている方々を見ると自分がダメな人間と言われている気がしてなりません。

また、このサイトや他のサイトでも「赤ちゃんが生きられないとわかって」人工死産を選択したという方々は沢山見受けられますが、21トリソミーというだけで中絶を選択したという方が少なく、ますます責められている気がします。

中絶後もたまに隠れて泣くことはありますが、普通に生活できており、鬱になることも食欲がなくなることもない自分が非情な人間だと思えてなりません。
きっと私は「強い」のでしょうが、強いと認めたくありません。

弱い人間だから中絶を選択したんだと思います。21トリソミーの方とその御家族の方々に申し訳ないとは思いますが、21トリソミーの方を見ると「やっぱり産まなくて良かった」と思ってしまう自分は本当に最低な人間なんだと思います。
パーフェクトベビーを望んでいるのかもしれません。
それでももう一度赤ちゃんが欲しいと思ってしまいます。

とりとめがありませんが、私のような思いの方もいらっしゃると思います。
相談できる場所がなく、ここに書いてみました。

【 回答 】

ハニーちゃんさん、メールありがとうございました。

21トリソミーのお子様を人工死産されたとのこと、大変つらいご決断だったかとお察しいたします。

そのご決断が今でも心に重くのしかかっていることと拝察しております。ご自身を今でも責めてしまうのですね・・・

21トリソミーであると妊娠中にわかった方で、人工的な死産・流産を選ばれる方は決して少なくないと思います。
ただあまり人にそのことを話さない方も大勢いらっしゃるので、ご自身で中絶したことへの自責感、罪責感を抱えてしまうこともあります。ハニーちゃんさんと同じような経験をされると、ハニーちゃんさんと似たようなお気持ちを経験される方は比較的多くいらっしゃいます。

話せる場がないので、つらさを余計に理解してもらえないように感じてしまいますよね・・・

いくつかの自助グループで電話相談なども実施しています。代表的なところをご紹介します。

http://www.sids.gr.jp/index.html

SIDS家族の会は現在、流産・死産の経験のある方も相談の対象としています。遺伝子診断が一般的となりつつあり、21トリソミーのこともHPで解説しています。

http://www.sids.gr.jp/miscarriage.html

ハニーちゃんさんは非情ではありません。また「強く」ある必要もありません。そのままのご自身のこころの姿、お気持ちでいいのです。こんなつらいご経験をされれば、しんどくなるのは当たり前のことです。つらいときには泣いていいのですよ、いつでも・・・

確かに育てられる21トリソミーの方がいらっしゃるのも事実です。でも21トリソミー全体の中では流産・死産となるケースが圧倒的に多い(およそ8割は流産・死産)のもこの病気の特徴です。それだけの大変なご経験であったということですね・・・

そうしたご経験を話す場がなければ、余計につらくなるというのも、無理からぬところです。こうしたネット相談室はそういうときに、是非使って頂ければと思います。

ご自身のお気持ちを大切に、日々を過ごされますように、心より願っております。ご相談になりたいときはこうした相談を是非お使い頂ければと思います。つらいことを話せる相手がいるだけでも、違うと思います。

とりとめないお返事となりましたことをどうかお許し下さい。

ハニーちゃんさんが、心安らかに過ごせる日が来ることを心より願っております。

 

相談者:  ハニーちゃん 様
回答者:  富田 拓郎

一卵性の双子を20週で人工死産しました。夫婦で話し合って人工死産という選択をと流産ました。毎日苦しいです。

【 ご相談内容 】
一卵性の双子を20週で人工死産しました。
1人は重症な胎児水腫で生まれてくることはできないと13週から告げられ、もう1人は元気だけど、双子である以上影響受ける可能性があると。
20週になって、1人はどんどん浮腫が進行するけど心拍はしっかりしているけど時間の問題。もう1人はまったく元気。だけど、それでも元気な子が元気なままで生まれてくる可能性は普通の正常妊娠よりはるかに低い。
1人は元気なのにという葛藤の中、夫婦で話し合って人工死産という選択と流産をしました。
浮腫んでる子のことばかり悩んでしまい、妊娠中、2人に声かけたりしてあげることもできずただ毎日泣いて悩んでいました。

そして今は、なんであんなに浮腫ませちゃったのか、元気な子の生命力に賭けられなかったのか、毎日苦しいです。悩んでばかりいて、思いやってあげられなかったことも悔やみ、2人のために洋服作ったりしています。日常生活に戻れるかな。こんな親を2人は許してくれるのでしょうか

【 回答 】

tpさんが双子のお子様たちと過ごされた20週の濃密な時間を思い巡らしてしまい、お返事が遅くなり申し訳ありません。
そのあいだにも、お子様たちのお洋服はできましたか?
私は、tpさんが針仕事に向き合われたことに感心しました。
お子様たちのことを想い、布を選び、デザインを考え、チクチク、チクチク、一針一針に思いを込める―。

東日本大震災後、被災地の女性たちが、チクチクと針仕事をすることでつながりあい、手仕事で哀しみを乗り越え、それが街おこしにもつながったことを伝え聞き、作品を購入したことを思い出しました。
チクチク、チクチク―それはいのちを想うとても大切な時間ですね。

>重症な胎児水腫
>浮腫が進行
私は、お子様とのお別れをされた方たちのご体験を伺いながら、とても詳しくお腹のお子様たちの経過をお話くださることに驚くことが多いのです。しかも、医学の言葉を的確に使われて…。そして、思います。「そのようにお医者様がお話くださったのですね」と―。
また、エコーのお写真を拝見して、本当にびっくりします。お医者様は、3D 4Dの超音波画像を通して、子宮の中で生きる赤ちゃんのことを伝えることができる時代になりました。
お子様たちの様子がリアルに伝えられ、いのちの危機に直面していることを知りながら、何もできない―。
お辛かったですよね。切ないですね。これ以上の無力感があるでしょうか。
7週間、本当によく頑張られたと思います。
>元気なままで生まれてくる可能性
いのちのリスクのお話を医学の言葉で伝えられた時、複数の選択肢や可能性が示されなければ、多くの方がtpさんご夫婦と同じ選択をされるのではないでしょうか。
また、限られた時間の中で、他の選択肢を求めることは、現在の日本の医療体制ではまだまだ難しいことかもしれません。
tpさんのご体験を含め、私たちがこのように体験を共有しあうことが、医療の言葉もいのちの言葉として変え、このような出来事に直面された方が、納得の選択ができるような時代を創っていけるようにしたいと、心から願わずにいられません。

tpさんへのお返事を考える日々の中で、私は子育て支援の専門家を目指す学生への講義のひとこまで、流産・死産を経験した女性たちのお話をさせていただきました。
出産=幸せな出来事というイメージを持っていた学生の皆さんは、まず、経験した人の数の多さに驚くのです。そして、幾人かの学生が身内から伝え聞いた体験談などを感想に書き残してくれました。
その中に80歳の祖母の双子の赤ちゃんを亡くした体験を伝えてくれた学生がいました。祖母の体験は、半世紀も前のことであるのに、昨日のことのように愛しくわが子のことを話していたこと。それは辛い体験であるはずなのに、双子の赤ちゃんを授かったことへの喜びや感謝を話してくれたこと。祖母の体験を聞くことで、妊娠・出産は、哀しい出来事もあることを知ったけれど、いのちを授かることの真の喜びを祖母が伝えてくれたことに感謝していると学生は綴っていました。

tpさんのお腹で20週間生きた双子のお子様たちのいのちは、tpさんが一針一針に思いを込める時間やこのように「相談室」で気持ちを伝えることなどを通して、新しい価値を育んでいるのではないかと私は思います。

末筆ですが、私が以前お会いした双子のお子様がお空の天使となられた方は、お気持ちをお話くださった後、早々にお子様を授かられたそうです。「死産した事はとても悲しい事だったけど、命の尊さを教えてくれた双子ちゃんに恥じないよう、愛情をもってお兄ちゃんと赤ちゃんを育てていこうと思っています」とお知らせくださいました。その赤ちゃんも今年は2歳を迎えられるのでは?

tpさんの文章からは、その時、その時をまっすぐに、誠実に生きていらっしゃる姿が伝わります。今を大切に―。その向こうに新たな出会いがありますように―。

 

相談者:  tp 様
回答者: 田村 芳香

35wになった夜でした。「残念ですが、赤ちゃんはお腹の中で亡くなってます」と先生から言われました。また、早く赤ちゃんが欲しい帰っ来て欲しいって思うのはおかしいでしょうか?

【 ニックネーム 】:狼桜mama

【 ご質問 】
35wになった夜でした。
そういえば朝から胎動がないと思い病院に行きました。
「残念ですが、赤ちゃんはお腹の中で亡くなってます」と先生から言われました。全く理解ができないまま朝から陣痛をおこす点滴をしました。その日は産まれずまた次の日に点滴をして昼過ぎに産まれて来てくれました。へそのおを3回首に巻いており一番下になったところが締め付けられていたみたいです。
気づいてあげれなくて自分ばっかり責める自分がいます。旦那や先生は誰のせいでもないと言ってくれますが、そういえば2、3日前からおかしかったかもとか、もっと妊娠の知識に詳しければとか、あの時自分の事ばっかり考えていてこの子こと気にしてあげれてなかったとか色々考えてしまいます。「泣いてばっかりいると赤ちゃんが心配するよと」旦那は言ってくれますがどうしても考えてしまいます。どうしたらいいのかわかりません。
また、早く赤ちゃんが欲しい帰っ来て欲しいって思うのはおかしいでしょうか?けど性別が違っていたりまた同じ事があるかもと思うと恐い事も思います。

【回答】
はじめまして。ポコズママの会のスタッフをしております。
35週で死産をされたのですね。あまりの辛い現実を思うと、本当に言葉もありません。どうしてこのようなことがおこってしまうのでしょうか。相談室にお話いただきありがとうございます。

私も数年前ですが、予定日を過ぎてから突然死産をしました。ようやく陣痛がはじまったと思い病院に行ったのですが、心拍が取れず、そのままはじまっていた陣痛でその晩に産声のないお産をしました。

どうか、気づいてあげられなかったとご自分を責めないで下さい。
ご主人様やお医者様のおっしゃるとおり、本当に、誰のせいでもないのです。
でも、どこにぶつけていいかわからない気持ちもとてもよくわかります。
「自分を責めない」ということはとても勇気のいることです。
今は、とても難しいですよね。
今は亡くなった赤ちゃんのことを思いたくさん涙を流しながら、ゆっくりと、いったりきたりしながら歩いていって欲しいです。

時間薬という言葉をご存知でしょうか。それは、人それぞれの効き方で、またそれぞれ時間もかかるものですが、いつかかならず効くお薬だと私は思っています。
今はほんとうにとてもお辛いですよね。
今までの自分が取り戻せるとは到底思えない かもしれません。でも同じ経験者として、心から応援しています。

早く赤ちゃんが帰ってきてほしいと思う事は、決しておかしなことはないし、次の妊娠への不安もきっとおありだと思います。
ポコズママの会には、ポコズカフェというお話会があります。同じような経験をされた方が集まり、他の方のお話しを聞いたり、自分の話を聞いてもらったりできる場です。もしよろしければご参加いただき、またお話聞かせて下さいね。

ポコズママの会スタッフ

先日41週で誕生死を経験しました。気持ちの置き所というか、なぜという気持ちが拭えずにいます。

【 ご相談内容 】

はじめまして。
先日41週で誕生死を経験しました。
解剖は拒否したため、死因は不明。
私にも息子にも原因は見当たらない。
息子は生まれてきたのになぜ旅立たなければならなかったのか…
気持ちの置き所というか、なぜという気持ちが拭えずにいます。
どのように気持ちを整理していけば良いか、アドバイスをいただければと思っています。

【 回答 】

この度は41週という週数での死産はとてもお辛かったですね。
夜はよく眠れていますでしょうか。お食事は摂れていますか?

私も10年以上前になりますが40週で男の子を原因不明で死産しています。

恐らく、今が一番お辛いのではないでしょうか。
本来であれば、今頃おむつを替えたり授乳をしたり子育てに忙しかったことを考えると腕の中に赤ちゃんがいないという事は本当に淋しい事です。
想像していた未来と違う現在に戸惑い、深い悲しみで先々の事もとても不安が大きい事かと思います。

本当に「なぜ?」ばかりですよね。
きっと答えはあるのかもしれませんが、知る事の出来ない答えというのもあるのだと思います。

気持ちに整理を付けて少しでも早く日常を取り戻したいと思いますが、こんな大変なことの後なのでどうかゆっくりと心とからだを休めていただけたら、と思います。

私の経験に限られたお話をさせていただきますと、死産後一か月間が一番苦かったです。
その後、3~4か月あたりを過ぎて少し気持が外に向き始め、季節がひとサイクルして一年間の行事が一通り巡った頃にだいぶ落ち着いてきたと思います。
悲しみがなくなる事も赤ちゃんを忘れることもありませんが、感じ方は年月とともに段々と少しづつ優しい記憶へと変化していきました。

本当であれば、このような事は起こらないほうが良いのですが、死産という出来事は無くなる事はなく、悲しまれておられる方はたくさんおります。
周りに同じような体験をした方はいらっしゃらないので自分ばかりだと孤独に感じてしまいますが、フリージア様は決しておひとりではありません。

ポコズママの会では「おはなし会」というものを開催しており、経験者同士で気持ちを語り合う場所がございます。
普段なかなか打ち明けられない気持ち共感できる人がいるという事により、少し安心できる場合もあります。
強制や勧誘などは一切致しませんので、もし気になるようでしたらサイト内の申し込みフォームからお申込みをしていただき、ぜひご参加ください。

まだ外出が難しい場合、赤ちゃんを想いながら手芸などで手作りのものを作成される方もいらっしゃいます。
あまりに悲しみが強くお辛いようでしたら心療内科でお薬を処方して頂いたり、カウンセリングで話を聞いてもらうという方法もございます。

ご主人様や信頼できる第三者の方におはなしを聞いてもらえたら、と思います。
これからもずっと、フリージア様と息子さんの親子の絆は変わる事はないでしょう。

愛情が深ければ深いほど悲しみも比例します。どうか沢山泣いてください。

 

相談者:  フリージア 様
回答者:  ポコズママの会スタッフ

私は初めての妊娠で36週と3日で原因不明での死産経験があります。もう6年も前の事なのに急に夜眠れないほどの自責の念が強くなり不眠症におちいる事があります。自責の念を解消するにはどうすればいいのでしょうか?

【 ご相談内容 】

私は初めての妊娠で36週と3日で原因不明での死産経験があります。
13時間の普通分娩の上産声をあげない時間は今でも忘れられないトラウマになっています。
当時は泣く事ばかりで、病院からポコズママの会の冊子を渡されましたが、自分はメンタル強いから大丈夫だと連絡も相談もせず泣いてすごずばかりで・・・

そのまま次に子供を授かってから妊婦生活が心配不安が強く誰にもいえず10か月過ごしました
現在は2人の子供を授かり幸せに過ごしており、死産経験をした事で今の何気ない日常がとても幸せに感じます
幸い育児が大変だったので、考えこむ事もなく、自分はもう完全に立ち直った、時が解決してくれたと思っておりました
ところが、育児がだんだん落ち着いてから一人の時間も増えていく中で、ふっと考えこむ事がおおくなり、もう6年も前の事なのに急に夜眠れないほどの自責の念が強くなり不眠症におちいる事があります

もっと医療が発展して死産原因がわかるようになってほしい
せめて普通分娩じゃなく無痛分娩がよかったな
今後死産する人には万全なメンタルケアと無痛分娩窓口を作ってくれないかなとか
両親学級で仲良くなった妊婦さんと顔を合わせるのがきつかったなせめてとおいとおい部屋にしてほしかったな
まるで腫物にさわるみたいに、なかった事にされるのは辛かった
私があの時プールに入ったのが悪かったんだきっと
きっと罰があったたんだとか
虐待のニュースをみる度に腹がたって仕方なかったり
あの子を助けられなかったかわりに誰かの命を助けたら少しは楽になるのかなとドナー登録しようと思ったり

立ち直ったはずなのに急に考えこむと眠れずに辛くなります
自責の念を解消するにはどうすればいいのでしょうか?

【 回答 】

ハコちゃんさん、メール拝読致しました。

ハコちゃんさんは、これまで、本当にがんばってこられましたね。
つらくてもこれまでがんばって、二人のお子さんを育ててこられましたね。

一般に、死産をして、この経験に強いとか乗り越えられるという人は、 多くはありません。死産の経験を人に話すことをあまりしないので、他の人のつらさがどのくらいか、わからないのですね。このときに誰かに話ができるとよいのですが・・・

自責の念も、流死産のようなつらい経験(トラウマ体験)をしたあとには比較的多く見られることです。

なかなか日本は、自分のつらさを話すこと自体、少ないのかもしれません。
あまりにつらくて、助けを求められず、がんばりすぎてしまうために、人によっては、アルコールに頼ったり、子どもに暴力をふるったりしてしまうこともあります。

それだけつらい経験なのに、ハコちゃんさんは、本当にこれまでがんばってこられたんですよね。どうかご自分をほめてあげて下さい。

ご自分に少しだけ、優しく接してみることも、ときには良いのかもしれません。
でも、これまでは一生懸命がんばってきたのに、今になってなぜ悲しいのだろう、自分は変じゃないのか?そう、思われるかもしれませんね。

つらい経験のあとに、がんばって日々毎日過ごしてきた人の中に、その悲しみが、つらい経験から時を経て、遅れてやって来る人がいます。私たちはこれを「遅れる悲嘆」(遅延悲嘆)と呼んだりします。なぜ悲しみが遅れて来るのか、まだ正確なことはわかっていませんが、つらい経験のあとにがんばっていることが多いと、知らず知らずのうちにつらいときの感情を無理に抑えるようになって、物事に対処することが多いから、という説があります。ハコちゃんさんのように、子育てが一段落したあとは、むしろそういう思いが出やすくなるかもしれません。

むしろ今は、ご自分の感情を見つめながら、泣いたり、ご家族と話し合ったりすることが今は役にたつかもしれません。ご家族には話しづらいというときは、流死産経験者の自助グループの集まりなどを利用して、今の感情や気持ちを話してみることもできるかもしれません。自責の念は、無理に消そうとしたり、なにかで対処しようとせずに、ご自分の今の感情の流れを見つめ、その流れに身を委ねることで変わる可能性があります。その上で、少し気持ちが落ち着いたり、自分で動けるようになったら、他の人とのつながりについて考えてもいいかもしれません。その時に例えばボランティアとかドナー登録など、いろいろと可能性が出てくることもあるかもしれません。

ただこうした気持ちの流れは、あちこちに(飛び飛びのように)変化するかもしれません。一方向的によくなるように向かうとは限りません。例えば一度ボランティアに出たいと思っても、しばらくすると、また悲しみが起きたり、不眠になったり、気になることが出て来たりします。気持ちの流れは一方向ではなくいろいろな感情があるということですね。これがむしろ自然なグリーフ(悲しみ、悲嘆)の流れというものです。

何より大切なのは、そうした「今、ここで」起こっている気持ちを大切に、そして気持ちに正直に過ごす、ということです。
気持ち・感情に向き合い、これとともに過ごしてみましょう。
つらいときはいっぱい泣いてみましょう。これが自然な感情です。

ここで一つ質問です。ハコちゃんさんは、つらい経験をした親友が「つらい」と話したときに、その親友にどういう言葉を語って、どう接しますか?恐らく気持ちの優しい
ハコちゃんさんなら、「どうしたの?よかったら私に話してみて?」と優しく問いかけ、親友に心から寄り添うことでしょう。

まさにそれをご自分に向けてするように、ご自分のことを慈しむように、ご自分に優しく接して過ごしてみてはいかがでしょうか?そうして出てくる(おそらくは苦しい)気持ちを、今度は誰かに話してみることもいいかもしれません。このように行きつ戻りつしながらも、もしも少し落ち着いたら、次のことを考えることも役にたつかもしれませんね。でもあくまでご無理のない程度で・・・
決して今はがんばらずに。

強くならなくてもいいんです。むしろご自分の気持ちに気づき、優しく向き合いませんか?

それでもさらに眠れずに、つらい日々が続くのであれば、トラウマの専門家にご相談になるのも一つのやり方です。

日本EMDR学会はEMDRというトラウマ治療法の専門家の学会です。ここがEMDRの治療者リストを公開しています。EMDRを適用できるかどうかはいくつかの条件がありますので、お近くの治療者に直接お問い合わせ下さい。
https://www.emdr.jp/

ハコちゃんさんのお気持ちが安らかになる日が、また訪れますことを、心から願っております。

 

相談者:ハコちゃん 様
回答者 富田 拓郎

妊娠5ヶ月で第2子を死産しました。今回2回目の相談です。休日家族で出かけて楽しく過ごしたりもできるようになりました。ふと強い自己嫌悪を感じて泣けてくるのです。

【 ご相談内容 】
妊娠5ヶ月で第2子を死産しました
今回2回目の相談です

あれから数ヶ月たち、お陰さまで以前よりは前向きになれていると思います
1才だった長女も2才になり、ますます元気で活発でおしゃべりで、その明るさにかなり助けられました
日中長女と遊んだり、休日家族で出かけて楽しく過ごしたりもできるようになりました
今回の死産で、長女に兄弟をという思いは強くなり、最近妊活も始めました

とても良い状態なのだと思うのですが、ふと強い自己嫌悪を感じて泣けてくるのです
すっかり忘れて楽しい思いをしてることにとても申し訳ない気持ちになりますし、どんどん成長して可愛くなっていく長女と亡くなった赤ちゃんのことを同じように愛していないような気がして、やはり自分はひどい母親だと感じています
もし、また子供を授かることができたらますます赤ちゃんのことを考えなくなるんじゃないかと思うと怖いですし、こんなことを心配する自分も嫌になります

だからといってずっと悲しんでいることも違うと思うし、赤ちゃんだってそれは望まないだろうなと思います
でもやっぱりひどい母親だと思って申し訳なくて泣けてくるのです

友人に少し話すと、「忘れてるんじゃなくて考えずにいられるようになっただけだから大丈夫だよ」と言ってくれて、その時は少し気持ちが楽になりました

でもまた強い自己嫌悪がぶり返してきてしまいます
夜寝る前はいろいろ考えてしまい、涙が出ます

【 回答 】

りんさん、2回目のご相談ありがとうございます。
ポコズママの会スタッフです。今回は死産経験者からお話しさせて下さい。

死産から数か月たって、以前より前向きになれているとお聞きしました。
2歳になったお姉ちゃんへの愛情もたっぷり感じましたし、新しい命を望まれていること、そしてご家族で楽しく過ごされていることなど、とても素晴らしいと思いました。前を向くことは勇気のいることですよね。ただ、そのような中で、亡くなった赤ちゃんへの申し訳ない気持ちがあるとのこと。

10年以上前になりますが、私も死産後、少し前向きになれたと思ったらまた落ち込んでのくりかえしでした。死産直後は笑うことすらできず、自分にはその資格がないのだとテレビすらつけられませんでした。そんな自分がやがて楽しむことを受けいれ、少しずつ次のことに向かっていく。そしてまた落ち込んでのくりかえし。りんさんのお気持ち、痛いほどわかるような気がいたします。

お友達が「忘れているのではなく、考えずにいられるようになっただけだから大丈夫だよ」と言ってくれたとのことですが、優しいお友達ですね。本当にそうだと思います。赤ちゃんのことは決して忘れているのではなく、あえて考えなくてもりんさんとともにいられるようになってきたのではないでしょうか。りんさんが嬉しいと感じたら、嬉しいと感じてくれているかもしれません。

時間薬という言葉をお聞きになったことはありますか。
同じ死産経験者として、この薬はいつかかならず効いてきますよ、ということをお伝えしたいです。ゆっくりかもしれませんし、効き方もその方次第、それに早く効けばいいものでもないようです。でもいつかはきっと効いてきます。

いったりきたりしながら、悲しみは、優しい悲しみに変わっていくのだと思います。
心から応援しています。また何かありましたらご相談下さい。

相談者:りん 様
回答者:ポコズママの会スタッフ
 

約2ヶ月前に14wで死産をしました。心と身体と頭がバラバラで戸惑っています。

【 ご相談内容 】

約2ヶ月前に14wで死産をしました。

まだ泣いてばかりでほとんど家にこもりきりで、全く立ち直れていません。

先日、産後の生理が来て、身体はどんどん元通りに向かっていることに呆然としていたのですが、生理再開と同時に、お恥ずかしいのですが、性欲も戻ってきたように思います。

元々性欲は全くなかったのですが、死産後、初めて性欲を実感しており、気持ち的にはまだまだ妊娠には向けないのに、身体は授かりたいと思っているのか、心と身体と頭がバラバラで戸惑っています。

元々ほとんど自覚のなかった性欲が、死産後、強くなることはあるんでしょうか?
たくさんの方のブログなど読ませていただいていても、記述はなく、自分が情けなく、どうしようもありません。
【 回答 】

Kさん、メール拝見致しました。2ヶ月前とのこと、まだ日も浅く、お気持ちもお察しするにあまりあるほどかと思います。なんと申し上げてよいか、言葉もありません・・・

一般的な話ですが、つらい経験のあとに、身体(体調)と心理(気持ち)が一致しないことはしばしばあります。
体調が悪くなれば、日常生活で問題が起こるかもしれませんが、Kさんの場合は生理が来たということで、体調は元に戻りつつあるわけです。ただ、それがご自分のお気持ちと一致しないことに戸惑いを感じていらっしゃるのですね。

性欲とストレスとの関連については、まだよくわかっていません。
Kさんの詳しい状態がどうなのか、文面からは詳しくわかりかねるのでなんとも言えませんが、こういうことは個人差も大きいので、一言で説明するのは困難です。よくわかりませんが、もしかすると人恋しさみたいなものが性欲を一層強くしているということもあるのかもしれません。

今はご自分を情けなく感じてしまうというお気持ちが、おそらくKさんの悲しみのあらわれのひとつなのかな、とも思いますが、いかがでしょうか。

どうすればよいかというのは難しいのですが、今はその悲しみに向き合いつつも、くれぐれもご無理をなさることなく、今日できることは明日に延ばす、くらいの気持ちで、しばらく過ごしてみるというやり方もあるのかもしれません。

あまりお役に立つことが書けずに本当に申し訳ありません。

Kさんのおつらく深い悲しみが少しでも安らかになりますように、心よりお祈りしております。
 

相談者:K 様
回答者:富田 拓郎

私は昨年の1月に赤ちゃんを授かりました。しかし子宮頸がんと判明し、厳しい判断をしなくてはなりませんでした。時間が経てば経つほど、お別れをさせてもらった赤ちゃんの顔が頭に浮かび、他の赤ちゃんを見かけると生まれていればこんな感じだったのかなと悲しい気持ちが大きくなるばかりです。

【 ご相談内容 】
私は昨年の1月に赤ちゃんを授かりました。

結婚してまだ1年経たなかったんですが夫ととても喜びました。
しかし妊娠がわかったと同時に子宮に異変がある事がわかりました。
何度も検査をして悪い結果が出ないようにと願いました‥

しかし子宮頸がんと判明し、厳しい判断をしなくてはなりませんでした。
まだ21週目だったので帝王切開での出産はできず、私の体を守る為には子宮の全摘をしなくてはなりませんでした。
それからは毎日泣き崩れる中、手術の準備が急がれました。
現実を受け止められずただただ時間が過ぎ手術が終わり、過酷なリハビリをする日々が続きました。

幸いな事に転移は見つからず今は通常の生活をしながら定期検診を受けています。
時間が経てば悲しみは薄れると思っていました‥

ですが時間が経てば経つほど、お別れをさせてもらった赤ちゃんの顔が頭に浮かび、他の赤ちゃんを見かけると生まれていればこんな感じだったのかなと悲しい気持ちが大きくなるばかりで‥
同じ時期に出産した友達へお祝いは言えたのですが今だに会えていません‥
こんな自分が嫌になるんですがどうしようもできず今回、ご相談をさせていただきました。
やはり時間が解決してくれるのを待つしかないのでしょうか?

【 回答 】

初めまして。
ポコズママの会のスタッフをしております。

今回は、中期死産と初期流産の体験者であり、子供のいない人生を歩んでいる立場からお話させて頂きます。

ご結婚後、赤ちゃんを授かるという最大の喜びから、突然に、病のこと、赤ちゃんをお空に還すこと、大きな哀しみと苦悩が重なり……とてもお辛い状況を伺い心が痛みます。
産後のリハビリもとてもお辛いことでしたね。
現在は通常の生活を送られているとのことですが、食事や睡眠、心身のご様子が心配です。
当時、私も夜は眠れず、原因不明の身体の不調も続き、毎日、一人で泣いていました。
普通の生活に戻れば、それはまた、辛く、悲しい日々の始まりで、一日が長く感じられることでしょう。
お近くでしたら、すぐにでも向かいたいところです。

時の流れと共に気持ちの変化は必ずあります。
今、悲しみと共に後悔や自責、そして、嫉妬があることも当然です。
人間関係、友人との交流は、悲しいかな以前とは変わります。
無理をせず、ご自身の気持ちを素直に受け止め、そのままで、それで良いのですよ。
皆体験者、そんな風に過ごしてきています。
一時離れた関係も、ご縁ある人とは、また繋がるものです。

私は赤ちゃんを亡くしてから、色んな本やお話に気持ち助けられました。
先輩の体験者ママよりは、「自身が天に召され我が子に会う時、胸を張って会えるように、精一杯生きることが大切だと思っている」とメールをもらいました。

私たちは、地上に子供はいません。
地上に子供がいる方々を羨ましく思う気持ちや悲しい気持ちは時が解決することはなく、生涯消えないでしょうね。
でも、だからこそ得るものもあります。
カナさんの身体、ママのことが大好きな赤ちゃんが守ってくれましたよね。
これから赤ちゃんからのメッセージが少しずつ感じられると思います。
歩む道は時の流れと共にちゃんと我が子が導いてくれます。
試練をのりこえ、大切さを知る。
悲しみの深さの分だけ、また深い人生があり、成長もあることでしょう。
私たちの子供は心の中で育んでいきましょう。

お近くにポコズカフェがあれば、お越しくださいませね。
沢山お話しましょう。
私は何年経っても、涙は枯れません。
いつの日か、お会いできます折を楽しみにしています。

一人じゃないよ!仲間がいるよ!

少しずつ、お気持ちが和らぎますこと、心よりお祈りしています。

 

相談者:カナ様
回答者:ポコズママの会 スタッフ

4回目の流産です。悲しいのですが、泣けません。

【 ご相談内容 】
27年8月から
今回、4回目の流産です。
赤ちゃんが育たず、不育治療しながらの4度目の妊娠でした。
妊娠が怖い。それに打ち勝っての4度目の妊娠でした。
来週、手術を受けます。

悲しいのですが、泣けません。
悲しい。と誰にも話せず、ツラいです。

【 回答 】

すえめさん、つらいですね。
もう手術は終わったのでしょうか。これからなのでしょうか。
つらいのに泣けないこと、どんなに苦しいことかと思います。

私も初めての妊娠から続けて3回の流産を経験しました。
ケミカルアボーションも入れれば、4回、いや5回かもしれません。
何年経ってもそのときの気持ちは昨日のことのように思い出されます。
私はその後、男の子を子宮内胎児発育遅延になりながらも、なんとか無事に生むことができました。
妊娠が怖い気持ち、妊娠を継続している間の恐怖、心配、手に取るように分かります。
それを共有できる仲間も当時いませんでした。とても孤独でした。周りの人はみんな何事もなく簡単に出産するのに、どうして自分だけこんなふうに何度も何度も流産するのかと思いました。
こんな試練、こんな苦しい経験は一度で十分、どうして自分だけ何度も何度も苦しめられるのかと思いました。
妊娠中はいつも赤ちゃんの衣類や出産後に必要なものをそろえられずにいました。マタニティビクスやスイミングなど楽しんでいる妊婦さんたちがまぶしくて、こそこそと隠れるように過ごしました。
4度目、本当は6度目かもしれませんが、最後の妊娠のときも途中で大出血を起こして、一晩号泣しました。もう産婦人科には怖くて行けなかったので妊娠を確認しておらず、出血後に初めて受診して、妊娠を継続できていることがわかりました。

私も、不育症の治療をしながらの妊娠でした。
借りようと思っていた胎児ドップラーも、いざ妊娠継続してみると、今度はいつ終わるか知れないと思い、怖くて借りられませんでした。
こんな気持ち、誰とも共有できませんでした。何度も流産している人など、周囲には一人もいませんでしたから。

不妊治療をしている人は、ひとたび妊娠すると無事に出産できる人も多くいます。でも不育症の私たちは、何度妊娠してもその保証がない。治療をしてもダメなときはダメ。100%絶対大丈夫、と安心できないのです。最後の最後まで不安なまま。
妊娠できなければ、いつかあきらめて、終わりにすることができるかもしれない。
でも、妊娠はするばっかりに、あきらめられず、亡くした子の命に報いるためにも、どうしてもどうしても赤ちゃんをこの手に抱きたい。そうでなければ終わりにできない。
追い詰められていきますよね。
悲しい気持ちはもちろんありますが、自分は何か欠落しているような、不良品のような、そんな気持ちもあって、泣いている場合ではない、次に進まなければと焦る気持ちもあるでしょう。

すえめさん、どうしているでしょうか。
泣けない自分を責めないでくださいね。
きっと、あまりにつらすぎて、苦しすぎて、考えることがいっぱいありすぎて、どうしてなんだろうという思いでいっぱいで、泣けなくなっているのかもしれません。
それでも、赤ちゃんは私たちのところに来てくれました。
どんな意味があったのか、どうして来てくれたのか、どうしていなくなってしまうのか、とかく理由をつけたくなりますが、今は気持ちがついていかないのであれば、体を休めて、心を休めて、一日一日をどうにか過ごしていってください。
3回、4回と繰り返すと、自分の体が回復してくる時期ももう知っていますよね。その頃まで、心を休めましょう。

「がんばった人に神様は必ずご褒美を下さいます」
と、私が3回流産したあとに出会った主治医はおっしゃいました。
それは、次はきっと大丈夫だよ、そのうちきっと、なんていう無責任な励ましより、ずっと私の心に響きました。
それは必ずしも元気な赤ちゃんを抱けるという約束ではないですが、がんばっている私たちには、きっとがんばっただけのことがあるはずです。

出産して6年経ち、主治医と会う機会がありました。
無事生まれてはきたものの、様々な課題のある息子を抱える私に、主治医は一言「あきらめない」という言葉を下さいました。
すえめさん、どうか「あきらめない」で、がんばっていきましょう。

 

相談者:すえめ 様
回答者:ポコズママの会スタッフ

昨年10月に次女を38週で死産しました。原因は臍帯過捻転でした。死産から3ヶ月後に第三子を妊娠しました。また臍の緒が首に巻きついてしまったらどうしよう、産声を上げてくれなかったらどうしようから始まり、何か病気や障害を持って産まれたらどうしよう、もしそうなったら私は受け止めることができるのだろうかと、まだ何も起きていないのに余計な心配ばかりして自分で不安を大きくしてしまっています。

【 ご相談内容 】

昨年10月に次女を38週で死産しました。原因は臍帯過捻転でした。

次女の死によって命の尊さを改めて実感し、夫婦の会話も増え、手を焼いていた長女に対しても優しく接することができるようになりました。
次女を失った悲しみは癒えることはなく、死産した日のことを思い出すと胸が締め付けられますが、たくさんの大切な気づきを与えてくれた次女に感謝の気持ちでいっぱいで本当に産んで良かったと思っています。

そして、死産から3ヶ月後に第三子を妊娠しました。現在、妊娠6ヶ月になります。次女が赤ちゃんを私の元へ連れて来てくれたんだと思いました。毎日、次女の祭壇に向かって「ありがとう」と話しかけながら手を合わせています。
自分なりに次女の死を受け止めて、だいぶ立ち直って来たかな?と思っていましたが、やはり不安や恐怖が拭えず日に日に大きくなってきています。

妊娠初期の頃は、流産してしまったらどうしようとビクビク怯えていました。
今は、また臍の緒が首に巻きついてしまったらどうしよう、産声を上げてくれなかったらどうしようから始まり、何か病気や障害を持って産まれたらどうしよう、もしそうなったら私は受け止めることができるのだろうかと、まだ何も起きていないのに余計な心配ばかりして自分で不安を大きくしてしまっています。

○○病、○○症、○○障害、という文字を見るとなぜか敏感に反応してしまい、心臓が凍り付くような思いがします。そんな自分が嫌でたまりません。
最近は怖い夢ばかり見ます。これも何か悪いことが起こる前兆なのでは?と不安で仕方ありません。

せっかく次女が繋いでくれた命なのに・・・何でも悪い方に悪い方に考えてしまって、次女のことも赤ちゃんのことも信じてあげていないようで悲しくて情けないです。
不安や恐怖に振り回されることなく、心穏やかに出産の日を迎えたいのですが、どのように気持ちを落ち着けたり切り替えたりすれば良いでしょうか。

【 回答 】

はじめまして。ポコズママの会のスタッフをしております。私も臨月で死産を経験しました。数年後に子供をひとり出産しております。お返事が遅くなり申し訳ありません。

その後、お身体の具合はいかがでしょうか。
悪い方へ悪い方へと考えてしまうこと、それは仕方のないことだと思います。私も経験者としてそのお気持ちとても良くわかるような気がいたします。どうしても、どうがんばっても不安や恐怖を完全に振り払うことは、とても難しいことですよね。

お腹に来てくれた赤ちゃんへの深い愛情や、こんどこそは産んであげたいという母としての強い気持ち。そして産んであげられなかったお空の子への思い。どうしてこんなことになってしまったのか、誰にも言えずひとりで抱えてしまっている辛くて悲しい気持ち。いろいろな気持ちを抱えて過ごされているのが、今のやいまさんなのではないでしょうか。

不安な気持ちもこれからの第一歩として、少しづつ受け入れてても良いのだと思います。今のままでも、そのままでもきっと大丈夫です。

ただ、これ以上不安なことを追いかけなくても良いかもしれないですね。 私は高齢出産だったので、ネットでさらに不安材料を探し、追いかけてしまいました。今になってそれはあまり意味のないことだったと思います。でも当時の自分を責めることはできないですが。

きっとお空の赤ちゃんも、出産を見守っていてくれると思います。

地上にお姉ちゃんもいらっしゃるんですよね。お忙しくて、なかなか亡くなった赤ちゃんのことを思い泣いてあげられるお時間も取れないのではないでしょうか。
ポコズママの会では、ポコズカフェというお話会も開催しています。ご出産後でも、よろしければ数年先でもいつかご参加いただき、空に帰ってしまった赤ちゃんの事を聞かせて下さいね。

今回は体験者から回答させていただきました。また何かありましたら相談をお寄せくださいね。
心から応援しています。

 

相談者:やいま 様
回答者:ポコズママの会スタッフ

結婚7年目、やっと第1子を妊娠出来たのですが、初めての妊婦検診で稽留流産と診断されました。不安な事ばかりで辛いです。

【 ご相談内容 】
結婚7年目、やっと第1子を妊娠出来たのですが、初めての妊婦検診で稽留流産と診断されました。
エコー画面を見た時に自分でも、赤ちゃんの心臓が動いていないのが分かり、先生に「心拍が確認できない」と言われた瞬間、「やっぱり…。」と言う言葉が先に思い浮かびました。

その日は主人や両親の前で泣いて、1人になっても泣きました。
「今後の妊娠の為にも、早めに手術した方が良い」と先生に言われていたので、翌日には手術の予約をしてきました。
やはり子供が欲しい気持ちが強いので、前向きにしなくてはと思いつつあります。

ただまた妊娠出来ても、無事に産んであげられるだろうか、またエコー画面を見るのが怖い。妊娠が分かった最初の嬉しさより、そんな気持ちが大きくなってしまいそうです。
こんな事で大丈夫だろうか、赤ちゃんも安心して戻って来られないのでは…。不安な事ばかりで辛いです。

【 回答 】

はじめまして。ポコズママの会のスタッフです。あいさんと同じく、結婚7年目での妊娠が悲しいお産になってしまった経験者です。

まわりが順調に妊娠、出産をしていく中で、ようやく妊娠できたのに流産になってしまったとのこと。本当に辛く悲しい事でしたね。どうして自分だけがこんなことになってしまうのか、考えずにはいられないと思います。
「やっぱり…。」と思われたとのことですが、このお気持ちもわかるような気がいたします。自分を守るために、辛い現実に向きあわなければいけない時に備えているからだのの仕組みのようなものなのでしょうか。

「出産はゴールではない。」よく聞く言葉だと思います。わかってはいるけれど、どうがんばっても、とにかく子供が欲しい気持ちでいっぱいいっぱいになってしまいますよね。私も焦りや不安と戦いながらも「元気な産声を聞く」。ただそれだけを目標に毎月を過ごしていました。

あいさん、今のその不安なお気持ち、とても自然なことだと思います。
そんなつらい現実の中でも、前を向こうという気持ち。その気持ちが持てるなんてすごいです。そうするしかないと、きっとがんばっているのかもしれませんね。
でも、気持ちが行ったり来たりしてしまっても、そしてたまにはなんだか少しお休みしたくなっても、その時々の、そのままのあいさんできっと大丈夫だと思います。流産は辛い経験ですが、共にいてくれたご主人さまやご両親。エコーでしか見ることができなかったわが子への思いも大切に、これからも無理なく、そのままのあいさんで過ごしてほしいです。

私はその後長い年月をかけ第一子を出産しましたが、何が良いという答えはないのだと思います。うまくお答えできなくて申し訳ありませんが、出産はゴールでもスタートでもありませんし、辛かった時期も、自分には大切な時間だったのかもしれないと今は思います。
あいさん、これからも応援しています。
また何かありましたら遠慮なく相談をお寄せくださいね。

 

相談者:あい 様
回答者:ポコズママの会スタッフ

3人目の子を25週で死産しました。 私には妹が2人いますが、一人は先日3人目を出産、もう一人も年末に出産予定で、死産後は妹達にも会う気になれずにいます。

【 ご相談内容 】
3人目の子を25週で死産しました。
まさか、自分にこんな事が起きるなんて今でも気分の浮き沈みがあり立ち直れません。

私には妹が2人いますが、一人は先日3人目を出産、もう一人も年末に出産予定で、死産後は妹達にも会う気になれずにいます。
赤ちゃんやお腹の大きい妹に会うのが怖いです。

他人の赤ちゃんや妊婦さんにはそこまでの感情がないのですが、どうしたら妹達に普通に接することができるか分かりません。
嫉妬なのか、単純に会うのが怖いのか、自分の感情すら分からなくなってしまいました。

そして一人の妹は15年ほど前に中絶をしています。
今さらその事が許せなくなり、平気な顔をして妊婦になっている妹に怒りすら感じてしまいます。
こんなことを亡くなった赤ちゃんは望んでないはず、と頭では理解しても気持ちは全く追い付きません。

苦しくて辛くて、どうしたらいいか分かりません。
乗り越えられるアドレスを下さい。

【 回答 】

たっちゃんさん

大切なお子様と25週でお別れされ、まだ心の傷が深いままですね。。。
 妹さんに対する心の揺れ動きはとても辛いですね。

流産や死産を経験された後、「赤ちゃんや妊婦さんを見たくない」「身近な人の妊娠や出産が喜べない」等の悩みはよく聞きます。
決して、異常なことでもないし、ご自身を責める必要もない、大きな喪失による悲嘆の一つだと思うのです。
私自身、5回の流産を経験する中で、そういう気持ちはものすごく強かったですし、そんな自分を受け入れられず苦しみました。

とくに、たっちゃんさんの場合は、実の妹さんとの関係ですので、よけいに複雑ですね。
 
「赤ちゃんは神様からの授かりもの」と言われるように、いくら望んでも授からないケースがある一方で、望まない妊娠に悩み中絶してしまうケースもあり・・・、本当に人間の力の及ばない領域だなあと実感します。

たっちゃんさんの辛さは、それだけ待ち望んでおられたのに会えずにお空に戻ってしまった赤ちゃんへの思いそのものですね。。。
その辛さを抱え続けることはとても苦しいことですが、すぐに消してしまわねば・・・と思う必要もないと思います。

今は、この日この時の日々の生活一つ一つを大切に過ごしていただけることをお祈りします。
 

相談者:たっちゃん様
回答者:伊藤 美奈子

はじめまして。アラフォーで自然妊娠し喜びも束の間、9週で稽留流産となり、先日手術しました。 割り切ることが必要だと思いますが、どうしたら良いか、よくわかりません。 前に進むために、なにかアドバイスをいただけたら幸いです。

【 ご相談内容 】

はじめまして。
アラフォーで自然妊娠し喜びも束の間、9週で稽留流産となり、先日手術しました。
まだまだショックからは立ち直れません。
特に、街で赤ちゃんや子供を見かけるのが辛くて堪りません。
友達や近所の子供の声に煩わしささえ感じてしまいます。
割り切ることが必要だと思いますが、どうしたら良いか、よくわかりません。

年齢的にも、またすぐ授かれる、と前向きにもなれません。
中には子供がいなくても、仲良く、楽しい生活をされているご夫婦もいっしゃいますので、そのような生き方もあるかな、と思いつつ、一度妊娠できたため、すぐに諦めることもできません。

前に進むために、なにかアドバイスをいただけたら幸いです。
よろしくお願いします。

【 回答 】

はじめまして。ポコズママの会のスタッフをしております。死産後、高齢妊娠、高齢出産を経験しています。

先日手術をされたとのこと。お身体の具合はいかがですか。まだまだ日も浅いです。どうぞゆっくりとご自愛いただきますよう願っています。

高齢での妊娠は、不安もおありだったのではないでしょうか。
おなかに来てくれた大切な赤ちゃん。
9週間信じ続けた赤ちゃんとのおわかれはとてもつらかったと思います。おかけする言葉も見つかりません。
街で赤ちゃんを見たくないし、子供の声も聞きたくないことは当然のことと思います。
くるみさんは、無理に自分の気持ちを割り切らなくても、どうもしなくても大丈夫だと思います。
そのままのくるみさんでいて欲しいです。今はそういう時期。そういうことも必要な時期なのだと思うことはできないでしょうか。

妊娠も諦めきれないとのことですが、一度きてくれた赤ちゃんを忘れることは難しいですよね。
確かに高齢だと妊娠の確立は低いかもしれませんし、妊娠できたとしても今回のこともあるし、さらに不安を感じてしまう事もあるかもしれません。
でも妊娠を希望するなら、自分の気持ちに正直に、素直にしたがっていくことしかないのだと思います。
思い通りにいかないこともあるかもしれませんが、そうしたら、またその時の自分の気持ちに問いかけていくしかないのではないでしょうか。

高齢でも出産したり、また子供を持つことを選ばず、夫婦での道、また自分の進む道を切り開いていかれる方もいらっしゃいます。どんな選択も尊いものだと思います。アドバイスになっていなくてごめんなさい。くるみさんのこれからを応援しています。
 

相談者:くるみ様
回答者:ポコズママの会スタッフ

2週間前、第二子を妊娠6ヶ月で死産しました。上の子が保育園に行っている間は良いのですが、帰ってきてからしんどいです。じっくり悲しみと向き合いたいのかもしれません。どうしたら上の子への気持ちが落ち着くのでしょうか。

【 ご相談内容 】
2週間前、第二子を妊娠6ヶ月で死産しました。
泣く時間は短くなってきたものの、誰にも会いたくなくて、引きこもってぼんやりしています。

上の子が保育園に行っている間は良いのですが、帰ってきてからしんどいです。
イヤイヤ期真っ只中の3歳で、ご飯は食べない、着替えない、力も強くて遊んでてもぶたれたりすると痛いし、本気で叱ってもママは怖くないようで、ヘラヘラしてばかり。
そのくせ、ねんねも抱っこもママしかダメでべったりです。
入院などで寂しい思いをしたんだ、わがままくらい許してあげないと、と思うのですが・・・
本当にイライラしてしまい、軽くですが手を上げてしまうこともあり、いつか虐待したらどうしようとよぎる時があります。

赤ちゃんが亡くなってしまい、産まれるって奇跡なんだと心から感じています。
上の子の無邪気な姿が悲しみを和らげてくれていると思う時もたくさんあります。
それなのに、たった3歳の我が子のわがままが本当に耐えられず、優しく出来ない自分がいます。
とにかく心に余裕がなくて、いつも胃がキリキリしています。
命への感謝と、疎ましさという相反する感情があり、混乱しています。
そして、こんな悲しい経験をしながら我が子を大切に出来ないなんて、本当にひどい母親だと悩んでいます。

今は子供も主人も不在の間の、骨壷をぼんやり眺めている時間が一番心穏やかになれます。
じっくり悲しみと向き合いたいのかもしれません。

どうしたら上の子への気持ちが落ち着くのでしょうか。
同じような経験をした方がいたら、ぜひ助けていただきたいです。

【 回答 】

グリーンさん、初めまして。
ポコズママの会のスタッフです。
まずは死産されて二週間とのこと、お体の調子はいかがでしょうか?
出産は自分で思っているよりも体力気力を消耗しています。まずはゆっくりと体を休めてあげてくださいね。

私も5年前に6ヶ月で第二子を死産しています。
その時上の子は2歳半でしたので、グリーンさんの状況と似ています。

お子さんに優しくできない状況、私も同じでしたので痛い程気持ちがわかります。
優しくしてあげたい、こんなにも尊い命だって痛い程わかっているのにできない、もどかしくて葛藤する気持ち、私も同じでした。

無邪気に笑っている我が子に救われている反面、死産してしまった子に申し訳ない気持ちでいっぱいになったり、あの子の笑顔は見られないんだという絶望感を抱いたり。

私も当時はもがいて苦しんで、一日一日がすごく重かったです。
グリーンさんと同じように外に出る気にもなれず、ただひたすら引きこもっていました。
家族以外に会うのが怖かったです。そんな日が1ヶ月程続きました。今までの人生の中であれほどの地獄はなかったです。

でも今振り返って思うことは、あまりにも突然の我が子との別れに心と体と頭がバラバラになっていたんだなぁということです。

今、目の前にいる我が子に優しくしなきゃという考えと、それについていけない気持ちと、思っている以上に疲弊している体がもう全部バラバラで自分でコントロールできなくなってしまっている。
余計に落ち込んで苦しんで。

解決するための明確な答えは私もわからないですが、一度きちんと悲しみと向き合う必要があるかもしれませんね。
上の子のお世話に毎日忙しい中で、きっとお子さんを亡くされた悲しみにフタをしてしまっているのではないでしょうか?

可能ならご両親やご主人に上のお子さんをお願いして、一日しっかりと悲しみと向き合ってみるといいかもしれません。

向き合うと言っても難しいですが、私の場合はひたすら一日亡くなった我が子のことを考えていました。
妊娠がわかった時から悲しくつらいお産の様子まで、ちゃんと思い出して向き合って、手を合わせてお空に還った我が子を思って涙が枯れるまで泣きました。

すごくつらい作業ですが、先に進むためには必要なことかなと思います。

私はそれで少し気持ちを整理できたような気がします。
もちろんそれで悲しみが消えたわけではありませんが、上の子とはしっかりと関われるようになったと思います。

まだまだ悲しみの中におられると思います。でもそれは当然のことで、焦る必要はないし、ゆっくりと時間をかけて自分自身を取り戻していけばいいんだと思います。
決して無理はせず、泣きたい時は我慢せず涙を流してあげてくださいね。
お空の赤ちゃんはきっとママのこと見守ってくれていると思います。
大切な我が子がお空に還っていった意味を考えてあげることも供養になると思います。

産後間もないお体ですので、どうかご自愛くださいね。そしてまた苦しくなったら遠慮せず相談をお寄せくださいね。

グリーンさんが穏やかに暮らせる日が来ることを心よりお祈りしています。
 

相談者:グリーン様
回答者:ポコズママの会スタッフ

今年の春に予定日より数日早くお産しました。産まれた我が子は2000?以下で目にも異常がありました。生後数日で赤ちゃんはなくなりました。とても辛くてたまりません。

【 ご相談内容 】

今年の春に予定日より数日早くお産しました。
妊娠中から小さめとは言われていたのですが、産まれた我が子は2000?以下で目にも異常がありました。

目と小さい事意外は特に異常がないと言われていたので、退院してから大学病院へ行く予定でしたが、生後数日で赤ちゃんはなくなりました。

どうしようもなかった事とわかってても、悔しい気持ちと悲しみで今も苦しいです。

妊娠中の後輩が幸せそうにブログ更新してるのをみれば、不真面目に働いてるくせに?同じ思いをすればいいのに?と怒りがこみ上げたり、臨月の妊婦さんをみれば、やっぱり私のお腹はちいさかったんだ…と思い知らされたり…
一人目も染色体異常で流産して、今回も…

とどめをさすように、旦那からはこんな悲しい思いするならもう子供はいらないんじゃない?と言われて絶望でしかありません。

何とか立ち直ろうと思っていますが、中々心が回復しません…
現在休職中ですが、来月には仕事復帰しなくてはいけません。サービス業の為、お客さんから産まれた?と聞かれたことにたいして、何て答えればいいのかなんて考えると、とても辛くてたまりません…
何でいつも私ばかりこんな目にあうんだろう、そればかりです。

【 回答 】

いづみさん

メールありがとうございました。読ませて頂きました。
(ご返信が遅れまして、大変申し訳ございませんでした。)

この世に生を受けたお子さまが生後すぐにお亡くなりになったこと、その悲しみはいかばかりかと存じます。察するに
あまりあるものでしょう・・・言葉がありません。
どのようにご返信差し上げればよいか、私もわかりません。
一度ならず、二度ともなれば、その辛い思いは計り知れないことでしょう。

今はその悲しみに身を委ねることが大切なのかもしれません。
ご自身のことだけを考えて過ごして頂ければと思います。
そうは言ってもなかなか難しいこともあるかもしれません。

ご夫君さまの言葉は、たぶんもう辛い思いをいづみさんにさせたくないということで出たものかもしれませんが、いづみさんにとっては「なぜそんな言葉が出るの?」というように、あたかも思えますよね。
それがまさに悲しみなのです。

そろそろ仕事復帰が近いことでしょうか。何よりもご自身のことを一番に過ごして下さい。
ご自身に思いやりを少しでも持って頂き、仕事や家事は少しずつ・・・というようにして頂くことが大切かもしれません。職場の信頼できる方に、現在の状況を予め話しておくのも一つのやり方かもしれません。
もし、お気持ちがあれば、ご自分の今の思いを、ポコズカフェのようなグリーフサポートの自助グループで話して頂くこともできるかもしれません。

お友だちが辛いときに、恐らくいづみさんはそのお友だちには心優しく接する方なのだろうと思います。
そんな優しさをご自身にも少し分けてあげるといいかもしれません。
今のご自身に一番優しく接してください。できる範囲でかまいませんから・・・

いづみさんにとって、少しでも心穏やかな日がいつか訪れますことを心より願っております。

 

相談者:いづみ様
回答者:富田 拓郎

1週間前に14週にて赤ちゃんを流産しました。2人目の妊娠でした。この辛さや不安そして悲しみをどうやって乗り越えていけばいいのでしょうか。

【 ご相談内容 】

1週間前に14週にて赤ちゃんを流産しました。2人目の妊娠でした。

流産の3日前に健診があり、そこでは元気に動いていて順調だと先生に言われていました。
その3日後、突然出血し、腰痛がありました。病院へ行った時には赤ちゃんの心拍が止まっていて、途中まで出てきてしまっていました。

この週数だと原因は分からないと言われてしまいました。
処置は悲しく辛いものでした。
流産を受け入れられず、最後まで赤ちゃんのことを見てあげることも出来ませんでした。

家族は一緒に悲しみ泣いてくれました。
でも、前を向いていくしかないと、私以外は踏ん切りがついていて、私だけが悲しみから抜け出せない状態です。
いつまでも落ち込んでいられないよ!と早く立ち直るように言われます。

自分のお腹の中にいたので、そんなにすぐに立ち直れません。
家族が励ましてくれるのは分かりますが、それも辛いです。

また、今回は育休中に2人目の妊娠でしたので、会社にも早い段階で報告していたので、おそらく多くの人が妊娠のことを知っていると思います。

復職して気を遣われるのも辛いですし、知らない人が2人目の話を悪気なくしてきたらと思うと復職する勇気が湧きません。上司や人事には報告し、気持ちが落ち着くまで休職させてくれることにはなりました。
しかし、いつ落ち着くかも分かりませんし、一生忘れられないと思います。

出来ることなら、また赤ちゃんを授かり元気に生んでから戻りたいと思ってしまいます。
また流産してしまったらと不安もあります。

実際、いつまでも休職していられませんし、どうすればいいか悩んでしまいます。
家族は、会社に迷惑を掛けるから、ある程度休ませてもらったら復職し、1年くらい働いて妊活するように言ってきました。

そんな風に私は考えることも出来ませんし、このように言われるのも辛いです。
この辛さや不安そして悲しみをどうやって乗り越えていけばいいのでしょうか。

【 回答 】

はじめまして。ポコズママの会のスタッフをしております。過去に2度の流産をしております。同じ経験者としてお返事を書かせていただきました。

3日前の健診の時には元気だったのに、突然のお別れとなってしまったのですね。本当に本当に悲しいお別れだったことと思います。

家族や周囲が前に進み始めると、自分だけ取り残されたような気持ちになるかもしれません。
私も流産したばかりの頃は主人の前でよく泣きましたが、主人は話しを聞いてくれました。でも、時間が経つにつれて、家族の前で泣けなくなってしまいました。「まだ落ち込んでいるの?」と思われるのではないかと思い込んでしまったのです。

赤ちゃんを亡くした時は、どうしても周囲の時間の流れと自分の時間の流れは違うように感じると思います。それが、当たり前のことですので、なかなか前に向けないからと自分を責めることはしないでくださいね。

お仕事については、ご理解のある職場で休職できたのはよかったと思います。復職するのは勇気がいりますよね。周りの反応も怖いですし、また妊娠したいという気持ちが強いときは、復職するタイミングも悩みます。

私は1度目の流産の後に退職を選んだのですが、何が正解かというのは分かりません。
人によっては、仕事をすることで気分が紛れてよかったと仰る方もいますし、退職して自分と向き合う時間を作ることで悲しみを癒して行けたと仰る方もいます。

ですので、ゆもったさんが、感じることや思うことを優先していいと思います。
自分の事を優先できる時期って人生の中でもそれほど多くないかもしれません。今を大切にお過ごしくださいね。
仕事に関するご相談の答えになっていないかもしれませんが、お伝えしたいことの一つでした。

お子様とお別れしたばかりで本当に辛い時期だと思います。この苦しみは一生続くように感じられるかもしれません。

でも、毎日を苦しいと感じながらも歩み進めて行くうちに、苦しみの中に、赤ちゃんからの愛情やメッセージを受け取る機会も増えてくると思います。
悲しみは忘れることはできないと思いますが、その痛みは柔らかくなっていきます。

今は本当にお辛いと思いますが、ゆもったさんの時間を大切にお過ごしくださいね。

 

相談者:ゆもった様
回答者:ポコズママの会 スタッフ

妊娠7か月で死産。若かったから誰ひとり賛成してくれなかったけれど、わたしはひとりでも幸せにしてあげるつもりやったのに。

【 ご相談内容 】
2月末に初めての子供が妊娠7か月で死産になり、一旦は落ち着いてたのですが、今の時期がちょうど予定日の頃で。また気持ち的に落ち込んできて。
地元が田舎なので、みんな結婚出産が早く、今年20歳ですが出産ラッシュで。Facebookもインスタもみんな幸せそうな報告ばっかりで。
若かったから誰1人賛成はしてくれなかったし、相手も認知もしないって言ったけど、わたしは1人でも幸せにしてあげるつもりやったのに。

夜の仕事だから気付かずにお酒を飲んでたのがいけなかったのか。お客様も従業員も喫煙者がおおかったからいけなかったのか。自分も気づくまでタバコ吸ってたからいけなかったのか。
何が悪かったかわかんないけど、周りは若いからまだ次があるって言うけど、わたしはあの子じゃないと嫌だったのに。

お母さんには、育てられんけ自分でおろしたんやないん?って言われて。
彼氏が最近できたけど、あんなことがあったばかりなのにまた男かって言われるし、もうどうしていいか意味がわかんない。どうしたらいいですか。

【 回答 】
ひかるんさん
はじめまして。メールを読ませて頂きました。
大変な状況にもかかわらず、メールを頂いて本当に感謝しています。ありがとうございました。

2月末ということはかれこれ5ヶ月くらいが経とうとしているでしょうか。お若いにもかかわらず、大変な経験をされたと思います。妊娠がうまくいかなかったことで、一層つらくなり、どうしようもなくなってしまったのですね。
幸せな結婚であればよかったのでしょうが、お話を聴いていると結婚や妊娠を取り巻く状況がとても難しかったようですね・・・

そんな大変な状況でも、ひかるんさんは誰にも頼らず、ひとりでがんばろうとしたのでしょう。生まれてくる赤ちゃんを育てようと、本当に一生懸命でしたね。誰も周囲の人は助けてくれないと思ったから、ひかるんさんは自分がよけいにがんばらないといけないって、そう思ったのでしょう。そんな矢先の死産だったので、ショックで気持ちが不安定になるのも無理ないことです。

一般に、人間はストレスが自分でコントロールできず、かつ、誰にも頼れない状況になると、つらさを一時的にでもこのつらさを和らげるために、酒やタバコを多くとることがあります。これは意志が弱いとか、性格の問題では決してありません。しんどい状況になれば、誰でもなりやすいものです。ひかるんさんはお酒やタバコの多い職場で仕事をされていましたから、そうしたものをご自分で手に入れやすい環境にあったかもしれません。

人は寂しいと、誰かに頼りたくなるのは普通のことです。今の彼氏さんは恐らく素敵な人なのでしょう。そういう素敵な男性は寂しいひかるんさんにとって、確かに頼れる存在かもしれません。ただ男性ですので、ひかるんさんがまた傷つかないか、私は少し心配に思います。

今のひかるんさんはご自身を責めたり、つらくなったりしやすいかもしれません。ひかるんさんと似たような経験をされた方なら、多くの方が同じように感じやすくなります。
あまりにつらくなったときには少しはお酒に頼ってもいいでしょう。酒を無理して止めようと思うとかえってつらさが増してしまいます。酒はほどほどなら、つらい気持ちを少し楽にさせてくれます。

今回、赤ちゃんは本当に残念でした。でもそれはひかるんさんが悪いのでも、お酒やタバコを飲んでいたからでもありません。いわば交通事故に遭ったようなものです。本当に不運なことでした。
今はご自身のことだけを考えて過ごして下さい。今日やることは明日に延ばして、楽(らく)なことをして過ごす。これが大切です。まわりの人は、それはそれで、あくまで他人。ひかるんさんはひかるんさんです。それでいいんです。

もしつらくてどうしようもないとき、興味があったら、こんなセルフケアのやり方があります。熊本の震災のときに新聞で報道されました。
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20160607132048522

もしできれば、同性の友だちと話ができるとよりいいかもしれません。世間話からでかまいません。いきなり重い話より、その方がいいかもしれませんね。
信頼できる友だちも見つからず、また、つらさもそのままか一層ひどくなり、調子がずっと悪いままになってしまったら、全国にある公的機関の「精神保健福祉センター」が相談に応じてくれることもあります。お近くのセンターの情報を探してみて下さい。
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html

ひかるんさんのこころがこれ以上傷つくことなく、少しでも穏やかになりますように、切に祈っております。

相談者:ひかるん様
回答者:富田拓郎

流産から3年後に妊娠。慎重に迎えた臨月に、原因不明で死産。3年半が経ち、また悲しくて泣くことばかりです。この人生があと何十年も続くのかと思うと、とても辛く苦しいです。

【 ご相談内容 】

1人目を初期流産で亡くし、それから3年後に妊娠、今度は同じ事にならないようにと、とても慎重に大切に、出来ることは全てして何一つ問題なく迎えた臨月予定日1週間前に原因不明で死産。

1年目はいつも死にたいと思っていました。2年目は少しずつ泣くことが減ってきました。
3年が経ち、気持ちも落ち着いてきたように思っていましたが、3年半経ったこの頃は、また悲しくて泣く事ばかりで、この先の人生に意味を見出せず、自殺の方法を調べたりしてしまう日もあります。

子供はいませんが夫婦仲はとても良く、旅行に行って気分転換をしたり、仕事も勿論していますし、生きる理由を作るために新しいことを始めたり、それなりに努力をしてきました。
それでもこの人生があと何十年も続いて行くのかと思うととても辛く苦しいです。

【 回答 】

はじめまして。ポコズママの会スタッフをしております。お返事が遅くなりました。
私も、状況は違えど、中期死産と初期流産の経験者です。経験者の立場で、あまり参考になりませんが、お話させて頂きますね。

メールを拝読させて頂きまして、本当に心が痛みます。
お一人目を初期流産で亡くされてから三年後の妊娠…… この妊娠が判るまでの三年間も長くお辛いことであったと思います。きっと妊娠期は不安も大きく毎日無事なる出産を願い、お過ごしであったことでしょう。そして、何一つ問題なく迎えられた臨月予定日一週間前のお別れ……
今日に至るまで、色々な想いと感情が交錯する中、どうにか日々を過ごしてこられたお気持ちお察し致します。

食事、睡眠はとれていますか?
とても心身が心配です。

自身の話になり恐縮ですが、私の場合は、高齢でもあり、ある時点で妊娠することを諦めました。
が、ここからが長いトンネルだったように思います。憤りや自責、色々な感情がありましたが、結局残るのは悲しみであり、涙も枯れません。そんな毎日の中、色んな書籍や文献から、苦境の意味合いや、亡くなった我が子からのメッセージを自然と探していたように思います。いつの頃からか、この世で一生懸命に生きて人生を全うし、自身が天に召された時には、胸を張って我が子と会えるように……と思えるようになりました。
悲しみは生涯消えないけれど、時の流れと共に少しずつの歩みは、お空の子供に導かれているような気がして今生きています。赤ちゃんは、私の生きる道筋に何かを伝えるために来てくれて、お空に還ったのかなと。
悲しく辛い経験が、必ず、また幸せに繋がっていると思います。苦しみ、悲しみの経験から得た学びもありますね。

まろんさん、ご夫妻とても仲良しとのことでパパの愛情も感じます。お子様のことを話せるママがいなくなるとパパが悲しみます。パパもお辛いことでしょう。

おひとりで泣かれることがありませんように。沢山の仲間もいますよ。
私も何年経っても、ポコズカフェに参加すれば、ママたちと涙しています。お空の赤ちゃん、今は、心の中で育み一緒に生きています。こんな気持ちの芽生えは少しずつ……かな。

我が子のために共に歩んでいきましょう。
また、お近くのポコズカフェでお待ちしています。
まろんさんの心身ご健康を我が家の天使ちゃんと心からお祈りしています。
時節柄、どうぞご自愛くださいませね。

相談者:まろん様
回答者:ポコズママの会 スタッフ

20週で死産。立ち直れたつもりでしたが、妊娠がわかった日が近づき、感情コントロールできないことが起きるように。不安感がおさまりません。

【ご相談内容】
去年の11月に20週で赤ちゃんを死産しました。
上の子や周りの人のおかげでなんとか立ち直ることができました。出来たつもりでいました。
今年の4月からは、やりたかった仕事を始め大変ながらもどうにか頑張って来れていました。
しかし、もうすぐ二人目の妊娠がわかった7月22日が近づいてきます。
仕事中に急に頭によぎり涙がでてしまったりと感情のコントロールが出来ないことが度々起きてしまっています。
なれない仕事のストレスもあるかと思いますが生理も不順になってしまいました。病院に受診してなにも異常はありませんでした。
これから先、どんどん不安定になってしまうのではないかと心配です。
しばらくしていなかった流産についてインターネットで調べることもしてしまい自分をさらに追い詰めています。
来年の夏にはまた妊娠をしたい考えているのですが、それもいまから不安に思ってしまいます。いま心配したり考えたりしても仕方ないのはわかっているのですが不安感がおさまりません。
まとまらない文になってしまいましたがどうしたら気持ちが安定するのか悩んでいます。

【回答】
みはるん。さん、以前ご相談頂いた際にもお返事させてもらったポコズママの会のスタッフです。
新しいお仕事を始められたとのこと、とてもすごいことだと思います。でもその中でやはり気持ちと体のバランスがまた崩れ始めているのかもと心配です。
もうすぐ妊娠がわかった時期がやってきて不安定になる。その気持ちは痛い程わかります。妊娠判明の喜びはやはり何ものにも代え難い幸せなことですから。
不安定になる時期はきっと他にもあって、私の場合は5年経とうとしている今でも出産予定日や命日には心がザワザワしています。もちろん日々の生活の中で正直考えなくなった日はあります。でもやっぱり心のどこかであの子のことを忘れたくない、忘れてはいけないと思ってるんだと思います。
 
次の妊娠を望まれているのに、不安定で生理不順になってしまっていることはやはり心配になりますね。
でも気持ちが落ち着かないのは当然なんだって割り切ってみませんか? 大事な我が子を亡くして、一年や二年で気持ちの整理がつくなんて有り得ないと思います。不安定になって、当然です。心配になって当然です。
もちろんずっとずっと向き合っていなければいけないわけじゃなくて、たまには忘れてみたり、でも時には涙したり、そんな風に浮き沈みを繰り返しながら、亡くなった我が子と共に生きていけばいいんじゃないかなぁと思います。
体のことは心配ですが、なるべくリラックスして、思いつめないようにしてみてはどうでしょうか?それでも生理不順が続くようなら受診してみてもいいかもしれないですね。

まだまだ我が子を亡くして半年と少し、その中でみはるんさんはとても頑張られていると思います。上の子のお世話や仕事、気持ちが追いついていかない時があって当然ですよ。あまりご自分を責めないでくださいね。私も本当の意味で気持ちが落ち着いたのは亡くしてから一年が経った頃くらいのことだったと思います。
まだまだ時間がかかっても仕方ないですし、それはみはるんさんが弱いからとかでは絶対ないです。だから無理しないでくださいね。お仕事も無理し過ぎず、しんどい時は休んだりしながら、ゆっくりのんびり進めていってくださいね。

また何かの時には遠慮なく相談をお寄せください。決して決してひとりではありません。何か力になれることがあれば幸いです。
これからますます暑くなりますからどうかご自愛くださいね。みはるんさんが穏やかに幸せに過ごせますように、お祈りしています。

相談者:みはるん。様
回答者:ポコズママの会 スタッフ

20週で人工死産。今でも胎動のようなものをかんじます。精神的に不安定になり、浮いたり沈んだりの繰り返しです。心はどうすれば早く回復しますか?

【 ご相談内容 】
7か月前に20週で人工死産しました。
お産の記憶が辛く今でもお腹に赤ちゃんの胎動のようなものをかんじます。死産をしてから精神的に不安定になり、浮いたりしずんだりしていて、特に私の場合は少しでも体が怠かったり痛かったりすると極度の不安に陥ります。お腹の赤ちゃんのことではなく自分の体のことばかり気になり最低な母親です。
徐々に良くなってきたかと思うとまた落ち込んで不安になったりの繰り返しです。元々明るさと元気が取り柄だったので自分がこんなになるとは思ってもみなかったです。
死産を経験すると自分では大丈夫と思っていてもこのように不安になったりするものなのでしょうか?
2歳半の上の子もいるのでなんとか笑顔でいっぱい遊んであげたいです。心の回復はどのようにして行ったら早く回復しますか?
取り留めのないわかりにくい文で失礼しました。よろしくお願い申し上げます。

【 回答 】
桃太郎さん はじめまして。ご相談、読ませて頂きました。
大変なご経験をされましたね・・・
人工死産ということで、予期しないことがたくさん起きてしまって、本当につらいお産になってしまったのでしょう・・・
お察しするにあまりある状況です。

死産というのは本当に不幸なことですが、他の人に語られることの少ない経験です。ご家族でもなかなか話題にしづらいもので、おそらく桃太郎さんも誰にも言うことなく、お一人でずっと心に秘めてしまったのかもしれません。

一般に、人間はつらい経験をすると、脳からの指令で、身体のどこかに、あたかも警告のような反応が起こるときがあります。これは人間だけではなく、動物そのものが進化の過程で得てきた、生きるための手段のようなもので、つらい経験をした人の多くには、こうした反応を示すことがあり、正常なものです。
もしかすると桃太郎さんの身体の痛みや調子の悪さ、不安な気持ちはそうしたものに近いのかもしれません。今は、脳が「休んで欲しい。もっと楽に過ごして欲しい」と桃太郎さん自身に訴えているのかもしれません。

ここで、一つ考えてみて欲しいのですが、もし桃太郎さんの親友が今の桃太郎さんと同じ経験をしたなら、桃太郎さんはどのように声をかけますか?
おそらく、普段はとてもお優しい桃太郎さんでしょうから、「それだけつらいことあったら、落ち込んじゃうよ。つらくなっちゃうよ。誰でもそんなつらいことがあったら、からだもこころもしんどくなるよね」って、そう答えるのではないでしょうか?
その言葉をご自身にもそのまま語りかけて下さい。ご自身への思いやりを尽くして下さい。いつ回復するかという答えは難しいのですが、そうした思いやりを自らに与えることで回復の力が蓄えられていきます。

周囲の方、ご家族の力もいっぱい借りましょう。今はゆっくり過ごすことです。今日できることは明日に延ばしましょう。泣きたいときにはいっぱい泣いてもいいんです。頑張らずに、自分に優しく接して下さい。
桃太郎さんの心が少しでも安らかに、穏やかになる日が訪れますように、心から祈っております。

相談者:桃太郎様
回答者:富田拓郎

子供を出産時に亡くし、カウンセリングをうけつつ立ち直ろうと頑張っています。悲しみより恨みのような気持ちが強く、そんな自分をどのように浄化したらよいのかわかりません。

【 ご相談内容 】

子供を出産時に亡くしてから数ヶ月後に鬱病になり、カウンセリングをうけつつ立ち直ろうと頑張っています。
最近気がついたのですが子供を亡くしたことで性格がかなり変わってしまいました。そんな自分が恐ろしく大嫌いで自分が一番信じられません。ベビーカーで子供を連れて愛おしそうに歩いている人や子供を見るとものすごくイライラしたり、健康そうに歩いている夫婦をみたらイライラしたり。
そんな自分が怖いです。

子供を亡くした当時は子供が愛おしくて大好きすぎて悲しくて悲しくて泣いてばかりいました。毎日毎日泣いていました。
そのうち自分だけなぜこんな目にあうのか、そしてうつ病にもなって、なんでこんなに苦しむのかすべてが悪循環で立ち直ろうとしてもきれいな心で前を向いていけるのかわかりません。

こんな汚い黒い気持ちは妊娠前はまったくありませんでした。私は歪んだ人間になってしまったのでしょうか。悲しみよりも怒りや妬み、恨みのような気持ちが強く、そんな自分をどのように浄化したらよいのかわかりません。
主人は立ち直っています。早く次の子供をせかしてきますが私は自分が黒い気持ちをもったまま妊娠してよいのかこの気持ちは一体何なのか、これが本当の自分なのかわからず混乱しています。

【 回答 】

リリーさん。その後体調はいかがでしょうか?
「まさかこんなことが―」。りりーさんは、ご出産の時がお子様とのお別れという辛い経験をなさったのですね。

りりーさんは、今、「この気持ちは一体何なのか」とお悩みを「相談室」にお寄せくださいました。
私は、りりーさんのご相談を拝見して、「なんとまっすぐに心の動きを見つめることができる方なのだろう」、「こころの不調に対して、必要な環境を整える前向きな行動力を持つ方なのだろう」という印象を持ちました。

カウンセラーとの対話やさまざまな学びを通して、喪失や悲哀からの回復には、プロセスがあること等は、すでに承知されていることでしょう。頭ではわかっていても、吹き荒れる感情の嵐―。その内面をりりーさんは、自分の言葉として語るチカラを持っています。りりーさんの感情の豊かさが伝わって参ります。

さて、赤ちゃんとのお別れという哀しみの出来事にりりーさんもパートナーも、周囲の方たちも深い影響を受けています。特に、母であるりりーさんは、お子様が生きた数十週の証がご自身の心身に深く、深く刻まれています。これは、忘れようとしても忘れることはできない証です。母だけが知っているいのちの鼓動、母だからわかってあげられるいのちの価値だからです。「赤ちゃんは生きていたのよ」という気持ち、「赤ちゃんはお空に帰ってしまったの…」という気持ち、両極端な気持ちの間で揺れるのは、人としてとても自然なことであると私は思います。
でも、いつものように日々の暮らしを営々と過ごしていかなければなりません。深く哀しんでいる心の世界は、外からは見えません。りりーさんには、透明なガラスで向こうの世界と自分の世界が隔てられるような感情に悩む日もおありだったのではないでしょうか。

こんな汚い黒い気持ちは妊娠前はまったくありませんでした。それは、その通りのことなのです。赤ちゃんとのお別れした経験からはじまった、とても自然な感情なのですから―。
街で見かける子どもや家族に対して、イライラする。赤ちゃんとのお別れを経験したほとんどの方がそのような感情をお話くださいます。そして、その人その人がさまざまな工夫を重ねていらっしゃいます。
例えば、子どもとあわないように生活時間をシフトして、その時期を過ごしたという方もいれば、そうしたくても家の前が幼稚園で避けることができなかったという方―。姉妹や親族が同じ時期に妊娠出産をして、「おめでとう」と言えない苦しみ等など―。

でも、そのような嵐は、いずれ凪の時が来るというのも、現実です。その道のりはひとりひとり違います。大切にしたいことの順番があり、時間も人それぞれです。「怒りや妬み、恨み」はあることが、人として自然なことです。ところが、「赤ちゃんとのお別れ」等の出来事は、当事者にとっては、メンタルヘルスの危機ともいえる状況ですが、「なぜ、私だけが―」や「誰もわかってくれない」ということが、もうひとつの辛さです。
この辛さは、共通の経験がある人同士の共感と情報提供の中で、ゆっくりと癒されていくものでもあるかもしれません。そのために、ポコズママの会などの自助グループの存在があります。残念なことに、日本では、どの街に住んでいても、自助グループがあるとは限らないかもしれませんが、機会があれば、共通の経験を持つ人同士の中で、ご自分の感情を言葉にしていくことも意味があることかもしれません。

また、りりーさんの性格は変わっていません。愛別離苦という深い人生観を知る人として、人間力を深められている途上なのではないでしょうか。そして、それを導いてくれるのは、りりーさんのお子様。たとえ短くても精一杯生きたいのちの存在です。
そのような感情に気付く日が必ず訪れて参ります。たくさんの「仲間」がそのことを実証してくれています。

最後に、パートナーについてですが―。
愛別離苦という経験は共通していますが、パパとママで感じ方は違います。「赤ちゃんとのお別れ」を悲しまないパパはいません。そして、赤ちゃんをいのちがけで育んだ妻のことを愛おしく思わない夫はいません。パートナーは、第一に妻のことを想い、これから父になろうと思っているのですが、妻の方は、母が第一になっていて、時には、妻の立場は優先順位が低くなっていたりするかもしれません。しかし、パートナーが自分の想いをどのような態度や言葉で伝えるか―最初から映画やドラマのようにできるご夫婦もなかなか少ないようです。言葉や態度にする程にすれ違ってしまうこともあるようですが。
なかには、「夫のほうが立ち直れない」、それが辛いという方も―。すったもんだしながら、自分たちのそれぞれの想いの色合いの違いを理解し合う―これも大切な人生の歩き方なのではないでしょうか。

りりーさんは、今は、赤ちゃんとのお別れという経験と真摯に向き合っていらっしゃるのだと思います。そのまっすぐで正直なところがりりーさんらしさなのではないでしょうか。そして、今、いのちの意味を知る人として新たなりりーさんが再生されている過程でもあるかもしれません。人生には、自分の力ではままならないことがある―それを知るには、愛別離苦は辛すぎる経験です。しかし、それを知る人は、慈愛を深め、その後の人生の質を高めていかれます。
そのことを、私は、心から応援させていただきたいと思っています。

相談者:りりー様
回答者:田村 芳香

死産後8ヵ月経ちましたが、周囲の出産や妊娠に嫉妬し避けたり嫌な顔をしてしまいます。死産を伝えた友人とは交流もなくなりました。せめて周りへの態度を改めるにはどうすればよいでしょうか?

【 ご相談内容 】

19週で死産して、8ヶ月経ちました。
周囲の出産や妊娠に嫉妬し、あからさまに避けたり嫌な顔をしたりしてしまいます。
友人も出産が多い年齢のため、メールを見るのも辛くなり、仲の良い友人には死産のことを伝え、伝えた友人とは交流もなくなりました。

気持ちを誰かに聞いてもらおうと、出産予定だった助産院や友人に気持ちを打ち明けたこともありますが、「どう言葉をかけてよいか分からない」と言われたり、困惑した顔をされるのを感じ、今は3歳の娘の前で時々話をするぐらいで、後は一人で泣いています。

悲しいのは仕方ないし、嫉妬も仕方ないと自分に言い聞かし、悲しみが和らぎ、そして次に妊娠できるのを待ちながら毎日過ごしていますが、毎日堂々巡りといった感じです。
せめて、周りへの態度を改めるにはどうすればよいでしょうか? まとまりのない質問で申し訳ありません。

【 回答 】

はじめまして。ポコズママの会のスタッフをしております。
19週での死産。とてもお辛い経験をされましたね。8ヵ月もがんばってこられたのですね。相談室に打ち明けてくれてありがとうございます。

周囲の出産や妊娠も喜べず、避けたり嫌な顔をしてしまうとのことですが、それだけ辛い経験をされたのですから、そのような気持ちを持ってしまう事は当然のことではないでしょうか。私にも死産経験がありますので、そのお気持ちはとてもよくわかります。
辛ければメールなどは見なくても良いし、友人とも無理して交流することはないと思います。今は自分の気持ちに正直にいて欲しいです。それでもきっと大丈夫です。今は悲しい気持ちをおさえず、ひとりでたくさん泣ことが必要な時期なのかもしれません。

でも、自分の気持ちを誰かに伝えられない。苦しいですよね。
周りの方もおそらく力になりたいと思っていても、どうしていいかわからない。また、こちらも素直になれないことがあるかもしれません。
ポコズママの会では「ポコズカフェ」というお話会を開催しています。同じような悲しみをかかえた方々と話をしたり、また自分の話を聞いてもらったりしています。話す話さないは自由です。その場に一緒にいるだけでも大丈夫です。よろしければ参加してみて下さいね。
また、このような場に行けないのであれば、体験談などを読んでみてはいかがでしょうか。ポコズママの会のHPにも、たくさんの人たちが寄せてくれた体験談があります。ひとりではないと思えるだけでも、何か得るものがあるかもしれません。

私は死産から10年以上経過しておりますが、ゆっくりと悲しみが優しいものになっているように感じます。心の回復は、早い方が良いわけではなく、その方それぞれなのだと思います。でも、時間薬はいつか必ず効いてきますよとだけはお伝えしたいです。

疎遠になってしまった友人も、たとえこちらから意識的に距離を置いてしまったとしても、理解してくれている人は必ずいます。今は周囲へのことはあまり気にせず、その優しさを自分自身にむけて欲しいと心から願っています。
同じ死産経験者として、応援しています。
3歳の娘さんにお話ができることも素敵ですね。3歳でもきっと何かを感じていると思います。

相談者:よしこ様
回答者:ポコズママの会 スタッフ

14週で死産。初めての妊娠でした。産後休暇を取り仕事復帰しましたが気持ちが追いつきません。何がしたかったのか忘れたり、落ち込む毎日です。どうするのがベストでしょうか。

【 ご相談内容 】

約2ヶ月前に14週で死産しました。初めての妊娠でした。子宮内胎児死亡。病理検査もしましたが原因不明でした。
産後休暇を取り、今月から仕事復帰しました。以前はフルタイムでしたが時短、週の半分出勤に切り替えましたが、仕事復帰してから気持ちが追い付かず不安定さが増しました。
休暇中は、時間を有効的に休みながら家事をすれば良いと思えましたが、今は何をしようと思ったのか、何がしたかったのか忘れたり、頭では分かってる通りに物事が進まず落ち込む毎日です。
一回カウンセリングなり話を聞いてもらう機会を設けた方が良い自覚はありますがどうしたら良いか分かりません。
どうするのがベストでしょうか。

【 回答 】

みぃさん、拝読致しました。(お返事が大変遅れてしまい、申し訳ありませんでした)
本当に大変なご経験でしたね・・・言葉がありません。

死産をされた後に、ショックを受けたり、不安定になったりすることは、同じような経験をされた方ならよく起きることが知られています。みぃさんの今回のご経験はそれだけ大きなものであったということですね。これをグリーフ(悲嘆)と呼ぶことがあります。
今何をしようと思ったのかわからなくなったり、今したかったことを忘れてしまったり、頭で思ったようにものが進まないように思えるのも、そうしたグリーフの反応のひとつと言えます。
いつグリーフが落ち着くのか、というのは一概には言えないのですが、人によっては数ヶ月から1年程度はそうした状態が続くこともあります。これはつらい経験をされた方であれば、比較的多くの方にみられることであり、病気ではありません。
それでもおつらい気持ちが続いて、誰かに話したいということであれば、ポコズカフェのような体験者の会に出てみるという方法もあります。

今は何よりも無理をしないで、自分を大切に過ごして頂きたいと思います。仕事の状況はいかがでしょうか?
つらいときには身体と頭が一緒に動かないことがよくあります。そんなときは仕事を無理せずに、というのも一つの考え方です。
今日できることは明日に延ばしましょう。今日を、みぃさんだけのために過ごすことが大切かもしれません。
みぃさんにとって少しでもお気持ち安らかな日が訪れますように、心からお祈り致しております。

相談者:みぃ様
回答者:富田拓郎

はじめまして。初期流産から2週間で悲しみがいえないのは、おかしいでしょうか。また、夫と仲を戻すにはどうしたらいいのでしょうか。

【 ご相談内容 】

はじめまして。初期流産から2週間で悲しみがいえないのは、おかしいでしょうか。
また、夫と仲を戻すにはどうしたらいいのでしょうか。

私は、子宮筋腫合併妊娠し、7月13日に9週で流産しました。その直後から子宮筋腫編成痛で1週間、腹痛と高熱にくるしみました。ここ数日、ようやく熱が下がってきて、産院で子宮筋腫治療のための大学病院を紹介してもらったところです。

流産直後は、初期流産は仕方のないこと、不妊でないとわかっただけでも良しとしよう…と思っていました。でも日が経つに連れ、自分を責め、また同時にどうしてこんな目にと恨みがましく思い、また今後の不安で心がいっぱいに

子宮筋腫変性痛は子供を流してしまった祟りなのではないか、どうして流れてしまったのか、子宮筋腫がいけないのかもしれない、私の体のせいで申し訳ない…。

流産で産院に行けば妊婦と赤ちゃんばかりで心を乱され、近隣は保育園が多いので胸が痛み、と悲しくなるばかりの毎日です。

夫は、2週間も経っているのにだらしがない、付き合いきれない、と私を責めます。

どうしたらいいのか、自分で心にカギをかけるのが良いのかと思いますが、未だだるさや腰痛があって体調がついていかず、涙が出てきてしまいます。

【 回答 】

はじめまして。ポコズママの会のスタッフをしております。過去に初期流産を2回経験しています。

私自身の経験を振り返ると、2週間で何事もなかったよう過ごせるなんてことはありませんでした。むしろ悲しみは強くなってきた時期だったと思います。

はじめはただ、ショックや赤ちゃんを失った悲しみに泣き暮らしておりましたが、すこし時間が経つにつれ、お腹に赤ちゃんがいないら辛さ、もう赤ちゃんは授かれないのではないかという絶望感につぶされそうでした。

さらには、てふ2さんと同じように、自分を責めたり、祟りなのではと悩んだりもしました。妊婦さんや赤ちゃんを見るだけで涙が出る時期は1年くらいあったと思います。

てふ2さんは、とても赤ちゃんを大切にされ、誕生を心待ちにされていたと思います。その悲しみは2週間でなくなるものではありません。それだけ愛情深いママだったのです。

人によって違いますが、一般的には、赤ちゃんを亡くした女性の心の回復には1年かかると言われています。あくまでも目安であり、長い人もいらっしゃれば短い方もいらっしゃいます。短いから愛情が少ないわけでもありません。大切な赤ちゃんを亡くされた気持ちが和らいでいくにはそれなりの時間が必要なのです。

てふ2さんの感情はママとして当たり前の感情ですから、おかしいなどと悩まないでくださいね。もし、ご主人様がご理解くださらない場合は、ポコズママの会のサイトを読んでもらったり、流産された方の体験談を読んでもらえると、てふ2さんのお気持ちも理解してくださるかもしれません。あるいは、泣いたり辛そうにしている奥様の姿を見るのが辛くて、思わず出でしまう言葉かもしれません。ご主人の精一杯の励ましという場合もありますので、ご夫婦で気持ちを伝え合えると良いのですが、いかがでしょうか?

苦しい毎日が続くと、この苦しさが永遠に続くように感じて途方に暮れるかもしれません。忘れることはなくても、他のことに意識が向いたり、笑えたりすることが増えてきます。てふ2さんのペースでお進みくださいね。

 

相談者:てふ2様
回答者:ポコズママの会 スタッフ

心拍確認後の流産でした。仕事をしてしまった時期と重なり、悔やみきれません。二人兄弟になるはずだったのに、目の前のわが子ひとりだけを愛せない、そんな冷めてしまったような感覚です。

【 ご相談内容 】

41歳、一歳になる男の子がいます。
この子を産む前の初めての妊娠の時に、初期の繋留流産を経験しました。すぐに今の子を授かり、幸せと忙しさであの時のことは覚えていても、正直辛かった思いは薄れて来ていたと思います。
この子に兄弟を作ってあげたいとの夫婦揃っての考えで、産後半年からタイミングで子作りを始め、何回目かのチャレンジで妊娠発覚。勝手な親の都合ですが、いろんな計画にもタイミングが合っていて、良かったと喜んでいました。

心拍も確認出来、すっかり安心していました。私は妊娠発覚前に受けていた仕事(身体を使う仕事です)を1回限りだし、と行いました。(妊娠中でもやっている人もいるし、影響があるとは考えませんでした)

それから数週間後の定期検診で、心拍が確認出来ず赤ちゃんが亡くなっている状態であることが分かりました。12週目に当たりましたが、大きさは9週くらいの大きさということで、私が仕事をした週と重なります。私が殺したんだという思いが強く、悔やんでも悔やみきれません。

これからどうするのかという夫婦の話し合いで、主人は子供を持ってからは、前みたいに安易に次作ろうとは思えない、と言います。その考え自体は理解出来るし、ちゃんと考えているからこその考えと分かるのですが、ショックでした。

私は辛いけれど、次またチャレンジして、早く失った子に再会したい。次がなければ、何を目標に生きていけばいいか分からないのです。年齢もあり、次作るなら急がないといけないし、出来るかの確証もないし、焦りと不安が交錯しています。

我が子は可愛い盛りです。なのに、流産してから、何か大事な物を失ったような感覚で、目の前の我が子が一番大事と頭で分かっていても、何か冷めてしまったような感覚なのです。二人兄弟となるはずだったのに、一人だけを愛せない、そんな感覚です。

今は誰かに気持ちを聞いてほしい、側にいてほしいと思う気持ちはありながら、誰にも会いたくないし引きこもっていたいです。
どうやって私は生きていけばいいのか、アドバイスをお願いいたします。

【 回答 】

こんにちは。
まずは、ポコズママの相談室に繋がってくださってご相談くださり、ありがとうございます。大きな喪失感と悲しみの中で、文章をまとめることもご負担だったのではないでしょうか?

タイミングもよく順調だったからこそ、待望の赤ちゃんのいのちがなくなってしまったことは大きなショックになっていると思います。
医療者として一つ強く申し上げたいのは、仕事をたまたま受けて後悔されているということですが、初期の流産は赤ちゃんの問題があってのことですから、仕事を受けていなかったとしても流産していたのではないかと考えられます。ですから、ご自分を責めるのはやめていただければ…と思います。そうはいっても、簡単なことではないかもしれませんね。

これからのことのご夫婦での話し合いで、意見が違ってしまったということも悲しいことでしょう。
早く次の子を・・・という焦りと、次は簡単なことではないという慎重な意見と・・・
やはり、お二人でよく話し合うしかないことだと思います。

「我が子は可愛い盛りです。なのに、流産してから、何か大事な物を失ったような感覚で、目の前の我が子が一番大事と頭で分かっていても、何か冷めてしまったような感覚なのです。

二人兄弟となるはずだったのに、一人だけを愛せない、そんな感覚です。」とのことですが、赤ちゃんを愛しているからこその気持ちだと私には思えます。
上のお子さんにはいろんなことをしてあげられるのに、天使になってしまったお子さんには抱っこしてあげることもできない・・・それがとてもつらいからこそ、一人だけを愛せないという気持ちになるのではないでしょうか?
でも、りえさんは、いのちは短かったけれど、天使になってしまった赤ちゃんのお母さんです。愛情あふれるお母さんだと思います。

短かったいのちにも意味があると思います。かわいい盛りを育ついのちにも意味があると思います。ご夫婦で意見が違っていることにも意味があるのかもしれません。
それらの意味を考えていくということがりえさんの人生なのかもしれません。

ゆっくり考えたり、しっかり悲しんで泣いたり、こころや身体が辛いときには引きこもってだらだらしたり、信頼できる人にお話を聞いてもらったり、同じような経験を持つ人のお話を聞いてみたり、そういう時間を過ごしていく中で、自分の人生を歩く力をすこしづつ取り戻していけたらいいと思います。

大きな悲しみに包まれているりえさんに自分の人生を歩く力を取り戻してという言い方は厳しい言い方なのかもしれません。そう感じられたら、本当にごめんなさい。

相談者:りえ様
回答者:佐山 圭子

はじめまして。30代の女性です。人間として歪んでいるのか流産した赤ちゃんを恨んでしまいます。前向きになれるように相談にのっていただけたら助かります。

【 ご相談内容 】
はじめまして。30代の女性です。
人間として歪んでいるのか流産した赤ちゃんを恨んでしまいます。
まるで悪魔のように思えてしまうので悩んでいます。

結婚して5年、二回の流産を経験しました。
一回目は結婚1年目、心拍確認後の8週で亡くなり自然に流れるのを待って12週で体内からでてきました。
二回目は結婚5年目で不妊治療3年目で自然妊娠した待望の赤ちゃんでした。
心拍も確認出来て、8週目順調かと思いきや先週に心拍が止まり今週末、手術することになりました。

一回目に流産の時、ショックが強く精神的に不安定でストレス性のひどい腰痛になり6カ月、ろくに家事もできず歩けませんでした。ひどいときは靴下をはくことすらできなくなりました。
そしてメニエールにもなり、毎日ひどいめまいと耳鳴りで何度も倒れたり吐いたりして入院もしました。吐くことが多かったせいか逆流性食道炎、胃潰瘍にもなりました。

インストラクターをしていたので、体調が悪すぎて仕事をやめました。
いろんな治療も受けて転地療法もして2年経ってやっと回復してきて不妊治療を始めました。
そして不妊治療に100万以上もかけて体質改善や子宮ポリープの切除手術などもして、3年後の今やっと2回目の妊娠をしたのに、また流産・・・。

なんだか、赤ちゃんのせいで自分の身体は腰痛にもなりメニエールにもなり、胃潰瘍や逆流性食道炎にも悩まされ、健康な心身を奪われたように思います。
健康な心身だけでなく、仕事も時間もお金もたくさん奪われました。
また、流産の時の痛みもトラウマです。
赤ちゃんが生まれるわけでもないのに、出産のような痛みをあじ合わされるのです。あの痛みはなんの生産性もない・・・とんでもなく損をしている気分です。今週末、またそんな無毛な痛みを味わうことになるのだと憂鬱しかありません。何のために赤ちゃんは私のところにきたのでしょうか。まるで私を苦しめるためにおなかに宿ったような悪魔に思えるのです。

そう思える自分が嫌です。
こんなだから私は母親になれないのか。
人間的に未熟すぎるのか。

周りに相談できる人がいません。実の母は早くに亡くなり、知らない土地に引っ越したので知人もいません。
実家の近くの友人たちは流産した人がいないので電話もできないし、旦那は優しく寄り添ってくれますが申し訳ないけど旦那の言葉はまるで響いてきません。
男のお前に何がわかるんだって逆に腹が立ってきます。
こんな汚い内面の吐露することにみじめさすら感じますが、前向きになれるように相談にのっていただけたら助かります。
よろしくお願いいたします。

【 回答 】

ハスキーさん、初めまして。
ご返信が遅れまして、本当に申し訳ありません。

手術はもう終えられた頃でしょうか。御身のお加減はいかがですか?どうぞお大事になさってください。

二回の流産、おつらさはいかばかりか、察するにはあまりあるものかと存じます。なんと書いてよいのか、申し上げる言葉も見当たりません。

一般に流産や死産の経験は、女性の心身に大きな影響をおよぼすことがよく知られています。ハスキーさんのご経験は同じような経験をした女性には比較的みられるもので、つらい経験のあとにはこういうことになる人が少なくありません。こうした状態をグリーフと呼びます。
これは自分にとって大切な人、大切なものを失った状態と同じです。

つらいことを経験し、自分のことがイヤになってくると、お腹の子のことも否定したくなります。お子さんを恨んでしまう感情、あるいはお腹の子が悪魔に思えてしまうというのも、広い意味でグリーフの一つと考えることができます。グリーフというと、悲しみの感情のように理解されがちですが、必ずしも感情だけではなく、ものの見方が変わってしまったり、身体の状態が悪くなることもよくあります。グリーフは心身全般に影響するということです。

「これだけ苦労して妊娠したのに、なぜ?」と思うのは、ハスキーさんのようなつらい経験をされた方なら誰でも、そう考えやすくなります。それほどの苦労をしたのだからこそ、つらさがより一層、強くなってしまうんですね。このことをご自分で責めてしまって、さらに自分がイヤになってしまう・・・
一種の悪循環のようです。その悪循環をさらにご自分で責めてしまったり・・・こうした状態のときに一番大切なことはこうした経験があると、誰でもハスキーさんの状態と同じようになる可能性が高い、ということを知ることです

今のハスキーさんの状態はハスキーさんが人間的に未熟だとか、母親に向いていないからだということではまったくありません。
むしろそうしたつらい経験があれば、誰でもそういうつらい状態になってしまうということです。

ここで一つ、ちょっと簡単なことを試してみて欲しいのですが、ハスキーさんの一番大切な友だちが今のハスキーさんと同じ経験をしたとしましょう。ハスキーさんはその大切なお友だちになんと声かけしますか?この声かけを、そのままの言葉で自分自身にしてみることができるでしょうか?

ハスキーさんに大切なことは、今のご自身のことをこれ以上、責めずに、今の状態を見つめていくことかもしれません。
気持ちを見つめていて泣きたくなったら、泣いてもいいんです。

ご主人の言葉が胸に響いてこないというのも、同じ経験をした女性でよく見られます。男性もこうした状況では夫として、そして(父親になれなかった)男性として、一種のグリーフを経験しています。
ただ気持ちを言葉に出しやすい女性とは、男性ではグリーフに対する対応の仕方や気持ちの出し方が少し異なることがあります。
この男女の微妙な違いが、その後の夫婦のコミュニケーションを変化させることもよくあります。
まずは、ご主人もグリーフを経験している当事者であると知り、ときにはご主人の気持ちを聴いてみることもあり得るのかもしれません。

もし、ご自分に少しでも外出したり、誰かに話したりしたいという気持ちが出て来たら、ポコズカフェのような、同じような経験をした人同士で体験や気持ちを分かち合うグループ(こういうグループを自助グループとか、セルフヘルプグループと呼びます)があちこちにあります。
そうした会でお話しをされてみる、というのも一つの方法です。同様の会はポコズママの会だけではなく、さまざまな場所でさまざまなグループがあります。よかったらネットで検索してみて下さい。

今は、今日できることは明日以降に延ばしてゆっくり心身を休めましょう。これからのことは、あとで考えるのがいいと
思います。今はご自分に一番優しく、自分を大切にして、自らに慈しみの気持ちで接してください。

ハスキーさんに、少しでもこころ安らかな日々が訪れますことを切に祈っております。
 

相談者:ハスキー様
回答者:富田 拓郎

晩婚で自然妊娠ができたのですが、18トリソミーという染色体異常のため、死産を選びました。待ちわびてようやく授かった命を、親の決断で止めてしまったことへのとてつもない罪悪感で、立ち直る自信がありません。

【 ご相談内容 】

はじめまして。先週21週6日で死産いたしました。
晩婚だったこともあり、結婚後すぐに婦人科の検査をした結果、自然妊娠は難しいということもあり、人工授精4回したものの結果は出ず、不妊治療1年間行ったところで体外授精に進むまでにクリニックを少しお休みした期間に自然妊娠がわかったのが今年の4月です。
妊娠がわかったとき、夫婦で泣いて喜びました。こんなにうれしいことがあっていいのだろうか。努力は報われるんだ!神様っているんだなって。ほんとにほんとに嬉しくて、胎嚢確認、心拍確認、予定日決定、どの検診でもホッとしては涙が出てきました。
それからの検診では、毎回順調と言われており、今月初旬の6ヶ月の精密超音波検診で、性別がわかるかなあと夫婦で有給をとって楽しみに病院に行きました。

そこで、一気に天国から地獄へと世界が変わりました。
染色体異常の可能性を指摘されました。心室中核欠損、小脳低形成、脳に水が溜まっている、指の重なり、耳の位置が低い、これらがあてはまるものは18トリソミーという染色体異常だとのこと。羊水検査をするなら簡易結果まで最低1週間かかるため、もし今回の妊娠を諦めるということであれば明日にでも羊水検査を行うべき、と言われ、まったく頭の整理がつかないまま、翌日羊水検査を行いました。

それから結果が出るまでの1週間は気が狂ったように泣き、会社も行けず、私が高齢のせいで卵子の質が悪かったんだ、夫に申し訳ない、今まで不摂生な生活をしてたから、と自分を責め続けました。

羊水検査の結果(FISH法)は100個の細胞の中で92個に18番染色体が3本確認できたとのことで、18トリソミーにほぼ間違いない、とのことでした。覚悟はしていたものの、ショックは大きく泣き叫びました。18トリソミーは、子宮内死亡の確率も高く、生まれてきても1才を迎えられるのは10%という、重い染色体異常ということ、18トリソミーの子を持った人のブログをひたすら見続けた結果、私たちにはいつ亡くなるか不安を抱えたまま妊娠を継続していくことができない、18トリソミーを受け止めきれないという、親の勝手な決断で諦めることを選びました。

このとき、胎動は毎日感じていて、待ちわびてようやく授かった命を親の決断で止めてしまうことへのとてつもない罪悪感を感じて一緒にいなくなりたいと思いました。この子が自分の意思で命を止めるまでおなかの中で育ててあげるのが本当の母親なのに、私はわが子を殺すことを選んでしまったのです。

21週6日までに時間もなく、羊水検査の結果からわずか数日で入院し、出産をすることになりました。
娘は、お医者さんもびっくりするくらいごく少量の薬で破水とともに生まれてきてくれました。もちろん、今まで経験したことのない痛みでしたが、母体に負担がかからないようにしてくれた親孝行の娘さんだね、と助産師さんに言われました。
生まれてきた娘を胸に抱えて、夫と、私たちのところに来てくれてありがとうと、心からの感謝の気持ちを伝えました。

産院では、幸せそうなおなかの大きな妊婦さんや、出産直後の新生児を抱えた人、面会に来て赤ちゃんを変わる変わる抱っこしている家族がたくさんいました。
その横で、自分の意思でわが子の命を絶ってしまった私は、あんな形でしか娘を生んであげられなかった自分への怒り、後悔に押しつぶされ、私も、他の妊婦さんみたいに、痛みの先に大きな幸せが待っている出産がしたかった。娘の産声が聞きたかった。おっぱいをあげたかった。家族3人で川の字で寝たかった。なんで、なんで私はほかの妊婦さんにできたことができなかったんだろう。そんなにバチがあたることしたのかな、一生懸命生きてきたつもりなのに、こんなに悲しいことがなんで起きたんだろう、もう、立ち直れる自信がありません

子供が生まれるということもあって、無理をして家も購入しました。正社員で仕事もしていますが、この先仕事に復帰できる自信もないです。会社でも、安定期に入ったところで全社に私の妊娠が発表されました。家のローンもあるため、私が働かないとどうにも生きていけないので、仕事には来月復職しなければなりません。

もう、40才までもあと数年ですし、もともと不妊だったので、次に子供が授かれるかもわかりませんし、わが子の命を絶った私にまた赤ちゃんが来てくれるとは思えません。

グリーフケアに行ってみようかな、という気持ちになりましたが、まだ踏み切れません。
これから先、どうやって気持ちを立て直していけばいいのか、まったく先が見えない毎日です。
長々と失礼しました。

【 回答 】

らんこさん。待ち望んだ妊娠で、大切な娘さんとお別れしなくてはならなかった辛い思いを、よくご相談くださいました。
妊娠中期以降に、赤ちゃんに何らかの気になる所見がみつかることはあります。
18トリソミーは、お腹の中で人生を全うする赤ちゃんもいます。
らんこさんのように、妊娠を終えるという道を選択された、ご自分を責める気持ちを抱く方は多くみえます。どんな選択でも迷いますし、後悔することもあります。それが、人というものだと思います。

医療者も驚くような少ない薬で、上手に生まれてきてくれた娘さんは、本当に親孝行な子ですね。ママとパパに会いたくて会いたくて、その時を待っていたのだと思います。

赤ちゃんたちは、自分の最高な姿を見せてくれると、現場にいていつも感じます。
“この時”が良かったんだなと、赤ちゃんたちの思いを感じます。
らんこさんの娘さんは、大好きなママとパパに抱っこされ、「来てくれてありがとう。」と言われ、どれだけ嬉しかったでしょう。娘さんの願いを、無意識に、ご自分たちの意思として、受け取られたのですね。

娘さんが成長する未来の姿を思い、新しい家も購入されたとのこと。確かに経済的に大変ですよね。もしかすると、娘さんは、ママとパパにその家にどうしても住んで欲しかったのかもしれません。
きっと、すべてのことを、一緒に考え、迷い、選んでいたのでしょう。

妊娠前の生活や心に戻ることは、なくても良いかもしれません。
間違いなく、娘さんのママとパパになったのですから。たとえ悲しい経験でも、ご夫婦からご両親になった、貴重な経験だと思います。

娘さんは、ママとパパのすべてが大好きなのです。
無理に進まなくても大丈夫。

どれだけ時間がかかってもいい。
誰かが決めることではありません。
今までの努力に無駄はなく、すべて意味があるはずです。らんこさんの体や、重ねてきた年齢、生き方に、何ら責めるものはありません。

子どもは親を選ぶとも言われますが、そうかもしれませんし、そうではないかもしれません。
ただ、らんこさんご夫婦の娘さんは、その時のあなたたちのところに来てくれました。きっと、その時が良かったのです。自分の人生を輝かしてくれるママとパパは、らんこさんご夫婦だったのです。

娘さんとのお別れは、悲しい経験です。
どんな気持ちを抱いてもいい。どれだけ時間がかかってもいい。
これから感じること、経験することも、すべてに無駄なことはなく、意味があると思います。

そのままのご自分を大切にしてください。
きっと娘さんは、ママとパパのことをお友達に自慢しながら、寄り添っていると思います。

相談者:らんこ様
回答者:吉田 京子

同僚と同じ月に妊娠しました。私は8週で流産。同僚が育児休暇から復帰する日が近くなり、精神的に辛いです。どうすれば心穏やかに生活できますか。

【 ご相談内容 】

職場の同僚と同じ月に妊娠をしました。
不妊CLに通いやっとできた赤ちゃん、私は8週でだめになり、同僚は無事出産、育休中です。

同僚がお腹が大きくなるのも「私もうまくいっていれば同じように……」と自分を重ねて悲しく惨めになりました。
心が壊れそうな時、同僚も絶対安静で休職、そしてそのまま産休、顔を合わせなくなった事で前向きになれるようになりました。

同僚が育休中に再度妊娠流産を経験、しかし2回目は比較する同僚がいないため心はどうにか保たれてました。

しかし、今回、同僚が育休明けで復帰をします。同僚を見ると、以前のように自分と重ねて合せ心が壊れてしまうのではないか、そして同僚が帰ってくる日が近くなり精神的に辛いです。

上司には理由は伝えず、部署変えを希望したのですが却下され、同僚と顔を合わせないように、あとは仕事を長期で休む事を考えてます。
しかし、こんな事で長期休めるのか? 診断書などをお願いするのは不妊CLなのでしょうか? ちなみに仕事場は妊活などでは休めません。

同僚がたまに子供を連れてくる事が増えると思うと、自分も同じくらいの赤ちゃんがいたはずなのに…と辛くてたまりません。
もし何かの薬を飲んでこの気持ちが治まるのなら、同僚と顔を合わせて仕事を休まず頑張りたいです。
どうすれば心穏やかに生活できますか?

【 回答 】

苦しい悩みを拝読し、私自身、そのお気持ちが切実に伝わってくるだけに、どうお答えしてよいか悩んでしまいました。御回答が大変遅くなり、申し訳ございませんでした。

黒ごまさんのように、大事ないのちを喪われた後、「赤ちゃんや妊婦さんを見たくない」「友だちの出産にも“おめでとう”が言えない」と悩まれる方は多いです。
しかも、そんな自分が嫌で、「自分自身が悪い人間になった」と、さらに自分で自分を責めてしまうケースも珍しいことではありません。辛いですね。。。
黒ごまさんの場合、その「会いたくない相手」が同僚さんで、しかも「同時に妊娠し、同僚は無事に出産した」という事実が、ますますご自身を追い込むことになっているのでしょう。
同僚さんという存在そのものが、失くされたお子様のことを思い出させるという不安を大きくしているのですね・・・。

そんな状況の中で、黒ごまさんは、「長期で仕事を休むこと」を考えておられるのですね?
でも、一方で「この気持ち(苦しさ)が治まるのなら、同僚と顔を合わせて仕事を休まず頑張りたい」というお気持ちもあるのですね?

まず、前者についてですが、ものすごく辛い状況に対し「一時避難」することは大事なことです。ただ一方で、その「一時避難」がいつまでになるか、そこにも不安材料はありますね。それと、仕事を休めたとしても、「こころ安らかな休暇」になるかどうか、そこにも心配は残ります。
仕事を休んで時間ができた分、よけいにいろいろなことを考えてしまったり、「なぜ、同僚は仕事に復帰しているのに、何の落ち度もない私の方が仕事を休まねばならないか・・・」という思いが起こってきたりすることもあり得ます。
収入がなくなってしまうという現実的な問題も起こってきます。

そこで、選択肢を、もう少し広げてもいいかなあと思います。たとえば、

①今の仕事を辞めて、別の職場・仕事に移る
②今の職場で、同僚に合わない工夫をする
③今の職場で、同僚とうまくやっていく工夫をする

①については、転職そのものの大変さはありますし、あまり現実的ではないかもしれません。でも、もしそれが可能なら思い切って、新しい活躍の場を開拓するのも一つですね。

②については、たとえば、上司が「話を聴いてくれる・わかってくれる方」なら、本当の状況を話し、配置転換を再度頼むということもできますね。ただ、上司の方や職場の雰囲気によっては、そうすることが「逆効果」になる恐れもありますので、これも簡単ではありませんね。

③については、黒ごまさん自身も望んでおられることですね。
「この気持ちが治まる薬」については、精神科や心療内科、あるいは、今通院されている不妊クリニックでも、投薬の相談は出来ます。ただ、黒ごまさんが期待するような効き目はないかもしれません。
一方、そういう気持ちの持ちようを改善する方法として「認知行動療法」という治療(カウンセリング)をしてくれるクリニックも増えています。効果は期待できますが、多少、時間はかかります。

さらに、(黒ごまさんと同僚さんとの関係性がわかりませんが)もし、本音で話ができる関係であるなら、今の辛い状況を伝えてみるということも選択肢の一つです。
今の、この辛い状況は、黒ごまさんが悪いわけでもないし、同僚さんが悪いわけでもないですね。伝えることで、同僚さんも、黒ごまさんの辛い状況をわかってくれる(あるいは想像してくれる)かもしれません。
ただ、この選択肢についても、同僚さんがどういう方か(わかってくれそうな人か)どうかという点は心配ですし、カミングアウトすることで、黒ごまさんがよけいに辛い気持ちになるようなら、正しい選択肢とはいえません。

悲しみや苦しさについては、自分自身を大事にしながら、ゆっくり時間をかけることも必要だと思いますが、今回のご相談のように現実的な問題については、どこかで決断をしていかねばならないという難しさが伴いますね・・・。
黒ごまさんが結論を出していかれる何かのヒントになれば嬉しいです。

相談者:黒ごま様
回答者:伊藤 美奈子

3人の子供がいますが、4人目、5人目の子を死産しました。赤ちゃんをあきらめきれない自分はおかしいでしょうか。これ以上子供を望むのは問題があるのでしょうか。

【 ご相談内容 】

私は3人の子供がいますが、4人目、5人目の子を死産しました。
4人目の子の時には胎盤剥離になり私も出血が多く命も危険でした。その後5人目の赤ちゃんを授かりましたが、15週で先日原因不明でお腹の中で亡くなってしまいました。

現在私は39歳で、前回の4人目の赤ちゃんを亡くした後に、どうしても赤ちゃんをあきらめられず、主治医に伝えたところ、「すでに3人も子供がいるのに、リスクを犯してまた妊娠したいなんてことは問題がある」、「どうしても欲しいなら養子をとれば良い」などと言われました。

それでもやはりあきらめられず、転院して妊娠の許可があり今回待望の5人目の赤ちゃんを授かりましたが、亡くなってしまいました。

2回続けての死産で、まだ3週間しか経っていないのですが、毎日が辛くて、生きているのに精一杯です。 そんな中でも、主人と3人の子供達がいてくれるのが救いです。今、目の前にいる子供達を亡くなった子供達の分まで大切に育てていこうと思う中で、まだ赤ちゃんをあきらめられない自分がいます。

そんなふうに思う自分は、4人目の子を亡くしてからおかしくなってしまったのでしょうか?周りからみれば3人も子供がいて、2回も死産をして、しかもそのうち1回は、命も落としかけ、年齢も39歳で。

私もこれが他の人のことならきっと、もう辞めといたらいいのに。と思うと思います。時間がたてば私もそう思えるようになるのでしょうか?

これ以上子供を望むことはやはり、以前の主治医に言われたように問題があるのでしょうか?
毎日そんな事ばかり考えて苦しいです。しっかり3人の子供達のことや、家事をこなしたいと思っているのに、苦しくてつらくてうまくできません。

【 回答 】

ひかりんさん、苦しい気持ちをうちあけてくださって有難うございます。ひかりんさんは、5つの<いのち>のお母様なのですね。5人目のお子様は、15週生きられた―。
でも、哀しいお別れをなさってから、まだ日も浅いのですね。

>しっかり3人の子供達のことや、家事をこなしたいと思っているのに
それは、ママであるひかりんさんの自然な気持ち―。 日々のご家族の暮らしを支えているのは、ひかりんさんなのでしょうね。

>苦しくてつらくてうまくできません。
その日からまだ数週間…。お気持ちが揺れるのは、自然なことです。体調はいかがなのでしょう?

医療が進化したと言われますが、母体の実際が見える訳ではありません。それがもどかしいですね。母体が元気を取り戻すには、それ相応の時間が必要だというのに…。
子宮が治癒したり、女性ホルモンのバランスが戻っていくために、優しい環境に護られていたいのに…。
まして、痛むこころはもっと見えない世界です。
ひかりんさんのご家族は、ママと赤ちゃんの異変に心を痛めながら気遣いをされていることでしょう。 今は、まだまだ緊急事態です。 普段はひかりんさんがこなしていることも、「チーム家族」で手分けしてちょうどよいと思います。 「今はお願い、ね!」と助け合って過ごしてくださいね。

>4人目の子の時には胎盤剥離になり私も出血が多く命も危険
そうだったのですね!
それまでの3人のお子様の妊娠・出産も、一人ひとりにご心配な出来事もおありだったことでしょう。 出産はいのちを懸けての大事業であることを、ひかりんさんは実感されてきたことでしょう。でも、「まさかこんなことが…」。
赤ちゃんとのお別れは、初めてのご経験…。しかも、ひかりんさん自身もいのちの危機に直面なさったのです。ひかりんさんが生きていてくださることに、ご家族はこころから感謝していることでしょう。本当に、生きていてくれてありがとう!と…。
この経験と向き合うだけでも、本当に辛い日々であると思います。その上に、ひかりんさんが経験されたことは、ドクターの言葉…。

>リスクを犯してまた妊娠したいなんてことは問題がある
>どうしても欲しいなら養子をとれば良い
私は、ドクターとひかりんさんが向き合う診察室の光景を何度も何度も思い浮かべてみました。

ひかりんさんは、お別れした赤ちゃんの<いのち>を主語として向き合っている―。
ドクターは、目の前にいるひかりんさんの<いのち>を主語として向き合っている―。

もしかしたらドクターにとっては、赤ちゃんのいのちを助けられなかったことに対しての気持ちもいろいろあったとは思いますが、多量の出血をされた母親の<いのち>を助けることができた安堵も大きかったのかもしれないですね。

お互いに<いのち>と向き合っているのに、「主語」のすれ違いが、ひかりんさんの<哀しみ>の源泉となったように私には思えました。ドクターもいろいろなお考えがあると思います。その時のドクターは、母親の<いのち>のリスクを知っていて欲しかったのかもしれません。
でも、それは感情的な言葉で伝えられるべきではありません。 医学の知識としては圧倒的な情報の違いがあるのですから、患者に対しての説明責任を尽くすことも専門性であると、私は思います。
お別れした赤ちゃんもまた、<いのち>として確かに存在していたことを母親の体が記憶しています。
一方、母親は、心身共に、赤ちゃんと同化しているのですから、自分の<いのち>と赤ちゃんの<いのち>を区別するなんて感覚的にできないこともあります。
そのような心情を理解してくださって、「<いのち>の対話」に誘ってくださる医療であってほしいと、私は心から願います。

5つめの<いのち>をお迎えしたことは、ひかりんさんとご家族にとっていろいろな意味があると、私は感じました。

>どうしても赤ちゃんをあきらめられず
ひかりんさんは、お別れした赤ちゃんに「もう一度、会いたい」、「家族として迎えたい」というお気持ちがあったことでしょう。
そして、ご家族も同じ思いであることで、5つめのいのちをお迎えになられたのだと思いました。

>転院して妊娠の許可があり
ひかりんさんは、実際に行動されました!
このことで、4番目の<いのち>のお別れに立ち会ったドクターとは異なる考えのドクターを選ぶという自己決定をされました。

>毎日が辛くて、生きているのに精一杯
赤ちゃんとお別れした直後です。今は、哀しみの嵐の真只中。辛いですが、それは、人としてとても自然なこと。 生きている証でもあると、私はいつも思っています。

>2回続けての死産
次の妊娠・出産のリスク等については、今のドクターとの話しあいをすることで、リスクや時期などについて、ご夫婦で知識を深めながら、取り組まれてはいかがでしょうか。
医学は進歩しているように見えますが、子宮という<いのち>の世界のことは、見えないこともいろいろです。
医師も数値で示せることばかりではないと思いますが、対話を重ねることで、ひかりんさんが、自分のことを自分で決めていくことができるために、理解を深めることは大切なことであると私は思います。

ひかりんさんとご家族が経験されたことには、このようにいくつもの深い意味があると思います。

複数の課題が重なり合っているのですから、ひかりんさんが辛いのは当然です。
<いのち>は、ひとりひとり、それぞれが大切!
ひかりんさんは、<いのち>の大切を知る人です。
ひかりんさんは、ご自分の感情と向き合いながら、ていねいに生きようとする人であることが、伝わります。

でも、ひとりで辛い経験と向き合うことはしんどいです。
時には、赤ちゃんとのお別れを経験した<仲間>と気持ちのわかちあいができるとよいと思います。
「まさかこんなことは―」という出来事は、経験した人だから通訳なしで伝わる言葉があるものです。

相談者:ひかりん様
回答者:田村 芳香

中学1年の女の子のステップマザーになり、35才で8週で繋留流産。今年の1月に胞状奇胎から侵入奇胎で抗がん剤治療を受けました。親戚に会いづらく、集まりにも出席できません。心療内科などカウンセリングを受けたほうがいいのでしょうか。

【 ご相談内容 】
34才で結婚して、中学1年の女の子のステップマザーになり、35才の去年5月に8週で稽留流産、今年の1月に胞状奇胎から侵入奇胎で抗がん剤治療を受けました。
その後、親戚に会いづらく、集まりにも出席出来なくなりました。
同時期に妊娠した親戚は無事に出産しており、それも一つの要因だと思いますが、結婚式でさえ、出席出来ず、この気持ちが変わる兆しもなく困っております。
解決するために、心療内科などカウンセリングを受けたほうがいいのでしょうか?
ちなみに夜は眠れますし、仕事も家庭のことは出来ています。
ご教示の程、よろしくお願い致します。

【 回答 】
はるさん、初めまして。
2度もおつらい経験をされたこと、そしてご自身で想像だにしなかった抗がん剤投与を受けたこと、はるさんにとってはどれほどの衝撃であったか、察するにあまりあるものだったかと存じます。

人間は一般に、それまでに経験したことのないほどのつらい経験を、まさに「まさか」と思うような予想もしないかたちで経験すると、トラウマになることがあります。
おそらくはるさんにとって、誰でも妊娠・出産はできると思っていたのに、そうならなかったという現実は、まさに衝撃的だったことでしょう。しかも抗がん剤までとなれば、その衝撃はいかばかりか計り知れません。
そういうトラウマ経験のあとには、人間関係が変わることがよく起きます。トラウマ後に、人間関係が変わったり、それまでに普通に付き合っていた友人や親戚がよそよそしく感じたり、自分とは遠い人のように思えたりすることがあります。はるさんはおそらくそうしたご経験を現在されているのだろうと思います。
理由はさまざまですが、例えば、他の人とどんなふうに話したらいいのか、あるいは、子どもを見たときにどう接すればよいのかなどが、わからなくて怖く感じるようになり、対人関係が変わってくることもあります。

それでも仕事や家事をがんばっておられるはるさんは本当に努力されているんだな、と思います。これは大変なことです。そんなご自分のことを、どうぞご自分でたくさんほめてあげて下さい。それだけのことができるのは大変なことなのです。

とてもがんばりすぎて、身体がついていけないことがあるかもしれませんね。解決というよりも、ご自分のつらいお気持ちを否定せずに、どなたかに話すこともいいかもしれません。また、同じ経験をされた人の集まる(例えばポコズカフェのような)少人数のグループで話をしてみるということもあるかもしれません。

いずれにせよ、なによりもご自分の生活のペースを大切にして、「したくないことはやらずに」、ご自分に思いやりをはせて生活することをお勧めします。
カウンセリングもときには役にたつかもしれません。専門家のところでお薬をもらって服用するよりは、話を聞いてもらえる人として、そうした手段もあり得るかもしれません。
はるさんにとって、少しでもお気持ちが和らぐ日が訪れますことを祈っております

相談者:はる様
回答者:富田 拓郎

2回目のご相談となります。先日、友人から妊娠した、と報告がありました。どうやって心を鎮めればいいのでしょうか。

【 ご相談内容 】
先日は、ご回答いただきましてありがとうございました。
2回目のご相談となります。

死産から1か月以上経ち、少しずつですが、泣かないでいられる時間も増えてきました。が、産後休暇もじきに終わり、来月から職場復帰でどんな目で見られるのだろうか、と、怖くて仕方ありません。

そんな精神状態の中、先日、友人から妊娠した、と報告がありました。結婚して3ヶ月で授かったとのこと。私の人工死産も伝えていたのですが、彼女なりの気遣いで報告してくれました。

彼女はかなり親しい友人です。
それなのに、心から喜べない自分がいて、彼女が新型出生前診断をする、と言ってきたので、陽性が出ちゃえばいいのに、とわずかに思ってしまいました。最低です。友達なのに。
私は結婚して2年でようやく授かった子が染色体異常で、人工死産を選んでわが子の命を止めてしまった。それなのに彼女はあっさり授かり、きっと順調に出産するのでしょう。心が穏やかではなくなり、気が狂ったように泣き叫びました。一晩中、ずっと泣き叫ぶ私に夫も冷ややかな目で見てきました。

母と姉に友人の妊娠を妬んで荒れたメールをしたら、
「いい年して人並みの苦労と辛さを経験してないとあんたみたいに自己中のわがままになるんだ。今回の死産は、あんたに人並みの辛さを経験させるために、赤ちゃんが試したんだ。」
と、姉から返信がきました。姉は子供がいます。1回の妊娠で無事に生んでいます。人工死産した人の気持ちなんてこれっぽちもわからないくせに、と怒りで震えました。家族が苦しんでいるときに、追い打ちをかけるあなたのような人は家族とは思えない、と縁を切ると伝えました。

夫も気が狂ったように泣き叫び、パニックになる私と一緒にいることが苦痛のようで、家にいても前みたいに話してくれず、私を見る目がとてつもなく冷たいです。

いままで仲の良かった姉や母とも関係が悪化し、最愛の夫からも見放された私は、赤ちゃんの遺骨に向かって、「あなたは何をしに来たの?私を悲しませるために来た?私と家族の仲を引き裂くために来たの?6ヶ月無駄だった」と本当にひどいことを1回言ってしまいました。そんな自分が許せません。染色体異常を抱えながらもエコーで一生懸命動いてくれて胎動も感じさせてくれた私を母にさせてくれた大切な娘なのに、私はなんていうことを言ってしまったんだろう。後悔でいっぱいです。娘も聞いていたでしょう。私を恨んだでしょう。生きる価値のない人間です。

どんどん自分が壊れていくにつれて、周りの人が離れていきます。
このまま夫にも愛想を尽かされたら誰もいなくなる・・・と思うと、息ができなくなり、夜も眠れなくなります。

どうやって心を鎮めればいいのでしょうか。
赤ちゃんに対してひどいことを言ってしまった自分が許せません。
こんな醜い感情を捨てるにはどうしたらいいのでしょうか。

助けてください。
【 回答 】

らんこ様

ご相談内容、拝見しました。赤ちゃんを亡くされて1カ月。とてもつらく苦しい1ヶ月だったと思います。

少しずつ少しずつ落ち着く時間ができてきた中、お友達の妊娠のお話、心が揺れ動いてしまいますよね。

本当だったら私も・・・と、思い描いていた未来と現実のギャップ。結婚後すぐに妊娠できたお友達と、待ちに待った妊娠で赤ちゃんとお別れしなければならなくなった、らんこさんご自身との差。いろんな感情が沸き起こってしまうのは自然な事です。

らんこさんは、とてもやさいし方なので、お友達に対して複雑な気持ちを抱いてしまう事を責めていらっしゃいますが、赤ちゃんを亡くした多くの女性は同じような気持ちを経験されていると思います。ですから、けっして、ご自身を責めずに、「これだけ辛い経験をしたのだから、自然な感情なのだ」と、ありのままの気持ちを認めてあげて欲しいと思います。

しかし、ご主人様やご家族が理解してくれないことは辛いことですね。苦しんでいるらんこさんを見たくないから元気になって欲しいという気持ちからの発言や態度だったのでしょうが、言われた方は傷つきますね。

らんこさんにとって、赤ちゃんがとても愛しく大切な存在であるのと同じように、ご主人様やお母様、お姉様にとって、らんこさんは大切な存在です。言葉が足りなかったり、適切な言葉ではないと第三者の私も感じましたが、ご家族の愛情が故の発言なのでしょうね。今すぐ受け入れることはできないかもしれませんが、らんこさんを思っての発言であったたことを心の片隅に置いていただき、もう少し時間が経って、穏やかに話し合えるときが来ることを祈っております。

赤ちゃんはとても愛情深い存在です。特にママの事は大好きです。ですから、辛い時に赤ちゃんに八つ当たりのような発言をしても、ママの辛い気持ちを丸ごと受け止めてくれる存在だと思っています。

らんこさんの娘さんもそうだと思いませんか?ママの気持ち、丸ごと受け止めてくれていると思います。恨むことなんてけっしてしない尊い存在です。そして、らんこさんに醜い気持ちなんてありませんよ。我が子を亡くしたママなら、感じてしまう当たり前の気持ちですもの。

ご家族との問題は一度に解消するのは難しいでしょうから、まずは、ご主人様との関係を優先させてみませんか?2人でお話してできる時間は作れるでしょうか?ご主人様を大切に思っていること、感謝していることを伝えながら、娘さんへの想いをお話しできれば、ご主人様も奥様を思う気持ちをお話ししてくださるのではないかと思います。

娘さんの存在が、らんこさんご夫婦の絆を強くしてくれることを願っています。

 

相談者:らんこ様
回答者:ポコズママの会代表 加藤咲都美

一年前に産まれてすぐに赤ちゃんをなくしました。その後赤ちゃんを授かる事が出来ましたが初期流産で手術をしました。すごく悪く黒い感情を感じてしまいます。こんな気持ちを持つ自分が嫌です。

【 ご相談内容 】

一年前に産まれてすぐに赤ちゃんをなくしました。その後赤ちゃんを授かる事が出来ましたが初期流産で手術をしました。
私は子どもを亡くす前には思わなかった、特に1才以下の子どもを見ると胸がしめつけられ、モヤモヤしたり人には言えないような、すごく悪く黒い感情を感じてしまいます。
こんな気持ちを持つ自分が嫌です。
また赤ちゃんを授かり無事に産むことが出来たら黒い感情も消えると思ってしまい私はダメですか?そんな思いがある私を赤ちゃんは選んでくれますか?

【 回答 】

M様
初めまして。ポコズママの会のスタッフです。

1年前に赤ちゃんを亡くし、その後初期流産をご経験されたとのこと、心中察するに余りあります。体調の方は大丈夫でしょうか?

赤ちゃんや小さな子、妊婦さんを見ると黒い感情を抱いてしまう、とてもとても自然な感情だと思います。赤ちゃんを亡くしたことのある人なら誰もが経験する気持ちだと思います。

すごく愛おしい我が子を亡くして普通でいられるわけがありません。そばで大切に育てるはずだった我が子と同じような赤ちゃん、小さな子、まだおなかが大きかったはずだった自分と比べてしまう妊婦さん、その姿を目の当たりにして平常心でいられるはずないんです。

だからどうかご自分を責めないでくださいね。
今の感情はありのまま受け止めていいと思います。
黒い感情を抱いてしまう、M様のこと誰も責める権利はありません。

きっと亡くなった赤ちゃんたちもそんなママのこと心配して見守ってくれていると思います。

私自身も娘を死産した後、真っ黒な感情に支配されている時期がありました。赤ちゃんや妊婦さんを目の前にするのが怖くて外出できない時もありました。
そんな時M様と同じように次の出産をすればこの感情は消えるんだって信じていました。
そのことばかりが気持ちを支配して焦って、結局しんどくて疲れきってしまってました。
同じようにこんな気持ちを抱いてしまう自分を選んできてくれる赤ちゃんなんていないって気がついて。

でも気がついて受け止めて、そしてその気持ちをありのまま受け入れてからは前向きにまた赤ちゃんに来てほしいと思えるようになりました。

そしてそれからまもなくまた授かることができて、無事に出産しました。

M様ももうすでに自分の気持ちに気づいています。あとは今の気持ちを素直にあるがままを受け止めて、前向きに日常を過ごしていきましょう。
その先にまた赤ちゃんが来てくれるといいですね。

きっとM様はすごく優しくまじめな方で、黒い感情を抱いてしまう自分のことを許せないんですよね。でも二度も赤ちゃんはM様を選んで来てくれたんです。もっと自信を持ってこれ以上ご自分のことを責めないでくださいね。
亡くなった赤ちゃんたちはきっとママに笑って過ごして欲しいと願ってるはずです。

微力ながらM様が毎日を穏やかに過ごせるよう願っています。
また何かありたしたらいつでもご相談くださいね。

 

相談者:M様
回答者:ポコズママの会スタッフ

第二子を臍帯過捻転で死産しました。私は家での生活は支障がないくらい回復してきましたが、夫が無理をしているのではないか気になります。何かしてあげられる事はありますか。回復を静かに待っていた方がいいのでしょうか。

【 ご相談内容 】

子宮内胎児死亡で息子を死産しました。臍帯過捻転と言われました。
第二子ということもあり、出産は順調に進んで、一緒に過ごせた数日は思っていたよりずっと幸せなものでした。
火葬の時は連れて帰りたくて胸が張り裂けそうになり夫婦で泣き崩れました。死んでしまった息子の事は絶対に忘れないし、心の中でたくさん愛してあげたいと思っています。

死産からまだ日が浅いのですが、やっぱり妊娠出産は幸せな事だなと思う日が増え、子供がほしいと思ってきました。私はお腹の子は戻ってくるとは思っていません。だから男の子でも女の子でも授かれたら本当にありがたいと思っています。最近夫との会話で私が何気なく「子供ほしいな」と言ったら、「お母さんの方が強いのかもね」と言われました。変なプレッシャーを与えてしまったかもしれないと思い、その後今はゆっくり過ごそうねと話はしたのですが…。
私は出産の達成感やその後一緒に過ごせた時間で短かったけれど母親としての幸せを息子からもらって、火葬の時の悲しみや辛さもありますが、思い出すのは幸せな事が多いのです。夫も立ち会ってくれて、息子の事を可愛いと言ってくれたのも嬉しかったです。

ですが夫は仕事(接客業)もあり悲しさを堪えて笑顔で働いて、息子とゆっくり過ごしたり心の準備をする間もなく火葬となったような感じだと思います。
出産に合わせて休みを取ってもらったので、その後しばらく休みもなく、体の疲労も心の疲労も心配です。
私は家での生活は支障がない程度に回復してきているのですが、夫は無理をしているのではないかと気になってしかたありません。体の面でも心の面でもいいので何かしてあげられる事はあると思いますか?それとも回復するのを静かに待っていた方がいいのでしょうか?
適切な質問でなければすみません。

【 回答 】
ほたる様
はじめまして。ポコズママの会スタッフで13年前に40週で死産を経験した者です。

ほたる様のご相談を読ませていただき、私の当時の気持ちと重なる思いが致しました。
31週もの間大切にお腹の中で育てられた息子さんを亡くされてから、から今日までほんとうによく頑張ってこられましたね。
火葬のお話をお聞きして、火葬場でのお別れは私もとても辛かったです。今はお世話をしたり抱き締めてあげることが出来ないので、その事はとても淋しいことですが、きっと息子さんもお腹の中で大好きなお母様の愛情を受けたことを忘れることはないでしょう。
これからも沢山愛してあげてください。

妊娠出産は本当に奇跡ですね。
自分のお腹にもうひとつ命が宿るという素晴らしさをほたるさんは今、感じられていらっしゃるのですね。
妊娠出産は男性では体験できないぶん、その幸福感を知らないままご主人様は今は悲しみしか感じることが出来ないのかもしれませんね。

ほたるさんのご主人を労る優しさが文章からとても伝わってきました。
ご主人様は「今はゆっくり過ごそうね」とほたるさんが仰った時、これは想像になってはしまいますが、とても安心をされたり、ほたるさんに感謝をされたのではないでしょうか。

ほたるさんご自身は、恐らく今すぐにでも妊娠をして三人目のお子さんが欲しいのではないかと想像致します。
私もすぐに妊娠をしたいと思いました。死産を経験された方にとってはよくある気持ちであり珍しいことではないようです。
もしご主人様にまだ心の準備が出来ておられないとの事であれば、今は息子さんをゆっくり思う時間に当てるなど、ほたるさんのお気持ちが次の妊娠以外にも何か心の拠り所になる何かが見付かるといいな、と思っております。

ほたるさんは今、生活に支障のない程度、心と体が徐々に回復されていると感じられているとの事ですが、くれぐれも無理はなさらずに一歩進んでは下がりながらかもしれませんがゆっくりと進まれてください。

ご主人様のご様子も心配ですね。ご主人様のほうから何か不調を訴えられることはありますか?
まだ死産からお日にちが浅いとの事ですが、もしも睡眠やお食事を充分に取ることが出来ない日が続いたりすると少し心配ですね。
もしも気になることがありましたら医療機関にご相談してください。
ポコズママの会で行われておりますお話し会はご夫婦でのご参加も可能です。勧誘や強制などは一切ございません。
経験者同士でお話しして同じ気持ちを分かち合うことで心が軽くなることもありますので、必要な時にはそのような場所もあるということを心に止めていただけたらと思います。
また、なにかございましたらいつでもご連絡を下さい。

相談者:ほたる様
回答者:ポコズママの会スタッフ

死産を経験し、職場復帰が決まった頃から精神面で不安定になる回数が増えました。周囲に気を遣わせるので頑張らなくてはと思ってしまいます。どのように自分の気持ちを整理したら良いでしょうか。職場復帰のアドバイスもお聞きしたいです。

【ご相談内容 】

今年、死産を経験しました。
しばらく仕事をお休みしていたのですが、復帰する事が決まった頃から、精神面で不安定になる回数が増えました。普段の生活では笑ったりご飯を食べたり出来るのですが、ふとした時に悲しくなって涙が出ます。

ただ、会社ではそうはいかないだろうし、元気な姿を見せないと周囲に気を遣わせるの事になるので頑張らなくては!と思ってしまいます。
先日上司に連絡した時も、会社モードにスイッチが入り、昔のように明るく元気に対応したのですが「元気になったね」と言われ、本当の自分の気持ちを押し殺して明るい自分を演じる違和感を苦しいと感じました。でも身体は健康だと病院で言われ、これ以上仕事を休むなら精神科を受診しないと診断書は書けないと言われました。
私は精神に異常があるとは思っていませんし、言われたくありません。また家族に迷惑や心配をかけたくもありません。仕事を休みたい訳でもないのですが、苦しいのを周りの人に理解して貰えないのが余計に苦しいです。
話した所で理解して貰えないという点も辛いです。だれかに話して苦しさや悲しさが軽減する訳でも無いので、誰にも話せません。また、仕事で関わる人に流産の話が伝わっておらず、すべての人に伝えるのも難しいので復帰後に子供の話題を振られるのが怖いです。

時間が解決してくれるのかと思っていましたが、ずっと悲しいままなのだと気づき、このままではいつまで経っても仕事に行く気にはならないと思うので復帰を決めました。
苦しみや悲しみとの向き合い方など、どのように自分の気持ちを整理したら良いでしょうか。
また職場復帰へのアドバイスもあればお聞きしたいです。

【 回答 】

ぽこさん、はじめまして。メール拝見いたしました。
今年に死産だったということで、おそらくはまだ日も浅いかと存じますが、いかがでしょうか。お気持ち、いかばかりかとお察しいたします。

一般に死産や流産という経験は、ご本人とご家族に多大な心理的負担をかけるとされています。そうしたつらい経験、お子さまを亡くされた経験は死別体験といわれます。そうした体験のあとには、比較的多くの方がグリーフと呼ばれる感情や身体の反応を示します。ぽこさんはまさにグリーフの反応のさなかにあるのでしょう。

グリーフは、自分にとって大切な存在を亡くした(喪失した)人ならば、比較的多くの人が経験するといわれ、それ自体は病気でもなんでもありません。大きな出来事で心がへとへとになったり、疲れたりしたようなものと考えて下さい。でも疲れたときに無理に動いたり、仕事をしたり、友だちと会おうとしてもなかなか気持ちが乗りませんよね。今はそういう状態です。こういうときには無理をせずに、したくないことをしないようにするのが一番です。
お友だちとのつきあい方も、いまのぽこさんをわかってもらえる人だけに限定してもいいと思います。会いたくない人とは会わない。このように割り切りましょう。
仕事はあまり根をつめてやるのではなく、ほどほどに。ぽこさんはおそらく普段は一生懸命なんでも頑張る!という人なのかもしれません。でも今は心もからだもへとへとな状態です。そんなときだからこそ、自らをいたわって下さい。

では自らをいたわるってどういうことでしょうか?
ぽこさんはたぶん優しい性格の方なんだろうと思います。もしぽこさんの大切な親友が、今のぽこさん自身と同じ状態だったとしたら、ぽこさんはどのように親友に声をかけますか?「頑張れ!」なんて決して言わないだろうと思います。むしろ、「そんなつらい体験ならしんどくなるの当たり前だよ。今は無理しないですごそう」で答えることでしょう。それをそのまま、ぽこさん自身に声かけして下さい。これは自分自身を甘やかすのでは決してありません。むしろ今は自分を充電するように、自分を癒やしていくことが大切です。他者に優しくするように、自らを慈しんでください。それが自らのグリーフを癒やすことにつながります。

もしお話ししたいという気持ちをお持ちならば、自助グループの会に参加されることも一つのやり方です。
土砂降りは永遠には続きません。そう信じていて下さい。
ぽこさんが少しでも楽に、自分らしい生活になることを心から祈っております。

相談者:ぽこ様
回答者:富田拓郎

感染症、子宮頚管無力症の疑いで息子を死産しました。息子に異常はなく、私のせいだと悔やんでいます。息子を亡くして3週間ほどで、来年辺りまた妊娠したいと思うのは息子に失礼でしょうか。息子の為にも前に進めるよう考えています。

【ご相談内容 】
今月初めに息子を死産で亡くしました。
原因は、感染症。子宮頚管無力症の疑いでした。お腹の張りにも気付かず病院に行った時は手遅れでした。亡くなった息子に本当申し訳ないと思ってます。
息子には異常はなく元気でした。私のせいで息子が死んでしまったと悔やんでいます。

今はだいぶ気持ちも落ち着きましたが、モヤモヤはとれません。
来年辺りまた妊娠したいと希望も出てきました。息子を亡くして3週間ちょっとで妊娠したいと思うのは亡くなった息子に対して失礼ですかね、、息子の為にも前に進めるよう自分なりに色々考えてはいるんですが、、

【 回 答 】
りーくんまま様
哀しみの経験から、ほぼ1ヶ月。 ご体調はいかがですか?

>モヤモヤはとれません。
それは、当然のことだと思います。 ひとつのいのちとのであい、そして突然のお別れと向き合っていらっしゃる真只中なのですから―。

>原因は…。
「どうして?」という思いが何度も、何度も湧き上がって苦しい感情に押しつぶされそうな日もおありだったことでしょう。 一方で、息子さんはいのちを賭して、ママのからだの異変を教えてくださったのではないか…と、私は思いました。

>希望も出てきました。
そうなのですね。 新たないのちを迎えたいという気持ちが、妊娠したいという希望につながってきたのですね。

>息子に対して失礼
息子さんは、決してそうは思わないと、私は思います。 りーくんまま様が、お空の天使になった息子さんのことも、新しいいのちのどちらも大切にしたいと思うことは、必ず伝わっているでしょう。 今、息子さんを腕に抱くことはできないかもしれませんが、りーくんまま様は、ひとつのいのちのお母さん。
「あなたの弟か妹にはやく会いたいと思っているのよ」とお話してあげてください。

>子宮頚管無力症の疑い
これからの妊娠・出産は、主治医の先生にご相談をしながら、安心で安全な妊娠・出産のための環境を整えていくことができると良いですね。今は、インターネットでさまざまな情報が得られるのですが、個体差・環境差は大きいので、「自分の場合はどのようなことを気を付けていけばよいか」について、具体的に理解していくことが大事な時代ではないかと感じています。
過度な心配をする必要はありませんが、リスクを知ることで、無理しすぎない穏やかな妊娠ライフを工夫することもできるのではないかと思うのです。何よりも、十分な説明があることで、りーくんまま様ご自身が安心して、妊娠・出産に臨むことができると思います。日々育ち続けている胎内のいのちを感じながら、からだの声にも耳を傾けることができる―、そんな心豊かな妊娠ライフが、りーくんまま様にもふたたび訪れますように…。

大切に想っていた息子さんとのお別れ、その哀しみと向き合う時間は、まだまだ続くことでしょう。 いろいろな感情が湧いてきて、戸惑いを覚える日もあるかもしれません。 そんな時は、良いこと、悪いこと等と審判しようとしないで、「今、私はこういう気持ちなのだな」と感じて、知っていてあげてください。
私たちの感情には、いろいろな色合いがあるものです。

相談者:りーくんまま様
回答者:田村 芳香

一度目2011年3月8週で進行流産二度目2011年7月化学流産三度目2012年3月子宮外妊娠四度目2014年7月長女出産五度目2017年4月子宮外妊娠しました。もうどうしていいかわかりません。

【ご相談内容 】

すみません。周りに同じ経験した人が居ないので。
一度目2011年3月8週で進行流産
二度目2011年7月化学流産
三度目2012年3月子宮外妊娠
四度目2014年7月長女出産
五度目2017年4月子宮外妊娠
しました。

私より辛い経験した方たくさんいると思うけど、何で私ばっかりこんな目にあわないといけないの?どうして皆は普通にできて私は流産するの?ずっと悩んでました。
旦那のサポートや長女が産まれて気持ちが落ち着いてきたかと想ってたけど、二人目ほしいなって思って治療してましたが今年の4月に子宮外してまた悪夢がよみがえり娘ができたことにより出来たママ友達は皆二人目妊娠ラッシュが始まりました。めでたいしおめでとうって思うけど私の心の中は息苦しさしかありません。
もうどうしていいかわかりません。

【 回答 】

ありささん
ご自分の辛いお気持ちをお話くださり、ありがとうございました。
妊娠・出産・子育ては、誰にも思うようにならないことがたくさん起こるものですね。
ご主人や娘さんの支えがあったとしても、辛い気持ちになることは当然あります。

周りの方の妊娠・出産を喜ばしく思う自分。
ご主人や娘さんの支えを嬉しく思い感謝する自分。
なぜ、自分ばかり?と悲しみや怒り、疑問、不安、罪悪感など、ネガティブな気持ちを抱く自分。
すべてがありのままのありささんです。

人は、聖人君子になれるのでしょうか?
なかなかなれないのではないでしょうか?
なれないからこそ、色々なことを体験から学ぶのではないでしょうか?
だから私たちは、生まれてきたのかもしれませんね。

自分の心のあり方を、他人が評価することはできません。
今感じているまま、そのままで良いのではないでしょうか。
無理に心のあり方を変えようとすることは、苦しいことのように思います。

「なぜ、自分ばかり?」
「どうしたら良いかわからない。」

この苦しい心を持つことも、辛いことではありますが、引き受けてあげることが必要なのではないかと感じます。
時間がかかっても良いと思います。
嫌いな自分になっても、好きな自分になっても、どちらも存在しても、良いと思います。
辛く苦しい気持ちのあとには、穏やかな気持ちがやってくるかもしれません。
穏やかな気持ちがやってくるためには、辛く苦しい気持ちも必要なのかもしれませんね。

どんなありささんでも、大好きだと思い、大切に思う人たちが、必ずいると思います。
お空に帰ることを決めていた小さな命も、きっと、ありささんのことが大好きで、大切に思っていると思います。
色々な心を持ち、喜んだり、感謝したり、悲しくなったり、怒ったりできるありささんが大好きなはずです。

辛いと思います。
苦しいと思います。

それでも、その気持ちに向き合い、自分はどうすれば良いか?を考えようとするありささんは、とてもステキな人だと思いますよ。
ご自分の感じる心を大切に、そのままの、ありのままのありささんでいてください。

相談者:ありさ様(メールで掲載報告のご連絡ができませんでした。申し訳ありません。)
回答者:吉田 京子

赤ちゃんが天国に行って1ヶ月が経ちます。もう1ヶ月で仕事復帰しなければいけないですが復帰して続けられるか不安です。

【ご相談内容 】

お腹の赤ちゃんと一緒に8ヶ月頑張って働いてきました。
そんな日々に色々な出来事があって一緒に働けたこと誇りに思っています。

赤ちゃんが天国に行って1ヶ月が経ちます
今でも赤ちゃんと一緒に居たことをふと思い出して涙が溢れます。
旦那さんと買い物してたのに周りの子どもの姿を見ると一緒に居たら人生きっと違ったんだろうと思い涙が出ます

もう1ヶ月で仕事復帰しなければいけないですが復帰して続けられるか不安です。
仕事中に赤ちゃんのことを聞かれたらきっと涙が止まらないとではないか
周りに迷惑をかけるんじゃないか心配です。
辞めるか続けるか悩んでます。

【 回答 】

ぽんぽんさん
赤ちゃんを亡くされて1か月経ち、様々な感情が湧き上がる頃かと思います。
そのような時期にご連絡くださりありがとうございます。

ぽんぽんさんのお言葉から、赤ちゃんを大切に思う気持ちが伝わってきました。
そしてお仕事を続けられるかどうか悩んでいらっしゃるのですね。
ぽんぽんさんは、とても責任感の強い方なのでしょう。

そのことが
>もう1ヶ月で仕事復帰しなければいけないですが復帰して続けられるか不安です。
>仕事中に赤ちゃんのことを聞かれたらきっと涙が止まらないとではないか
>周りに迷惑をかけるんじゃないか心配です。
というお言葉から伝わってきました。

責任感の強いぽんぽんさん、周りの方に迷惑を掛けてしまうのではないか、とご心配されていらっしゃるのですね。
ぽんぽんさんは、ご自身のお仕事を辞めたいわけではないのかなと思いました。

何故なら
>お腹の赤ちゃんと一緒に8ヶ月頑張って働いてきました。
>そんな日々に色々な出来事があって一緒に働けたこと誇りに思っています。
と仰っているからです。

赤ちゃんと一緒に8カ月も頑張って来られたのです。
ぽんぽんさんにとっても、赤ちゃんにとっても、一緒にお仕事を頑張ってきた時間はかけがえのないものであったと思います。
ぽんぽんさんがこれまでの人生で社会人としてずっと頑張って来られたお仕事を、辞めるという選択をしてしまうと、後から戻るのが難しくなるかもしれません。
そこで今回のご相談では、辞めるのではなく続けるにはどうしたらよいかということを中心に考えてみたいと思います。

妊娠中に赤ちゃんを亡くす経験は、本当に辛いものです。
仕事中に赤ちゃんのことを聞かれたら・・・泣いてしまうかもしれません。泣いてしまうのは自然なことだと思います。それほど大切に慈しんできたのです。赤ちゃんを亡くして、悲しくてやりきれない感情が湧き上がるのは当然のことです。
そこで赤ちゃんのことを仲の良い同僚や上司の方に予めお伝えすることは可能でしょうか。
復職前にご連絡してその旨をお伝えできる、ぽんぽんさんが信頼できる方はいらっしゃいますか。
その上で、お仕事に復職した際にご配慮いただきたい旨をご相談してください。
仕事に取り組んでいる間は、気が紛れるという方もおります。しかし、ふとした瞬間に涙が零れることもあります。
そのような状況になったとき、一人になって泣ける部屋などが職場にはありませんでしょうか。
また、復職されてからも、頑張って日常生活を送ることができるかもしれませんが、なにもしたくないという日があるかもしれません。
そのような時に有給休暇などのお休みをもらって、自宅に籠り思い切り泣くことがあっても良いと思います。
予め上司や同僚に相談しておくことで、ぽんぽんさんには「そんなときもある」と理解していただけるかと思います。
上司や同僚に相談するときは、復職前の方が良いと思います。
復職前でしたらご自身の気持ちを伝えやすいと思いますし、話しながら泣いてしまうかもしれませんので、その状況を知っていただいた上でぽんぽんさんの復職に備えてくださるのではないでしょうか。

>赤ちゃんが天国に行って1ヶ月が経ちます
>今でも赤ちゃんと一緒に居たことをふと思い出して涙が溢れます。
>旦那さんと買い物してたのに周りの子どもの姿を見ると一緒に居たら人生きっと違ったんだろうと思い涙が出ます

赤ちゃんを亡くしてまだ1か月しか経っておりません。
涙が溢れて止まらない日も多くあるでしょう。
旦那さんには、そのお気持ちを伝えられてますか?旦那さんも、ぽんぽんさんと同じように悲しんでいらっしゃると思います。
旦那さんは、もしかするとぽんぽんさんの悲しむ姿を見て「赤ちゃんの父親である自分が頑張らなきゃ」とご自身の悲しみを充分に表出されていらっしゃらないかもしれません。
旦那さんと一緒に、思い切り泣くことがあっても良いのです。

天国に行った赤ちゃんは、ぽんぽんさんや旦那さんお二人にとって大切な我が子です。
一緒に語り合い、お気持ちを共有できることを願っています。

相談者:ぽんぽん様
回答者:寺田由紀子

待望の第3子を妊娠し、幸せな気持ちでいっぱいでしたが、18週の検診で赤ちゃんの心臓が止まってしまっていました。気持ちの持っていきようが分からず、どうしたらよいでしょうか。

【ご相談内容 】
待望の第3子を妊娠し、幸せな気持ちでいっぱいでしたが、18週の検診で赤ちゃんの心臓が止まってしまっていました。今は入院して、死産の処置を待っているところです。体調も良く、毎日動き回っていたため、全く気がつきませんでした。

37歳で、一人目と二人目の間に一度初期流産もしています。年齢的にも体力的にももう諦めたほうがいいのでしょうが、また赤ちゃんを抱きたいという気持ちがすでにわいています。
お腹で亡くなっている子にも悪いですよね。気持ちの持っていきようが分からず、どうしたらよいでしょうか。

【 回 答 】
メール拝読いたしました。現在入院中とのことで、お返事が遅れまして、本当にごめんなさい。お加減はいかがでいらっしゃいますか・・・?どうぞお大切になさって下さい。

大切な赤ちゃん、本当に待ち望まれていらっしゃったのですね。でもその赤ちゃんの心臓が止まっていたと聞いたときのお気持ちは、私が察することのできないものかと存じます。

赤ちゃんを抱きたいというお気持ち、本当にその通りだろうと思います。うみさんと同じような経験をされた方は、多くの方がうみさんと似たような気持ちを感じるでしょう。

今は、その思いにしばらく浸ってみることもできるかと思います。うみさん自身の感情はうみさんご自身のもの。とても大切で、そのままでいいんです。うみさん自身のお気持ちを大切にすれば、お腹の赤ちゃんも大切にしてもらえたと感謝しているでしょう。「元気にならねば」「子どもが望まない」などとは考えなくてもいいのです。ご自身の気持ちが大切なのですから。

今のお気持ちのまま、しばらくはできることだけをして過ごしてください。今日できることは明日に、いやなことはせずに、ありのままのお気持ちを大切にしましょう。

そうすることで、少しずつ、日常生活が送れるようになっていくことと思います。つらい気持ちになったら、もし話せるのならば、ポコズママの会のような助け合いのグループに参加したり、HPを参考にしていただくのも方法です。今はいろいろな人に頼ってみましょう。

ご自分のペースや気持ちをまずは優先させてください。ペースがわからなければ、時間をかけてペースを探してもいいと思います。

うみさんのお気持ちが少しでも安らかになることを心からお祈りしております。

相談者:うみ様
回答者:富田拓郎

数年前に37週で死産しました。上にも子がいるのですが、言うことを聞かず手を焼くと、我を忘れたように叱りつけてしまいます。これがどんどんエスカレートしたらと不安になります。やはり、辛い過去が影響してしまってるのでしょうか。

【ご相談内容 】
数年前に37週で死産しました。原因は臍帯けんらくではないかとのことでした。医師の対応や、周りの人の時が経つにつれての言葉や励ましにしこりを残しながら、一年間毎日泣いてすごしました。

今は新たに子供が産まれ生活してますが、毎日、誰かに話せる環境もなく、天国の子について1人で考えています。寂しく思う時もあれば、何故こうなったのか怒りの感情をもつこともあります。周りの人はもう過去のこととし、立ち直っていると思ってます。立ち直れてない自分をなかなかだすことができません。そんな自分の不調として感じる点をご相談したくメールしました。

上にも子がいるのですが、言うことを聞かず手を焼くと、我を忘れたように叱りつけてしまいます。以前も叱ることはありましたが、怒りが猛烈にでてしまいます。自分の心の奥底では怒りが支配しており、何かのきっかけで、顔を出してしまってる様に思えます。これがどんどんエスカレートしたらと不安になります。しかし、病院の門をたたく勇気もありません。やはり、辛い過去が影響してしまってるのでしょうか。この様なケースはありますか。どのようにしていけばいいのでしょうか。

【 回 答 】
mrさん、ご相談内容拝見しました。辛いご経験をされながら、現在も育児にがんばっていらっしゃるのですね。お子様の年齢がおいくつか分かりませんが、イヤイヤ期のようにどうしても手を焼いてしまう時期があるかと思います。その時期を過ぎれば、また落ち着いてお子様と接することができるかもしれまんね。

そうとは言え、怒りの感情が上手くコントロールできず、その原因が過去の辛いご経験によるものなのかとご不安なのですね。赤ちゃんとの辛いお別れが子育てに影響してしまう可能性に関しては否定はできません。赤ちゃんとの死別体験だけではなく、過去の様々なトラウマ体験をうまく解消できなかったことで、子育てが上手くいかない感覚になってしまうケースは少なくないそうです。

mrさんの現在のお悩みの原因が、過去の死産によるものかは判断はできませんが、長年抱えてきた思いを吐き出すことでお気持ちが楽になることはあるかもしれません。ご主人様やご家族などにお気持ちを吐き出せるのなら良いのですが、家族だからこそ言えないことって多いと思います。ポコズママの会のような経験者同士のグループや、同じような体験やお悩みを共有できるSNSなどに参加することで、お気持ちが楽になるかもしれません。

愛する我が子とのお別れは本当に苦しいものだと思います。今日までずっと頑張ってきたのですね。一人で抱えていることがいっぱいあるのではないかと思います。育児は思い通りにいかないことも多く、どうしても感情の起伏が大きくなってしまいます。mrさんに限らず、多くのママは、感情的に怒ってしまって落ち込んでしまう経験をしていると思います。ですから、感情的に怒ってしまったり、感情のコントロールができなかったからといって、ご自身を責めないでくださいね。誰もが同じように感情任せに子どもに接してしまうことはありますから。

「育児中に感情的に怒ってしまうことは誰もが経験する当たり前のこと」と思えれば一番よいのですが、もし、死別体験が影響しているのでは?と不安が強くなったときは、「辛い死産を経験したのだから、感情的になることがあるのは当たり前のこと」と、ご自身を受け止めてあげてくださいね。辛くなったときは、亡くなったお子様と心の中で会話をしてみるのもいいかもしれません。きっと、ママの一番の理解者で応援者だと思います。

相談者:mr様
回答者:ポコズママの会代表 加藤

娘を子宮内胎児死亡でお空に還しました。不眠、食欲低下などがあり、とにかく何も手につきません。苦しくて身体の震えも止まらず、もどかしく思う日々です。

【ご相談内容 】
はじめまして。以前からこちらのホームページを拝見させていただいております。あたたかい寄り添いをいただいてる気がして、救われています。そんな中で、ご相談できると知り今回ご相談に乗っていただければと思い、お邪魔させていただきます。よろしくお願いします。

去る今年の8月に、娘を子宮内胎児死亡でお空に還しました。そこからの月日、罪悪感や悔しさ、怒りそしてなによりの悲しみを感じ泣ける時は泣いてきました。その中でも、母になれた事、娘を宿せたことに誇りを感じ、前を向こうと出来ていたように思います。

そこから3カ月がたった今、原因不明の苦しさが押し寄せてきてしまっています。不眠、食欲低下などがあり、とにかく何も手につきません。不安、焦りなどなど、ネットに頼ればうつ状態と呼ばれるものでしょう。医療機関に頼ることも考えてはいますが、一度頼った際に、死産後間も無くだったので、何も話を聞いてもらえず、「当たり前」ということで帰されました。そこは妊婦専用の大きな病院で、そこでの常勤の精神科の先生だったので、精神科医の中でもより専門の方です。私自身も、当たり前だと思います。このような事もあって、心療内科へ行くのも躊躇ってしまい、また、薬を飲んで解決する問題でもないという思い、この苦しさも愛する我が子が与えてくれたのであれば、そこから目を背けず受け止めたいという強い思いがあります。

しかしながら、情けないことに苦しくて身体の震えも止まらず、もどかしく思う日々です。主人も同じ辛い想いをした中で、頑張って働いてくれているのに、私は甘えて朝起きる事もままなりません。そんな自分にますます自己嫌悪しか浮かばず、、、。いっときではありますが、前を向けていた自分がいただけに悔しいのです。もしかしたら、産後1カ月の段階で、家計の足しにと、また頑張ろうと意気込んで内職をしたのですが、(今は辞めてます)悲しむべきときに悲しまなかったのが今この状態を生んだのかなぁなんて思いつつも、、、。ただただ、悔しいです。つよい母になりたいと思うのに、、、。

亡くなった我が子を今から産む際に、陣痛の痛みに耐えながら不安でたまらず実の姉に電話をしたら、話がこじれ「死ね」と言われました。死ぬ気は毛頭ございません。しかしながら、無意識に自分の価値が見出せなくなってきているのでしょうか。 一日、一日が今は苦しくて情けなくて、、、。このような現象はおこって然りなのでしょうか。

まとまりのない文章、申し訳ありません。アドバイスの仕様がないかもしれません。吐露する場ではないのに、ただ相談よりも吐露しているかの内容、申し訳ないです。これはやはり医療機関へ行く方がいいですよね、、、。どうしても自分で乗り越えたいのですが、、、、。

【 回 答 】
ふく様

まずは・・・。8月のご出産、本当にお疲れ様でした。限られた時間ではありましたが、ふく様はひとつのいのちの母。

>母になれた事、娘を宿せたことに誇りを感じ
この言葉から、妊娠を知った日のこと、エコーや心音や胎動でいのちの成長を感じた日々のふく様の喜びが伝わって参ります。「産声のない出産」は、赤ちゃんとの出会いとお別れに同時に向き合わなければなりません。その後、これまで経験したこともない程の感情の嵐が吹き荒れることは、自然なことです。

>泣ける時は泣いてきました
それは、とても大切なことです。

>罪悪感や悔しさ、怒りそしてなによりの悲しみ
ふく様は、適切な言葉で、感情を捉えることが出来る方ですね。

>産後1カ月の段階で…内職を…
ふく様は、生活環境を変えようとなさったのですね。この視点も、大切なことです。始めてみたこと、中断されたこと、いずれも、ふく様の行動力や現実対応力が伝わります。

>主人も同じ辛い想いをした中で、頑張って働いてくれている
ご夫婦で赤ちゃんとのお別れと向き合うことが出来たのですね。本当に良かった…。哀しみの経験から間もない今は、ある意味でパートナーに甘えてもよいのではないかとも思うのです。妊娠した直後から、女性はいのちを育み、育てるための体に変化しています。いのちを守りながら過ごしてきた日々の記憶は、母であるふく様にしっかりと刻まれていることでしょう。つわりに苦しんだ日もあることでしょう。母になる日を想い、至福に包まれた日もあることでしょう。そして、お別れ…。筆舌に尽くしがたいほどの喪失感。どんなに察してほしいと願っても、男性には察することは難しいことかもしれません。知っていてほしいことやしてほしいことは、機会あるごとに伝えあっていければよいですね。周囲の人からは、一組のご夫婦かもしれませんが、ふく様とパートナー様は、お空の赤ちゃんのママとパパ、「家族」なのですから。

>何も話を聞いてもらえず、「当たり前」ということで帰されました
お辛い日々のなかで、ふく様は、他者の手助けを求めて、受診をされたのですね。その行動も適切であると思います。その時のふく様は、「ただただ、聴いてほしい」というお気持ちだったのではないかと感じました。でも、お医者様は、「心身の変調はありません」というご診断だったのかもしれませんね。いのちの言葉と医療の言葉は、しばしばすれ違いを起こすものです。残念なことですが…。どうぞ、この出来事を医療や医師への不信に直結なさいませんように願います。
ふく様のような出来事を伺うたびに、私たちの経験から得られたいのちの言葉が、医療の世界でも理解していただけるように、もっともっと頑張らなければならない―と、いつも思います。

>実の姉に電話
激しい陣痛のなかで、ふく様は、誰かに「わかってほしい」という気持ちだったのかもしれません。「産声がない出産」も「出産」です。医療的な処置も陣痛も変わりはありません。しかし、その痛みは、赤ちゃんとの出会いという希望につながるのではなく、お別れという哀しみにつながっているのです。経産婦の方であったとしても、共通の経験を持つ人同士でなければ、共感を伴う対話や声がけは難しいかもしれません。ふく様に刺さったままの言葉の矢は、このメールのやりとりの中で抜いてしまいましょう。抜いた傷口には、包帯を―。
ふく様には、危機の時にSOSを発信できる姉妹がいらっしゃることをかけがえのないこととなさってください。

>不眠、食欲低下などがあり、とにかく何も手につきません
>朝起きる事もままなりません

ふく様は、からだからのサインを適切にキャッチできていますね。しかし、一度、からだのサインとこころのサインを別々に受けとめてみませんか。
うつ病→心療内科→精神科受診への不信感…と直接的に結びつけていくことで、せっかくのサインを見落としてしまう場合があるかもしれません。睡眠の質はどのようですか?寝付けないのか。眠りが浅く、幾度も眼が覚めてしまうのか。早朝に目覚めてしまうのか。二度寝、三度寝を繰り返してしまうのか。食欲の低下の実際はどうですか?全く食欲がないのか。食べても味もしないのか。食べた気がしないのか。一人の食事は食べられないが、二人なら何とか食べられる等など。生活の様子はどうですか?家事をやることで気がまぎれる? やる気がしない?テレビを視るなどの日常が戻ってこない。活字が目にも入らない…。このように「できていた自分」が「できない自分」になることを責めてしまう人がいますが、「まさかこんなことが…」という出来事に直面した人は、誰もが通ることです。ただ、回復の道筋は、ひとりひとり違っていて、「自分にとっての納得の方法」を見出していくことが大切です。

体調の面と生活の面と両方のアプローチから、今の生活を整えていかれてはいかがでしょうか。体調面は、もちろん緊急性も考慮する必要もありますが…。信頼できるかかりつけ医がいらっしゃる時は、睡眠の辛さや急激な体重低下があるなどの場合は、そのような変化をお伝えして、一時的な処方を受けたり、受診すべき医療機関の助言をいただくこともひとつの方法かもしれません。からだの辛さを聞いてもらうだけで楽になるという場合も少なくはありません。しかし、このメールでは、詳しい体調を伺ってはいませんので、これが最適・最良と申し上げている訳ではありませんので、くれぐれもご理解ください。

ふく様のこのたびの経験は、「乗り越えていく」という言葉より、「受け入れていく」という出来事であるように思います。他者からは見えない出来事ですから、ふだんの生活をしているふく様とお空の赤ちゃんのママとしてのふく様がともに生きていくために、時間が必要です。

ふく様には、「気持ちを聴いてほしい」というお気持ちがあるのではないでしょうか。ポコズママの会など、共通の経験を持つ方の集いなどにつながることで、お気持ちを言葉にしたり、別の方の経験を実際に聞くことは、文字を通して知る経験談とは全く別の意味がございます。パートナーとの対話が、支えという方もいるでしょう。時には、日常を離れ、心と体を癒すことで、まずは疲れ切った気持ちを解き放すことが、きっかけになるという人もいます。家事が辛い時は、手抜きと考えずに、有償サービスを活用するという人もいるかもしれません。

現在の体力や気力にあわせて、ミニマムでよいので「あんしんな生活」を一日一日重ねることで、生活のリズムを整えていくことを大切にしていただきたいと思います。ふく様が願っていること、一番楽になりたいことは何でしょう?ふく様のこのたびの経験は、これまでの身に付けてきた方法では、うまくいかないということが、焦燥感になっているかもしれません。例えば、病気の回復は、適切な処置をすれば「治る」という経験知があります。あれもしたのに、これもしたのに、「治る」という実感がない…と。

>一日、一日が今は苦しくて情けなくて、、、。
>このような現象はおこって然りなのでしょうか。

はい、とても自然ことです。「苦しくて」と感じられるということは、ふく様がそれだけ深くていねいに向き合っているからです。

>ただ相談よりも吐露しているかの内容
いえいえ、吐露すること、それが真の相談ではないでしょうか。相談とは、相対して話すこと。ふく様は、しっかりと自分の気持ちを語ることができる方です。

心情は刻々と変化するもの・・・。大きな波、小さな波が次々に押し寄せるよう・・・。自分だけが周囲と切り離されたような、みんながガラスの向こうにいるような―。
いろいろな感情が混じり合って、今はお辛い日々ですね。揺れながらも、気持ちを言葉にすることを続けてみてください。時には。他者の力も借りながら、少しずつ、ふく様ご自身が、ご自分のことを「わかる」という感覚がひろがってくるとよいですね。

相談者:ふく様
回答者:田村芳香

9週で心拍確認とれず稽留流産と診断されました。妊活を再開したがなかなかうまくいかなくて、前向きに生きたいのに、負の感情がずっとつきまとってます。助けてください。

【ご相談内容 】
今年の5月に待望の赤ちゃんを授かったんですが、9週で心拍確認とれずけいりゅう流産と診断されました。 ようやく授かり幸せいっぱいから一気に地獄に突き落とされました。職場内に二人 奥さんが妊娠中の人が居て、妹も妊娠し みんな順調で…どうして家の子だけ?望まない妊娠した子や20代の子から奪えばいいのに。あいつらの子も流産死産すればいいのに。と毎日思ってしまいます。

9月~妊活再開したがなかなかうまくいかなくて、回りにどんどん取り残されてく焦り、授からなかったらどうしよう。という不安。ゴールが見えなくて、毎日死にたくなります。前向きに生きたいのに、負の感情がずっとつきまとってます。毎日苦しくて苦しくて。助けてください

【 回 答 】

待望の赤ちゃんとのお別れ、辛いご経験でしたね。私も流産で二人の子を亡くしております。自分の気持ちだけで精いっぱいなのに、周囲の妊娠の話は心を乱されてしまいますよね。

妊活も再開されたそうですが、生理が来るたびにドン底の気分になるものだと思います。ひろさんが書いていらっしゃるように、自分だけが取り残されてしまったような気持ちや、もう赤ちゃんを授かれないのでは?という絶望を感じてしまうものですよね。「まずは妊娠」という明確な目標がある場合、その目標に到達できない苦しさ・・・辛いですよね。そして、妊娠、出産は自分の努力ではどうしようもできない領域で、もどかしさを感じ、それゆえ絶望しやすいのではないかと私自身の経験から感じています。

流産をご経験されてからの妊活は、気持ちの浮き沈みが大変大きいものだと思います。負の感情が沸き起こるのは当然のことですから、「自分はダメだ」というような責め方はしないでくださいね。今の苦しいお気持ちをご主人様とは分かち合えそうですか?流産の悲しみ、次の妊娠への不安と絶望感をご主人様と話し合え、ひろさんの気持ちの一部をご主人に引き受けてもらえたらいいのにな、と思います。しかしながら、ご主人様の性格や様々な事情から難しいこともあるかもしれません。そのような時は、妊活の活動グループに参加みてみたり、SNSを覗いてみるだけでも、同じようなお気持ちの方に出会え、少し気が楽になるかもしれません。

また、妊活中に生理が来てしまったときは、思いっきり泣いたあと、普段、妊娠のために我慢していることや妊娠中はできそうにないことを、ご褒美にやってみるのもいいかもしれませんよ。夜のおでかけだったり、エステだったり。辛い時には、自分をうんと甘えさせてあげてくださいね。今までいっぱいがんばってきたのですから、ちょっと自分にご褒美です。おもいっきり泣いて、おもいっきりご褒美あげて、ちょっと自分を癒してあげたら、また一歩、明日に向けて歩いてみましょう。その一歩一歩、重ねて歩んだその先に、ひろさんの願う未来があることを祈っております。

相談者:ひろ様
回答者:ポコズママの会代表 加藤

胎児に重篤な障害があることが分かりました。どんな障害があっても産みたいと妊娠継続を決めましたが、心拍が停止してしまいました。悲しいのと同時にホッとする気持ちもあり、自分が許せなく辛いです。赤ちゃんはどうしたら喜んでくれますか。

【ご相談内容 】

妊娠中に、胎児に重篤な障害があることが分かりました。どんな障害があっても産みたいと妊娠継続を決めましたが、その後、胎児の心拍が停止してしまいました。悲しさと同時に、正直にいって、ホッとするような気持ちもあり、その気持ちが赤ちゃんに対して申し訳なくて辛いです。

もともと、障害のある方と関わる仕事をしていました。そこで、どんなに重い障害があっても明るく生きる人々をたくさん見てきたので、障害があっても大丈夫、幸せに生きられる、と信じてはいます。でも、それと同時に、重い障害を持った子を育てる親がいろいろなことを犠牲にしなければならない現実なども知っていました。

ですので、私のお腹の子どもの障害(医師からはおそらく人工呼吸器が必要になると言われました)が分かったときは、なんとかして育てたいという思いと同時に、子どもが生きている限りは私のキャリアや思い描いていた生活は諦めなくてはならないという覚悟もしなければならず、それは、私にはとても辛いことでした。

赤ちゃんが亡くなったことが分かって、もちろん悲しいのですが、それと同時に、これで終わったんだ、というホッとしたような気持ちも小さくなくあります。結局、自分のキャリアなどの自分のことばかり考えてしまって、赤ちゃんのことを全然考えられていない自分に気付き、赤ちゃんに対してとても申し訳なく、自分が許せなくて、辛いです。

こんな酷い気持ちには気付かないふりをして、赤ちゃんが亡くなった悲しみだけと向き合っていけばよいのでしょうか?でも、私の心の中の嫌な部分も含めて、赤ちゃんには見抜かれているようにも思います。
赤ちゃんは、私がどうしたら一番喜んでくれますか?

【 回 答 】

こう様
最初にこう様の大切な赤ちゃんのために祈らせていただきます。
人には苦しみ悩みがあります。そして煩悩があります。

仏教ではこの煩悩の原因を「三毒」と言います。
「三毒」とは「貪」「瞋」「癡」のことです。
「貪」とは貪りの心です。必要以上に求めることです。
「瞋」とは怒りの心です。怒りとは自己中心的なもので、他者や社会に原因を求めてしまうことです。
「癡」とは無知の心です。何事も自分にも原因があることを知らないことです。

これらは人には必ずあります。その心があることは悪いことではありません。なければ人ではないのです。ですので、今回のことでこう様が色々な気持ちがあるのは至極当然なのです。

人は役割をもって生まれて来るとよく言われます。
聞いたことはございますか?

こう様の赤ちゃんも例外ではありません。
その赤ちゃんの役割とはなんでしょうか? その赤ちゃんの役割を考えること、そして作ることが出来るのはこう様だと思います。それがその赤ちゃんのために出来ることであり、喜んでくれることではないでしょうか?

ですので、こう様がこれからどう考えてどう行動するか。つまりどう生きるかが大切なのではないでしょうか?
「赤ちゃんは、私がどうしたら一番喜んでくれますか?」
この答えは、こう様自身の中にしっかりとあります。そして、そこにしかありません。
ですので、こう様がその赤ちゃんのために出来ることを考えながら行動をすること。そして、その赤ちゃんの為に生きること。それがその赤ちゃんが一番喜んでくれることだと私は思います。

最後に、こう様の赤ちゃん、そしてこう様の幸せを祈っております。

相談者:こう様
回答者:遠山 玄秀

結婚5年目、3回目の顕微授精で妊娠しましたが、繋留流産しました。職場は、同時期に妊娠した同僚や、ベビーラッシュで赤ちゃんを見せにくる人もいます。心を無にして働くしかありませんが、ストレスがひどく毎日辛いです。もうどうしていいかわかりません。

【ご相談内容 】

私は、10月に妊娠10週で稽留流産しました。結婚5年目で、顕微授精で3回目の移植でやっと妊娠。妊娠が分かったときは、夫婦で涙を流して喜びました。1ヶ月の辛いつわりに耐えて、やっと不妊治療の病院を卒業できると思っていた矢先での流産。

流産から2ヶ月が経ちますが、生理も2回来て体は回復しましたが、心のほうがどんどん落ち込みがひどくなってきて、毎日涙がでます。

今、働いている職場では私と同時期に妊娠した同僚がいて、今は安定期に入り順調だそうです。また、周りはベビーラッシュで、赤ちゃんを連れて職場に見せに来る人もいます。そんな姿を見るたびに、心が引き裂かれそうなくらい辛く、トイレで泣くこともあります。仕事を辞めたい。でも、金銭面で今後の不妊治療がしにくくなるかもしれない。そう思うと、我慢して心を無にして働くしかないと思うのですが、毎日のストレスがひどく、家は帰っても家事もできず寝ることしかできません。

赤ちゃんがいる友達とも会うことが辛くなり、友達も気を使っているのか連絡も途絶えていて、度々孤独感を感じます。
何をしていても楽しいと思えない。外出も1人ではできない。悩みを分かってもらえる人もいない。自分が今後妊娠できる気がしない。不妊治療もしたくない。毎日が辛く、本当に死んでしまいたいとも思うようになりました。

早く気持ちを切り替えたいのですが、どうしたらいいのか、もう自分では分かりません。

【 回 答 】

はじめまして。ポコズママの会でスタッフをしています。
あきさん、苦しいですね。不妊治療は負担が大きく、ご夫婦で涙を流して喜んだ今回の妊娠。10週での流産は本当に残念でした。おかけする言葉も見つかりません。

職場の環境も辛いですね。同時期に妊娠された方もいらっしゃれば、どうしても比べてしまうのは仕方のない事だと思います。
孤独も感じてしまうとのこと。何をしても楽しくない、妊娠できる気がしない、治療もしたくないけれど金銭的に働かなくてはならない…。

私も経験者ですので、そのどうしようもないお気持ち、よくわかるような気がします。期待しては繰り返す失望感に「どうして周りは簡単に妊娠できるのだろう、きっと自分は前世で何か悪い事でもしたのだろう。」と真剣に思っていました。本当に出口の見えないトンネルの中にいるようでした。

不妊治療中は、妊娠だけがゴールだと思ってしまいますよね。それはとてもよくわかるのですが、時にはゆっくりと立ち止まってみることはできないでしょうか。

妊娠には年齢的なこともありますし、そういう類のアドバイスは、私も正直、聞く耳を持てなかったです。でも、十年ほどたってあの頃のことを思い返してみると、あの苦しかった時期も、自分の人生の中では必要な時間だったのではないかと思うのです。
その後ありがたいことに40代で子供をひとり出産しました。最初の死産から5年後でした。

子供は出産して終わりではありません。
友人は年齢的なこともあり子供を持たない選択をしました。その後は自分の道を切り開き、今も歩き続けています。彼女には見習いたいことがたくさんあるし、素晴らしいといつも感じます。

自分で決めたことはどんな選択であっても貴重なものだと思います。治療を続けても良いですし、少しお休みしても良いと思います。ご自分の心に聞いてみて下さいね。
それから、どうかご自分を責めないでくださいね。今思い通りにならないのはあきさんのせいではありません。

同じ悲しい思いをした経験者として、あきさんの願いが叶うことを心から応援していますが、すぐに気持ちを切り替えようと焦らないで、好きなことに打ち込んでみたり、またどうしても辛かったら専門家の力に頼ることも時には必要かと思います。
とても他人事とは思えず、今回は経験者の立場から回答させていただきました。またいつでもご相談お待ちしております。

相談者:あき様
回答者:ポコズママの会スタッフ

6ヶ月の双子の一卵性双生児を死産しました。全く気持ちが追いつかず、赤ちゃんに何もしてあげられませんでした。自分の事しか考えず、赤ちゃんを抱っこしてあげられなかった。思い出すたびに後悔しては泣いています。

【ご相談内容 】

クリスマスを目前にして、6ヶ月の一卵性双生児を死産しました。
亡くなっている事、入院、出産、退院、火葬…と、全てが1日置きに起こり、気持ちが全く追い付いていません。
何より後悔している事が、赤ちゃんが亡くなった事は悲しかったのですが、分娩する事への恐怖やその時の痛みに耐える事ばかり考えて、赤ちゃんに何もしてあげられなかった事です。
赤ちゃんを入れるケースも病院が用意してくれた紙の箱、産んだ後も看護士さんが抱っこしませんか?と言ってくれたのに、『怖い』と言って拒んでしまった事。。。
手形足形だけ残してもらって、臍の緒なども断ってしまいました。
遺骨も残さないと言ったのですが、ギリギリで主人が残したいと言い、残してもらいました。
今はそれを愛おしく思っています。
自分の事しか考えず、赤ちゃんを抱っこしてあげなかった。。。
なんてひどい母親なんだろうと、思い出す度に後悔しては泣いています。

【 回 答 】
わんころさま
お子さんたちを亡くされたばかりでとてもお辛いときに、お気持ちを打ち明けてくださりありがとうございます。ご出産の後も心の準備ができないまま様々なことが進んでいき、まるで置いてけぼりにされたような気持ちになり、戸惑われていたのではないでしょうか。

出産のあと、お母様のお身体に起こる変化も著しくホルモンバランスの関係もあり、気持ちにも大きく影響します。そのためわんころさんがお産のことやご自身のお身体のことばかりを考えられていたのは、ご自身を責めるようなことではないのです。

わんころさんは、お子さんたちを十分に愛しているお母様であることがご相談から伝わってきました。赤ちゃんに何もしてあげられなかった・・・という後悔の念は、お子さんたちを思うからこその気持ちの表れです。母親、というものは(私自身もそうでしたが)、子どもに何かあると「母親である私が悪かったのではないか」と自責の念に囚われてしまいます。いくら病院の医師や看護師から「お母さんのせいではありません」と言われたとしても、です。自分を責めたり後悔するのは、それほどお子さんたちを思う気持ちが強いからだといえます。

わんころさんは、お子さんたちのことを愛おしく思っていらっしゃるご自身のお気持ちを大切にしてくださると良いと思います。ご主人がお子さんたちのお骨を遺してくださいとお願いしてくださったことは、ご主人もわんころさんとお子さんたちを大切に想ってくださるからこそです。どうかご自身の率直なお気持ちも、ご主人にも伝えてください。率直な思いを聴いていただくだけでも、共有する方がいるだけでも、救われる気持ちもあります。

ただし、お子さんたちを亡くされた後のお気持ちは、揺れ動くものです。わんころさんは、お子さんたちを亡くされたばかりですし、今後ご自身のお気持ちの変化に戸惑うことがあるかもしれません。
そのようなときは、いつでもポコズママの会の相談室にご連絡ください。

相談者:わんころ様
回答者:寺田 由紀子

23週で心拍確認できず死産出産しました。明日火葬です。絶望感、失望感でいっぱいです。毎日ぼーっとしてしまいます。今は話を聞いてほしいです。力を貸してください。

【ご相談内容 】
先日12月29日に23週で心拍確認できず死産出産しました。
明日火葬です。絶望感、失望感でいっぱいです。毎日ぼーっとしてしまいます。今は話を聞いてほしいです。力を貸してください。

【 回 答 】
ことちゃんママ様。はじめまして。
苦しい日々の真只中でポコズママの会お悩み相談室にメールをお届けくださったのですね。メールをありがとうございます。

>力を貸してください。
もちろんです。

>23週で心拍確認できず
本当に突然のことだったのですね。

>絶望感、失望感でいっぱい
それは、自然なことです。日一日と活発になる胎動を感じながら、ことちゃんママ様は、お子様と会える日を心待ちにしていらしたでしょう。
「まさかこんなことが・・・。」
一瞬にしてお別れという現実に向き合うことになられたのですから・・・。流せるだけ涙を流してください。

>死産出産しました
産声を聴くことはできなかったかもしれません。23週という限られた時間であったかもしれません。確かなことは、ことちゃんママ様は、『ひとつのいのちのママ』・・・であるということ。

>毎日ぼーっとしてしまいます
それも自然なことであると思います。
23週に渡り、子を育むために大変身していた身体がいつもの状態に戻っていくまでに、少し時間が必要です。
ミクロの世界では、赤ちゃんを護るために体を満たしていた女性ホルモンが急激に減少してたり、精神的にもさまざまな不安と向き合って過ごしていますから、今は、本当に大きな嵐の中にいると同じ状況であると思います。

どんなに深い哀しみの中にいても、しっかり食べて、しっかり眠る・・・。どうぞ、ご自身のからだの健康だけは、大事に大事に守り続けて欲しいです。
赤ちゃんとのお別れのもうひとつの辛さは、ふだんの暮らしを営みながら、深い哀しみと向き合うことかもしれません。ある時は、ふだんの暮らしのスタイルが辛く感じる日もあるかもしれません。その時は、今は緊急事態・・・と、ご自分が一番安心な過ごし方を創意工夫してみても良いと思います。

哀しみの出来事を知る人とも、知らない人とも、どのように接すればよいのか、悩む日もあるかもしれません。ただひとつの正しい答えがある訳ではありませんので、ご自分が一番安心な距離感で、信頼できる関係を続けていけると良いですね。

>今は話を聞いてほしいです。
いろいろな感情が溢れることが続くことでしょう。時には、ことばにすることも難しいと感じることもあるかもしれません。

いつでも、何度でもことちゃんママ様から溢れる気持ちをお聞かせください。

相談者:ことちゃんママ様
回答者:田村 芳香

41歳です。長い不妊治療の末の妊娠に喜んだのもつかの間、早期流産となりました。この年齢で妊娠を望むこと、管理職で仕事をしながらの不妊治療であること。高い望みでしょうか。

【ご相談内容 】
はじめましまして。41歳です。9週で早期流産となりました。
長い長い不妊治療の末の妊娠に喜んだのもつかの間でした。先日掻爬手術を受けました。この年齢で妊娠をのぞむこと、管理職で仕事をしながらの不妊治療であること。どれも高い望みすぎなのでしょうか?

ただ赤ちゃんと出会えてさよならしてこんなに愛おしくて、悲しいものなのかと。自分でも不安定さに驚いています。仕事もあり紛れていますが一人になると泣いてばかりです。
まだ諦めずに!とは思っていますが、もっとあの若い時にと過去を振り返り後悔ばかりです。

お忙しいなか申し訳ありません。ただただ前向きに、主人に後悔ない結婚となるようにと思っています。
まだのぞみはあるのでしょうか。支離滅裂になり申し訳ありません。

【 回 答 】
はじめまして。お辛い中思い切ってご相談下さりありがとうございます。不妊治療経験のあるポコズママの会のスタッフです。
不妊治療は金銭的、時間的、精神的にも負担が大きいですよね。管理職としてお仕事上のやりくりもたいへんだったのではないでしょうか。それだけに悲しい結果になってしまった時のお気持ちを思うとおかけする言葉が見つかりません。まずはお気持ち、そしてお身体を少し休めていただけたらと願っています。

妊娠には年齢的なこともあるので、まわりがどんどんと妊娠、出産をしていくと、取り残されたようで焦ってしまいますよね。
そんな中でもまつりさんはしっかりと仕事をこなし、ご主人様も思いやることができる方なのだと思いました。きっと素敵なご夫婦なんだろうなと感じます。

妊娠や出産が思い通りにならないことは、誰のせいでもありません。どうかご自分を責めたり、過去を後悔ばかりしないで下さいね。
「ご主人様に後悔ない結婚となるように」との事ですが、それを決めるのはご主人様です。まつりさんが思いやることのできるご主人様は、きっとまつりさんのことも大切に思いやってくれているのではないでしょうか。
自分だけのせいにせず、抱え込まないで、これからもおふたりで歩いて行って欲しいです。

40代での妊娠、出産は多くはないかもしれませんが、多くの方が妊娠、出産をされています(へんな言い方でごめんなさい。)。不妊治療といっても様々です。治療をやめたら自然妊娠したという方もいます。
不妊治療は続けても良いですし、少しお休みしても良いと思います。夫婦で話し合い、そして都度、自分の心に聞いてみて下さい。誰も教えてはくれないです。ほんとうに難しいですよね。
でも、高い望みなんてないと思います。

まつりさんの希望が叶うことを心から応援しています。

相談者:まつり様
回答者:ポコズママの会スタッフ

39週で出産直前に死産しました。体に肉がついて、全然服が入らないし、見てるだけでイライラしちゃいます。早く痩せたい、早く戻したいと思ってしまいます。なにかいい方法はありますか?次の赤ちゃんの事も考えて体を戻していきたいです。

【ご相談内容 】

わたしは39週で出産直前に死産しました。初めての子供でした。
出産後、悪路が続き一ヶ月半すぎぐらいで終わりました。今は原因は分からず陰部が切れていて、かゆみなど痛みに病院でもらった軟膏塗っています。なかなか治らず、ずっと塗ったり疲れます。母乳は、薬をのんでいたので出てません。もうすぐ出産後2ヶ月ですか、寝返りの時腰が抜けそうになったり太ももや、足の付けねが触るとヒリヒリしてきてます。何の症状か分からないです。骨盤ゆがみあると思って、接骨院に通いはじめて、骨盤矯正と楽トレしてます。接骨院の先生は、まだ筋肉がなくなり、全身固くなってるからヨガもしない方がいいて言われました。私は出産後4キロぐらいしか体重が落ちてなくて、今でも妊娠前より10キロもプラスです。体に肉がついて、全然服が入らないし、見てるだけでイライラしちゃいます。早く痩せたい、早く戻したいと思ってしまいます。自分に自信ないままで、服も買いたいけど、食欲もおさまらず困っています。肌もぶつぶつ出来て、嫌気がさします。早く痩せたいので、なにかいい方法はありますか?次の赤ちゃんの事も考えて体を戻していきたいです。

【 回答 】

ごらむさん
予期せぬ悲しい体験の中、ご相談くださり、ありがとうございます。
女性は、妊娠とともに体にも心にも大きな変化が起こります。
それは、嬉しい変化だけではなく、辛い変化もあります。
そして、出産とともに新たな変化が起こります。
これは、今赤ちゃんを抱いていても、いなくても起こります。
ごらむさんに起きている症状も、その変化のひとつと考えられます。
妊娠・出産・産後に、大きく変化するもののひとつが、ホルモンです。
様々なホルモンが、分泌したり、分泌を抑えたり、複雑に働いています。
そのホルモンの働きをより良くするには、心身を整えることが必要です。

ごらむさん、休めていますか?睡眠は十分ですか?休息は、ホルモンを整えるためにも、大切です。

自分の思いを、誰かに話せていますか?
今はまだ、話せていないかもしれませんね。

誰かに無理に会わなくてもいい、泣いても怒ってもいい。悲しみや怒り、苛立ちを、言葉にしても、文字にしても良いですね。「出す」ことで、「入れる」ことができます。いつか、喜びや安らぎを受け取るために、「出す」ことは大切です。「入れる」ためには、まず「出す」こと。ごらむさんは、一度このお悩み相談室に出すことができました。一度出せたなら、また出すことができます。

早いこと、先へ進むことだけが、良いことではありません。止まること、戻ることも、必要です。そうすることで、人としてのバランスがとれると思うのです。「今」の状態を認めること。それだけでも、十分です。

赤ちゃんを亡くした後の体の変化は、悲しみをさらに大きくすることもあるでしょう。もしかすると、次の赤ちゃんを迎えるために、お空の赤ちゃんの応援を受けながら、起きている変化かもしれません。体重の減り方も個人差があります。急激に減ることは、ホルモンバランスにも影響を与え、結果的に体にも心にも負担をかけることになります。様々なことが、思うように起こらない時期ですが、「無理をしないで」「頑張らないで」と、ごらむさんの体が語りかけているのかもしれません。

眠くなくても、横になって休みましょう。
お部屋の照明は、目に優しいものにしましょう。
美味しいなと思うものを、摂りましょう。
季節の食材は、栄養価も高いです。

安心できるもの、優しさを感じられるもの、温かさを感じるものを、見つけられると良いですね。

お空の赤ちゃんにとって、ごらむさんは唯一のママなのです。ごらむさんでなくては、ダメだったのです。声は聞こえなくても、姿が見えなくても、大好きでいつも寄り添っています。ごらむさんにとって、最適な休息方法が見つかると、今のお悩みが変化していくと思います。

相談者:ごらむ様
回答者:吉田京子

妊娠8ヶ月で子どもが亡くなりました。罪悪感が強く、自分の感情が主人を追い詰めているで不安です。主人とどのように接していけばよいでしょうか?

【ご相談内容 】
一週間程前に妊娠8ヶ月で子どもが亡くなりました。子どもの病気が原因の可能性が高いと言われています。
主人も子どものことで心を痛めており、私のことを気遣ってくれています。主人の負担にならないように気を付けていますが、「いつ死んでも良いような顔をしている」と言われることが増えました。
私自身、生への執着が薄くなったことは自覚していますが、どちらかというと亡くなった子どもにもう一度会いたいという気持ちから、「早く妊娠したい」という焦りのような気持ちを感じている自分への罪悪感のほうが強い状態です。
自分の考えや感情が主人を追い詰めているのではないかと、不安でどうしようもありません。しかし子どもが戻ってくるかもしれないという考えが今の自分を支えていることも事実です。
このような状態で、自分自身を支えつつ、どのように主人と接していけば良いでしょうか。

【 回 答 】
ポテコ。さん

初めまして。ご返信が遅れまして大変失礼致しました。

メール拝読致しました。本当におつらい経験でしたね・・・

お心の痛み、悲しみはいかばかりか、察するに
あまりあるものかと存じます。心よりお悔やみ
申し上げます。

今のお気持ちを率直に書いて下さいましたことに、
真摯に、胸の打たれる思いが致します。メール頂きました
ことに本当に感謝を申し上げます。

現在のポテコ。さんのこころの状態はいわゆるグリーフと
呼ばれるものです。亡くされたお子さまのことを痛み、悲しみ、
つらさを感じると言うことですね。グリーフには罪悪感も含まれます。
生まれて間もない小さなお子さまを亡くされた場合、次のお子さんを
望まれる方もいらっしゃいますが、今はグリーフが強く、心身に影響が
大きい状態です。次のご妊娠は少し間隔を置くことをお勧めしています。

こうした罪悪感は、同じようなご経験をされると、比較的よく
みられる感情だということがこれまでのグリーフの研究でよく
知られています。また亡くされた直後には、お子さんに戻ってきて欲しい
という気持ちも強くなりやすいものです。今のお気持ちは、こういう
経験をすると、よく見られるものであるということを知って頂きたい
と思います。

これにどう対処すればよいかは個人差があるので、一概には
言えませんが、今はお気持ちの変化が一番強い状態です。
こういうときには「今日できることは明日に延ばす」ことにして、
まずは休むことを私はカウンセリングでもお伝えするように
しています。

ご主人に負担を掛けているのでは、と気がかりでいらっしゃるの
ですね。このことも特に奥様からみると、こうした状況ではよく
みられることです。ご主人を信頼していらっしゃれば、いっそう頼る
こともあっていいかと思います。ご夫婦の信頼が続くのであれば、
しばらくそのままで続けてみてはいかがでしょうか?

もし、それでも気になるということであれば、自助グループの
分かち合いの会(例えばポコズカフェのような)がお近くに
あれば参加されてみるのも一つの手段です。話をするのは
ちょっとハードルが高いなぁ、と思うのもむしろ当然で、
最初は参加して、話をせずに様子を見ているだけで
いいと思います。

今はエネルギーを蓄えるために、まずはゆっくりと、
ご自分に一番優しく過ごして下さい。少し元気が出たら、
外に出られるかもしれませんから・・・

ずっと大雨が降り続けることはありません。いつか、
必ず雨は止みます。ポテコ。さんのお気持ちが少しでも
穏やかになり、少しでも心静かに過ごすことができるよう
になる日が訪れますことを、心より祈っております。

相談者:ポテコ。様
回答者:富田 拓郎

3年前に妊娠19週で双子を亡くし、昨年子を持つことを諦めました。この悲しみや虚しさをひとりで抱えることが時々とても辛くしんどいです。答えがみつかりません。

【 相談内容 】:
3年前に妊娠19週で双子を亡くし(破水・羊水過少・子宮口2㎝開き・子宮内感染のため泣く泣く諦めました)、そして昨年に子を持つことを諦めました。
この悲しみや虚しさをひとりで抱えることが時々とても辛くしんどいです。

未だに『私のせいで死んでしまった』『どうして私の子だけ亡くなってしまったのか』『生きていたらどんな子だったのかな、どんな生活を送っていたのかな』・・・と突然負の感情に襲われ涙してしまいます。
また、友人たちの中で自分だけ子供がいないために友人と会うことが、それに友人の子供を見ることがとても辛いので私から連絡を絶ち距離を置いてしまっています。
この先どうしていいのか? どうすればよいのか? 答えがみつかりません。

【 回 答 】
yuzu21様
はじめまして。ポコズママの会スタッフをしております。
とても悲しく辛く、、、色んな気持ちが交錯する中で三年の年月が流れたことと思います。経験者の立場で、あまり参考になりませんが、お話させて頂きますね。
私も、状況は違えど、18週の中期死産の経験者であり、子供のいない人生を歩んでおります。お近くでしたら、本当に直ぐにでも駆けつけたいところです。

自身は高齢のため出生前診断を受けたことから、感染し前期破水、死産となりました。知識不足、選択と判断ミスの後悔、自責が強く、また、医療機関への不信感、憤りもあり、数年間はメンタルも不安定でしたので、お気持ちは痛いほど判ります。
そして、妊娠を目指すことも、高齢のため1年間と期限を決めました。
ちょうど1年後に実母の危篤と陽性反応が重なり、生まれ変わりを授かったのかな、、、と、想いを巡らせていましたが、母の葬儀翌日に流産となり妊活も終わりました。

が、ここからが長いトンネルだったように思います。
憤りや自責、色々な感情がありましたが、結局残るのは悲しみであり、今も涙は枯れません。

生きていたら、今年ちょうど10歳になります。
色んな書籍や文献から、苦境の意味合いや、亡くなった我が子からのメッセージを自然と探してきました。
そして、いつの頃からか、この世で一生懸命に生きて人生を全うし、自身が天に召された時には、胸を張って我が子と会えるように……と思えるようになりました。

yuzu21 さんが「突然負の感情に襲われ涙してしまいます。」と仰ること、私も今もあります。自然体で大丈夫です。
近年は、普段の生活の中で、自分のためにも癒しを求め過ごしています。
子供達は、お地蔵さまが親代わりとなって優しく見守ってくださっていると思います。旅先でお地蔵さまに出会えば、感謝の気持ちでお祈りしています。自宅の天使ちゃんコーナーには可愛いお地蔵さんが増えました。

私達は、とても哀しい経験をしました。
が、ふと、世の中、状況は違っても、多くの方が自分と同じように何か苦境に懸命に向き合い生きている方々も多いことを感じるようになりました。苦しみの経験は、人の心を感じることができるようになります。
最初の数年は自責から「ごめんね」と泣く日々でしたが、我慢せず泣くことも大切であったと今では理解を深めています。
子供達は私達に色んなことを教えにやってきてくれました。
少しずつ「ごめんね」から、感謝の気持ちを伝える「ありがとう」へと、時の流れと共に変化してくるように思います。
天使ママは、いつも我が子と一緒に人生を歩んでいます。
私達の心の中で育んでいきましょうね。

交友関係も、ストレスに感じることは無理をされなくて良いと思います。人と人の繋がり、ご縁ある方々とは、また繋がるものです。

yuzu21 さんは、お仕事されていますか? 一人で長くお家にいると、気分も滅入ることがあります。
お近くでポコズカフェがあれば、是非お越しくださいませ。
初めは、少し勇気がいるかもしれませんが、お仲間と泣いて笑って過ごす「ひととき」に、皆さんお気持ちも少し軽やかになられます。
お会いできますこと……楽しみにしています。

ポコズママの会から送る言葉は、、、「ひとりじゃないよ。仲間がいるよ。」
私も何年経っても、ポコズカフェに参加すれば、ママたちと一緒に涙しています。
我が子のために共に歩んでいきましょう。

心身ご健康を我が家の天使ちゃんと心からお祈りしています。
時節柄、どうぞご自愛くださいませね。

相談者:yuzu21様
回答者:ポコズママの会スタッフ

胎児の奇形のため14週で人工中絶をし、罪悪感に苛まれていますが、義妹が男の子を出産、いつまでかわからない同居が続いています。主人が赤ちゃんをかわいがる姿が辛いです。主人に言うと、やっと不妊治療で授かったからそんなこと言わないでと泣きながら言われました。

【 相談内容 】

昨年末に14週で死産しました。
胎児に奇形があり、産まれたとしても生きられないと言われ、人工中絶しました。
生きられないとわかっているけど、最後のエコーでも元気に動く息子を殺してしまったという、罪悪感に苛まれてしまいます。

主人の両親と同居しているのですが、昨年義妹が男の子を出産し、いつまでかわからない同居が続いています。主人も赤ちゃんを可愛がり、お世話をしています。でも、その姿を見ているのがツライです。
死産をした日、主人にその子に会うのがツライ…と主人に言いました。退院する日、義妹がも不妊治療をしてやっと授かったから、ツライ気持ちもわかるけど、そんなこと言わんでやってくれ。と泣きながら言われました。

私のこの気持ちが間違っているのでしょうか?
主人にも本音をを言えない、義両親にも相談できない、自分の母親に相談すると「次の子、早く作れ。」と急かされます。そんなに気持ちを切り替えられない。
誰にこの気持ちを相談すればいいのか、わかりません。妊娠報告を何人かの友達にしてしまい、その友達に報告するのが申し訳なくて…

あと1週間で、仕事復帰です。同僚に同情されるのもツライ…でも家じゃ泣きたくない。
情緒不安定な時に、同じ経験をした方のブログでこちらのサイトを見つけ、相談させていただきました。回答していただけると嬉しいです。

【 回 答 】

meさん、相談内容を拝見しました。
辛い中、お気持ちを綴るのも苦しかったのではないでしょうか?

赤ちゃんとお別れしたばかりで、悲しみだけでなく不安定な気持ちになるのは当然の時期です。小さな赤ちゃんを見れば、我が子の事を思い出したり、重ねてしまったするのも自然なことです。小さな赤ちゃんが映るCMや町ですれ違っただけの見ず知らずの赤ちゃんでも、目にすると苦しくなるのに、家に赤ちゃんがいる環境は本当にお辛いと思います。

赤ちゃんが悪いわけでも義理の妹さんが悪いわけでもないことは、meさんも理解していても、それでも辛いという気持ちをご主人にきちんと伝えられた勇気は立派だと思います。
一番理解してほしいご主人様から、望んでいない言葉が出てしまうと、誰に気持ちを打ち明ければいいのか分からなくなってしまいますよね。

それでもやはり、私はご主人様がmeさんの味方になって欲しいと思います。
「何かを変えて欲しいというのではなく、赤ちゃんを見ると辛いと思う私の気持ちを知っていて欲しい」という事だけでも、もう一度伝えるのは難しいでしょうか?
勇気を出して伝えても受け入れてもらえなかったらと考えると、ご自身の気持ちを伝えるのも怖くなるかもしれませんが、言葉でなければ伝わらないのも残念ながら事実ですよね。

赤ちゃんを見ることが辛いのは赤ちゃんを亡くした女性にとっては当たり前の感情であることが、ご主人様に伝わるとよいのですが。
その上で、meさんも同じように辛いこと、辛い気持ちを理解だけはしてほしいというmeさんの気持ちがご主人様に届いて欲しいと願うばかりです。

お仕事復帰が近いとのこと。そちらも不安で仕方がないと思います。心穏やかに過ごすことは難しいと思いますが、meさんのペースでお進みくださいね。

相談者:me
回答者:ポコズママの会代表 加藤咲都美

5週と8週で2度流産しました。何としても子どもがほしい。何か改善しなくてはならないといろいろ相談しましたが、よくわかりません。どうしたらよいですか?

【 相談内容 】

去年10月に5週目で流産。2月(数日前)に8週目で流産。いずれも心拍は確認されていませんでした。手術はしていません。
3歳の娘がおりますが、娘のときは、何事もなく、お産も2時間という大安産でしたので、まさか2度も流産するなんて信じられません。

ですが、何としても子どもがほしい。私も大家族で育ったので、きょうだいの存在のありがたさがわかるので、きょうだいがいたらいいなと思います。

2回も流産したので、何か改善しなくてはならないのだろうと、いろいろ相談しました。

そんなに子どもが欲しいと躍起にならないほうがいいとか(私の性格?)、
仕事のストレスが大きいのではないかとか(仕事を辞める?)、
娘が準備ができていないのではないかとか(池川先生的なスピリチュアル?)
部屋を掃除したらとか(風水?)
漢方薬でも飲むか(東洋医学?)
葉酸の薬を変えるか(西洋医学?)

何か改善しなければ、何か動き出さなければよくならないのは確かなのですが、イマイチよくわかりません。
どうすればいいですか?
絶対子どもがほしくて、泣いてる場合じゃないんです。泣けば子どもが来るなら泣きますが!!

【 回 答 】

あっちゃんさん、はじめまして。ご相談内容を拝見しました。
私も2度の流産の経験がございます。続けて流産を経験すると不安になりますし、次こそはと妊娠を臨む気持ちもとても共感できます。

妊娠のために、さらには無事に出産できるために自分でできる事があれば、最大限やってみたいと思うのは自然な気持ちだと思います。何が正解かは分かりませんし、何をやれば必ず願いが叶うかは残念ながら分からないものですが、あっちんさんが「やってみたい」と思われたことは、全てやってみていいと思います。
私も全国各地の子宝神社を巡ったこともありますし、ヨガをやったり、サプリメントを買ってみたりと色んな事をやりました。

妊娠を望んでいるときに希望通りにいかないと、気持ちは沈んでしまいますが、あっちゃんさんがやってみたいと思う事に取り組みながら、あっちんさんの願いが叶う日が来ることを私も願っています。

相談者:あっちゃん
回答者:ポコズママの会代表 加藤咲都美

41歳でやっと授かった我が子を、子宮内胎児死亡で死産しました。最後の胚盤胞を戻したいのに生理が来ずイライラします。負の感情が高まると夫にあたってしまいます。精神のバランスを崩したくないのですが、どう乗り越えて耐えて過ごしたらよいでしょうか。

【 相談内容 】

晩婚で不妊治療二年して41歳でやっと授かった我が子を妊娠8ヶ月で、切迫早産で1ヶ月半入院後子宮内胎児死亡で死産しました。
最後の胚盤胞一つあるので奇跡を信じて最後の移植を予定したいのですが死産後49日しても生理が来ず、いつになるかイライラします。

前向きに穏やかに体を休めようとするけど、私は前は好きだったテレビも楽しくなく、私にはなにか楽しく感じる気持ちが本当にわずかしかなくなったのに、悲しみを表出しないで普通に生活している夫を見ると私だけなんでとあたってしまい、夫をこまらせてしまいます。
女性はすでに母親で男性は生まれてからだとわかっていますし、変わらず落ち着いている夫に感謝の気持ちをもつこともありますが、負の感情が高まると夫を困らせるとは思いつつ、別れた方がよいのでは、生きてるのがつらいとあたってしまいます。

天使ママブログなどで、半年とか何も楽しく感じなかったとあるのを読み私だけではないと思いそこはほっとしましたし、まだ回復には時間がかかって当たり前だとは思うし、夫婦仲良くしないと、もともこもないとも思うけど、夫以外に吐き出せる存在が必要かと思いますがなかなか参加できる会も見当たりません。
死産したから不幸になるのでなく、だからこそよけいに、意地でも幸せになりたいと思うのに、負の気持ちに包まれてしまうことはあります。

精神のバランスを崩したくないと思うけど、どう乗り越えて、耐えて過ごしたらよいでしょうか。
死産後当たり前の変化と思いつつも、夫にまたあたってしまったら悪いなあ
夫をくるしませたくはないのに、どう対処したら良いかと思います。

【 回 答 】

さくらくんママさん
ご相談をお寄せくださりありがとうございました。お返事が遅くなり申し訳ございません。

さくらくんママさんのご様子を拝見して、「頭では十分すぎるくらい分かっている、けど、気持ちがついていっていないため、そのギャップに苦しんでいるのでは」という印象を受けました。
さくら君ママさんは、とても周りをよく見ていらして、しかもご自身のこともよくわかっていらっしゃいます。
しかし、やっと授かった大切な我が子を亡くされた辛さや悲しみの気持ちは、頭ではわかっていても、抑えきれないものです。書かれておりませんが、おそらくさくらくんママさんはご主人にあたってしまったときに、ご主人の表情や態度から「自分の気持ちを出してしまうと夫が困る」という風に思われたのではないかとお察ししました。
さくらくんママさんは、本当に心の優しく、周りに対してお気遣いされる方なのだと思います。

>女性はすでに母親で男性は生まれてからだとわかっていますし、変わらず落ち着いている夫に感謝の気持ちをもつこともありますが、負の感情が高まると夫を困らせるとは思いつつ、別れた方がよいのでは、生きてるのがつらいとあたってしまいます。

この部分を読んで、ご主人への思いが溢れており、私の方が胸の締め付けられるような気持ちになりました。
そこで、ご相談に書かれたことをご主人に伝えてみてはいかがでしょうか。

頭ではわかっているけど、気持ちがとてもつらいこと、
そのつらさを、ただ聞いてくれれば良いこと、

私(さくらくんママさん)が泣くと困るかもしれないけど、ただ思い切り泣かせて欲しいこと、あなた(ご主人)もつらい気持ちを出してくれてよいこと、一緒に泣いて欲しいこと。
ともに悲しんでくれるご主人がいる、それだけで救われる気持ちもあるかもしれません。

>夫以外に吐き出せる存在が必要かと思いますがなかなか参加できる会も見当たりません。

お住まいの地域に、流産や死産を経験された方を対象としたセルフヘルプ(自助)グループやサークルがあると良いのですが・・・。
お住まいの地域にない場合はグループを探して遠くまで行かれている方もいらっしゃるようで、自助グループには近隣の都道府県からの参加者も多いです。話したいときに話せる場があるということは、経験された皆様の支えになります。
私たち看護職者もそのような場の必要性を痛感しておりますので、さくらくんママさんのお言葉を胸に、私も場づくりに努力していきたいと思います。

また、何か伝えたい気持ちがありましたら、いつでもポコズママの会にご連絡ください。

相談者:さくらくんママ
回答者:寺田 由紀子

年齢的な不安から羊水検査をうけ、翌日体調が急変し、流産となりました。どうしてもっと相談しなかったのか。夜も眠れず泣いてばかりです。取り返しの付かない事をしてしましました。ダメな母親で本当に申し訳なく辛いです。

【 相談内容 】

二ヶ月前に第3子を妊娠15週で亡くしました。
予定外の妊娠に動揺し、年齢的な不安から羊水検査をうけることにしました。
0.3%の確率で流産の可能性があるとの説明は受けていましたが、検査の翌日体調が急変し、流産となりました。

つわりがひどかったのですが、検査前で上司にも言えずに仕事に行っていたのでかなりムリをしていたと思います。
日々を過ごすのが精一杯で、本当にこれでいいのか向き合う事ができませんでした。
親の勝手で元気な赤ちゃんの命を奪ってしまったと、反省してもしきれない日々です。
どうしてもっと相談しなかったのか。
しっかり向き合う事ができなかったのかと夜も眠れず泣いてばかりです。
取り返しの付かない事をしてしまいました。
仕事に復帰しましたが、なかなか精神面が追い付かず涙が溢れます。

夫は今回の事で口を開くことはありません。元々口数が少ないので何もしゃべりません。もう少し気遣ってくれてもいいのになと思っています。
三人目の子の予定日は長男と全く同じでした。下の子ばかりを可愛がる親に対して、長男を大切にしなさいというメッセージだと思います。
ダメな母親で本当に申し訳なくて辛いです。

【 回 答 】
kcostar33さん
私は、赤ちゃんたちは、自分で生まれる時、旅立つ時を決めてきているのではないかと感じる時があります。
女性の体の真ん中にある命を育む子宮に、自分の意思で生まれ、そこで生きる時間も、生まれるタイミングも、すべて決めてきているのではないかと思うのです。
今まで出会ってきた赤ちゃんたちのお顔を見ていると、そう思う時がたくさんあります。
「悲しかった。辛かった。」ではなく、「楽しかった!満足!スゴイでしょ!」と言っているように感じるのです。

kcostar33さんの3人目のお子さんも、すべて決めてきて、自分の望んだとおりに生ききったのではないかと感じます。
予定外の妊娠であったこと、つわりもあったけど、職場には報告せずに仕事を続けたこと、お兄ちゃんたちのお世話が思うようにできていないと感じること、リスクを理解した上で羊水検査を受けたこと・・・
様々な「こうしていれば」「「これをやらなければ」などの思いが湧き上がってくると思いますが、本当は、すべて赤ちゃんの予定通りだったのかもしれません。

三人目のお子さんは、一番上のお兄ちゃんと同じ予定日が良かったのですね。その日がお気に入りだったのでしょう。
お空に帰るタイミングも、その日が良かったのではないでしょうか?
お子さんたちにすべて平等に接することは難しいことですし、その難しさを、「親」という役割を与えられ体験しているのかもしれません。

ご主人は、何もお話ししないとのことですが、何も感じていないことはないでしょうし、何かを言うことで、kcostar33さんを傷つけることを恐れているのかもしれません。
悲しみや苦しみは感じていても、どう表現すれば良いのか、また、自分の大切な人にどう接すれば良いのか、わからなくなる男性は多くいます。
何も表現しないことが、「気遣う」ことになっているのかもしれません。

「話を聴いてくれるだけで良い。」と伝えた上で、ご主人に自分の思いを話されても良いと思います。
答えを求めているわけではないこと、ただ聴いてもらうだけで嬉しいこと、女性はホルモンなどの影響でも感情が変化することなどを伝えておくと、ご主人もkcostar33さんと向き合えるかもしれません。

人は、自分で選択したことに対する結果を、すべて受け入れることは難しいのではないかと思います。
今、とても辛いと思います。自分の心に向き合うことも痛みを感じると思います。
でも、この先ずっと同じではないとも思います。

お空に帰った赤ちゃんもわかっていると思います。そして、寄り添ってくれていると思います。自分の選んだママが大好きだから。

どんなkcostar33さんでも、そのままでいい。
「そのままで大丈夫。」と、言葉にしてみてもいいかもしれませんね。

相談者:kcostar33様
回答者:吉田 京子

第3子を14Wで死産しました。重症妊娠悪阻で入院中、破水し絶対安静になりました。その後、少し落ちついてきたのに心拍停止となってしまいました。上の2人の子供も赤ちゃんを楽しみにしていたし、職場に戻るのも怖くて、いろいろなことが苦しくて泣いてばかりいます。

【 相談内容 】
はじめまして。約1週間前に第3子を14wで死産しました。
子宮内胎児死亡で本当に突然の事でした。

私は第1子のときからつわりが酷くなる体質で毎回、重症妊娠悪阻で入院していました。
今回も妊娠がわかってすぐにつわりの症状が出始めて、パートの仕事も初めはなんとか頑張っていましたがすぐに3キロは体重が落ちてフラフラするように。
年末で忙しく、休むのも悪いし上に2人の兄弟もいたので入院はせず毎日点滴に通うようにしました。
でも体調は悪くなる一方でやはり水分も受け付けなくなりケトン体は+3。頑張りたかったけど体は限界で主人に相談し結局入院しました。職場にも迷惑がかかるのですぐ妊娠報告はしていました。

その後、一カ月は悪阻で入院生活。
吐き気、匂い、音、点滴の針、血管痛、頭痛、腰痛、大部屋のストレス、絶食いろんなことが苦しくて、でもこれさえ乗り切れば大丈夫!と辛いながらも思っていました。

そんな中、少し食べられるようになってきたと希望が見えた時に、突然の出血。
これは変だと思い看護師さんを呼ぶとすぐに診察になりました。
すると、破水している、赤ちゃんが危ないかもしれないからと個室に移りその日から絶対安静になりました。張り止めの点滴に導尿もして起き上がることはダメで寝たきりになりました。
ショックで泣きました。もうダメなのかな?頑張って欲しい!でも自分には何もできない。そんな日々が2週間程続き、幸いな事に羊水の量も減っていなく、出血も少し落ち着いて室内歩行の許可が出て、その数日後には大部屋へ移動できました。

安静にするのと張り止めは変わらず続いていたけど、絶対安静もなくなり私は安心しきっていました。
毎日寝る前に看護師さんがする胎児の心音チェックも前日までは問題ありませんでした。

次の朝、心音確認に来た看護師さんが赤ちゃん寝てるのかなぁと言って確認できず、入れ替わりで3人の看護師さんが確認に来ましたが聞こえなかった様子で。
すごく不安になって、もしや…なんて事が頭をよぎりました。
その後医師にエコーで確認してもらったところ、心音は聞けずそのまま心拍停止の診断になりました。

原因は不明でした。
ずっと安静にしていたのに、なんでだろう?
悪阻はひどいけど乗り切れば大丈夫と思っていた自分が恥ずかしい、なにがいけなかったのか考えても答えが出ません。
そういう運命だったといわれても今は納得できません。
周りはお母さんは頑張ったよ!なにも悪くないと言ってくれますが、やっぱり自分を責めてしまいます。
そして、上の2人の子にもたくさん我慢もさせてしまって赤ちゃんも楽しみにしてくれていたのに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

今はあまり笑顔で接する事が出来なくて辛いです。
職場復帰も考えていますが、体力が落ちているので前みたいに働けるのか不安で、妊娠報告もしてしまっているので戻るのが怖くて皆んなにどう会って話せばいいのかわかりません。
とにかくいろんなことが苦しくて泣いてばかりいます。

【 回 答 】

はるママさん
赤ちゃんとのおわかれというという突然の出来事がおこってしまわれたのですね。
「まさかこんなことが」という哀しみの嵐の真只中で、はるママさんは本当に詳しく経過やお気持ちをお伝えくださいました。
まるで、すぐお隣でお話をお聴きしているようです。
はるママさんと同じお部屋にいるつもりで、私もお話したいと思います。

>約1週間前

まず、お身体が心配です。これまで胎児を育んでこられたお体です。
身体や体力が戻ってくるまで、しばらく労わりモードで過ごせると良いのですが…。

>今はあまり笑顔で接する事が出来なくて辛いです。

それは、とても自然なことだと思います。
はるママさんは、4人家族でいらっしゃるのですね。5人目の家族の誕生をみんなで楽しみにしていらしたことでしょう。そして、ご家族も入院生活を送るママと赤ちゃんを気遣いながらお過ごしになられていたことでしょう。赤ちゃんと一緒に暮らすことはできませんでしたが、それは家族としての時間です。
赤ちゃんとのおわかれという突然の出来事は、家族みんなの出来事です。いのちとのであいとおわかれをご家族みんなで懐かしんだり、悲しんだり…。涙を流されるママの姿は、きょうだいのお子様たちの年齢に関わらずしっかりと記憶に留まってるものではないでしょうか。
それは悪いことなのでしょうか。(自分の経験から、そう思えるので。それは、とても意味のあるいのちのバトンのような大切な記憶です。)
私はむしろ何も聞かされないことの方が辛い記憶になることもあると思うのです。
ご家族だけのメモリアルを何か…と工夫されてみるのも良いのでは?

>そういう運命だったといわれても今は納得できません。

本当に―。これは、赤ちゃんとのお別れを経験したすべての人が思うこと。
ひとつひとつのいのちを重みを知っているからこそ、感じることができる深い深い感情です。
まわりの人がかけてくださる言葉に対して、自分でも思いがけないネガティブな感情が湧いてこられることもあるでしょう?
理性では、自分のためにかけてくれる言葉とわかっているのです。
でも、どんなにこころを尽くしてかけてくれた言葉も受け止めきれない、そんなときがあるものです。
今の言葉では、「刺さる」という方もいますね。
でも、その言葉そのものが辛い言葉ですので、こころに二つ目の傷をつけてしまう気がします。

私は、赤ちゃんとのお別れの直後のママは、同じ空間で過ごしていても、人には見えないガラス一枚隔てた別の国で過ごす人と思うことにしました。(かつての自分が、あの時はそうだったと思うので。)
経験した当事者の国は別の世界ですから、言語がちょっと違うのです。通訳が必要ですね。

ひとり通訳で、ひと呼吸おいてみてください。
「○○さんは、『お母さんは頑張ったよ』と言ってくれていますね」
「○○さんは、『なにも悪くない』と言ってくれますね」

哀しみの真只中では、そんな気持ちの余裕もありませんけれど…。
どうしてかというと、自分の気持ちをわかってもらえる、受け止めてもらえる、同じ言語で話せる人を捜し求めてしまうから。
でも、それは、今暮らしている生活圏では出会えないこともあります。
哀しみは、その出来事が確かに起こったことなのだと受け止められるまで、時間が必要です。

もし、はるママさんが、必要な時は、赤ちゃんとのお別れをしたお仲間と出会える場所にお出かけをしてたくさんお話をなさってください。
顔と顔をあわせて、言葉が直に五感を通って自分を包んでいく…。
それは、三人目のお子様が確かに14週生きたという、いのちの存在を実感するひとときになることでしょう。

>職場復帰

ご事情が許すのでしたら、体力の回復を優先されてください。
普通に食べて、普段の起床や就寝ができることが最優先です。
もし、はるママさんが、家事・育児をひとりで切り盛りされていたのでしたら、今は、’静養中バージョン’ですね。
ご家族みんなで頑張る暮らし。辛い気持ちの真只中のママ、お空の国に帰っていった三人目の家族のことをそれぞれの立場で想いながら…。
はるママさん、「我慢させている」なんて思わないでよいのでは?
皆さんを頼りになさってください。
家族はチームなのですから!

>パートの仕事

労働基準法の母性保護規定では、産前・産後休業として、産後は8週間は女性を就業させてはならないとされています。出産とは妊娠4ヶ月以上の分娩ですので、死産や流産も含まれます。健康保険法の出産一時金、出産手当金の対象でもあります。パート雇用であっても認められていることです。…なのですが、14週は4ヶ月にみたないと落胆されることにもなりがちですね。ただ、今は、母性健康管理、母性保護、ストレスへの対処は雇用主にとっても必要な手立てをしなければならないことです。勤務先によっては、制度化以前の課題も多いとは思います。何しろ経験者が数少ないことですから—。総務部署等にも、必要なご報告や諸手続きをなさりながら、心身の健康状態を大切にできる職場復帰へのご支援をいただいて欲しいと願います。

>(職場の)皆んなにどう会って話せばいいのか

同僚の方との関わりについて、はるママさんは家族とはまた別の気遣いをなさることでしょう。
産後の静養期は、このような気持ちの準備も含んで必要なことかもしれません。
今は、同僚の方に同じ経験をされた方はいらっしゃらないかもしれませんね。
でも、これからははるママさんがいのちのお別れをされた方に出会った時に、哀しみを知る人として言葉をかけて差し上げてください。それが、お子様がいのちを通して伝えてくれたメッセージなのかもしれません。

>とにかくいろんなことが苦しくて泣いてばかりいます。

はるママさんは、3つのいのちを、重症妊娠悪阻という状況でご自身のいのちをかけて育んでこられたのですね。
今回も14週のほとんどを点滴に通い、入院生活で守り抜かれました。
その大変な日々を家族4人で乗り越えて来られたこと。
また、労わりの言葉をかけてくださる方がいること。

はるママさんのお話を伺いながら、私に伝わってくるのは、はるママさんの周囲の方への気遣いや周囲の皆さんのはるママさんへの気遣いです。

お辛いですが、赤ちゃんとのお別れをした直後の今は、それがママのお仕事。
はるママさんは、こころからから哀しむことができる素敵なお母さん!

相談者:はるママ様
回答者:田村 芳香

7週目で初期流産をしました。初めての妊娠での流産なので精神的にもなかなか立ち直ることができません。早く妊娠したいと考えていますが、次の生理が終われば子作りしても大丈夫でしょうか。

【 相談内容 】

4日前に妊娠7週目で初期流産をしました。
初めての妊娠での流産なので精神的にもなかなか立ち直ることができません。
妊娠6週目で初めて検診へ行った際には心拍もしっかりと聞こえていたのに突然の出血で一時は止まりましたが、また出血をしてしまい自然流産になりました。
早く次妊娠したいと考えていますが、次の生理が終われば子作りしても大丈夫なんでしょうか。

【 回 答 】

初めてのご妊娠で今回のご経験はとてもおつらいことと思います。いま感じていらっしゃるつらさは,これから立ち直っていくためにも大切な気持ちであるので,今はできれば焦らず,心と身体が徐々に回復していくのを待ちつつ,ゆっくりお過ごしください。
一つお伝えしたいのは,今回のご経験は誰のせいでもないということです。私自身も同じ経験をしましたが,振り返るといろいろ考えた自分を思い出します。自分を責めてしまうこともありました。しかし,産婦人科で長く働いてみて,実感としても思うことは,流産は誰のせいでもないということです。
いまはおつらいと思いますが,きっと徐々に回復されていかれることと思います。主治医の先生とも相談しながら,今後についても考えていかれるとよいと思います。

相談者:saya様
回答者:神前 裕子

妊娠8週で胞状奇胎による流産でした。3ヶ月たちましたが、赤ちゃんを見るのが辛いです。複数子どもがいる人を恨めしくめちゃくちゃにしてしまいまいという衝動まであります。

【 相談内容 】

妊娠8周で胞状奇胎による流産でした。
手術から3ヶ月たちましたが、赤ちゃんを見るのが辛いです。
子どもが一人いるので、保育園で見てしまいます。
複数子どもがいる人を恨めしくめちゃくちゃにしてしまいたいという衝動まであります。
辛いです。

【 回 答 】

しなぽんさん
胞状奇胎による流産という体験から、あまり時間が経過していない中、ご相談くださりありがとうございます。
まず、私がしなぽんさんに伝えたい言葉は、『「赤ちゃんを見るのが辛い。」「複数子どもがいる人を見ると恨めしくめちゃくちゃにしてしまいたい。」という、正直な思いを打ち明けてくれて、ありがとう。』です。
人は、本心の言葉を出すことに対して、躊躇する時が多々あります。

しなぽんさんは、きっと、今回の妊娠をとても楽しみにし、嬉しく思っていたのではないでしょうか。だからこそ、起きたことに対して、大きな悲しみや、自分や他者への怒りの感情を抱いたのだと思います。
「胞状奇胎」という、妊娠継続が困難な状態を理解しているからこそ、自分でもどうすれば良いかわからない感情が出てくるのでしょう。

保育園の送迎を、しなぽんさんだけがしなければならない状況なら仕方ないかもしれませんが、一度、「私は今辛い。」と打ち明けて、誰かにお願いできると良いかもしれません。
たった1回でも、辛い場面から意識的に離れることは、心を守る上で大切だと思います。
このような対応が難しいならば、「今、その感情を抱くことは、とても自然なことで、私は当たり前のことを思っているのだ。」と、自分に語りかけてみても良いかもしれません。声に出せば、一番初めに聞くのは自分となります。

嬉しい妊娠が、予期せぬ結果となって、心も体もすべて元通りにはなりません。
何事もなかったことにはできません。起きたことに対して、心も体も反応します。しなぽんさんが、自分が嫌になるほどの感情を抱くのは、本当に当たり前のことなのです。

無理に解決しようとしなくても良いと思うのです。
人の心は、いつか変わる時がきます。大きく変わらなくても、何も変わっていないように感じても、必ずどこかが変わっていくのだと思います。それは、「成長している」とも言えるのだと思います。
どんな感情も体験するために、私たちは生まれてきました。しなぽんさんの辛い思いは、けっして無駄な体験ではなく、いつか、しなぽんさんの力になるのだと思います。

嫌なことは「嫌だ」と、言っても良いと思います。言葉にすることが難しければ、文字に書いても良いと思います。どんな感情も出してしまうことは、大切です。辛い時間ではありますが、いつか変わる時がくると思います。
自分が嫌になるほどの辛い思いを体験したしなぽんさんは、いつか一歩進めると思います。
今すぐでなくても、大丈夫です。

相談者:しなぽん様
回答者:吉田 京子

3年前に双子を死産しました。火葬の数日後、夫の両親から「こちらでイタコに頼んで供養しておいた」と事後報告され、その後、地蔵が届き毎日供養するよう言われました。どうすれば義両親を許すことができますか。また我が子らの魂は今どこにいるのでしょうか。

【 相談内容 】

3年前に19週で双子を死産しました。
火葬の数日後、夫の両親から「こちらでイタコに頼んで供養しておいた」と事後報告されました。その後、地蔵が届き「早く生まれ変わって帰ってきてと毎日お願いするように」と言われました。

当時は勝手に供養された無念で怒り、自分の近くに子供の魂さえないことを嘆き悲しみ、精神的に追い込まれていきました。
幸いにも不妊治療の末3人目の子供にも恵まれましたが、義両親の行いが今でも許せず、憎い気持ちがあり、会いたくないというのが本音です。

夫は当初から義両親もつらいのだから許すようにといい、私一人黒い感情を抱えています。
どうすれば義両親を許すことができますか。また、勝手に供養されてしまった我が子らの魂は今どこにいるのでしょうか。

【 回 答 】

死産で亡くされた双子のお子様の為にお祈りさせていただきます。
自分の知らないところで勝手にご供養されてしまったこと。まるでわが子を奪われたことのように感じているのだと思います。本当にお辛いことであったと思います。

>どうすれば義理の両親を許すことができますか。
>また、勝手に供養されてしまった我が子らの魂は今どこにいるのでしょうか。

許すということは、残念ながら他人からこう言われたから許せるものではありません。
そして、魂がどこにいるのかということは、色々と定義があるのですが、簡単に言わせていただきますと、ご供養された魂はあの世、仏の世界にいると言われております。ただし、これは一つの捉え方で、他にも様々な捉え方があります。

・あの世にいる。天国にいる。浄土にいる。。
・あるいは、お月さまになっている。お星さまになっている。
・あるいは、傍に居る。家にいる。お墓にいる。

ご自身がそのようなお気持ちになっている原因は、ご自身でご供養できていないこと、そしてその結果、どこにいるのかわからないこと。
それが原因になっていると思われます。ご自身でご供養をされて、納得することが大切です。ですので、ご自身でご供養をしていただけたらと思います。

相談者:桜連理
回答者:遠山玄秀

初期流産と死産を経験しました。死産から2ヵ月半たった今も突然涙があふれたりして、立ち直れずにいます。また治療して妊娠することが怖くて進めずにいます。どう立ち直っていけばよいのかわかりません。

【 相談内容 】

昨年5月に初期流産、今年の1月に18週で死産を経験しました。
死産から2ヶ月半たった今も突然涙があふれたりして、立ち直れずにいます。

重度の男性不妊で、顕微授精でなければ授かれません。
死産の時は、子宮内胎児死亡、はっきりとした原因はわからないと言われました。出産時、胎盤の端にへその緒がついていたこと、へその緒が捻れ気味だったこと等は言われましたが、それが胎児死亡の直接の原因とは言いきれない、ということでした。わからない、と。
13週の検診ではすべて順調でしたが、最後の検診では、その時点からほぼ大きさが変わらず、心拍停止していました。

また妊娠するには治療しかないのですが、死産の原因がわからないまま、また治療して妊娠することが怖くて進めずにいます。また同じことになってしまったら…。
つわりがひどかったので退職してしまい、仕事も子供もなくして、どう立ち直っていけばよいのかわかりません…
乱文になってしまいました。

【 回 答 】

りんさん、ご返信が遅れて申し訳ありませんでした。メール拝見致しました。
最近1年以内に2度もおつらい経験をされたとは・・・なんと申し上げていいのか、言葉が見つかりません。

死産・流産には、原因がわからないことはときどきあります。
しかし同時に、「なぜ」という思いが心の中に残り、それがご自身のつらい思いとなり、それ以降の生活や考え方に影響することがあります。
りんさんはそうした思いや気持ちを強く持っていらっしゃるのですね・・・

りんさんのような経験を喪失体験といいますが、こうした喪失体験がたびたび重なると、余計につらさを強く感じます。このつらさ(グリーフと呼びます)は心の傷(トラウマ)のようになり、人によってはよりつらさを重く感じる人もいます。日常生活に影響してしまうほどの人もいます。
それではどうすればいいのでしょうか?

今は、できることは明日、明後日に延ばしましょう。そして、しばらくは気持ちを休めるように過ごすことが大切です。この事態はりんさんのせいではありませんし、本当に偶然が重なったようなことです。
傷を癒やすにはまず休むことです。そして自分に優しくして欲しいと思います。

りんさんのお友だちがもし同じ経験をされたら、そのお友だちにりんさんはどう接するでしょうか?そうした接し方でご自分に接して下さい。
ずっと嵐が吹き荒れることはありません。静かにその嵐を見つめて、ご自分に思いやりを持ってください。今はそれで十分、大丈夫です。

もしあまりにそのつらさが続く場合(個人差がありますが、喪失体験から1年くらいがおおまかな目安)は、トラウマに詳しい精神科医・臨床心理士など、こころの健康の専門家の支援を得ることもできます。そうした情報は例えば以下のようなところで得ることができます。

EMDRとは

あるいは話ができるのであれば、ポコズカフェのような自助グループの会も手助けになることがあります。
いつかりんさんのこころが安らかになり、気持ち穏やかな日々が戻りますことを祈っております。

相談者:りん
回答者:富田拓郎

17週の双子を死産しました。夫の気遣いはありがたく、夫の存在に感謝しています。だからこそ次の子を早く授かりたいと思っているのですが、ふとした瞬間に小さな姿がフラッシュバックされたり、次の妊娠への恐怖などいろいろな感情が去来して、涙が止まらなくなります。このような感情とどう向き合っていけば良いでしょうか。

【 相談内容 】

初めて利用させていただきます。気持ちを聞いてもらいたくてこちらに来ました。

2週間程前、17週の双子を死産しました。
私は二人の赤ちゃんを見送るまで半分抜け殻状態でしたが、夫やお互いの両親、職場の人たちの支えもあって、少しずつ悲しみが癒えて以前とあまり変わらない生活を送れるようになりました。

少し落ち着きを取り戻したので、夫に次の子供について聞いてみました。
夫は死産を目の当たりにするまでは早く子どもを授かりたいと思っていたそうですが、今は私が本当に心が落ち着いて次の子どもがほしいと自然に思えるようになるまで、夫婦二人で暮らそうと言ってくれました。

夫の気遣いはとてもありがたくて、夫の存在に感謝しています。だからこそ、我が子を心から望んでいる夫との子を早く授かりたいと思ってます。
亡くなった我が子に対して罪悪感は感じながらも、それでも夫との子がほしい気持ちがあります。

それなのに、ふとした瞬間に双子の小さな姿や2人が入った小さな箱の様子がフラッシュバックされて、急に涙が止まらなくなり、次の妊娠が怖くて、それにつながる行為が怖くて仕方ない自分もあります。

時間があまり経ってないのに次の子を望む自分の身勝手さや亡くなった双子に対する申し訳なさ、次の妊娠への恐怖など、いろいろな感情が去来して、涙が止まらないときがあります。

私はこのような感情にどのように向き合っていけばいいのでしょうか。お忙しいのに申し訳ありませんが、何かお言葉をいただければ幸いです。

【 回 答 】

満樹さま

ポコズママの会相談室にご連絡くださりありがとうございます。
大切なお子様たちを亡くされて1か月ほどになるでしょうか。まだまだお心が揺れ動く時期だと思います。ご自身の気持ちとどのように向き合っていけばよいか、とても悩まれていらっしゃる様子が伺えました。

>少し落ち着きを取り戻したので、夫に次の子供について聞いてみました。
>夫は死産を目の当たりにするまでは早く子どもを授かりたいと思っていたそうですが、今は私が本当に心が落ち着いて次の子どもがほしいと自然に思えるようになるまで、夫婦二人で暮らそうと言ってくれました。

ここのことからご主人は満樹さんのことをとても理解され、大事に思ってくださっているのがわかりました。「今は私が本当に心が落ち着いて次の子どもがほしいと自然に思えるようになる」まで待ってくださるご様子が伺えました。

だからこそ満樹さんも
>夫の気遣いはとてもありがたくて、夫の存在に感謝しています。
と仰っていらっしゃるのでしょう。
ご主人と満樹さんは、お互いを思い合えるとても優しいご夫婦なのですね。

満樹さんは、急に涙が止まらなくなることがあるようですが、それは大切なお子さんたちを亡くしたばかりだからです。その涙は止めないでください。いっぱい泣いてください。
そのつらい気持ちや悲しい気持ちは、自分の中に溜め込まず、表に出してください。
自分の中に湧き上がる感情を出して良いのです。ご自身の中に湧き上がる様々な思いや感情を自分で否定しないのが一番です。
人前では出しにくいと思いますので、一人で泣いても良いですし、ご主人に気持ちを伝えつつ泣いても良いでしょう。ご主人も一緒に泣いても良いのです。
もし、これから病院に行く機会があるようでしたら、その時に助産師や看護師に伝えてもいいのです。
満樹さんの思いを、そのまま受け止めてくれる人がいます。遠慮なく泣いて泣いて、ありのままの気持ちを伝えてください。

ポコズママの会WEB相談室という場で、満樹さんの正直な思い、素直な思いを伝えてくださりありがとうございます。
今後、また、ご自身の中に湧き上がる思いに戸惑われることがありましたら、いつでもご連絡ください。

相談者:満樹様
回答者:寺田由紀子

第2子を妊娠5カ月で死産したのは一昨年の11月です。翌年の5月には初期の流産をしました。とりとめない話を聞いてもらえるようなところはあるのでしょうか。 やはり勇気をだして、家族に話した方がいいのでしょうか?

【 相談内容 】
何度か相談させていただき、ありがとうございます。
第2子を妊娠5カ月で死産したのは一昨年の11月です。翌年の5月には初期の流産をしました。
死産の約半年前には、自分の父親が亡くなりました。
悲しい出来事が次々と起こりましたが、辛い思いも長女がいるお陰で少しずつ和らいではいると思います。
ただ最近、ぼーっと家事をしているときなどに当時のことを思い出してウワーッと感情が溢れだして泣きたくなります。父親の最期がとても苦しそうだったこと、死産したときのこと、流産したときのこと、そして父もその我が子ももういなくて二度と会えないことなどが頭の中でグルグルめぐるのです。
誰かにとりとめない話を聞いてもらいたい、そして思いっきり泣きたい。しかし、これは私の性格なのですが、家族の前では泣けないのです。辛い気持ちを話すことも家族にはあまりできません。
今は自分の中で考えながら寝る前など完全に一人になった時に少し泣いたりしてます。
このままため込むのは良くないというか、いつかおかしくなってしまわないかなと思ったりします。
こんなとりとめない話を聞いてもらえるようなところはあるのでしょうか。
やはり勇気をだして、家族に話した方がいいのでしょうか?
すみませんアドバイスをお願いします。

相談者:りんさん

【回答】
りんさん、ポコズママの会スタッフです。

4回目のご相談とのこと、またご相談くださりありがとうございます。
悲しい出来事から時間が経ち、その時その時の苦しい思いや悲しい思い、りんさんのお辛い気持ちは痛い程わかります。

家族に話せない気持ちも、私自身も経験したことなのでとても共感できます。身近な存在だからこそ、弱い自分を見せられない、見せたくないと思ってしまうんですよね。

でもそれはそれでいいのかなと私は思うようにしました。そういう弱みを見せないでいるからこそ、踏ん張っていられるということもあるかもしれないなぁと。
家族に話して泣き崩れたら私の場合は次の日から気丈に振る舞える自信ないなぁって、甘えてしまってどんどん暗闇に引きずり込まれてしまうんじゃないかなぁと思いました。

りんさんがどうかはわからないですが、家族に話せないことによって家族の前では明るく元気に過ごせていませんか?

そして今悲しい思いを誰かに聞いてもらいたいという意思をお持ちになられたことは少しずつ前に進めているということではないでしょうか?
悲しみの直後は塞ぎこんで誰にも会いたくなくて話せなくて、私の場合はそうでした。
誰かに気持ちを聞いて欲しいと思えるようになったことはりんさん自身が何かを変えたいなって思い始めた証だと思います。

りんさんがどちらの地域にお住まいかわかりませんが、ポコズカフェという気持ちを話せる場所があります。それ以外にも各地域でこのような場がありますので一度参加されてはいかがでしょうか?
http://pocosmama.jp/bereave/cafe/
話すだけで聞いてもらうだけで救われることってあると思います。同じ流産死産を経験した者同士だからこそ素直に話せたり気持ちをぶつけたりできると思います。

ただ悲しい気持ちが消えることはありません。いつまで経っても大切な人を亡くした悲しみは癒えるものではありません。でも少しずつ受け止めて受け入れて乗り越えるんじゃなくてうまくその気持ちと向き合いつき合っていける日が必ず来ます。
少しずつ、本当に少しずつですがそうやって穏やかに生きていける日が来ますように、心からお祈りしています。
また話したい気持ちになった時はこの相談室にメッセージお寄せくださいね。

相談者:りんさん
回答者:ポコズママスタッフ

38週で原因不明で死産しました。前日の検診では異常なしでしたが、翌日、胎動が少なく病院へ行くと赤ちゃんの心臓が止まっていました。喪失感で苦しいです。この苦しみから抜け出し、日常生活を取り戻すのはどのくらいかかるのでしょうか。

【 相談内容 】

今月1日に、38週原因不明で息子を死産しました。
前日の健診では元気で心拍も確認し何の異常もなかったのですが、次の日に胎動が少ないと思い病院へ行くと赤ちゃんの心臓が止まってしまっていました。
妊娠中の経過は順調で、私自身血液検査なども問題点はなかったので、当たり前に元気な姿でもうすぐ会えると思っていました。まさか前日まで自分のお腹の中で元気に動いていた我が子が急に亡くなってしまうなんて。

生まれてきてくれた息子は体重も3000グラム以上ありしっかりした体つきで、とっても可愛い子でその時は会えただけで幸せな気持ちになりました。亡くなっているのにまるでスヤスヤ眠っているようで、目を開けてくれるんじゃないかと思うくらいでした。

私の中に居たのに異変に気づいてあげられなかった事、もっと早く病院へ行っていたら助かっていたのではないか、私の行動が何かいけなかったのではないか、と息子が何故亡くなってしまったのか分からない原因をずっと考えては涙が止まりません。今までと周りの環境は何も変わらないのに、私のお腹はぺったんこで腕の中に居るはずだった息子が居ない喪失感で胸が苦しくなります。

周りは普通に健康な赤ちゃんを産んでいるのに、何故私は息子を元気に産んであげられなかったのか息子にごめんねという気持ちでいっぱいです。

夫がとても前向きなので、きっと生まれ変わって戻って来てくれるから大丈夫だよと励ましてくれるのですが、私は少し前向きになったり後ろ向きになったりを繰り返しています。
夫や母親や家族全員が私が早く元気になる事を望んで尽くしてくれているのですがまだまだ私の心はついていかず、早く元気に前向きになりたいのになれないのが家族に申し訳ないです。

息子の事を穏やかな気持ちで思える時もあれば、とてつもない寂しさ悲しさや不安が発作的に襲ってくる時があります。
自分は周りとは別の世界を生きているようで、とても苦しいです。
この苦しみから抜け出して、日常生活を取り戻すのにどのくらいの時間が必要なのでしょうか?
早く元気になって、以前のような自分を取り戻したいです。
そして早く、息子に私のお腹に戻ってきてほしいと思っています。
よろしくお願いします。

【 回 答 】

はじめまして。
10年以上前に臨月で死産を経験をしており、現在はポコズママの会のスタッフをしている者です。
ご相談内容を読ませていただいて、とても他人事とは思えませんでした。死産から月日がたっても、今は普通の暮らしをしていても、その時のことははっきりと思い出されますし、Jくんママさんの今のお気持ちを思うと、とても苦しいです。

まだ死産から1ヶ月しかたっていないのですね。お気持ちだけでなくお身体の具合はいかがでしょうか。
異変に気付いてあげられなかった事、亡くなってしまった原因を考えては涙が止まらない。ごめんねという気持ちでいっぱい。別の世界を生きているいるようで、とても苦しいとのこと。
同じ経験者として、とてもわかるような気がいたします。

今は本当にお辛いと思うのですが、どうぞそのお気持ちと共に、ゆっくりと毎日を過ごして行って欲しいです。あと戻りすることもたくさんあると思います。もっともっと黒い気持ちになってしまうこともあるかもしれません。
私も当時、きっと私は前世で何か悪い事をしたのだろうと本気で思っていましたし、帝王切開という選択肢はなかったのかと後悔しては、どうしようもない現実に無力感でいっぱいでした。もう心から笑える日は来ないだろうと思っていました。

でも、時間薬はいつか必ず効いてきます。今はそれだけしかお伝えできないかもしれません。
その薬の効き方は、人それぞれですし、早く効いた方が良いわけでもないようです。以前の自分には戻れなくとも、いつか優しい悲しみと共に過ごせる日がきっときます。

ご家族思いの優しいJくんママさん。どうか焦らずに、そのままのJくんママさんでいて欲しいです。
そして、空にかえった息子さんとどこかで再開できる日を私も願っています。
応援させて下さいね。
ポコズママの会では、ポコズカフェという交流会を開催しています。もし気が向いたらポコズカフェなどにも参加して、お話をぜひ聞かせて下さい。

まずは体験者から回答させていただきました。専門家からの回答でなく申し訳ありません。
またいつでもご相談下さい。

相談者:Jくんママ
回答者:ポコズママの会スタッフ

39週で死産。心にポッカリ穴が開いたよう。涙が止まらず眠れません。心が壊れないように助けてほしい。

【 相談内容 】

お腹の中で39週2日経った夜、主人に胎動が無いことを話したら、受診した方がいいといわれ、行ったらNSTで心音が聞こえず、エコーで確認。週始めに心音が元気ないね、でもこれくらいはよくあることだからと言われて、週末に行った時は胎動あったし週数的にも刺激をされてNSTもエコーもしなかった。

あの時なんで自分から大丈夫ですかっていわなかったんだろう。今になって後悔しても遅いのに、大学病院を紹介され、2日後に促進で出産。痛かった。

でも出て来てくれた時すごく幸せな気持ちになれた。ありがとうって。

出て来てくれた瞬間赤ちゃんの分まで大声で泣いた。もう我慢せず、周りの目を気にせず泣こうと陣痛の痛みに耐えながら決めてた。産むまでは少しでも赤ちゃんが苦しまないように呼吸を意識して促進を始めて5時間で出て来てくれた。抱っこしたらずっしり3940グラム。こんなに大きく育ってくれてたのに、原因不明の突然死。

次の日に退院し、本当は一緒にずっといたかったけど、赤ちゃんの顔色がどんどん変わってきて、体液や血液が出て来て、このままじゃ赤ちゃんがかわいそうな気がして退院の翌日お別れした。

それまでは、悲しいけど準備やしなければいけないことがあって、前向きにきっとこんな珍しいことが自分に起きたことには意味があるはずと思うようにしていた。なくなった赤ちゃんにしてあげられる準備を主人と話し合い、3人で過ごせる時間を大事にした。

でも、お別れをして赤ちゃんの身体がいなくなって、私の身体と心にポッカリ穴が開いてしまいました。きっとこのままだと穴がどんどん大きくなってどうしようもなくなりそうで主人に心療内科に行った方が良い気がすると相談した。
連休が明けたら予約してみようとは思っています。

連休が終わるまでまだあと3日もある。1人になると後悔が頭から離れなくなり涙が止まらず、夜になると眠れず、スマホに死産となんども検索して、乗り越えるヒントを探して、出来なくて、産褥期で安静にしていると、気を紛らわせる事も出来なくて、一日中テレビやスマホをボーッとみながら家族にも心配かけないように逃避して。

でも1人になると涙がこぼれ。どうしたらいいか、本当に助けてください。

どうしたらいいか
どうしたらいいか
心が壊れないように
家族の心が共倒れしないように
よろしくお願いします。

【 回 答 】

辛いご経験を打ち明けてくださりありがとうございます。抱きしめたい赤ちゃんがいなくなってしまった今、心に大きな穴が空いたように感じられていらっしゃるのですね。咲ちゃんさんのおなかの中で、育っていた我が子ですもの。その存在が急にいなくなってしまったら、体の一部がもぎ取られたように痛くて苦しくなると思います。

毎日が苦しい中、なんとかしたいと現状に向き合おうとされている咲ちゃんさんは、とても家族思いの優しい方なのだなと、相談内容を拝見しながら感じました。

ご自宅で安静にしていらっしゃる時期という事は、赤ちゃんとお別れして時間が経っていない時期でしょうか?死産後数ヶ月はとても苦しい日が続くかもしれません。愛してやまない大切な赤ちゃんがなくなってしまったのですから、苦しくて何もできない状態でもおかしくありません。

まずは、今、苦しくて辛くて耐えられないようなお気持ちは、当然のお気持ちだと言うことを知っていただきたいです。咲ちゃんさんが弱いわけではありません。このままだと家族が共倒れになるかと心配になるお気持ちも伝わってきましたが、今は少し甘えてみませんか?

泣き暮らして押しつぶされそうな毎日が続く中、少しずつ、泣く時間が減ったり、気持ちが落ち着いてくる日ができてきます。それがいつになるのか分からないから不安になるのだと思いますが、悲しくて苦しい感情の中に、少しずつ赤ちゃんへの愛しさや愛情といった温かみのある感情を抱く日が増えてくるかもしれません。

具体的に何をしたらいいかという解決策をお伝えできずにごめんなさい。愛する我が子を亡くした時、穏やかな気持ちで過ごせるようになるには時間がかかります。どうか焦らず、今、それができないからといってご自身を責めないでくださいね。

この相談室にご連絡下さったのはとても行動力のある方なのだと思います。ネットで同じような経験をされた方の体験談を読んだり、交流してみるのもいいかもしれません。また、ポコズカフェのような体験者同士の集まりがないか探してみるのもいいかもしれません。心療内科も受診予定とのこと。お気持ちを吐露できる場所があると安心ですよね。ただ、焦りは禁物ですよ。無理のないペースで進めてくださいね。

相談者:咲ちゃん
回答者:ポコズママの会スタッフ

妊娠16週で流産。絨毛膜下血腫がありました。振り返ると後悔ばかりです。自殺も考えています。遅かれ早かれ流産になる可能性はあったのでしょうか?

【 相談内容 】

妊娠16週で流産しました。妊娠発覚時から絨毛膜下血腫があり、胎盤ができる頃には消えるかもと言われていましたが、大きい血腫で、何度も入院したり、大量出血が続いてる状態でした。流産した日も、夜中の3時に大量出血し、腹痛もあり、にぎりこぶし2つ分の血のかたまりが出たりしました。救急で病院に行き、そのときは赤ちゃんは元気でしたが、その後陣痛が来てしまい、赤ちゃんが出てきてしまいました。

今は振り返り後悔ばかりです。ずっと入院してればよかったのかなとか、張り止めの薬を飲んでいれば、流産しなかったのかなとか赤ちゃんのためにもっと出来たんじゃないかと自分を責める毎日です。自殺も考えてます。遅かれ早かれ流産になる可能性はあったのでしょうか。

【 回 答 】

はじめまして。ゴールデンウィーク中のご相談なので、アドバイザーの先生もお休みされていらっしゃるのですが、とても辛いご様子が伝わって来ましたので、経験者の一人としてコメントさせてくださいね。

大量出血や痛みに耐え、とても大変なご経験をされたのですね。赤ちゃんのためにもっと何かできなかったのか自分を責める気持ち、私も経験がございます。何としてでも守りたかった命ですもの、そして、母ですもの。どうして守れなかったのかと色々考えてしまいますよね。

どんなに頑張っても変えられない現実の中、自分を責めなければ生きているのも辛くなると思います。けれど、やはり、誰が悪いわけでもないというのも事実です。ずっと入院していても、張り止めを飲んでいても、避けられない流産は少なくありません。

自分を責めたくなるのも、死にたいって思う気持ちも、赤ちゃんを愛していたのだから当然です。そのままの苦しいお気持ちをどうか認めて受け止めてみてください。赤ちゃんを亡くされたお母さんたち誰もが経験するお気持ちです。

押しつぶされそうな気持ちになった時は、「お母さんなんだから当然の気持ちよね」と頭の片隅でいいので、覚えておいていただければと思います。

苦しい日々がいつ終わるのか?それは、人によって違うので答えはありません。赤ちゃんの事は忘れる事は無くても、痛くて辛い記憶がいつの日か、自分のもとに来てくれた愛しい赤ちゃんを暖かな気持ちで想える日が来ます。それまで、浮き沈みがあると思いますが、赤ちゃんへの想いとともにゆっくり歩んでみてくださいね。

相談者:あやさん
回答者:ポコズママの会スタッフ

流産が辛すぎて半年以上経つのに、未だ立ち直れません。誰にも相談できず苦しいです。

【 相談内容 】

流産が辛すぎて半年以上経つのに未だに立ち直れません。
友人や家族にも誰にも相談出来ず苦しいです。

【 回 答 】

はじめまして。
ポコズママの会のスタッフをしております。回答が遅くなり申し訳ありませんでした。

流産後、半年以上経つのに立ち直れないとのことですね。私も二度、流産を経験していますので、お気持ちとてもよくわかります。
また、ご家族にも相談できないとのこと。きっと、周りに心配をかけたくない思いがあるのではないでしょうか。

少しは前を向けたと思っても、また苦しくなってしまったり。
楽しみにしていた赤ちゃんと、あまりにも早くお別れをしなくてはならなかった時のことを思い出すと、本当に苦しいですよね。
半年以上たっても、なかなか立ち直れない。それは特別なことではないと思います。

ご主人さまには、本当の気持ちをお話しできるといいですね。ご主人様からも何か話してくれることがあるかもしれません。
また、ポコズママの会では、ポコズカフェという交流会も開催しています。同じような悲しみをかかえた方となら話せる場合もあると思います。今の自分の気持ちに蓋をすることなく、そのままのゆか様で大丈夫です。よろしければ参加してみて下さいね。
またいつでもご相談下さい。いつでもお待ちしております。

相談者:ゆか様
回答者:ポコズママの会スタッフ

妊娠14週4日で子宮内胎児死亡と診断されました。勤め先に連絡すると産休ではなく傷病手当で処理するといわれ、あんな辛い思いをして出産したのに認められないのもなんだかやりきれない気持ちです。

【ご相談内容 】

妊娠14週4日で出血、破水にて子宮内胎児死亡と診断されました。

1週間前に頸管拡張の処置、出産、掻爬術をしました。今は自宅にて安静にしています。主治医には産後3週間安静と診断書をかいてもらいました。急なお休みをもらってしまっていたため、勤め先に連絡すると、産休は22週以降でないと適応ではなく、有休と傷病休暇で処理すると言われました。
ネットなどでみると産休は4ヶ月(85日以降)以降で死産も含む。強制休暇となっているため希望しても最低6週間は就業できないと書かれています。
労働基準法よりも、会社の就業規則の方が優先なんでしょうか。あんな辛い思いをして出産したのに、認められないのもなんだかやりきれない気持ちです。
体調的には回復してきていますが、精神的には人前にでるのも怖くて。こんな状態で職場復帰も気が重いです。

【 回答 】

妊娠14週での出産とのこと、まだ間もなくお辛い気持ちだと思います。お気持ち大丈夫でしょうか。

ご相談についてですが、通常の出産の場合、産前産後休暇が認められており、妊娠4か月(妊娠85日)以降での死産や人工死産、新生児死となった場合も、産後休暇は適用されます。これは労働基準法第65条で定められたもので、就業規則に記載の有無があるないにかかわらず、また本人が出社を希望した場合でも、会社側は就業させてはいけません。

会社は労働基準法に従わなければなりませんから、会社がそれでも産後休暇を認めないのであれば、お近くの労働基準監督署でご相談されてもいいかもしれません。

どうぞお大事にされてください。

相談者:mame59様
回答者:弁護士 東谷良子

第2子を流産しました。2年以上妊活がうまくいかず、最近は頑張っていた育児にも自信が持てなくなり、自己嫌悪の日々です。毎日頑張っても好転しません。助けて下さい。

【 相談内容 】

第2子を心拍確認前に流産しました。
それから妊活を始め、2年以上が経ちました。あれから一度も授かることはありません。
1人目はもう4歳になります。妊活がうまくいかず、イライラすることもあり、それでも子どもに優しくしたい、喜ばせたいと思うのに怒ってばかりの日々です。
子ども自身も赤ちゃんを望んでおり、前回流産した際にも事前に授かったことを話してしまっていたので、申し訳ない気持ちでいっぱいで・・早く子どものためにもきょうだいが欲しいと焦ります。

最近は、頑張っていた育児にも自信がもてなくなり、自己嫌悪の毎日。きょうだいのいる家族との関わりを避けたり、生活自体が変わってきています。
主人も話を聞いてくれますが、仕事で忙しくなると、私の負の感情を抱えきれないようでケンカになります。
この辛い気持ちを誰に頼って生きていけばよいのでしょうか?
せめて育児に自信をもって楽しく過ごしていきたいのに、壁にぶつかる度に流産のこと、治療の行き詰まりに悩ませれてばかりです。
本当に辛いです。毎日毎日頑張っても頑張っても好転しません。助けて下さい。

【 回 答 】

みみさん
悲しく辛い体験から、正直な気持ちを打ち明けてくださり、ありがとうございます。
みみさんは、頑張る力をお持ちですね。
何事にも自信を持って取り組めるよう、毎日毎日その力を磨いているのだなと感じます。
お子さんにもやさしく、また、喜ばせたいと、より良い体験ができるよう心を配り、治療にも積極的に臨まれている様子が伝わります。

人は、この世に生まれることも、この世を去る時も決めてきていると言われることがありますが、自分で決めていたとしても、それを認識することは難しく、思い通りにならないものですね。
自分の努力などで、思い通りになるようでならないのが、人生とも言えると思います。

命は授かるもの。
作るものではないのだなと感じることがあります。
みみさんが、第2子を望む理由は何でしょうか?
第2子を授かった後、達成できること、得られることは何でしょう?
それらを得た後、みみさんには、何が見え、感じられるのでしょうか?

今、みみさんの周りに「ある」ものは、どのようなものですか?
今、みみさんの周りに「ない」ものは、何ですか?
「ない」ものがないことで、「ある」ものはどのような価値になりますか?
「ない」ものを探し、求めるより、今「ある」ものに意識を向けると、どのように感じますか?
毎日頑張っているみみさんなら、今「ある」ものが何か、すぐに見つけられるかもしれません。

お子さんが何人かいる方たちと距離を置きたくなることは、否定することではないと思います。
その方たちと関わること以外のことに、意識を向けられる、次のステージに進んだのではないでしょうか?
人は同じステージにいては、学び成長することはできないのではないかと思います。
みみさんは、そのことに気づいているのかもしれません。

みみさん、あなたの本当の気持ちをもう一度見つめてあげてください。
第2子を授かることが、一番の幸せですか?
この先、何を経験し、学び、味わいたいと思いますか?
この思い通りにならないことを経験して、みみさんは大きな学びを得て成長しているのではないでしょうか?
そのことは、お子さんにとっても、ご主人にとっても、良い経験となるはずです。
毎日頑張っても好転しないことがあると知り、助けて欲しいと気持ちを出せるみみさんは、人として大切な学びを経験しているのだと思います。
育児やパートナーシップの自信に繋がる学びであることも考えられますね。

人生は、良いことばかりではありません。
この「良い」「悪い」も、人によって異なり、「良い」「悪い」があること自体が、大切なことなのかもしれません。
もしかすると、本当は「良い」「悪い」というものもないのかもしれません。

今の苦しい経験が過ぎたとき、どんな幸せや喜びを得られるのでしょう?
みみさん、あなたは十分頑張っています。素晴らしい頑張りをしています。
まずは、自分で自分を抱きしめてあげましょう。
認めてあげてください。イライラしても、喧嘩してもいいではないですか?
その中からも、何かを学んでいるはずです。
今自分が辛い体験をしていることを知っている、そのこともとても大切な学びです。

あなたは、あなたのままでいい。
素晴らしい人です。
みみさんの周りに「ある」ものを、たくさん見つけてください。

相談者:みみ様
回答者:吉田 京子

妊娠22週で自損事故を起こし、その後緊急帝王切開にて出産。私の麻酔がさめるまで3時間、彼女は待っていてくれました。職場復帰への不安や、娘を犠牲にした加害者と娘を失った母親とのジレンマ。辛い現実にどのように向き合ってよいのかわかりません。

【 相談内容 】

4月の初め、出勤途中に自損事故を起こしました。妊娠22週6日でした。
救急車で病院まで運ばれました。意識もはっきりしていましたし、体を強く打った感覚はありませんでした。しかし、午後から胎動を感じなくなり、その日の夜に緊急帝王切開にて出産しました。
私の全身麻酔が醒めるまで3時間、彼女は待っていてくれました。保育器の中の小さな体と、その小さいお口にチューブが入っているのがとても苦しそうに見えて、自ら“もうやめて下さい!”と叫んでしまいました。

主人は、早く次の子が欲しいようです。今回が初めての妊娠でした。子供は三人という家族計画もありました。主人は30代半ば、自分の年齢のことが気になっているようです。
私は、今回のことで次の妊娠生活に不安を覚えてしまいました。常位胎盤早期剥離は次回もなりやすいとか、早産の帝王切開は子宮壁の傷の回復が良くない(子宮壁が薄くなる)とか。癒着とか。ネットにはさまざまなショックな情報が溢れていて。主人の希望をきいてあげたいのですが、妊娠出産が怖いです。

そんな中、産休扱いで仕事を休んでいた私は、そろそろ復帰の日を迎えます。
上司から電話があり、同僚の妊娠を伝えられました。言葉が出ませんでした。本来私が産休を取るはずだった日、娘の出産予定日、同僚の体つきの変化、同僚の産休。
きっと、心が不安定になる日は沢山あると思います。予想して、心の準備をしていますが、今、想像していなかった不安に心が乱れています。それは、事故の日の事。月曜日の朝でした。ですので日曜日の夜にとても不安になってしまいます。月曜日の朝を迎えるのが怖い。8:20いつもの通勤ルート、想像すると頭が混乱してしまいます。息が、できなくなります。

そしてもうひとつ、娘を犠牲にした加害者と、娘を失った母親とのジレンマです。私が交通事故を起こさなければ、この子は緊急帝王切開で生まれることもなかった。事故さえなければと、主人や親から言われます。その言葉を聞くと死にたくなるのですが、なかなかできません。辛いです。この現実に、自分でもどのように向き合ったらよいか分かりません。

【 回 答 】

わたしさま
ご回答が遅れまして申し訳ございませんでした。メール、拝読しました。
これをご覧になっている今、わたしさんはどんな生活をしていますか?ご飯は食べていますか?日常生活はどう過ごしていますか?

もし、わたしさんの親友に、わたしさんと同じような経験をした人がいたとします。この親友から同じ経験を打ち明けられたら、わたしさんはその人になんと言葉をかけますか?
その言葉を、そのままわたしさん自身にかけたら、わたしさんはどんな気持ちになりますか?

今は今のことだけを考えて過ごしてください。明日のことはせず、また昨日のことも考えず、やらねばならないことは先延ばしして、今のことだけで過ごしてください。

仕事の復帰はそろそろでしょうか?仮に復帰したとしても、ご自分でできる範囲がいいと思います。

わたしさんのメールを読み、どんなお返事がいいか、よく考え、悩みました。
でも、これしか書くことができません。

今は現実に向き合えなくて当然です。向き合うことなんてしないで、逃げていいんです。向き合うことができずつらいなら、そこから逃げてください。むしろ今こそ、逃げるときです。他の人がなんと言おうが、他人の妊娠がどうなろうが、今はそうしてなんとかやり過ごす時期です。そういう時期だと思います。

今後のことが頭によぎるかもしれません。わたしさんのような経験をしたら、誰だって辛く感じます。それはわたしさんが優しく思いやりのある人間であるという証拠です。
わたしさんの親友が同じ状況にあったら、おそらくわたしさんは優しい言葉をかけ、思いやりをはせて下さることでしょう。
ご自分へ、少しでもいいので、思いやりをはせて下さい。
そしていつしか、わたしさんに安らぎと穏やかさが訪れますことを、心より祈っております。

相談者:わたし様
回答者:富田拓郎

第一子を17週で死産しました。家事などやる気が一切起きません。実家で1ヵ月甘えていたからでしょうか。以前できたことが、がんばらなくてもできる日が来るのでしょうか。

【 相談内容 】

今年の4月に第一子を17週で死産しました。
仕事には復帰できましたが、死産後ずっと実家で過ごしていて家事などなにもせず過ごしていました。
自分の家に帰り、仕事はできますが炊事、家事など1人で家にいるとやる気が一切起きません。やらなきゃと思っているのに。1ヶ月甘えていたからでしょうか。前出来たことががんばらないと出来なくなりました。がんばらなくてもできる日が来るのでしょうか。

【 回 答 】

ちびまる様
お子様との突然のお別れから1ヶ月余り…。
ご実家でからだを休めることができたのですね。それは本当に良かったです。
出産後の女性の子宮や卵巣は6~8週間かけてゆっくり回復するそうです。女性ホルモン エストロゲンの急激な減少は、心理状態にも大きな影響を及ぼすといいます。ゆっくりと静養できる環境があったことは、本当に良かったのではないでしょうか。

さて、ご自宅に戻られてからの日々。ちびまる様は、お空の天使となられた赤ちゃんのことを想い巡らしていることでしょう。
「まさかこんなことが…」
大切な、大切ないのちとお別れして間もないのですから、今は哀しみの嵐の真只中。

>やる気が一切起きません。
それも自然なことです。まずは、しっかり食べて、ゆっくり眠るというリズムを崩さないことが最優先です。

>前出来たことががんばらないと出来なくなりました。
ちびまる様は、炊事・家事をしっかりこなすタイプなのですね。
でも、今は非常時。優先順位を付けて良いのではないでしょうか。何かを人に委ねたり、今日やらなくても大丈夫なことは先に延ばしたり—。
パートナーとも話しあって、今大切にしなければならないことが出来ればOKにしてはいかがでしょう。

ちびまる様が、炊事や家事(Doing)ができないご自分を「がんばっていない」と感じていることがとても心配です。哀しみの嵐の中では、毎日を生きること(Being)は、「がんばっている」証です。どうぞ今のお辛さを一人で抱え続けないでください。

たとえ産声がなくても、ちびまる様ご夫婦は17週生きた、ひとつのいのちのお父さんとお母さんです。
今は、赤ちゃんと過ごした日々の思い出としっかり向き合っても良いのでは?

お別れの哀しみは、深いものです。
一人で抱えきれない時は、お近くに共通の経験をした人同士の集いがあれば、出掛けて、気持ちを言葉にしてみてください。

からだが癒え、心の嵐が凪ぎになる頃、ちびまる様はどんな日々を過ごしたいですか?
「~したい」という想いを大切に、一日一日を大切にお過ごしください。
「~しなければならない」という気持ちを手離してみてください。
哀しみ色の心の中に少しずついろいろな色が混じりはじめると、「~しよう」という気持ちがゆっくりと蘇ることでしょう。

焦ることはありません。毎日少しずつ、少しずつ。どうぞご自分をお大切になさってください。

相談者:ちびまる様
回答者:田村芳香

待望の第一子を臨月で死産しました。3か月たち、前向きな自分とダメな自分がいます。生理も再開せず、なんで私だけと涙が溢れます。また私の住む地域では天使ママさんの会もなく、独りぼっちです。助けて下さい。

【 相談内容 】

2月に待望の第一子を死産しました。臨月での死産でした。
あれから3か月たちましたが、最近は前向きに考える自分と、全くダメな自分、まるで2人の自分がいるみたいです。
娘のもとに行きたい、娘に会いたくて仕方ありません。

また、4月の終わりまで母乳が出ていたせいか、生理も再開しません。母乳を止める薬を飲み、今は止まりましたが、基礎体温もがたがただし、私はいつになったら生理が再開するのか不安で仕方ありません。他の天使ママさんは1、2か月で再開しているのになんで私だけ、、、と涙が溢れます。

そして、私の住む地域では天使ママさんの会や、講演会などが全く行われず、だからといって遠くまで行けないし、独りぼっちです。
助けてください。

【 回 答 】

あみさん
とてもおつらいお気持ちのことと思います。
悲しい気持ちや苦しい気持ちを持つ自分と,最近は前向きに考える自分,二人の自分がいるみたいとのこと,今はどちらのご自分も必要なのだと思います。

自分の気持ちに正直であること,悲しい時に悲しむことは,大切なことです。また,だんだん前向きに考えることができるようになっていく自分も大切です。
どちらの自分も本当の自分だと思います。

娘さんは,きっとあみさんのおなかの中にいて,温かな愛情に包まれ,温かい時間を過ごしたことと思います。
あみさんと一緒にいて,今もきっと天国であみさんを見守ってくれていると思います。

生理がまだ再開されていないようですが,これは個人差のあることなので,早く再開する人もあれば,ゆっくりの方もあります。しばらく様子を見て大丈夫だと思います。

またいつでもメールをいただければと思います。

相談者:あみ様
回答者:神前裕子

初期流産をしました。今回で3回目です。辛いはずなのにまだ頭で理解できてないみたいです。色んな感情があります。止まっています。これからどうしたらよいか分かりません。

【 相談内容 】

先日、初期流産をしました。掻爬手術で9週の子でした。
心拍は確認済みでしたので、少し安心していたのですが。今回で3回目です。

1回目は平成28年7月8周で心拍確認済みでしたが、心拍が止まり流産。
1回目だったのでまわりからは良くあること。気にせず二回目進んだら良いと言われましたが、あんな辛い思いはしたく無いと不育症の検査を受けました。特段問題ない。
その結果だったので妊活を開始、3ヶ月でできましたが、旦那の鬱病になってしまい、ストレスからか赤ちゃんは胎嚢から育ちませんでした。平成29年5月でした。7週で掻爬手術をしました。赤ちゃんは今は大変だからと遠慮したんだと言われました。
それからは旦那のこともあり妊活を一時中断。

その間に不妊の友達から妊娠報告を受けて、泣きました。
私より後なのに。この子はあんな苦しみを知らない。なんで私だけと泣きました。
それからは最低限で関わってません。そんな元気がないんです。

そして家も落ち着いてきたので早く欲しいと不妊治療を開始しました。
3ヶ月のタイミング法でできました。順調でした。
だんだんおっきくなって心拍も確認できて、産まれるとおもってましたが、まさかの心拍停止でした。

辛いはずなのにまだ頭で理解できてないみたいです。色んな感情があります。
まだ授かれるだけまし。妊娠はできるんだから。なんで私ばっかり。何のために不育症の検査したの。検査したのにまたダメなのか。
私は産んだらだめな人間なのか。なんであの人はぽんぽん産めるんだ。と感情がごちゃごちゃです。

今は赤ちゃんの染色体異常があったか検査待ちです。おそらく染色体異常だとは思うけど、というのが先生の見解です。
日もすぎてないですし、検査結果も当分出ません。止まっています。これからどうしたいかか分かりません。けどいつかは子供を迎えたいと思ってるはずだっんですが、自分の気持ちが分かりません。
何が聞きたいのかわからない文章ですみません。

【 回 答 】

たろたろさま。こんにちは。
流産をされたばかりでお辛いときにメッセージをお寄せくださりありがとうございます。

心拍が確認されていたのに赤ちゃんが亡くなってしまい、とても悲しくつらい気持ちでいらっしゃることと思います。
私も同じように心拍が確認された後の流産を経験しており、たろたろさまのメッセージを自分の体験に重ね合わせて読ませていただきました。

>辛いはずなのにまだ頭で理解できてないみたいです。色んな感情があります。・・・感情がごちゃごちゃです。
>日もすぎてないですし、検査結果も当分出ません。止まっています。

やり場のない気持ちと混沌とした思いをご自身でもどうしたらよいのか戸惑っているのですね。

>これからどうしたいかか分かりません。けどいつかは子供を迎えたいと思ってるはずだっんですが、自分の気持ちが分かりません。何が聞きたいのかわからない文章ですみません。

無理に気持ちの整理をつけなくて良いと思います。
こうやって、自分のお気持ちをここ(ポコズママの会お悩み相談室)に発信してくださる。そのことだけでも素晴らしい行動なのです。どうぞ遠慮なさらずありのままのお気持ちを伝えてください。この相談室は、安心してご自身を表現されて良い場なのです。

>その間に不妊の友達から妊娠報告を受けて、泣きました。
>私より後なのに。この子はあんな苦しみを知らない。なんで私だけと泣きました。
>それからは最低限で関わってません。そんな元気がないんです。

>旦那の鬱病になってしまい、ストレスからか赤ちゃんは胎嚢から育ちませんでした。平成29年5月でした。
>7週で掻爬手術をしました。赤ちゃんは今は大変だからと遠慮したんだと言われました。それからは旦那のこともあり妊活を一時中断。

たろたろさまは、周りの方のことをとても考えていらっしゃるお優しい方なのですね。
お友達に対しても申し訳ない気持ちを抱えておりますし、旦那さんのことを考えて妊活も様子を見るなど、周りに配慮して日々を過ごされているのでしょう。

アドバイス、としていえることは赤ちゃんを亡くした悲しみを抑えることなく表に出してください。無理に早く元気にならなくちゃ、前向きにならなくちゃ、などと思わないでください。

たろたろさまの中に芽生えた大切な我が子を亡くした悲しみは、すぐに癒えるものではありません。混沌とした思いや、やり場のない思いでいっぱいになるのは、決しておかしなことではないのです。

気持ちは「ちょっとだいじょうぶになってきような気がする・・・あ、やっぱり辛い・・・」などと行ったり来たりします。
自分の悲しみに蓋をして抑えるようなことはせず、無理に自分を立て直そうと思わなくて良いのです。自分の中に湧き上がる思いにそのまま自分自身を委ねてください。そしてその湧き上がる気持ちを、表に出してください。信頼できるどなたかに話してもいいでしょう。「その相手に話したら、相手が困るんじゃないかな?」などと考えてしまうかもしれません。「何も言わなくていいの。ただ、聞いてくれれば」と予め相手の方に伝えておくと良いと思います。
自分の中に溜めずに解放することが大事です。

また、誰かに話を聞いて欲しい、自分の気持ちをどうしたらよいかわからない、ということがあるかもしれません。どのようなことを書いてくださっても大丈夫ですので、遠慮なくポコズママの会にメッセージをお寄せください。

相談者:たろたろ様
回答者:寺田由紀子

大好きな祖母が亡くなり、悲しみの中、妊娠が発覚。喜びの気持ちが芽生えてきた最中、7週で流産になりました。両親に申し訳なく、祖母の初盆に実家に帰る気になれません。この先、自分の気持ちや現実にどう向き合えばいいのでしょうか。

【 相談内容 】

1ヶ月半ほど前に実家の大好きな祖母が亡くなり、すぐに妊娠が発覚して悲しみの中にも喜びの気持ちが芽生えてきた最中、7週で稽留流産→自然流産になりました。
検診で稽留流産と言われ、不安や信じられない気持ち、とにかく悲しくて沢山泣きました。

自然流産後、友達が妊娠してつわりで辛いというメールがきて、気持ちが抑えられなくなり、自分が流産してしまったことをつい言ってしまいました。
もちろん、おめでとうという言葉も伝えたのですが、流産したなんて、なんで言ってしまったのかと後悔しています。

今は流産して1週間経ち、だいぶ落ち着いてはきましたが情緒不安定です。
孫の顔を見るのを楽しみにしてくれていた両親に申し訳ない思いがあって、亡くなった祖母の初盆に実家に帰る気にはなれません。

この先、自分の気持ちや現実にどう向き合って行けばいいのでしょうか?

【 回 答 】
くみさん、はじめまして。
ポコズママの会のスタッフをしています。私も初期流産の経験があります。

流産から1週間しか経っていないとの事。まずはお体は大丈夫でしょうか?流産後の体は時間とともに回復するのに、心の部分はどうしたら回復するのか先が見えなくて苦しくなると思います。

赤ちゃんとお別れした後の心の痛みや辛さや葛藤は、1週間や1ヶ月、1年という短い単位では言えないかもしれません。時間とともに気持ちは少しずつ穏やかになり、普通に暮らせる日も多くなりますが、何かのきっかけで、また気持ちが大きく揺れる事もあると思います。

先が見えなくて苦しいと思いますが、いつの日か、赤ちゃんの事を穏やかに愛おしく感じられる日が来ると思いますので、今はお気持ちのまま過ごしていいと思いますよ。

人と会うのも嫌な時期ですから、帰省も気持ちが向かない事もあるかもしれません。ご両親にお孫さんを抱かせてあげたかったお気持ち、素直に打ち明けるのもいいと思いますし、それが難しいなら、落ち着いたらお祖母様のお参りもするからとお盆を避けるのも、自分の気持ちを守る方法の一つだと思います。

文面から周囲の人を思いやるとても優しい方だと伝わってきます。たまには、わがままを言っても誰もくみさんを責めないと思いますよ。どうか、今は自分に甘くしてお過ごしくださいね。

相談者:くみ様
回答者:ポコズママの会スタッフ

二回目の相談です。仕事に復帰し、少し気が紛れていますが、同僚の妊婦さんを受け入れられず、苦しいです。また、早く赤ちゃんが欲しいけれど、帝王切開だったので当分妊娠できません。どう気持ちに折り合いをつければよいでしょうか。

【 相談内容 】

二回目の相談です、よろしくお願いいたします。
仕事に復帰して早1ヶ月になろうとしております。仕事をしていると、少し、ほんの少し、気が紛れます。復帰して良かったのかも、しれません。
相変わらず、同僚の妊婦さんの事は、私自身あまり快く受け入れられず、苦しいです。
本当はおめでとうと言ってあげたいのですが。彼女に、罪は無いのですが。

皆さんから、「おめでた?何ヵ月?女の子、男の子?」などと聞かれているのが、「本当なら私にも聞かれるはずだったのに」と、嫉妬のような感情がうまれてしまいます。
私は残念ながらお腹が目立たなくて、そうやって声をかけて貰う経験がありませんでした。嫉妬も、本当はしたくないです。

彼女の事を考えずに仕事するのは無理なのです。隣の席なので。小さな仕事場ですので、配置替えはないです。春を待たず異動する事は不可能と上司に言われております。

復帰して2、3日後私は彼女に、「貴女のことは、凄く羨ましいと思うけど、うらめしいとは思ってないから安心して」と伝えました。
周囲の女性上司が、私と一緒に仕事をする同僚の妊婦さんを、あまりにも心配されていたので。何故なのか、私が攻撃するとでも思ってらっしゃるのか。

どうすれば、妊婦さんと赤ちゃんに慣れるでしょうか。オムツのCMは、未だに見ることができません。友人の妊婦姿の写真さえも非表示にしてしまいます。

しかし、矛盾するのですが、
今、どうしても妊娠したくてたまらないのです。帝王切開していますので、当分の間は妊娠出来ないのは解っています。ですが、それでも。この突き上げるような感情は、自分でも戸惑ってしまいます。赤ちゃんが、欲しい。もう一度、胎動を、感じたい。

主人からは、亡くした赤ちゃんを取り戻そうとしてるように聞こえる、と。
そうかもしれません。我が子に、会いたい(?)です。私のせいで亡くなったので、許されないかもしれませんが。私の腕の中で、今度こそ我が子の重みを感じたいのです。

どのように、気持ちに折り合いをつけていけば良いでしょうか。
妊婦さんも赤ちゃんも出来れば会うのを避けたいけれど、自分自身は今すぐ妊娠したくてたまらない。でも半年から1年間は妊娠できない。甘えた考えなのでしょうか。この苦しみが、私への罰なのでしょうか。

【 回 答 】

わたし様。こんにちは。二回目のご相談ありがとうございます。
今回は体験者から回答をさせて下さい。死産経験のあるポコズママの会のスタッフです。

お仕事に復帰されたのですね。
ほんの少しでも気が紛れるとのこと。勇気を出して前に進んでいらっしゃるんですね。

同僚の妊婦さんのことは、本当にお辛いことと思います。

>「本当はおめでとうと言ってあげたい。」
この言葉だけを聞いても、わたし様の優しさ、そして、苦しいお気持ちが伝わってきます。

どうすれば妊婦さんに慣れるでしょうか。とのことですが、慣れる必要はないと思います。見たくないCMは避けて、妊婦さんの姿も非表示にして下さい。大丈夫で す。今は自分のお気持ちに正直に過ごして下さい。そして今だけでなく、これからもずっと自分を大切にして欲しいです。

どうしても妊娠したいお気持ちも、とても良くわかります。
私は臨月で死産をしました。その後、2回流産。そして最初の死産から5年後に子どもを授かりました。その間、私にもいろいろな思いがありました。その頃は「自分は前世でひどいことをしたのだろう。」と真剣に思っていました。
でも、決して罰ではありません。

わたし様の苦しみや焦りは、わたし様にしかわからないかもしれません。でもこれだけはお伝えしたいです。
同じ死産という悲しい経験をしたものとして、心から応援しています。またいつでもお話を聞かせて下さい。

相談者:わたし様
回答者:ポコズママの会スタッフ

7週で稽留流産しました。会社にも行けず夜も眠れません。どうしれば前に進めるのでしょうか?皆どうしているのでしょうか?

【 相談内容 】

この度1年半の不妊治療の末、初めて妊娠、7週で稽留流産になりました。数日以内に手術を受ける予定です。次に向けての準備だと思い、辛いですが手術を受ける事にしました。

元々精神的に弱く過呼吸にも良くなります。無事手術が乗り切れるかとても不安です。

また現在仕事をしているのですが、どれくらいで自分が復帰できるようになるか不安で仕方ありません。職場は理解があり、お休みする事は可能なのですが、それに甘えたく無いと思っています。また、元々妊娠とは別の理由で9月で退職予定なのでそれまではなるべく多く通いたいと思っています。

今現在は妊娠発覚から吐き気が続いており、会社に行けない状態が続いています。夜も眠れません。どうすれば前に進めるようになるのか。どのくらいかかるのか。皆どうしてるのでしょう?

【 回 答 】

nicoさん、お返事が遅くなり申し訳ありません。
お辛い時にもかかわらずポコズママにご連絡くださりありがとうございました。

不妊治療をされていて授かった赤ちゃんを亡くされたこと、その悲しみは計り知れません。
もしかすると手術を終えられた頃かもしれませんが、お身体の具合はいかがでしょうか。
暑い日も続いておりますし、夜も眠れないご様子でしたので、心配しております。

>職場は理解があり、お休みする事は可能なのですが、それに甘えたく無いと思っています。
>また、元々妊娠とは別の理由で9月で退職予定なのでそれまではなるべく多く通いたいと思っています。

このようにお書きくださっておりましたが、お仕事にはもう復帰されておりますでしょうか。
nicoさんは、とても一生懸命な方なのですね。
職場の皆さんもご理解のある素敵な方が多いのでしょう。だからこそお休みしたくないのかなと思いました。
nicoさんのお仕事への真摯な姿勢が、職場の皆様にも伝わっているのでしょうね。

しかし・・・お身体は回復しても、実は気持ちの方がついていかないことも多いのではないでしょうか。
職場では気を張っていらっしゃるので、もしかすると周りから見て大丈夫なように見えるかもしれませんが、家に帰ると深い悲しみが襲ってきたりしてませんか。

>どうすれば前に進めるようになるのか。
>どのくらいかかるのか。

前に進むため、と書いてくださっておりますが、今は前に進むよりも赤ちゃんを亡くした悲しみを思い切り表に出すことが大事です。
誰かに話せると、心が少しだけ軽くなるかもしれません。
自分一人で悲しみを抱えているより、誰かに話せると良いですね。
「カタルシス」というのですけど・・・話しながら泣いても構いません、泣いていいのです。
相手は、nicoさんのお話をただ黙って受け止めてくれる方がいいと思います。
答えを見つけるためではなく、悲しみを表に出すことが大事なのです。

そのような方がお近くにいらっしゃればよいのですが・・・。
病院に行かれたときに、看護師に話してみても良いのですよ。

>皆どうしてるのでしょう?

そうですね、一人で抱えていらっしゃるのはとてもお辛いので、パートナーやご家族にお話したり、同じ経験のあるお友達に話したりされいらっしゃる方もおられます。
お話を聴いてくれた方が「一緒に泣いてくれた」ことで、自分も思い切り泣けて、とても癒されたと仰る方もおります。
ポコズママの会では、流産や死産を経験した方々でお話できる「ポコズカフェ」を開催しています。
他にも同じような経験をされている方の集まりもありますので、ご自宅のお近くで開かれているようでしたらそのような場所に足を運んでみても良いかと思います。

赤ちゃんのことをお話できると良いですね。
大切な、大切な我が子ですから。
いつまでもnicoさんの大切な赤ちゃんです。
そのお気持ちを、大切に持ち続けていただいていいのですよ。

今後、様々な思いを抱かれるかもしれません。
ご自身の思いに戸惑うこともあるかもしれませんので、そのようなときはまた、いつでもご連絡ください。

相談者:nico様
回答者:寺田由紀子

夜中に破水。破水だと思わず寝てしまいました。後悔してもどうにもならないと分かっていますが、焦燥感にかられます。心穏やかになれる時がくるのでしょうか?

【 相談内容 】

妊娠24週で死産しました。夜中に水が流れ出てその時は尿漏れかと思って寝てしまいました。朝起きると出血、お腹が明らかにペチャンコになっていて慌てて病院に行きました。すでに赤ちゃんの心臓は止まっていて羊水も完全にありませんでした。

医師には数日前に心臓が止まっていたかもしれないし、いつ亡くなったのか原因も分からないと言われました。振り返れば死産前からお腹がパンパンで胎動も一度も感じたことがありませんでした。羊水の量が異常だったのかもしれません。でも異常だと思うことも出来ず誰にも相談しなかった。そしてあのとき破水だと思いすぐに病院に行っていたら、生きていたかもしれない。

自分の妊娠の知識が乏しくて、異常だったことを異常だと思えなかった、行動できなかった。仕事も安定期だからと残業したり無理をしていました。そんなことしなければよかった。後悔してもどうにもならないことは分かっているのですが、あのときこうしていればということばかり考えてしまい涙が止まらなくなり、焦燥感にもかられます。心穏やかになれる時がくるのでしょうか?

【 回 答 】

あー様

ご連絡をありがとうございます。

あのときこうしていれば,ああしていればのお気持ちよく分かります。
メール読ませていただいた限りでは、あー様にはどうにもできないことだったようにも思います。
お腹の赤ちゃんにも運命というものがあり、ママにもどうにもできないことがあります。

ただ、お腹の中にいる赤ちゃんというのは、とても気持ちよく過ごしているようなのです。
お腹の中でママを感じながら過ごした時間はきっと幸せな時間だったと思います。

今のお気持ちを伺わせていただくと、きっと心待ちにされていたのだろうと思うのです。
それは赤ちゃんにも伝わっていたと思います。
きっとどこかでママのことを見てくれていると思います。

今とてもお辛いと思いますが、これからのあー様には、今悲しむことはつらいけど必要な時間でもあると思います。
きっと少しずつ気持ちが変わっていくこともあると思います。無理に気持ちをどうにかしようと今はせずに、話したい時は話し、そうでない時は話さなくてもいいと思います。

メールではありますが、こちらに連絡いただければ、またお話伺わせていただければと思います。

相談者:あー様
回答者:神前裕子

7週と10週で赤ちゃんを亡くしました。先日、主人の前で泣き続けてしまいました。時々、コントロールがきかず感情があふれ出します。自分の気持ちと主人への向き合い方についてアドバイスをお願いいたします。

【 相談内容 】

第一子を7週で亡くしてから10ヶ月。ようやく立ち直りかけていた矢先に第二子を10週で亡くしました。

主人は子供好きでとても優しい人です。共に悲しんで、私の話もよく聞いてくれました。子供は欲しいけれど妊娠が怖くなり無事に産める気がしなくなってしまった私。私が前向きに望むなら不育症の検査でも不妊治療でも積極的に協力するし、夫婦二人で仲良く生きていく未来も幸せだと言ってくれた主人。支えられて心から感謝して少しずつ前を向けてきたと思っていました。

昨夜、主人が職場の同僚の子供の話をしました。微笑ましい話でした。主人に一切悪気は無かったと思います。でも途中から私の様子がおかしいことに気が付いてハッとしたように謝りました。

そこから涙が止まらなくなり、でも傷付けたくなくて何も言えず、ただただ泣き続けました。しかしそれも限界になったのか、苦しくて苦しくて気がついたら「私だって産みたかった」と泣き叫んでいました。主人のことも自分のことも酷く傷付けてしまい、どうしたらいいのか分からなくなってしまいました。

流産後、私は子供や妊婦さんを見るのも、その話題を聞くのも辛いです。主人は時々落ち込むものの、子供という存在がより愛おしく思えるようになったそうです。捉え方の違いは仕方がないと分かっていたはずなのに、今回のようにコントロールがきかずに感情が溢れ出てしまうことが時々あってどうしたらいいのか分かりません。自分の気持ちと主人への向き合い方についてアドバイスをお願いいたします。

【 回 答 】

ふたつの命のママとなられたはなさんは、「まさかこんなことが」という経験をされました。
9週と10週での突然のお別れ。
その哀しみはいかばかりかー。

>子どもや妊婦さんを見るのも、その話題をきくのも辛い。
自然なことだと思います。赤ちゃんとのお別れを経験した人は誰もが同じ想いです。

>私だって産みたかった
はなさんのこころに閉じ込めていた気持ちが言葉になって、ほとばしりでた瞬間だったのですね。私は、はなさんとパートナーが一緒にその言葉を聞くことができてよかったと思いました。

>でも、傷つけたくなくて何も言えず
嵐のように激しい感情が吹き荒れるなかで、はなさんは自制することができたのです。はなさんの聡明さが伝わります。

>とても優しい人
パートナーは穏やかな方なのですね。

>共に悲しんで、私の話も聞いてくれました。
パートナーは、共感するこころのある方なのですね。

>前向き
>夫婦二人で仲良く生きていく
パートナーは、このような経験について、とても良く学習をされています。このような言葉を聞くことができないと、悩む方も多いものです。また、こころで思ったとしても、言葉にすることにためらいを覚えるパートナーもいることでしょう。はなさんとパートナーは、日頃から会話の多いご夫婦なのですね。

>同僚の子供の話
>悪気はなかったと思います
日頃は、優しいパートナーが、どうして子供の話をなさったのでしょう。パートナーは、すっかり「パパ」のこころが芽生えているのかもしれません。赤ちゃんとのお別れは、哀しい出来事ですが、いのちの存在を身近に感じる経験でもあります。

>子供がより愛しく思える
そんな内面の変化を伝えてくださったのですね。

>捉え方の違いは仕方がない
女性は、子供を産む性。違いは明白です。9週、10週のうちに、はなさんは母としてのからだの変化が急速に始まったことでしょう。本当に不思議です。いのちを宿すということは、なんと深い世界なのでしょう。心音やエコーで見たわが子の姿、共に過ごした時間のすべてが、はなさんのからだに刻印されています。からだが覚えていることも多いものです。それは、子供を宿すことのない性には、伝えようがないこと。違っているからパートナーなのでは?時間差や受け止め方の違いにとまどう人は、多いですが、「違うんだね」ということもひとつの事実。

>感情があふれでて
今はそのような季節です。

>主人のことも自分のこともひどく傷つけてしまい
感情をオープンにすることは、はなさんにとっては、自分でも驚くような出来事だったのでしょう?でも、それは人間であることの証。感情があって当たり前。愛別離苦の哀しみは、激しいものです。パートナーの前で表出できたことも良かったと思います。感情の嵐は、しばらく続くことでしょう。凪の日にも、暮らしの中でしばしば哀しみが再熱することもあるでしょう。「ああ、私は今とても悲しんでいる」というご自分の気持ちを受け入れてあげてください。

でも、ひとりで越えていくことはしんどいことです。もし、お近くに赤ちゃんとのお別れを経験した人同士の集いの場があればお出かけになるのもひとつの方法です。
直に話をすること、聴くことは、通訳なしで通じ合う安心感を味わうことができるでしょう。

>主人との向き合い方
何かをする-doing-だけでなく、共にいる- being-の安心感を味わうことができることが、パートナーの存在感ではないでしょうか?哀しいことを哀しいと言える時は、伝えてよいのではないでしょうか?家事をするパワーがない時は、パートナーとわかちあつたり、人に委ねても良いかもしれません。

眠ることができない程、心身の変調がある時は、まずはからだを休めてください。今は、嵐の真っ只中。ゆる〜く、ゆる〜く、こころとからだを休めてください。

相談者:はな様
回答者:田村芳香

2年前に死産をし、その後進行流産、先日8週目の時にけいりゅう流産と診断されました。術が終わると今までのつらい記憶がまた鮮明によみがえり夜もなかなか眠れず涙が止まらなくなります。身近な人にも話す事ができず、ひとりで抱えることがつらいです。

【 相談内容 】

2年前に死産をし、その後進行流産、先日8週目の時にけいりゅう流産と診断されました。総合病院で診察した際、手術出来る日がスタッフ不足、都合がつかないなどの理由で3週間後になると言われもし出血してしまったら内診台で処置出来るから入院したり麻酔薬などの薬を使わなくていいから大丈夫ですよ。と言われました。前回進行流産で出血腹痛で毎日不安だったのに簡単に出血したらすぐに処置できると言われ私の手術は後回しでいいとしか取れず担当医の心ない発言に怒りと悲しみがこみあげてきて病院を変えました。自然流産を待つのが辛く自分で手術を決断したけれど、いざ手術台に上がると怖くてつらすぎました。手術が終わると今までのつらい記憶がまた鮮明によみがえり夜もなかなか眠れず涙が止まらなくなります。
誰かに話せればいいのですが、なかなか身近な人にも話す事ができず、ひとりで抱えることがつらいです。

【 回 答 】

ポコズママの会のスタッフです。私も2度の流産経験があります。どちらも手術をしました。手術台にいるのは本当につらいですよね。赤ちゃんを守るための手術なら耐えられますが、お別れしなければならない手術は、心の支えもありませんよね。

Mさんの場合は、流産の手術だけでなく2年前の死産のことも思い出られて、心がパンク状態なのではないかと思いました。そのような時は確かに誰かに話せると楽になるかもしれませんよね。でもご主人や身近な人に打ち明けられない状況でしたら、インターネットで赤ちゃんを亡くしたママ同士の交流に参加してみるのもいいかもしれません。ブログやインスタなどでは、#天使ママなどのハッシュタグで交流していらっしゃる方もいます。もし、お近くにポコズカフェのような話し合える場があれば、参加してみるのもいいかもしれません。

また、人との交流だけでなく、日記やブログなどにお気持ちを綴るのも気持ちを整理できます。赤ちゃんへお手紙を書くのもおすすめです。きっと赤ちゃんが、ママに優しいメッセージを返してくれると思います。ポコズママの会には、「天使ちゃんの足跡」というメッセージを送る掲示板もありますので、よろしければのぞいてみてくださいね。

赤ちゃんを亡くした悲しみは、一人で抱えるには辛すぎます。けれど、一人だからこそ、赤ちゃんと心の中で丁寧に会話ができることもあります。
時には一人で、そして、一人では苦しい時は、ご家族やネットなどを頼ってみてくださいね。

相談者:M様
回答者:ポコズママの会スタッフ

3度目の人工授精で授かった赤ちゃんを流産しました。年齢的なことを考えれば悠長なことは言っていられません。天国に行った我が子を想い、まだ毎日泣いてしまいます。矛盾した気持ちと我が子を失った悲しみとどう向き合えばいいでしょうか。

【 相談内容 】

3年前から不妊治療を始め、タイミング法、人工授精とステップアップし、3度目の人工授精で妊娠できました。治療を始めて1年以上たっていたのですごく嬉しかったです。その後5週目で超初期流産となりました。悲しくて涙が止まりませんでした。

主人の支えもあり、不妊治療専門の病院へ転院し、顕微受精を受け、2度目の胚移植で妊娠しましたが、また5週目で流産しました。諦めきれず、もう一度顕微受精を受け、3度目の胚移植で妊娠しました。妊娠10週まで順調だったので今回は大丈夫かもと不安ながらも毎日を過ごしていたら、今度は心拍が急に止まり、稽留流産と診断されました。先週赤ちゃんとお別れしました。

最後の胚移植と決めていたから、もう諦めるはずだったのに、心音を聞いて人の形に成長していく姿を見たらどうしてもこの腕に我が子を抱きたいと気持ちが強くなりました。経済的には不妊治療を続けたり不育治療を始める余裕はありません。精神的にも治療は辛いです。今年36歳になるので年齢的にも悠長な事は言ってられないので治療するならまたすぐお金を貯めてやっていかないといけないのですが…

ただ、天国に行った我が子を想い、まだ毎日泣いてしまいます。矛盾した気持ちと我が子を失った悲しみとどう向き合えばいいでしょうか。

【 回 答 】

はじめまして。ポコズママの会のスタッフです。私も不妊治療で妊娠した赤ちゃんを流産で亡くした経験があります。待ちに待った妊娠で、心待ちにしていた赤ちゃんですから、本当につらいですよね。

赤ちゃんを授かりたい気持ちと、お別れした赤ちゃんを恋しく思って前に進めない葛藤、痛いくらいに分かります。私もそうですし、赤ちゃんを亡くされた多くの女性が同じような気持ちを抱えながら、次の妊娠について考えいると思います。ですから、この矛盾した気持ちは、当たり前のこととしてまずは受け止めてみませんか?ママになったのですもの。そして、やっぱりもう一度、赤ちゃんを抱きしめたいのですもの。葛藤も矛盾も当然です。この感情は、無理に克服する必要もないと思います。

亡くなった赤ちゃんが恋しい時は、思いっきり泣いたり落ち込んだり、次の妊娠に気持ちが向く日は頑張ってみたり。そうして、1日、1日、ゆかさんができることを積み重ねていけば、きっと少しずつ気持ちも落ち着いてくると思います。

相談者:ゆか様
回答者:ポコズママの会スタッフ

休みに親戚の集まりがあり、参加したところ従兄弟が子供を連れてきました。私の子もみんなに可愛がってもらえるはずだったのに、どうして私の子だけ、と涙が溢れました。どうしたらこの気持ちは和らぐのでしょうか。どう考えたら、親戚の子供やその両親への憎しみが消えるのでしょうか。

【 相談内容 】

流産から1年経ち、日常生活が送れるようになってきたと思っていました。夏休みに親戚の集まりがあり、参加したところ従兄弟が子供を連れてきました。可愛い年代の、同じ性別の子供でした。

元気に走り回る姿や声、親族に可愛がられている様子を見ると悲しくなりました。私の子もみんなに可愛がってもらえるはずだったのに、どうして私の子だけ、と涙が溢れました。普段は考えないようにしていたので大丈夫に思えただけで、考えだすと止まらずに色々な不安で涙が止まりませんでした。部屋に引きこもり泣いている私を旦那さんは心配してくれましたが、周りの親族には理解してもらえないと思うので話せません。体調不良ということで誤魔化しましたが、余計な心配をかけてしまったことに罪悪感を感じました。

旦那さんが、親戚の子をあやしているのを見ても、申し訳ない気持ちと悲しい気持ちしかわいてきません。食事も喉を通りませんでしたが、毎年恒例の集まりなので避けることが出来ません。私は従兄弟に対しても、その子に対しても敵意がわき、憎い気持ちがあるのが自分でわかります。可愛がってあげられない自分も惨めに感じます。また、自分の妹や弟に子供が産まれた時、同じように妹や弟を憎んでしまうのが怖いです。その子供を可愛がってあげられる自信がありません。どうしたらこの気持ちは和らぐのでしょうか。どう考えたら、親戚の子供やその両親への憎しみが消えるのでしょうか。私のように子供を憎むのはおかしいのでしょうか。

【 回 答 】

ぽこ様。こんにちは。ご相談ありがとうございます。流産経験のあるポコズママの会スタッフです。
お盆の時期、親戚が集まる中、頑張って参加された様子が伝わってきました。早くお返事できればよかったのですが、遅くなってしまい申し訳ございません。その後、お気持ちの変化はございましたでしょうか?

親戚中が小さい子どもたちを微笑ましく見守る中で、どうしても温度差を感じ、取り残されたような気持ちになるのは無理もないことだと思います。本来なら、自分もそして我が子もその輪の中にいたはずだと思えば思うほど、気持ちは苦しくなりますよね。そして、そのお気持ちは、親戚や子どもたちに向かってしまうことも、赤ちゃんを亡くされたお母様には当然沸き起こっておかしくない感情です。これは、ぽこさんが特別でもなく、さらには悪い訳でもなく、赤ちゃんを無くした女性の多くが体験する感情ですので、どうかご自身を責めないでくださいね。

この気持ちが和らぐかどうかは、断言することはできませんが、少しずつ年月をかけて和らいでくるものだと、私は思っています。今後、お気持ちが落ち着くまでは親戚の集まりを避けることができれば良いのですが、もし難しい場合は、ご主人にフォローを相談してみてくださいね。孤独な中でも、自分を理解し、支えてくれる存在は心強いと思います。

相談者:ぽこ様
回答者:ポコズママの会スタッフ

臨月で死産いたしました。 とても苦しくいつまでこの悲しみが続くのかと思います。 定期的に相談できる場所はありますか?

【 相談内容 】

臨月で死産いたしました。
とても苦しくいつまでこの悲しみが続くのかと思います。
定期的に相談できる場所はありますか?

【 回 答 】

しょうこ様、こんにちは。定期的に相談できる場所をご希望されていますが、電話相談などではなく対面での相談でしょうか?

お住いが分からないので具体的な回答ができませんが、市区町村の保健センターなどでは保健師さんに電話相談できたり、近隣の相談場所を紹介してくださることもありますので、問い合わせするのは勇気が必要ですが、もしご相談をご希望される場合には検討してみてくださいね。

または、ネットで検索するときに、「地域名 死産 心の相談」などのキーワードで検索すると見つかることもあります。

死産後の心について専門的に扱っている機関や病院は見つかりにくいものですが、しょうこさんにあった相談場所が見つかることを願います。

ポコズママの会のサイトにあるリンク集も参考までにお知らせいたします。
http://pocosmama.jp/link/

相談者:しょうこ様
回答者:ポコズママの会スタッフ

15週で心拍が確認出来ず、再度診察になりました。一人になると涙が止まらず、家族にどう伝えるべきか、これからどうすればいいのか答えが出ません。外出もしたくありません。また診察に行く予定ですが、更に不安でいっぱいです。

【 相談内容 】

初めまして。
2018年8月31日に15週で妊娠糖尿病の検査後診察になり、先生から『赤ちゃんの心拍が確認出来ない、週数に比べて大きさが小さい』と言われました。
その場では状況が飲み込めず先生からは『少し時間を置いてもう1度確認しましょう。1週間後でもそれより早く来てもいいから』と言われ診察は終わりました。

一人になると急に涙が止まらずどうにもなりませんでした。そのあと友達との約束があったので家に向かいました。その友達も週数は早かったですが同じような経験をしていたので話を聞いてもらい少し楽になりました。

その日は旦那と3歳になる娘は実家に泊まる予定だったので私は一人。旦那に言わなきゃいけないけどなんて言えばいいのか、娘にはどう伝えるべきか、両親は本当に楽しみにしててくれるのになんて言ったらいいのか、兄弟、友達にもどう話せばいいのか…これからどうすればいいのか考えても答えは出ませんでした。

次の日の朝旦那に『一人で帰ってきて』と連絡をして帰ってきてもらい話をしました。旦那は『そうか』と言ってお腹を触ってくれました。私は涙が止まりませんでした。心の中では『楽しみにしててくれたのに本当にごめんなさい』しか言えませんでした。

今は正直外出もしたくありません。妊婦さんや赤ちゃんを見ると辛くなります。
月曜日に旦那ともう1度診察に行く予定です。これからどんな処置をするのか、いろいろ考えると更に不安で一杯です。

【 回 答 】

まゆさん
やって来てくれた命が、突然帰ってしまい、驚きと悲しみと、たくさん心が泣いてしまいましたね。

診察後、もう少し時間をおいて確認すると伝えてくれたようですが、小さな命である赤ちゃんに思いを寄せる時間をプレゼントしてくれたように感じます。
私たちは、生まれる前に、すべての人生のシナリオを決めてきていると言われますが、まゆさんの赤ちゃんも、今帰ることまで決めてやってきたのでしょう。

ひとつ確かなことは、何かをしたから、何かをやらなかったから、という、何かのせいでも、誰かのせいでもないということです。
今回の赤ちゃんは、自分の意思で自分の人生を生ききったのだと思います。

3歳のお姉ちゃんへの伝え方は、特別な言葉を使わなくても大丈夫だと思います。
赤ちゃんはきてくれたけど、悲しいことだけど今は帰らなくてはならなかった。あなたに会いに来れて嬉しかったはずだよ。と、嘘は言わず、事実を伝えてあげてください。
今、話せなくても良いのです。もう少し後でも良いのではないでしょうか。

ご主人にとっても悲しいことですが、あなたたち二人を選んできた赤ちゃんです。
申し訳ない気持ちもわいてくるでしょうが、あなたのせいではないですよ。

外出するのが嫌になっても、妊婦さんや子どもたちと会うのが嫌になっても、大丈夫。心が感じることに嘘はつかなくて良いのです。

処置に対する不安はあるでしょう。
不安であること、わからないこと、何でも医療者に伝えられると良いですね。
まゆさんの心を、そのまま、医療者にも伝えてみてください。
きっと、お空に帰った赤ちゃんと同じように、寄り添い、味方になってくれる人がいると思います。

相談者:まゆ様
回答者:吉田 京子

39週で赤ちゃんの心臓が止まっていました。原因はまだわかりません。また妊娠できるのか、できたとしてもどんな気持ちで過ごせば良いのか、また予定日一ヵ月前に急に上がった血圧も心配です。上がったり下がったりの繰り返しです。

【 相談内容 】

はじめまして。あまり悲観的になりたくなかったので利用したくはなかったのですが、やっぱり誰かに聞いて欲しくてこちらを利用させて頂きます。
2週間前、39週でいつ産まれてもおかしくないという時に赤ちゃんの心臓が止まっていました。原因はまだわかりません。

私もいたって健康で、赤ちゃんも検診のたびになんの異常もありませんでした。
ただあとは産むだけ!陣痛いつだろう、痛いのに耐えれるかなぁ?怖いけど早く会いたいなぁ。そんなことしか考えられていませんでした。まさかこのタイミングで亡くなってしまうなんて1ミリも思っていませんでした。
ネットでたくさん調べました。私だけではなくてありえることって。だけど正期産で亡くなってしまうなんて、もっと早く出してあげられたら、産まれても亡くなる運命だったのなら。といろんな思いがぐるぐるです。

子宮口も開いていなかったのでバルーンで誘発して産みました。
とてもスムーズに出てきてくれました。赤ちゃんはとても可愛くて、出産も思ったほど痛くなくて。悲しい出産なはずなのにこんなに可愛い子を産めたことの喜びの方が大きかったです。
なので、すぐにまた赤ちゃんほしいなぁと思えています。
だけど、また妊娠できるのか、妊娠できたとしても産まれるまでどんな気持ちで過ごせばいいのか。不安でいっぱいです。

もう1つ不安なのが、予定日の1ヶ月前から急に血圧が高くなりました。140/90以上です。
個人病院で診てもらっていたのですが、応援の先生も診てくれたりで毎回先生が違いました。血圧が高いから塩分控えてね。と、言われただけでした。ある先生は血圧高いから早く出した方がいいかもねー。と呟いたのを覚えています。

結局陣痛待ちで39週を迎えました。
病院には軽い陣痛、おそらく前駆陣痛がきていたのと、半日ほど胎動が感じなくなったから病院へ行きました。そしたら心臓が止まっていると告げられました。
その時の私の血圧は上が160以上でした。

血圧が高いまま普通に陣痛を迎えて個人病院で分娩していたら私自身はどうなっていたのでしょうか?
病院を責める気はありません。結果が全てですから。
ただ、それが原因じゃないとしても何かできることがあるならば知りたいだけです。

そのあとは総合病院へ運ばれて、血圧を下げる処置をしながら普通分娩をしました。

今回産まれてきた子に対してどんな思いでこれから生きていけばいいのか。
次のお産に向けて、どんな気持ちで、どんな行動をしていけばいいのか。
考えれば考えるほど、上がったり下がったりの繰り返しです。

文章がぐちゃぐちゃで申し訳ありません。

【 回 答 】

すずさん
突然、赤ちゃんとお別れし、大きな悲しみの中、よくご相談くださいました。
39週という出産予定日近くまで一緒に過ごし、会える日を楽しみにしていましたよね。

赤ちゃんが旅立ってしまう原因は、わからないことが多いです。
このわからないことが起こり得るのが、妊娠・出産です。

血圧も急に上がり、びっくりしましたよね。
この原因もわからないことがありますが、すずさんの場合、急いで出産しないといけない状況ではなかったから、自然の陣痛を待つことができたのでしょう。

妊娠中、特に後半にかけて、急に血圧が上昇することはあります。すずさんもお産の直前に、さらに血圧が上がったようですが、赤ちゃんがママの体を心配して、「今、生まれよう。」とサインを出してくれたのかもしれませんね。ちゃんと、自分を生んでくれる状態の時を知っていたのかもしれません。
今回、血圧が上がったから、次も必ず上がるとは限りませんが、注意することは大切です。今回体験したことを、次の機会に医療者に伝えていくと安心ですね。

赤ちゃんは、これからのママの健康を考えてくれていたのでしょう。
とてもママ思いのお子さんですね。

日本の出産施設には、様々な種類があります。出産する方の体調や住む地域などによっても、選ぶ施設が変わってきますね。高度な医療を提供する機能を持ち合わせていない施設でも、バックアップ体制を整えているものです。何よりも、ママと赤ちゃんにとって安全な状態を保てるよう、出産施設を移動することはあります。すずさんも今回、血圧をコントロールしながら出産しました。どう管理すると、ママと赤ちゃんにとって良いのかを考えていきます。自分にとって何が大切か、何が安全かを、医療者と相談できると良いですね。

心臓の動きが止まった赤ちゃんを出産するということは、悲しみや不安など、いろいろな思いがあったでしょう。
すずさんは、赤ちゃんと力を合わせて、良いお産ができたようですね。
出会えた赤ちゃんに対してかわいいと感じ、また子どもが欲しいと思わせてくれるという、素敵な力を持つお子さんだということです。
お子さんをいっぱい褒めてあげてください。自慢できるお子さんですよ。

そのお子さんのママがすずさんです。選ばれていますね。
人は、様々なことを体験するために生まれてきていると言われます。
その体験を通して感じたことは、何も無駄なことはありません。
自分の気持ちがわからなくなっても、何をしたらいいのかわからなくなっても、意味もなく怒りを感じたり、何も感じたくないと思っても、何も無駄なことはありません。
そのままで大丈夫。
誰も悪くありません。何かをしたからでも、何かをやらなかったからでもありません。
今のすずさんに、今会いたかったお子さんが、自分の人生のシナリオを決めてきてくれたのです。

すずさんは、これからどんな体験を重ねていくのでしょう。
赤ちゃんは、楽しみに見守ってくれていると思います。

大好きなママを、わくわくしながら見つめているでしょう。
時間がかかっても大丈夫。
心がいろいろ揺れても大丈夫。

心と体を大切に、すずさんの人生を生きてください。
素敵な力を持つかわいい子が、いつもそばにいてくれています。

相談者:すず様
回答者:吉田 京子

35週で第1子の娘をお空に帰しました。自分自身が情けなくて、自分を責めてばかりいます。旦那も私も子供は欲しいです。でもまた同じことがおきるのではととても怖いです。どのように乗り越えて行けばよいでしょうか。娘は私のお腹に宿り幸せだったのでしょうか。早く帰ってきて欲しいです。

【 相談内容 】

今年の夏に35週で第1子の娘をお空に帰してしました。
検診日、心臓が動いていないと医師から言われ、心の準備もないまま入院、処置をし3日後に静かな出産をしました。
検診の前々日より胎動が無いような気がしていたも、臨月に入れば胎動が減るというネット情報を鵜呑みにしていました。
妊娠中は問題なく過ごしていましたが、亡くなる1週間前に体調を崩してしまった事や、軽率な行動をしてたのではないか、自分の事を優先し過ぎていたのではと自分自信が情けなくて、自分を責めてばかりいます。
あの時に戻れたらと後悔でいっぱいになり、娘に申し訳なく、泣いてばかりいます。
日によっては、前に進んで行こうと思う時もありますが、私が娘の命を止めてしまったと落ち込みます。

旦那や親、友達にも支えられて、笑顔を見せれるようになりましたが、いつも娘の事を考えています。

旦那も私も子供は欲しいです。
旦那に子供を抱かせてあげたいです。
でも、また同じことが起こるのではととても怖いです。
どのように、乗り越えて行けばいいのでしょうか?
死産の原因不明ですが、私のせいでお空に帰ってしまったとすれば、娘は私のお腹に宿り幸せだったのでしょうか?
早く帰ってきて欲しいです。

【 回 答 】

ひなママさま

いまおつらい気持ちと思います。
自分を責める気持ちもよく理解できます。
ただ,一つ言えることは,35週という時間をお母様のお腹の中で過ごした娘さんは幸せだっただろうということです。
お母様のお腹の中は暖かくて,外の世界よりもずっと快適にできています。
いまのひなママさんのお気持ちをうかがうと,娘さんのことを大切に思っていたからこそのつらさだと思います。
そんなお母様の気持ちが,娘さんにも届いていたし,今も届いていると思います。

そして,私は産婦人科でひなママさんのような経験をされた方々にお会いしてきましたが,これはママのせいではなく,誰も予期できなかったまさに原因不明のことのようです。
自分を責める気持ちが出てくるのは私自身も経験があり,よく分かります。

今はおつらい気持ちと,笑顔も見せられるようになり変化してきた気持ちを行ったり来たりするかもしれません。
これは,ひなママさんの心のために必要なプロセスなのかもしれません。
泣くことも,笑顔になることも,どちらも大切なことです。

一人で抱えすぎず,話すことや書くことも助けになると思います。
ご家族,お友だちも支えになってくださっているようですので,お話ししたり,こちらのサイトもまたご連絡いただければと思います。

相談者:ひなママ様
回答者:神前 裕子

誕生死後、流産を2回経験しました。たくさん悲しみ、考える時間もあり妊活を終わらせようという結論がでました。ただこの決断の後、悔いが残りまた悩み悲しむ日々が続くのでしょうか?今も、決断したはずなのに、迷っています。

【 相談内容 】

私は誕生死、その後流産を2回経験しました。
子どもはいるのですが、誕生死の後、どうしても妊娠が諦められず妊活をしていますが40代の高齢もありなかなか授かることができずに不妊治療をしています。
2回目の流産をしてからたくさんの悲しみ、考える時間もあり妊活を終わらせようという結論が出ました。
ただこの決断の後、悔いが残りまた悩み悲しむ日々が続くのでしょうか?
自分がどうなるかわからず、怖いです。
今も、決断したはずなのに、迷ってしまいます。
妊活の終わらせるのはとても勇気がいることなんですね。

【 回 答 】

Mさんは、「妊活を終える」決断をなさったのですね。
でも、結論を出したはずなのに、迷っていらっしゃるのですね。
その揺れるこころをポコズママの会にもお寄せくださって有難うございます。

Mさんは今育てているお子様にごきょうだいを―と強く願っていらっしゃるのでしょう。
現在は、医療のサポートを得ながら、新たないのちと出会うことができる時代になりました。
医療のサポートをはじめる時と同じように終える時に「決断」をしなければなりません。
そして、終える決断は、「もう新たないのちと出会うことはできないの?」という、もうひとつの現実と向き合うことでもあります。
理性ではわかりすぎるほどわかっていても、Mさんの本能や母性がすぐには受け入れらず、その葛藤に苛まれることは、とても自然なことだと思います。

少し前の世代はいのちとの出会いを「授かる」と言う言葉で語ってきたように思います。
でも最近は、「授かる」と言う方には出会いません。
「子どもをつくる」とお聴きした時に、私は「創る」という文字を浮かべ、いつも「すごいな」と思うのです。
現代の妊娠には「選択」する主体性が求められる面も強くなりました。
医療のサポートを得て、いのちと出会いたいと主体的に行動する女性やご夫婦を「すごいな」とエールを送りたくなるのです。
医学用語では「不妊治療」と言われますが、私は秘かに「妊娠治療」や「命とであう治療」等と言っています。

私は、Mさんが宿された4つの命のことを想います。
医療のサポートを得ることを決断し、「あなたに会いたい」と強く願われたママやパパのことをお空の天使になられたお子様たちは誇らしく思っていることでしょう。

決断の後に、「悔いが残りまた悩み悲しむ日々」を過ごす方は、もちろんいらっしゃるでしょう。
悲しんだり、悔いたり、悩んだりする気持ちで揺らぐことは、当然のことだと思います。
主体的な決断をなさろうとするのですから―。
でも、これまでのお辛い経験は、いのちを宿すという経験でもあると思います。
Mさんのなかでいのちが宿り、たとえ短くても懸命に生きた時間がありました。

そのいのちの価値や意味をまるごと受け止めることができるのは、母であるMさんだけ―なのだと思います。
どうぞその深い愛を今育てているお子様とわかちあってください。

このようないのちの語らい―とてもひとりでは抱えきれない深い、深い感情です。
もし、Mさんのお近くに安心して語り合える<仲間>同士の場があれば、気持ちを言葉にしてみてください。
そして、辛い気持ちが抱えきれない時は、また、ポコズママの会の相談室にもお気持ちをお寄せください。

相談者:M様
回答者:田村 芳香

3人目の子を新生児死で亡くしました。出来ればもう1度妊娠、出産を希望していますが、不安が大きく勇気がでません。心療内科にも通い薬を服用しているのですが、薬を辞めることも不安で、どうすればいいのかわかりません。

【 相談内容 】

はじめまして。
去年の春に3人目の子を新生児死で亡くしました。
いつまでもくよくよしてはいけないと必死に前を向いて頑張っています。

今回相談したいのは、出来ればもう1度妊娠、出産を希望してます。私だけでなく、旦那さんや上の子達も望んでいます。
ただ、1度辛い思いをするとまた……と不安の方が大きく勇気がでません。

そして、心療内科にも通い毎日薬を服用しているので、先生にも相談しましたが薬を服用していない人でも問題があることがあるので心配ないと言われました。
今服用中の薬は奇形児が生まれる危険性は低いみたいです。

薬をやめて妊娠に望むことが1番だと思うのですか、薬を辞めることも不安でどうすればいいのかわかりません…
どなたか相談にのってください。
よろしくお願いします。

【 回 答 】

キティママさん、メール拝見しました。
昨年のご経験は本当に大変だったのだろうとお察し致します。それでもキティママさんはご家族がいらっしゃることもあり、これまで一生懸命、頑張ってきたのですね・・・

この相談室にも寄せられることの多い相談のひとつに「次の妊娠が不安で心配だ」というのがあります。
お薬を服用されている場合でもそうですが、同じようなご経験をされると、こういう不安が起きるのは多くの方で見られることです。

今の不安を無理に消そうとするとなかなか困難です。かと言ってそのままというのはやっぱり辛いですよね・・・

そういうときはむしろ頑張らずに過ごすというのが大切です。
辛い気持ちを封じるよりも、その気持ちに向き合い、辛い思いを大切にすることで、かえって楽になることがあります。泣いてしまってもいいと思いますよ。ご家族にも話されてみるというのもひとつの方法です。

また、辛いことを経験したあとに不安になってしまうとき、呼吸法やタッピングなどを使って、毎日を少し楽に過ごすやり方があります。
もしよろしければ、こちらを参考にしてみて下さい
http://www.jatft.org/stress-caring.html

それでも辛い気持ちが消えない場合は、専門機関(臨床心理士)などのカウンセリングを受けたり、自助グループなどに参加されることも手助けになることがあります。

何より大切なのは、無理して元気になる必要はないということです。
キティママさんのお気持ちを大事になさって下さい。

キティママさんのお気持ちが穏やかになり、安らかに過ごせる日が訪れますことを、心からお祈り申し上げます。

相談者:キティママ様
回答者:富田 拓郎

検診にて赤ちゃんの心拍が止まっているといわれ、現在まだ頭がパニックです。ふと号泣してしまったり、人のやさしさが受け止められません。なぜ子供たちの心臓だけ止まってしまうのでしょうか。ツライです。

【 相談内容 】

今月9日の検診にて赤ちゃんの心拍が止まっているといわれ、約2週間前くらいから成長が止まっているといわれ、11日にかわいいかわいい男の子を出産してきました。新型出征前診断でも無事院生をもらい生まれた赤ちゃんの姿形にも異常は見られず、原因不明とのことでした。
15週6日のことでした。

111日お腹にいた赤ちゃんは11日に11センチの大きさで出てきました。また出産した病院の住所が1丁目1番11号とこんなに「1」という数字が出てくることに何か意味があるのか、何か赤ちゃんからのメッセージなのか色々考えてしまいます。
さらに不妊治療をしており、8回目の凍結杯移植だったのですがその胚移植の日も11日でした。
そんなことはどうでもいい事なのですが、現在まだ頭がパニックです。

冷静に日常生活を送っていたりすることにも自分で違和感があったり、ふと号泣してしまったり、実家の母が心配してくれ一昨日から泊まりにきてくれているのですが、そんな母のやさしさを鬱陶しく感じてしまい「お母さんが悪いわけではないけど、お母さんとはテンションが違いすぎて長時間一緒にいることがシンドイ。申し訳ないけど帰ってほしい」と伝えてしまいました。
母は悲しげな表情をしましたが「わかったよ」と言いながら明日の朝に帰るといいます。
伝えたのが朝だったので昼過ぎには帰ってほしかったのですがさすがにもう一度帰ってほしいとはいえずシンドイです。
人のやさしさが素直に受け止められません。

赤ちゃんは本当に亡くなってしまったのでしょうか?
私は本当に妊娠をしていたのでしょうか?
私に一体何が起こったのでしょうか?

死にたいという気持ちは全くありませんしまた次の妊娠に向けて早く動き出したい気持ちなのですが、なせ自分の心臓は動いているんだろうと疑問に思います。
去年7週で流産した子も今回15週で子宮内胎児死亡と診断された子も私とつながっていたはずなのになぜ子供たちの心臓だけ止まってしまうのでしょうか。
私の心臓はなせ動いているのでしょうか。
時が解決してくれるのを待つ間はどうやって過ごせばいいのでしょうか。
ツライです。

【 回 答 】

るのんさん
2人のお子様のためにお祈りさせて頂きます。

今月の11日に出産した男の子。私と誕生日が同じです。不思議なご縁です。
その子が繋いでくれたのかななんて思います。

1人目のお子さんも、2人目のお子さんも。。
るのんさんのお腹の中に来てくださったことは、紛れも無い事実です。
そして残念ながら旅立たれてしまったことも。。

嬉しさから悲しさへの感情の変化をしなければいけないこと。
本当に急なことで、パニックになること、その事実を受け入れられないというのは、当たり前のことです。普通の反応です。
ですので、るのんさんがおかしいとかではないので安心してください。

可能であれば、その子たちが今どんなことを思っているのか考えてみて下さい。
きっと、お母さんのことを大切に想っていて、お母さんが幸せになってねと想っいると私は思います。
るのんさんはどう思いますか?

ただ時を待つというのは難しいことですし、それによって変わることも難しいです。
お子様のことを沢山想ってあげること。お腹に来てくれたこと。残念ながら旅立たれてしまったこと。
来てくれて嬉しかったこと。旅立ってしまって悲しかったこと。心に移りゆく気持ちを素直に感じてください。自分の言葉に出してください。
誰かに話すということはハードルが高いかもしれません。安心してお話できて、受け止めてくださる方がいたらその方に。いなければ自分自身にお話ください。
それはお母様であるるのんさんにしか出来ないことだと思います。

お二人のお子さんのために、そしてるのんさんのためにお祈りさせて頂きます。

相談者:るのん様
回答者:遠山 玄秀

おなかの中で胎児が死亡していることがわかり、15週で出産しました。母が上の子の育児を手伝いに来てくれています。本当は感謝しているのについきつくあたってしまいます。ご近所さんとのお付き合いもあり、気が付くと自分のことばかり気にして、なんて薄情な、自分勝手な人間なんだろうと、また悲しくなります。

【 相談内容 】

第二子を妊娠しましたが、10週の妊婦検診で胎児に頚部浮腫がみつかり、13週6日の時におなかの中で胎児が死亡していることがわかりました。原因はおそらく染色体異常によるものだということでした。入院し薬で陣痛を起こして、15週1日で出産しました。

現在、出産から2週間経ちました。他県に住む実母が、家事や上の子の育児を手伝いにしばらく我が家で一緒に暮らしてくれています。やんちゃ盛りの上の子のために、近くの公園にもよく遊びに連れていってくれています。
一方で私は、産後の一ヶ月検診までは静かに過ごすように言われていて、外出せず、家の中で過ごしています。少しずつ家事をしようと努めていますが、ちょっと頑張りすぎると頭痛や腹痛がして、その度に休んでしまいます。
本来、普通に新生児を分娩していれば、授乳やおむつ替えやとにかく忙しくしているはずなのに、私はただただ横になっているだけで、とても情けないです。
やりたいこともできず、外にも出られず、家事をしようにもすぐに疲れ思うように動けず、そんな自分が嫌になって、家族にイライラをぶつけてしまいます。本当は感謝しているのに、ついきつく当たってしまうのです。

さらに、イライラの原因になっているのがご近所さんとのお付き合いです。こんな時なのにたまたま自治会の小グループで当番になってしまい、自治会費などを集める担当の順番が回ってきてしまいました。本当は誰にも会わずにひっそりと床上げを待ちたかったのに、毎日のように人が訪ねてきます。そして「最近見ないけど体調悪いの?」と先月出産したばかりの方から尋ねられたり、私がずっと外に出ず上の子がおばあちゃんと外遊びをしているのを見て「旦那さん、ずっと仕事でいないの?」と聞かれたりします。本当に他人に会うたびにストレスを感じているのに、夫は私に任せきりで何もしてくれません。

そして、流産をしたことを正直に言うことができず、明るいふりしてへらへらそれとなく返答しているのも辛いです。できることなら「流産したんで自宅安静なんです。そっとしておいてください!」とはっきり言いたいです。でもそれでは角が立つので、うまくごまかせるような言い訳を頭の中でぐるぐる考えてしまいます。いつも行ってた公園でも私を心配してくれる声を聞くそうですが、どんな風に思われてるのかも気になってしまってます。

そしてふと気がつくと、自分のことばかり気になっているんです。他人から見てどう思われているかの方が大事で、亡くなった赤ちゃんのことを思って悲しくて悲しくて毎日泣いているような母親ではないんです。なんて薄情な、自分勝手な人間なんだろうと、また悲しくなります。反省ばかりしてしまいます。
これはホルモンバランスによるものでしょうか。
外に出れば少しは紛れますか?
何を知りたいのかもわからなくて、とにかく聞いていただきたくて、こちらに記入してしまいました。
お返事よろしくお願い致します。

【 回 答 】

すいか様
お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。
お辛い時期に、ポコズママの会にご連絡いただきありがとうございます。

>現在、出産から2週間経ちました。他県に住む実母が、家事や上の子の育児を手伝いにしばらく我が家で一緒に暮らしてくれています。やんちゃ盛りの上の子のために、近くの公園にもよく遊びに連れていってくれています。
>一方で私は、産後の一ヶ月検診までは静かに過ごすように言われていて、外出せず、家の中で過ごしています。少しずつ家事をしようと努めていますが、ちょっと頑張りすぎると頭痛や腹痛がして、その度に休んでしまいます。
>本来、普通に新生児を分娩していれば、授乳やおむつ替えやとにかく忙しくしているはずなのに、私はただただ横になっているだけで、とても情けないです。
やりたいこともできず、外にも出られず、家事をしようにもすぐに疲れ思うように動けず、そんな自分が嫌になって、家族にイライラをぶつけてしまいます。本当は感謝しているのに、ついきつく当たってしまうのです。

ちょっと頑張りすぎると頭痛や腹痛がしてしまうのは、お身体が妊娠前の状態に戻る時期ですので、静かに過ごしてくださるのが一番良いかと思います。ただ、ご連絡いただいたときから2週間ほど経過しております。もう、すいか様は1か月を経過し、病院の受診に行かれたころでしょうか。
もしかすると、少しずつ普通の暮らしに戻っていいよといわれているかもしれませんね。

お母様が上のお子さんのみてくださったり家のことをしてくださっていたのですね。とても有り難い気持ちであったことが「本当に感謝している」という言葉から伝わってきます。ついついきつく当たってしまうことについては「本当は凄く感謝しているのに、辛くてついつい当たってしまうの、ごめんね」と伝えてはいかがでしょうか。

お子さんを亡くされて辛い気持ちでいるときに、既にいらっしゃる上のお子さんの育児もあり、でも、思うようにできないもどかしさもあるのだと思います。そのもどかしさを、お母様でしたら正直に伝えてもいいのではないでしょうか。
もうお母様がご実家に戻られていらっしゃるようでしたら、何かお話する機会に「あの時は・・・」と伝えても良いと思います。
いま、すいか様にとって一番大事なことは、ありのままを受け止めてくださる方の存在です。

>さらに、イライラの原因になっているのがご近所さんとのお付き合いです。こんな時なのにたまたま自治会の小グループで当番になってしまい、自治会費などを集める担当の順番が回ってきてしまいました。本当は誰にも会わずにひっそりと床上げを待ちたかったのに、毎日のように人が訪ねてきます。そして「最近見ないけど体調悪いの?」と先月出産したばかりの方から尋ねられたり、私がずっと外に出ず上の子がおばあちゃんと外遊びをしているのを見て「旦那さん、ずっと仕事でいないの?」と聞かれたりします。本当に他人に会うたびにストレスを感じているのに、夫は私に任せきりで何もしてくれません。

>そして、流産をしたことを正直に言うことができず、明るいふりしてへらへらそれとなく返答しているのも辛いです。できることなら「流産したんで自宅安静なんです。そっとしておいてください!」とはっきり言いたいです。でもそれでは角が立つので、うまくごまかせるような言い訳を頭の中でぐるぐる考えてしまいます。いつも行ってた公園でも私を心配してくれる声を聞くそうですが、どんな風に思われてるのかも気になってしまってます。

ご近所さんとのお付き合いや気遣いにも心を痛められているのがわかります。
お子さんを亡くした後は正直誰にも会いたくないと思います。私もそうでした。しかし、上に子どもがいると近所に出ない訳には行きません。本当にそれが辛いですよね。みんなになんと顔向けして良いのか・・・流産のことを伝えたら、相手が反応に困るのも目に見えてますし。そのすいか様の心中お察しいたします。

「そっとしておいてください」そう思う気持ち、よくわかります。
そして、そう伝えられたら、どれほど楽か・・・でも、それができないから辛いのですよね。
もし、正直に伝えたとして、その後の相手の反応でより一層傷つくこともあります。すいか様が信頼できて話しても良いかと思う方以外は「ちょっと体調を崩して寝込んでいたんです」などと伝えるにとどめても良いかもしれません。

すいか様のご主人は、どのようなお気持ちでいらっしゃるのでしょうか。もしかするとご主人もお子さんを亡くされた経験が初めてで、すいか様にどう声を掛けて良いか、何をすればよいかわからず戸惑っているのかなとも思います。ご主人にも率直な気持ちを伝えて、お2人でゆっくりお話しできると良いのですが・・・。

>そしてふと気がつくと、自分のことばかり気になっているんです。他人から見てどう思われているかの方が大事で、亡くなった赤ちゃんのことを思って悲しくて悲しくて毎日泣いているような母親ではないんです。なんて薄情な、自分勝手な人間なんだろうと、また悲しくなります。反省ばかりしてしまいます。
これはホルモンバランスによるものでしょうか。
外に出れば少しは紛れますか?
何を知りたいのかもわからなくて、とにかく聞いていただきたくて、こちらに記入してしまいました。

ありのままのお気持ちを伝えてくださりありがとうございます。
赤ちゃんを亡くされて、その後お産をされて、ホルモンバランスが大きく変化しています。その時には気持ちも大きく変化します。
お産後すぐの時期は、自分のことを中心に考える時期なのです。そのためすいか様が自分勝手なのではありません。

すいか様の場合はご自身のことだけを十分に考える時期に、上のお子さんのことですとか、ご近所のことですとか様々なことを考えなくてはならない状況に置かれたのではないでしょうか。そのためお子さんを亡くされた悲しみを十分に表に出すことができなかったのかもしれません。

外に出れば少しは紛れますか?ということですけど、ご近所の方に会うこともあるでしょうし、上のお子さんを通しての知り合いに会うかもしれません。
そのような場合に、相手の反応によっては余計切ない気持ちになる可能性もあります。

すいか様の今の状況をありのまま受け止めてくださる方にお会いしてお話することはできますか?そのような形での外出でしたら、良いのではないでしょうか。

まずは、すいか様の心の奥にしまっている気持ちを表に出す場が必要なのではとお話を伺って感じました。
赤ちゃんを亡くされたあとの気持ちは、時間を追うごとに変化します。
もし、また、これまでに感じたことの無いような新たな気持ちが出てきて戸惑うようなことがありましたら、いつでもご連絡ください。
お待ちしております。

相談者:すいか様
回答者:寺田 由紀子

23週で出産、息子はお空へ帰りました。私の職場には育児休暇中の先輩がいます。大きいお腹で仕事をしていた人が二人も産めて、なぜ私の子どもは早産で死なないといけないのですか。モヤモヤした気持ちをどうしたらいいかわかりません。

【 相談内容 】

23週で息子を出産、週間後に息子はお空へ帰りました。

私の職場には育児休暇の先輩がいます。
その人は転勤してきた年に「子どもが欲しいから、主の仕事をはずして欲しい」と言って、その年に妊娠、産休(32週)まで働いて、育児休暇に入って、育児休暇の間に二人目を作りました。もう、4、5年育児休暇です。

私は・・・
子どもが欲しいと思って3年できなくて、23週で息子を出産して、息子は1週間で亡くなりました。

大きいお腹で仕事をしていた人が二人を産めて、なぜお腹が大きくなる前に家でおとなしくしていた私が、1人目を殺してしまうのですか。
仕事に復帰したときに、その先輩が復帰してたら、何もなく仕事をする自信がありません。

持って行き場の無いモヤモヤした気持ちを、どうしたらいいかわかりません。
助けてください。

【 回 答 】

はるママさま
メール拝読致しました。お返事が遅れて、申し訳ありませんでした。

はるママさんは、ご自分のお気持ちが大変なときでも職場の先輩のことを考えながら、仕事を続けていらっしゃるんですね。気持ちがどうにもならない中で、先輩さんの言葉や行動ははるママさんにとても厳しく、辛辣に感じられるのでしょう。察するには余りあるものですね・・・

無理もありません。だってそれだけ辛い経験をされたんです。赤ちゃんやお子さんのことを見るだけでも大変なのに、先輩の一言から、はるママさんのモヤモヤした気持ち、「どうして自分がこんな目に遭わねばならないのか」と持って行き場のない思い、やり場のない感情がわき上がってしまうと思います。
またそんな人とこれから一緒にやれるのかどうか、本当に不安になってしまい、自信がなくなってしまうのも無理ないことです。

はるママさんに、ここで一つ質問です。
もし、ご自分のとても親しい大切な人が、今のはるママさんと同じ経験をしたとします。
その親しい人に、はるママさんは何と言葉をかけますか?

まじめで一生懸命で、人には優しいはるママさんのこと。おそらくは・・・
「そんな辛いこと経験したら、怒ったり、訳のわからない気持ちになったり、しんどくなるの当たり前だよ。誰だって辛くなるよね・・・」と一緒に(おそらくは泣きながら?)寄り添ってそう話すのではないでしょうか?仮に言葉が言えなくても、そんな気持ちで一緒に寄り添っていることでしょう。
親しい人にかけたこの言葉を、ご自分に対してかけてみるというのも一つのやり方です。

大切なのは、今は無理しないということです。
ご自分の今のやり方でいいんです。今、この言葉をかけられないこともあるかもしれません。
もしそうならば、今はしない方がいいでしょう。
ご自分に優しく聴いてみて下さいね。

今は無理なように思えるかもしれません。それでもなお、辛い闇夜がいつの日か明け、お気持ちが穏やかになられる日が来ますことを心より祈っております。

相談者:はるママ様
回答者:富田 拓郎

38週で死産しました。毎日辛くて悲しくて自分の気持ちが分かりません。いつから妊娠は可能でしょうか。最低な母親かもしれないけど、早くまた妊娠して次はちゃんと産んであげたいんです。

【 相談内容 】

11月2日に胎児心拍が確認できず、11月4日に陣痛促進剤を使用し38週で死産しました。
毎日辛くて、悲しくて、自分の気持ちが分かりません。

それでもまた次の赤ちゃんを授かりたいと思ってしまいます。次の子をと目標を持っていないと先が見えなくって余計に辛いです。いつから妊娠は可能でしょうか?
周りからは心と身体を休めてからとか、3回生理を見送ったらなどと言われますが、それ以前に妊娠を望むことはできないのでしょうか?
旦那にも気持ちを伝えて、旦那も同じ気持ちだと言ってくれています。
最低な母親かもしれないけど、早くまた妊娠して次はちゃんと産んであげたいんです。
ご回答よろしくお願いします。

【 回 答 】

やわたさん
38週という、もうすぐ赤ちゃんに会えるという時期に死産を経験され、表しようのない大きな悲しみ・苦しみの中、ご相談くださりありがとうございます。

やわたさんのように、赤ちゃんを亡くしてあまり時間が経過していない時に、妊娠を望まれる方はみえます。
何らかの目標を持っていないと、何も未来が見えないような気持ちになりますよね。

妊娠の成立には、①成熟した卵子の排卵、②受精、③受精卵の卵割・輸送、④着床、が必要となります。
この過程を進むためには、妊娠に適した体と心の状態を整えることも必要となります。

やわたさんは、今は産後すぐの時期、「産褥期」と言われる時期にあります。
産褥期は、お産が終了してすぐに始まり、産後約6~8週間かけて妊娠・出産によって生じた全身の変化が回復する時期のことを言います。
この期間の過ごし方は、生涯にわたり影響があるとされ、大切に過ごすことが必要です。
歳を重ねても、健康に過ごすために大切な時期なのです。

赤ちゃんが過ごしたお部屋である子宮は、時期的にまだ回復に至っていません。
妊娠のために必要な卵子も、ホルモンの状態が戻らないと、成熟し排卵することができません。

心の方はどうでしょう?
38週で生まれてくる間、一緒に過ごした赤ちゃんときちんとお別れできましたか?
今、ママ・パパとしてやってあげられることを、思い付く限りできましたか?

やわたさんは、ご自分のことを「最低な母親かもしれない」と書かれていますが、本当にそうでしょうか?
「自分の気持ちがわからない」と表現できているやわたさんは、最低な母親ではなく、人として素晴らしい母親なのではないでしょうか?
そんなママだから、一緒にいられる時間は短くても、どうしても会いに来たかったのではないでしょうか?

赤ちゃんの願いは一つ。
ママとパパが、「そのまま」の気持ちで過ごすこと。
自分に嘘はつかず、泣いたり笑ったり、人としての感情を体験できていること。
そんなふうに感じます。

「次はちゃんと産んであげたい」と思いますよね。
だからこそ、心と体を整えて欲しいと思います。
人の体は何かボタンのようなものを押したら、急に変化するものではありません。
時間というものも必要です。

体のことで、心のことで、不安なことがあれば、医療機関に相談しましょう。
やわたさんの状態に合わせたアドバイスがあるはずです。

お空に旅立った赤ちゃんも家族ですから寄り添っています。
焦る気持ち、どこに向けたら良いかわからない気持ち、いろいろあって当然です。

あなたが素敵な女性だから、ご主人が素敵な男性だから、赤ちゃんは来てくれました。
その事実があります。

心は揺れて大丈夫。
いつか新しい家族と出会うためにも、心と体を大切にしてくださいね。

相談者:やわた様
回答者:吉田 京子

二度の流産をしました。一度目もかなり辛かったのですが、やっと乗り越えた、妊娠できたと思った矢先で、今度は気力をなくしてしまいました。またあの辛い期間の繰り返しかと思うと、何を糧にしていけばいいのか分かりません。

【 相談内容 】

今年、二度の流産を経験しました。
一度目もかなり辛かったのですが、頑張って仕事も続けながら妊活し、やっと乗り越えた、妊娠できたと思った矢先にまた流産で、今度は乗り越える気力を無くしてしまいたした。
またあの辛い期間の繰り返しかと思うと、何を糧にしていけばいいのか分かりません。

【 回 答 】

まいさんは2つのいのちのお母様。
おわかれをされた今も’いのちの鼓動’がまいさんのこころに響き続けていらっしゃるのではありませんか?
あるいは、エコーで対面された姿が蘇ってくるのでは?
そして、おわかれの後も、女性は自分のからだがいのちを育むために変身していったことを覚えているものです。
それは、まいさんのなかに、確かにいのちの灯が燈っていた証。

流産という体験には、さまざまな哀しみが折り重なっているものです。お辛いですね、
「乗り越える」というよりは、哀しいことを哀しいと思う時間が続いても良いのではないでしょうか。
それは、哀しみと向き合うということ。
少しずつ何かを考えはじめられるようでしたら、いくつかのふりかえりのポイントがあるかもしれません。

「辛い」という感情の奥にあるものは?
まいさんは「辛い」という感情をしっかりと意識されています。
第1の哀しみは、いのちとのおわかれ。
もしかしたら、第2、第3の哀しみや傷つきが辛さになってはいませんか?
誰かの言葉に傷ついた。
出産に至らなかったことで、期待に応えられなかったという申し訳なさがある。
身近な人たちと哀しみをわかちあえない気持ちがする。
哀しいできごとがあったことを知らない人と普通に言葉を交わすことがしんどい。
乳幼児をみるといろいろなことを思いうかべてしまう。
こんな感情が湧いてしまうことはいけないことなのではないかと自分を責めてしまう。
あるいは、こころの中で他者を責めたくなってしまう―等など。

でも、こんな深い感情にひとりで向き合うことは困難です。
もし、お近くの街でいのちとのお別れを体験した人同士で話せる場があれば、まいさんの気持ちを言葉にしてみてください。
少しお気持ちが落ち着いてこられたら―。

お医者様は、流産が二度繰り返されたことにどのような見解でしょう。またどんな助言をされましたか?
自分(たち)にはどのような周産期医療が有効であるのかについて見立てをしながら、これからの手立てを考えていく。
現在は、必要に応じてお医者様をサポーターとして医療の力も得ながら、マタニティライフを歩く方もいます。
自分(たち)に必要なことは何かについて、丁寧なインフォームドコンセントが得られ、まいさんご夫婦が理解を深め、納得されていく道程が大切ではないかと思います。

>あの辛い期間
まいさんは、「ポコズママお悩み相談室」に相談をしてくださいました。HELPの発信ができる方です。
まいさんの周りには、同じ経験をした仲間たち、周産期医療に関わるプロフェッショナル、相談を受けてくれる専門家たちなどがいます。見守る私たちもいます。もうひとりではありません。
辛い経験を繰り返されたからこと、自分(たち)に必要なことはどのようなことかを考えることができるのだと思います。
哀しいことを哀しいと感じることができる人間力を大切に、「考える」力を発揮されながら、一歩ずつ、一歩ずつ。
それが、まいさんが願う希望に向かう道なのではないかと思います。

相談者:まい様
回答者:田村 芳香

第一子を子育てして正社員で働いています。先日、妊娠8週で自然流産しました。思っていた以上に心身ともに夕方になると落ち込みやすくなりました。このままこの調子では結構しんどくなります。

【 相談内容 】

はじめてメールいたします。第一子三歳を子育てして、正社員で働いてます。
先日、妊娠8週にで繋留流産にて自然流産し麻酔なしで残りを手術しました。
体調は、ホルモンバランスが崩れるせいか思っていた以上に心身ともに夕方になると落ち込みやすくなりました。

これまで、職場、同僚にも色々対応してくださいました。しかし、繁忙期ということもあり『この職場で仕事続けるのは難しいから年内には考えたほうがいい』や未婚の同僚なので、負担が大きい分、イライラしているのが言動で伝わる分、このままこの調子では結構しんどくなります。

流産後気持ちが落ち着かない分、不安は強くなります。
主人はとにかく無理しないで、仕事も考えていいと話してくれます。ただ不安定な状態のなかキャリアも選択して平気なのか選択にも不安があります。
気持ちの組み立てがうまくいかないためアドバイスをと思いメールしました。よろしくお願いいたします。

【 回 答 】

はじめまして。
妊娠されたのに、8週目で自然流産されたのですね。
本当に残念でショックなことでしたね。
きっと、正社員でも二人目の育児を頑張ろうと前向きにとらえていらっしゃったことでしょう。

お休みも十分にはとれずでの復帰だったのかもしれませんね。
心身ともに大きな打撃を受けての復帰だったでしょう。
悲しむ余裕もないままの復帰だったかもしれませんね。

お仕事をフルに続けつつ責任ある場所にいながらの大きな出来事とその後ですから、今のままでは大丈夫だろうかという不安があるのでしょうか。
職場に事情を説明して、しばらく休めるといいかもしれませんね。
少し仕事の質や量の負担が減る部署に配置換えをしばらくお願いすることもよいかもしれません。

上にお子さんがいらっしゃることで、そのお世話などで、気が紛れつつも心は乱れるということではないかと思います。
安心できる場所での気持ちの素直な吐き出しができるといいと思いますが、それもままならない状況かもしれませんね。

いづれにしても、ご自分で納得できる選択をしていかないといけないですね。
本当にむつかしい選択だと思いますが、後々後悔につながらないようにするには、やはり自分で決めていかないといけないと思います。

哀しみの最中にいる方には、理解できないかもしれませんが、時間がたてば少しずつ哀しみのあり方は変わってくるように思います。
苦しい哀しいの日々をなんとか生き延びることで、そのときはやってくるでしょう。
その力は、だれにでもあるものと信じています。

人によっては時間はかかるかもしれない、それまでの過ごし方はそれぞれだとも思います。
そばに寄り添ってくださる方がいらっしゃいますように・・・

ご自分の心を大事にお過ごしください。
状況があまり詳しくわかりませんので、漠然としたお話になってしまったこと、申し訳ありません。

相談者: なお様
回答者:佐山 圭子

16週で赤ちゃんを死産しました。笑顔で職場復帰ができるのでしょうか?

【ご相談内容 】

こんにちは。はじめて相談させていただきます。
私は11月15日に16週で赤ちゃんを死産しました。金曜日に退院し、日曜日に火葬を済ませ、今は手元にお骨があります。今週いっぱいはお仕事をお休みさせていただいてますが、11月26日から仕事復帰です。今は外に出るのも躊躇してしまいます。
主人や子供達も気にして外には連れ出してくれますが、妊婦さんや赤ちゃんを見るたびに自然と涙がこぼれてきます。前向きになろうと思ってはいます、仕事復帰も近いので今の状態じゃ…と思ってしまいます。どのように気持ちを切り替えたら、11月26日から笑顔で職場復帰ができるのでしょうか?宜しくお願いします。

【 回答 】

りありあ様

16週での死産とのこと、最初に大切なお子様の為にお祈りさせていいただきます。11月15日、本当に間近のこと。今の体調はいかがですか?その中で仕事復帰をされようとしているりありあ様、本当に頭の下がる思いです。でも、本当に仕事復帰して大丈夫でしょうか?
どのように気持ちを切り替えたらとのことですが、お腹の中にいたお子様が旅立たれてまだ10日です。気持ちの切り替えができないのが当たり前です。外に出て妊婦さんや赤ちゃんを見るたびに自然と涙がこぼれるのも当たり前です。ですので、正直仕事復帰はあまりお勧めできません。可能であれば、もう少しお休みをいただくことをお勧めさせていただきます。
しかしながら、社会に居る以上、そうは言えないのも現実だと思います。気持ちの切り替えはなかなか難しいですが、その中でりありあ様が出来ることをお話させていただきます。
それは、気持ちをお話出来る方を見つけてください。気持ちの切り替えが出来ていない上に、すべてを自分で抱え込むことは状況を悪化させてしまいます。簡単ではありませんが、ご家族以外で見つけていただけたらと思います。仕事に復帰するのであれば、仕事先の方でお話出来る方がいらっしゃれば一番です。それ以外の場所でも、信頼してきちんと聞いてくださる方を見つけてください。そして素直な気持ちをお話して吐き出していただけたらと思います。

りありあ様のお子様の為、そしてこれからのりありあ様の為にお祈りさせていただきます。

相談者:りありあ様
回答者:遠山玄秀

第二子を2017年3月、2018年1月に繋留流産で手術しました。ただ一人で2回の流産の事を引きずっているようで孤独です。どうしたらよいでしょうか。

【ご相談内容 】

第二子を2017年3月、2018年1月に繋留流産で手術しました。
最後の手術から1年が経過しようとしているのに、未だに他人の何気ない言葉に傷ついたり、妊娠した人を心から喜ぶ事ができません。みんなはスムーズに出産しているのに、何故私だけこんな思いをしなければいけないのかと苦しいです。夫もいますが、ただ一人で2回の流産の事を引きずっているようで孤独です。どうしたらよいでしょうか。

【 回答 】

「何故私だけこんな思いを―」。にーなさんは苦しい気持ちを抱え続けていらっしゃるのですね。
「私だけ」ではありませんよ、にーなさん。いのちとのお別れを体験した私たちは、誰もがにーなさんと同じ感情を持つものです。
もし、にーなさんが体験した人の集いの場で、「何気ない言葉に傷つく」、「妊娠した人を心から喜べない」と語られたら、「私もそうだった」と共感の輪が広がることでしょう。
流産率は何%と言われても、その数字のひとりに宿ったいのちが含まれるなんて―。「まさかこんなことが」と受け入れがたい気持ちに覆われることから、私たちの哀しみは始まります。自分のまわりに、相手からは見えない、透明なガラスの壁が立ちはだかってしまったような気持ちがしたりしていませんか?にーなさんの「孤独」な気持ちは、いのちとのお別れをした私たちには共通する感情です。その感情が続いていることに気付かれ、こうして相談をされることは、とても大切な一歩になると思います。
にーなさんの2年間を振り返ってみたいと思います。
2017年は、ふたつめのいのちとの出会いから始まったことでしょう。「ド、ド、ド、」と心拍も聞こえ、エコーでも対面されましたか?数週間後の急展開。心拍が確認できない等の告知と手術。このような出来事をご家族との普段の暮らしを続けながら越えていかれたことでしょう。でも、にーなさんは哀しいことを哀しいと想う感情を心の中にしまい続けてしまいませんでしたか?
2018年のお正月は、3人目のいのちのお母様としてはじまったのですね。
年末年始の慌ただしい日々を宿ったいのちを愛しく想い、守ってあげたいと祈るような気持ちでお過ごしになられたのでは?そこに再びのお別れ。稽留流産の手術に重なるように、こころの痛みが深まってしまわれたのでは?上のお子様は、何歳でいらっゃるのでしょう。子ども期の1年間は、からだやこころの成長もとても大きいものです。その成長を支え、ふだんの暮らしを続けていく―。にーなさんはガラスの壁をさらに厚くすることで、ご自分を守りながら、日々の暮らしを越えてこられていたのではないでしょうか。痛んでいるこころに「何気ない言葉」が刺さっていくのも、自然なこと。周囲の人の「妊娠」の知らせには、「どうして私のいのちたちは…」という哀しみが溢れていくことでしょう。にーなさん家族の戸籍に登録されたお子様はお一人ですが、「いのちの家族簿」では、3人のいのちのママとパパ。私たちの社会では、「今育てている子ども」のことだけに目が向けられがちですから、「お別れしたいのち」のことを語る場はほとんどありません。でも、にーなさんは知っています。にーなさんのからだに3つのいのちが宿ったことを。流産のお別れは、パパや周囲の人に宿ったいのちのことを実感していただく手立てがないことも辛いですね。にーなさんは、「いのち」の世界の言葉で語りたいのに、周囲の人はその世界のことを知りません。私たちは、「いのち」の世界と、普段の世界を心の中でいったり来たりしながら生きているのではないかと、私は思うのです。お別れしたお子様たちは、にーなさんを「いのち」の世界へと誘ってくださったのではないでしょうか。いのちとのお別れの哀しみは、乗り越えるとか、消し去るというのではなく、大切ないのちのことを想い、哀しいことを哀しいと感じ続けることが、人としてとても自然なことではないかと思います。お別れしたお子様たちは、共に過ごした時間のことを大切に想い続けてくださる、にーなさんの優しさをきっと誇りに思っているのではないでしょうか。
哀しいことを哀しいと語れる場でありのままに語ることや、ご家族とご一緒に「5人のいのちの家族」として過ごされること等、にーなさんらしい方法をきっと見出していかれることでしょう。その優しいこころを大切に。

相談者:にーな様
回答者:田村芳香

40近くに妊娠しましたが胞状奇胎とわかり有無を言わさず手術をしました。先のことを考えたらいいのか、今は落ち込んだほうが良いのか、何をすればよいのかわかりません。

【ご相談内容 】

結婚が遅く、40近くに妊娠しましたが胞状奇胎とわかり有無を言わさず手術をしました。麻酔で虚ろな中、見せてもらったものの中に赤ちゃんを見つけることは出来ませんでした。後から先生に「心拍確認は出来ていたけれど…」とうかがい、育ててあげられなかったことが本当に悲しかったです。
部分胞状奇胎とのことで経過観察をしながらですが、数カ月後に妊活再開の許可が出て1年。妊娠がわかり、今度は胎嚢も胎芽も綺麗に見えてきたのですが…8wで心拍確認出来ず9wで流産確定となりました。今は自然排出を待っています。赤ちゃんが育っていないことは、自分の体調で嫌でもわかります。身体が「異物」と認識して変化していることもわかります。つわりが辛くても、好きなものが食べられなくても、何でも我慢するのに、赤ちゃんは何で育ってくれなかったのか。悔しくて悲しくて一人になると涙が止まりません。
妊娠のニュースも子供のCMも家族が出てくるものは全て嫌で、でも過敏になっている姿を見せると主人も辛いだろうと隠しています。母親も姉もまずはあなたの身体が大切のことが何よりも大切で心配だと言ってくれます。誰も責めません。
もう年齢的に子供はかなり厳しいと思います。無理ではないと思っていますが可能性は低い。早く結婚しなさい、子供を生むのはリミットがあるのよと言われたことを真面目に受け止めていなかった自分が情けなくて悔しいです。
先のことを考えたらいいのか、今は落ち込んだほうが良いのか、何をすればよいのかわかりません。

【 回答 】

しょこさん

新しい命を抱くことが叶わず、大きな悲しみの時間が流れる中、ご相談くださりありがとうございます。
人生は、思うように進まないものですね。努力をすれば、手に入れられるものもありますが、そうではないものもあるということを感じますね。
妊娠に適した年齢域というものは、確かに存在します。
ただ、だからといって、すべての人がその年代で妊娠・出産を希望し、実現するわけではありません。
人生は、人それぞれです。その人にとって、その時々で優先するべきことが異なります。そのことを当事者以外が操作することはできません。その人の人生ですから。人は、自分の進む道を自分で選択しています。どんな選択であっても、自分が選んだこと。後で違う道があったかもしれないと思っても、きっと、その違う道は選んでいなかったと思うのです。
しょこさんは、今、今までの人生の中でとても大きな悲しみ・苦しみを体験していると思います。今、何を感じても大丈夫です。妊娠のニュースや子どものCM、家族の姿・・・すべて嫌になってもいいのです。嫌になっている自分を見せたくなければ見せなくてもいい。今は、そういう時間なのです。同じ女性であるお母さんやお姉さんは、しょこさん自身を大切に思ってくれているのですね。「しょこさんはしょこさんでいい。」と言ってくれているようです。誰も責めないことを受け入れて良いと思います。誰も悪くないのですから。いろいろな感情を体験することも人生の中では大切だと思います。何をすれば良いかわからないという今も、とても大切な時間なんだと思います。しょこさんのところに来てくれた赤ちゃんたちは、短い時間でもしょこさんとともに過ごしたかったのです。だから来てくれた。しょこさん、あなたの人生はあなたのもの。あなたのままでいい。あなたの今までの選択は何も間違っていませんし、体験してきたこともすべて無駄なことはありません。悲しむ時間、苦しむ時間、何も感じない時間、すべてが必要です。心はゆっくり変化する時間が必要な時もあります。今の時間を大切に、あなたに優しさをくれる人に甘えていいですよ。ご主人やお母さん、お姉さんもいますよね。悲しみ・苦しみを知っているしょこさんは、いつか大きな優しさを誰かに渡す時があるかもしれません。自分の人生、自分を大切にすることを最優先してくださいね。

相談者:しょこ様
回答者:吉田京子

晩婚、不妊症で41歳で不妊治療の末に授かった我が子を30週で子宮内胎児死亡となり死産となりました。現在妊娠7ヶ月ですが元気に産めるか不安に押しつぶされそうです。

【ご相談内容 】

晩婚、不妊症で41歳で不妊治療の末に授かった我が子を30週で子宮内胎児死亡となり死産となりました。

現在死産から10ヶ月過ぎたところです。その後最後の凍結保存していた胚盤胞移植して妊娠成立し妊娠7ヶ月まできましたが、またいつ知らぬ間に心臓が止まってしまうかと恐怖に押しつぶされそうです。周囲から楽しみだね、赤ちゃんよく動くとか明るく聞かれるのが恐怖で聞かれるたびに暗くなります。

私には元気に産める保証はないのでまた同じ辛い経験をするのではと怖くなります。
こんなに不安で情緒不安定だとお腹の子に悪影響でたらどうしようと思うけど、どう不安な気持ちに対処したらよいかわからず、普段は不安を表出せず平静を装っていますが、周囲から聞かれたくない質問されたりすると、不安が爆発して、夫は黙って聞いてくれるだけで私の絶えない不安の苦痛はわかりようがないと思い、孤独で、自分一人であと数ヶ月この不安に向き合っていくしかないのだと思います。

なるべく人に会わないようにしてますが人から赤ちゃんを楽しみにみたいな発言を聞くのが辛いです。あと数ヶ月どうやってこの不安な気持ちを対処したら良いかと思います。

胎動があると安心しますが、胎動はずっとあるわけでないので、感じないときはまただめなのかなとか、運命は変えられないからなあと感じます。どういう未来にしろ、毎日明るく楽しい過ごした方がいいと思うけど、胎動がない時間は不安が増します。

人前では、辛さ不安をうまく隠せるようになってきましたが、一人になると不安に押しつぶされそうになります。同じ経験の人と話せたらと思うけど出会うチャンスはなかなかないです。

お腹が目立ってくるなかで、周囲からの反応で傷ついてしまうので極力引きこもっていようと思いますが、死産後の妊娠された方は同じように思うかなと思いますがいかがでしょうか。

お腹の子のことは喜んであげたいが、元気に産めるまでは喜んであげれなくてお腹の子に悪いなあと思いますが、お腹に赤ちゃんがいて幸せなのに、素直に喜んであげれなくてお腹の子に悪いなあと思うけどまた天国から地獄のようになるのではと考えると恐ろしいです。

死産後の妊娠で不安に押しつぶされそうな気持ち、周囲への返答・対応、心のバランスの取り方どう対処したらいいでしょうか。
生命力を信じて耐え忍ぶしかないかと思いつつも、辛くなりまたここに来てしまいました。

【 回 答 】

さくらくんママさま
二度目のご連絡ありがとうございます。
相談室にご連絡くださった皆様のその後の状況を気に掛けておりますので、再びご連絡くださいましたこと、有り難く思います。返信が遅れたこと、心よりお詫び申し上げます。

>晩婚、不妊症で41歳で不妊治療の末に授かった我が子を30週で子宮内胎児死亡となり死産となりました。現在死産から10ヶ月過ぎたところです。

ご妊娠されたのですね。私もとても嬉しく思います。
さくらくんママさんは、前回のときにも思いましたがご自身の状況をよくわかっていらっしゃる印象を受けました。そしてご相談を拝見し、お腹のお子さんとご主人と周囲の方のこともとてもよく考えられていると思いました。前回のときもそうでしたが、さくらくんママさんは、自分のことよりも周りに配慮するとても優しい方なのでしょうね。

>周囲から聞かれたくない質問されたりあると、 不安が爆破して、夫は黙って聞いてくれるだけで私の絶えない不安の苦痛はわかりようがないと思い、孤独で、自分一人であと数ヶ月この不安に向き合っていくしかないのだと思います。

ご主人も、さくらくんママさん同様、とても優しい方なのですね。黙って聴いてくださるのですから・・・。
ご主人は、「大丈夫」とも言えませんし、どのように声を掛けても、さくらくんママさんを心の底から安心させられることはないと理解されていて、黙って聴いてくださっているのかもしれません。

>同じ経験の人と話せたらと思うけど出会うチャンスはなかなかないです。

前回のお返事で、もし宜しければ自助グループなどがあれば参加して気持ちをお話してみては、ということをお伝えしましたが、そのような環境はなかなか難しいのですね。私が今回のご相談を拝見して気になったことがあります。それは、病院の医師や助産師、看護師の話が全く出てこなかったことです。

>お腹が目立ってくるなかで、周囲からの反応で傷ついてしまうので極力引きこもっていようと思いますが、死産後の妊娠された方は同じように思うかなと思いますがいかがでしようか。

さくらくんママさんと同じように妊娠中にお子さんを亡くされたお母様方は、その後お子さんを授かっても無事に生むまでは不安が続き、安心することはないと仰っております。医療職者として少しでもそのお気持ちをささえるために、私が以前勤務していた病院では、死産をご経験され妊娠されたお母様は、お子さんを亡くされた時期の妊婦健診より前の健診から胎児心拍モニタリングを行っておりました。
さくらくんママさんの通われている病院では、そのような対応などはございますでしょうか。全ての病院で行っている訳ではないかもしれませんが、そのお辛い気持ちを話してみてもよいと思います。

>胎動があると安心しますが、胎動はずっとあるわけでないので、感じないときはまただめなのかなとか、運命は変えられないからなあと感じます。
>どういう未来にしろ、毎日明るく楽しい過ごした方がいいと思うけど、胎動がない時間は不安が増します。

胎動につきましては、もしかすると病院から「胎動カウント」という方法をお聞きになっているかもしれません。病院によっては、妊婦さん全員を対象に説明しているところもございます。さくらくんママさんの病院では、いかがでしょうか。もし宜しければ病院で伺ってみてください。
病院では、医師や助産師、看護師という専門職がおります。さくらくんママさんのお気持ちを、妊婦健診の時に伝えてみたことはありますか?「忙しいそうで声を掛けにくい」と思うことがあるかもしれません。しかし、遠慮なくお声を掛けてください。そして思いを話してください。

>死産後の妊娠で不安に押しつぶされそうな気持ち、周囲への返答・対応、心のバランスの取り方どう対処したらいいでしょうか。
>生命力を信じて耐え忍ぶしかないかと思いつつも、辛くなりまたここに来てしまいました。

妊婦健診でお会いになる医師や助産師、看護師がさくらくんママさんのお気持ちを分かってくださっているというだけでも、気の持ちようが全然違うのではないでしょうか。私が病院に勤務していたとき、流産や死産を経験された妊婦さんが健診に来られた際には「妊婦健診以外でも、赤ちゃんのことで不安だなと思ったらいつでもいらしてくださいね」と伝えておりました。
医師も理解があって、実際に2週間に1回の健診の時期でも毎週来ていた妊婦さんもおられましたし、胎動が少ない気がすると仰っては受診されて元気な姿を確認して安心して帰られていた妊婦さんもいらっしゃいました。

自分の不安を受け止めてくださる方がいると思うだけでも違います。お腹の中でお子さんを亡くされた経験をされているお母様の不安な気持ちは、身近な方に話したからといってすっきり消えるものでは無いと思います。
実際に赤ちゃんが「元気」であると確認して安心できることも多々あります。
「『心配だったら、いつでもいらしてくださいね』と言われたことで『いつでも行っていいんだ』と思えて、その言葉に安心しました」と同じような経験をされた妊婦さんが仰ってくださったことがあります。
さくらくんママさんの通われている病院の医師や助産師、看護師にも、是非お話してみてください。

さくらくんママさんは、周りの方のことを思いやる優しさに溢れていらっしゃいます。そのため妊婦健診の際に、「皆さんお忙しそうで」とご自身の気持ちを伝えることを遠慮されていらっしゃるように見受けられました。遠慮なくお話ください。私たち医療職者は、いつでも皆さんのお気持ちに添った関わりをしたいと望んでおります。
また、お伝えしたい気持ちがありましたら、いつでもご連絡ください。

相談者:さくらくんママ様
回答者:寺田由紀子

死産から2週間が経ちました。どうやって気持ちを立て直せばよいのか分からず、このままでは病んでしまいそうです。絶望感、喪失感がすごいです。どうやって気持ちを消化したらよいのでしょうか。

【 相談内容 】

娘の死産から約2週間が経ちました。
少しずつ涙を流す時間は減ってきているような気がしますが、心の穴は大きいままです。

周りの人達が心配して、支えてくれて、すごくありがたいし、一人でいるよりも元気でいられるのですが、疲れてしまうのか、急に気持ちが落ちてしまうことがあります。
今まで気持ちがコントロールできないって事があまりなかったので、娘を思って急に悲しくなったり、主人や親が生まれてくるのを楽しみにしていてくれたことを考えると涙が出てしまったり、どうやって気持ちを立て直せばよいのか分からず、このままでは病んでしまいそうです。

死産前は、赤ちゃんが産まれたら何をするか、何を買うかなど主人と3人で過ごす未来のことを考えて楽しみにしていました。
主人に励まされても娘のいない未来を考える事が出来ません。

持病があり、不妊治療でやっと授かりました。今後の妊娠はかなり厳しいと思うので、さらに絶望感、喪失感がすごいです。
どうやって気持ちを消化したらよいのでしょうか…

【 回 答 】

ひなママさま
お腹の中で大切に育まれた娘さんをお腹の中で亡くした悲しみは計り知れません。
そのような時に、ポコズママ相談室にご連絡いただきありがとうございます。

>少しずつ涙を流す時間は減ってきているような気がしますが、心の穴は大きいままです。
>周りの人達が心配して、支えてくれて、すごくありがたいし、一人でいるよりも元気でいられるのですが、疲れてしまうのか、急に気持ちが落ちてしまうことがあります。今まで気持ちがコントロールできないって事があまりなかったので、娘を思って急に悲しくなったり、主人や親が生まれてくるのを楽しみにしていてくれたことを考えると涙が出てしまったり、どうやって気持ちを立て直せばよいのか分からず、このままでは病んでしまいそうです。

娘さんを亡くされて2週間。まだ2週間しか経っていません。
ひなママさんの心の穴は、2週間では小さくなりません。それほど愛する我が子をお腹の中で亡くす経験は、辛いものなのです。
そのため疲れてしまったり、急に気持ちが落ちてしまうことは、正常な心の反応なのです。気持ちがコントロールできなくて当然なのです。
ひなママさんの周りの人たちは優しいですね。ひなママさんご自身が愛情溢れる方だからなのでしょう。
ご主人や親御さんが、娘さんが生まれることを楽しみにしていたということ、そしてそのことを考えると涙が出てしまうこと。ひなママさんの娘さんは、ひなママさんとご主人、親御さんから待ち望まれていたのでしょう。
娘さんは、皆さんに愛されていたのですね。そしてお母さんであるひなママさんからもたくさんの愛を頂いていたことと思います。

気持ちを立て直す必要はありません。「気持ちをどうやって消化していけばよいのでしょうか」というご質問も同様です。
「立て直さなきゃ」と思わないでください。「消化しなきゃ」とも思わないでください。
押し寄せてくる悲しみに逆らわず、思い切り涙を流してください。
ひなママさんには、充分に悲しむ時間が必要なのです。思い切り感情を表に出すことが大事なのです。

周りの方々のためにも早く元気にならなくちゃ、と思わないでください。
ひなママさんは、立派なお母さんです。亡くなった娘さんのお母さんなのです。永遠に、娘さんのお母さんです。
ひなママさんの娘さんを大事に、大切に育まれていたその思い、娘さんへの愛情、私にもしっかり届きました。

愛する我が子をお腹の中で亡くした悲しみのお気持ちは、この後また変化していくことと思います。
ご自身の気持ちの変化に戸惑われることがあるかもしれません。
その時はまたいつでもご連絡ください。

相談者:ひなママ様
回答者:寺田 由紀子

妊娠6ヵ月で夜中に破水、このまま産まれても生きられないと言われ、初めての我が子を見送りました。毎日泣き続け、あの時諦めずに子供を信じてあげればと思うと後悔して仕方ありません。

【 相談内容 】

今年5月25日、妊娠6ヶ月で初めての子供を亡くしました。

夜中に突然破水してしまい、そのまま病院に向かい、先生に診てもらうと、まだ呼吸器ができていない状態でこのまま産まれても生きられないと言われました。
すぐに大きい病院に移動して、産んですぐに蘇生処置をしてもらいますか? 今回はこのままここで産んで看取ってあげますか?と聞かれ、すぐにその場で答えを出さなければいけなかったので、今回は諦めますと伝え、そのまま出産にうつりました。

気持ちが落ち着かないまま、初めての我が子を見送り、毎日泣き続け、同じような経験をしているママさんたちのブログもたくさん読みました。
その中に、私と同じ週数で産んだ子供が何の障害もなく5歳になりましたと書いてあるのをみて、私もあのとき諦めずに子供を信じてあげれば今側にいてくれたのではないかと思うと後悔して仕方ありません。

今更後悔しても仕方ないとはわかっていても、考えると涙が止まらなくなります。

私は子供を信じてあげるべきだったのでしょうか。
信じてあげられなかった私はダメなママだと思ってしまいます。

【 回 答 】

天使525ママさん
最初にお子様の為にお祈りさせていただきます。

6ヶ月での突然の破水、そしてそのまま出産看取りと突然のことで本当に何がなんだかわからないうちに過ぎてしまったのではないでしょうか。

その中で、同じ週数で出産をして今は元気に成長しているとのお話を聞けばそのように思うのも当たり前だと思います。そしてあの時にこうしておけばという沢山の後悔があるのも当たり前です。

「私は子供を信じてあげるべきだったのでしょうか。信じてあげられなかった私はダメなママだと思ってしまいます。  」
とありますが、天使525ママさんは、お子様のことを信じてあげられなかったのでしょうか?そんなことは無いですよね。しっかりと信じていた。そこは揺るぎもないことだと思います。
信じていた天使525さんだからこそ、沢山涙も出てくるし、沢山後悔もあるのだと思います。

お子様を亡くされてから6ヶ月が経ちます。
まだ6ヶ月です。泣かれるのも当たり前ですし、後悔するのも当たり前です。それが自然です。なので、無理にやめたり止めたりはしないでください。
泣きながら、後悔しながらで結構です。その中でこのように考えてみて下さい。
「この子はどう思っているだろうか。」「この子のために何が出来るだろうか。」
直ぐには答えが出ないかもしれません。あるいは、そんなことと思うかもしれません。
でも、それを続けて下さい。
そこにその子の未来が繋がってます。

最後になりますが、お子様のためそして天使525ママさんのためにお祈りさせていただきます。

相談者:天使525ママ様
回答者:遠山玄秀

私は四年前に化学流産をしています。この先授かれるのか、私はママになる資格がないのか。そんな不安でいっぱいです。

【ご相談内容 】

私は四年前に化学流産をしています。その後なかなか授かれず、不妊治療へ。体外受精、顕微受精の後受精卵が2個できて1つを戻しました。無事に臨月まで行った先月。予定日を10日も超過していたのにお腹の中で心臓が止まってしまったんです。心臓が止まったことが分かった日の前日の健診で、なかなか出てこないから産科の先生から「長風呂とかいいよ」、と言われ、長風呂をし、マタニティーヨガで習ったハッピーベイビーのヨガをしました。翌朝、少しお腹痛いなと思ったら10分間隔。でも全然耐えられる痛みでその後間隔は広がっていきました。しばらくして、いつもと胎動の感覚が異なり、なんかおかしいなと思って病院へ行ったら心臓が動いていないと。
いつもはやらないヨガのハッピーベイビーのポーズがいけなかったのか、お腹が痛いと思ったときに病院へ行っていれば赤ちゃんは助かったのかもしれない。
死産にも意味やメッセージがあってお腹に宿るというけれど、私の赤ちゃんは何を伝えに来てくれたのか、そしてどうしてこんなギリギリのあとちょっとの所で息を引き取ってしまったのか。私自身が赤ちゃんの産まれてくるのを止めてしまったんじゃないかと思ってしまいます。なぜならあかちゃんは出てくる準備をした姿だったから。検査しても原因は見つからないから。すべてが問題無かったから。
授かるのにとても時間がかかりました。今までの治療で受精障害の可能性も高いことも分かりました。この先授かれるのか、凍結中のもう1つの卵ちゃんもまた同じか途中で命を落としてしまうのではないか、もぅこんな悲しい思いはしたくない。私はママになる資格がないのか。そんな不安でいっぱいです。

【 回答 】

ポコチャンママさん

悲しみや不安を感じる中、ご相談くださりありがとうございます。
なぜ、願ったことが叶わなかったり、頑張ったことが結果に結びつかなかったりするのでしょうね。答えがみつからない「なぜ」もたくさんありますよね。
ハッピーベイビーのポーズは、「赤ちゃんが幸福な様子を表現」したもの。赤ちゃんや妊婦さんが安心してとれるポーズだから、マタニティーヨガで取り入れられているのでしょう。お腹が痛いと思った時に病院に行っていれば、赤ちゃんが助かったかは誰にもわからないかもしれません。いつもと胎動の感覚が異なったのは、赤ちゃんが喜びを表現していたのかもしれません。ハッピーベイビーのポーズの後ですからね。赤ちゃんたちは、私たちに言葉で思いを伝えてくれることはありません。だから、何を伝えたかったのか受け取りきれないこともあります。ただ、ポコチャンママさんの赤ちゃんは、幸せだったのではないかと私は感じるのです。自分で決めた人生を、たとえお母さんのお腹の中だけ生きることを決めていても、それを達成した。ポコチャンママさんのお腹は、とても気持ちよくて、温かくて、幸せだったのではないでしょうか。あなたが、赤ちゃんが生まれてくることを止めたのではありません。あなたは、ママになる資格がないことはありません。あなたは、ちゃんとママになっています。赤ちゃんは、生まれてくる準備をした姿だったのですよね。ママに一番見てもらいたい、赤ちゃんにとって最高の姿を見せてくれたのだと思います。赤ちゃんを授かるということは、当たり前のことではありませんよね。誰もが望んだ時に、授かれるわけではない。この先、ポコチャンママさんが妊娠を希望した時には、不安であることを医療者に必ず伝えてください。ポコチャンママさんの不安に寄り添ってくれる医療者はいると思います。悲しみや不安を、誰かに伝えたい時は伝え、表現したい時は文字や絵などで表現し、何もしたくない時は何もしない。ポコチャンママさんの心が感じるままに行動することも大切です。それが、赤ちゃんの伝えたいことのひとつかもしれません。

相談者:ポコチャンママ様
回答者:吉田京子

先月41週2日で、第1子の男の子を死産しました。同じことが起こるのではと妊娠することが怖いと感じます。どう乗り越えたらいいのでしょうか。

【ご相談内容 】

初めてご相談いたします。
先月41週2日で、第1子の男の子を死産しました。不妊治療で授かった子でした。
妊娠中の経過は、順調で、先生にも安産でしょうと言われていました。普通分娩の予定で、予定日を過ぎたため促進剤をのみ、陣痛が誘発されるのを待っていたところ、のみ始めてから9時間ほどで陣痛が強くなり、分娩室にうつり、分娩監視装置をつけたところ、5から10分ほどで、胎児の心音が急激に下がり、元に戻らすに、緊急帝王切開になりました。でも赤ちゃんは助かりませんでした。分娩室に移ってから1時間くらいの出来事でした。臍帯の卵膜付着と過短で、胎盤早期剥離を起こしたのが原因ではないかといわれました。
産後の1ヶ月健診が終わりましたが、赤ちゃんいないことが寂しく辛い毎日です。病院の先生の対応も、次頑張れというような事ばかり言われ、分娩時のことをゆっくり詳しく説明して欲しいのに話が進みませんでした。グリーフケアも担当するという市の保健センターを利用してみましたが、なにも効果を感じません。身近に話をできる天使ママもいないのですが、どうこれから過ごしていいのかわかりません。
あと1ヶ月強で産休が開けるので、仕事にも復帰しないといけないのですが、周りには子供が生まれた人が多く、心がざわつきます。どう対応していけばいいのでしょうか。また37歳という年齢もあり次の子を望むのであれば、時間がないのですが、同じことが起こるのではと妊娠することが怖いと感じます。どう乗り越えたらいいのでしょうか。

【 回答 】

まーこ様

お返事遅くなりました。とてもおつらい気持ちでいらっしゃることと思います。
長い間おなかの中のお子さんと過ごされ,お子さんもお母さんのおなかの中できっと温かく過ごしていたことと思います。
今はすぐ気持ちをどうしようということは少しそのまま置いておき,今の気持ちを感じることも大切かと思います。お子さんもお母さんのそばにいるはずです。お母さん,ぼくおなかの中で幸せだったよと言っているような気がします。それくらいお母さんのおなかの中は温かです。
これまで産婦人科でいろんなお母様にお会いしてきました。まーこさんと同じ経験をされたお母様たちにもお会いしてきました。皆さん泣いて,つらいと気持ちを話されていました。私自身はそれをそばで聞くことしかできませんでしたが,今感じていることを感じるままに話すことも大切だと思います。身近にお話をできる天使ママもいないとのことですが,そのような会やネットでのつながりでも何か役に立つことがあるかもしれません。
会社も始まるとのこと,日々の仕事はお気持ち的にもつらい面もあるかもしれませんが,仕事をすることで気持ちが少しずつ楽になる場合もあります。くれぐれも無理はせず,過ごされてください。

相談者:まーこ様
回答者:神前裕子

この先子供を求めて良いか迷っています。

【ご相談内容 】

この先子供を求めて良いか迷っています。私の妻は妊娠38週に原因不明の病気で心停止しました。私は勤務時間が遅く夜中12時過ぎまで仕事場にいた時に電話が来て「なんかちょっと変」と言って話さなくなりました。すぐ帰ったところ家で心肺停止で倒れていました。救急車を呼び心臓マッサージをして運ばれなんとか一命をとりとめましたが、40-50分心臓が止まっていたこともあり、子供は亡くなりました。その後一ヶ月半以上意識がありませんでしたが、なんとか意識は戻りリハビリ病院を4ヶ月以上過ごし、無事日常生活に戻りました。それでも軽い記憶障害はあり、また低酸素脳症の影響により妊娠していた記憶は無くなっていました。
本人は記憶がないため妊娠したいと言っていますが、夫の私としては踏み切れずどのように気持ちを整理したらいいか分かりません。私も子供は欲しいです。ですが前回のこともトラウマになっていて怖いです。どの方向に気持ちを向けていいか分かりません。100%安全な出産方法がないのは十分承知しています。どのように思いますでしょうか。

【 回答 】

koichis様
この度は、奥様とお子様に大変な経過があり、とてもつらいことだったと思います。今回のご質問ですが、大きく難しい点が2つあります。
1つは、医学的な点で、心停止の原因が不明であることです。
例えば不整脈であればペースメーカーなどの対処ができますし、それ以外の疾患であっても何らかの方策が立てられます。さらに、妊娠・出産は、血液の量の増大や、増大した子宮による内臓への負担などがあり、循環器系のバランスが崩れやすい時期になります。同じようなことがおきる、とは言い切れませんが、リスクが増大する可能性は高いと言えるでしょう。もしかしたら、妊娠自体が禁忌である可能性も捨てきれません。
2つめは、心理的、社会的な点です。
koichis様は、現在、奥さまとの話し合いについて、とても悩まれているように思います。奥様に、どれだけの情報をお伝えするのがよいのか、ポジティブな情報であればそのままお伝えできますが、もし、お子様を諦めなくてはならない、ということであれば、奥様にとって大きな喪失になると考えられます。さらに記憶障害をもたれているので、koichis様との感情のすりあわせも難しいのかもしれません。
おそらく、今のお二人に必要なことは、できるだけ可能な範囲で、奥様の正確な状況(診断)を把握すること、そして、サポートをお願いできる、心停止の原因の専門医、産婦人科医、心理の専門家、を探すこと、だと思います。奥様が入院していたことを覚えていらっしゃるのであれば、最低限の情報として、今後の妊娠が可能であるか相談する必要があることを奥様にお話しし、これまで診ていただいた先生のところに行って、ご相談するのはいかがでしょうか。これまでの経過を拝見すると、「今、お二人がそこにいる」ということが、とても大切で、素晴らしいことに思えます。こうすれば大丈夫、という答は出しにくいのですが、どの方向であれ、少し前に進むことをご希望であれば、お近くの専門家を頼ってください。もしかしたら、「今は進まない」という選択肢もあるかもしれません。奥様とkoichis様の体調やこころの状態にあわせて、あせらずに、タイミングを見計らって、お考えになってみてはいかがでしょうか。

相談者:koichis様
回答者:三宅秀彦

一週間前に七週で自然流産をしました。子供は欲しいですが妊娠するのが怖くなってしまいました。心身ともに落ち着いて前向きに考えれるようになったらと思っています。赤ちゃんの事はおいておいて明るくなれるようにアドバイスお願いします。

【ご相談内容 】

一週間前に七週で自然流産をしました。心拍も確認できており出血があった日には病院に受診させてもらい心拍はありました。仕事の上司からも多少の出血は大丈夫だよ、気にしすぎはよくないよと言われましたが大事をもって無理やり休みにしてもらいました…出血のあった次の日からは徐々に出血、腹痛も出てしまい…二日後の夜中には多量の出血と強い腹痛で夜中にたまたま目が覚めたら布団まで汚すすごい出血でした。トイレで塊が何個か出てしまいだめだと覚悟をしながら病院へ主人と向かいました。やはりだめでした。家に帰る時から涙が止まらず大人になって初めて声をあげて泣きました。夜もフラッシュバックしてしまいしばらく泣きながら寝ていました。主人は何も言わず寄り添ってくれているのでやっと泣きながらも落ち着いて寝られるようになってきました。流産後友人に伝えなければならず伝えると、やっと出来た子供だもん悲しいさと言われたり、赤ちゃんが次来てくれても良いように体調万全にしなきゃね!などと言われ悪気がないのは分かってますが傷付きました。私達からしたらやっと出来た子供ではない、流産したばかりで次の赤ちゃんなんてとても考えられない!と思ってしまいました…今はとても考えられません。この位の言葉で傷つくなんておかしいでしょうか?また職場の上司たちからも若いから大丈夫、また出来るから!と言葉をもらいました。が、今の私はあまり聞きたくなかったです。子供は欲しいですが妊娠するのが怖くなってしまいました。心身ともに落ち着いて前向きに考えれるようになったらと思っています。赤ちゃんの事はおいておいて明るくなれるようにアドバイスお願いします。

【 回答 】

ちぃさま
メール拝読しました。お返事遅れて申し訳ありません。
本当に最近のことで、今のご心中いかばかりかと・・・何と申し上げて良いか、言葉がありません。
ご主人様は寄り添って下さったのですね。でもお友達に話したときに傷ついたお話し、本当にお辛い体験だったとお察しします。
ちぃさんのように、友だちや身内からの一言で傷ついたという話は、同じ体験をされた方であれば、似たような経験を多く耳にします。
どんな体験だったか、その方のお気持ちに沿えば理解できると思うのですが、現実はそうではありません。想像力の少ない方は残念ながら、あちこちでいるようです。お友達や職場の上司の話した言葉はちぃさんのお気持ちを踏みにじるものです(たとえ普段、その人たちをちぃさんが信頼していたとしても、です)。そんな言葉であればちぃさんが傷ついてしまうのは当たり前です。信頼できると思っていた人から言われたら、ショックはなおさら強くなります。さらに妊娠を失敗した経験があれば、次の妊娠が不安になるのも無理ありません。本当ならその不安をありのままに受け止めることが大切なのですが、上司からの一言はそれをしていません。だから今、ちぃさんにとっては、まさに聞きたくない言葉でしたね・・・
大事なことは、ちぃさんはなにも悪くないということです。今はつらくて当たり前、明るくならなくていいんです。赤ちゃんが大切だったのにこうなったから、つらいのですね。友だちや上司からの心ない一言があれば、なおさらです。
ここで一つ、ちぃさんに質問です。
ちぃさんと同じ経験をした人がちぃさんの親しい人にいたとします。ちぃさんは、その人になんて声をかけますか?では、そのかけた声をご自分にかけてみることができますか?もしできるようでしたら、やってみて下さい(でも無理しなくていいですよ。やれなくても心配いりません。大丈夫です)。
今は明るくしようとすればするほど、なにもかにも疲れてしまうと思います。頑張って明るくなるよりはお気持ちに沿って、今日できることは明日に延ばすくらいの気持ちで過ごされることをおすすめします。もしそれでもおつらいときはこうした相談室や掲示板のようなネットリソース、あるいはポコズカフェがもしお近くにあれば、そうした会に頼るのも一つのやり方です。今は信頼できる人に頼っていいと思います。
またいつの日か、ちぃさんのお気持ちが少しでも穏やかになる日、安らぐ日が訪れますことを心からお祈りしております。

相談者:ちぃ様
回答者:富田拓郎

7週4日で完全流産をしました。きちんと話せる人もおらず、生きているのが嫌です。私はどうしたらいいのかもわからずどうにもできません。何か抜け道はありますか。

【ご相談内容 】

7週4日で完全流産をしました。
出血が多くもうすでにお腹の中で亡くなっているかと思いながら受診したらその時は心音も確認でき、生きていました。しかし数時間後完全流産となりました。血だらけのお腹の中であの子は生きていたのに私が殺してしまった。頭ではこの時期の流産は受精卵等の問題が一番多いとわかっていますが、なぜ私だけ生きているのか、と考えてしまいます。あの子は死んだのに私は普通にご飯を食べて生きていることが腹立たしいです。
上の子が2歳なのでしっかりしないといけないと思うのですが、誰とも話したくないし誰にも会いたくありません。妊婦さんが目につき外にも出たくありません。何も楽しくありません。家族は流産してから時間が経っているのでまさかそのことを気にしているとは思ってもおらず、次の子を早くといいます。たまに話をしてもまた戻ってくるからと言うだけで話をきいてもらえません。きちんと話せる人もおらず、生きているのが嫌です。時間が解決してくれますか。私はどうしたらいいのかもわからずどうにもできません。何か抜け道はありますか。

【 回答 】

なな様

ポコズママの相談室にご連絡くださりありがとうございました。ご相談を拝見して、お子さんを亡くされてから随分苦しまれていたことが伝わってきました。そのような中で、ポコズママの会にご連絡くださりありがとうございました。

>7週4日で完全流産をしました。
>出血が多くもうすでにお腹の中で亡くなっているかと思いながら受診したらその時は心音も確認でき、生きていました。しかし数時間後完全流産となりました。
>血だらけのお腹の中であの子は生きていたのに私が殺してしまった。
>頭ではこの時期の流産は受精卵等の問題が一番多いとわかっていますが、なぜ私だけ生きているのか、と考えてしまいます。あの子は死んだのに私は普通にご飯を食べて生きていることが腹立たしいです。

ななさんのお気持ち、痛いほど伝わってきます。
頭ではわかっているのですよね。でも、せっかく授かった我が子を亡くしてしまい、茫然自失となり・・・自分だけが生きていることが許せなくなる。生きていることの意味すら分からなくなってしまっている状況なのかもしれません・・・実は私もそうでした。実は、流産や死産を経験したのち、数カ月してからこのような気持ちにおそわれることが、かなりの割合であることがわかっています。
ただ・・・回答を拝見して一点だけ安心した部分があります。それは「普通にご飯を食べて」いるところです。もし、日常生活に支障をきたすほどの状況でしたら、受診して相談した方がよいと思います。専門家の支援を早めに受けた方が良いこともあります。

>上の子が2歳なのでしっかりしないといけないと思うのですが、誰とも話したくないし誰にも会いたくありません。妊婦さんが目につき外にも出たくありません。何も楽しくありません。家族は流産してから時間が経っているのでまさかそのことを気にしているとは思ってもおらず、次の子を早くといいます。たまに話をしてもまた戻ってくるからと言うだけで話をきいてもらえません。

上にお子さんがいらっしゃる状況ですと、流産の悲しみに浸る間もなくお子さんの世話をする日々が続きます。お子さんはお友達と遊ぶ年頃ですし、だからといって一人で外に遊びに行ってもらう訳にはいかないので、必然的にななさんが連れ出すことになります。誰にも会わずに過ごしたいと考えていても、それが難しい状況であること、とても良く分かります。ご家族も、まさか、ななさんがそのような思いを抱えているのは分からないのではないでしょうか。上にお子さんがいる場合は特に、普段通りの生活に戻さなきゃという思いが強いので、周りには気づかれにくいと思います。一番は、身近な方でどなたかななさんのありのままの気持ちを受け止めてくださる方がおられるといいのですが・・・ご家族ではなくとも、お友達でも、話しやすい方で構いません。赤ちゃんを亡くしたという話を聞いた方は、どう声を掛けてよいか分からないため、なぐさめのつもりで「早く次の子を」などと言ってしまうことがあります。その言葉に却って傷つく方も多いこと、まだまだ知られておりません。そこで、ななさんが普段から信頼している方(夫やご友人など)に、「何も言わず、ただ黙って私の話を聴いて欲しいの」と言ってありのままの思いを聴いてもらってください。

>きちんと話せる人もおらず、生きているのが嫌です。時間が解決してくれますか。私はどうしたらいいのかもわからずどうにもできません。何か抜け道はありますか。

私もななさんと同じように「なぜ私は生きているのだろう・・・」と思う茫然自失の日々を、流産を経験したのち3か月~4か月経った頃まで抱いておりました。抜け道、と言ってよいかわかりませんが・・・上の子がいて、上の子の生活を整えなければ、という思いだけでどうにか過ごせた日々でした。確かに時間は解決してくれる部分もあります。気持ちが行きつ戻りつ・・・を繰り返し、時が過ぎ、落ち着いていった思いもありました。待ち望んでいた我が子を亡くした悲しみは、消えることはないと思います。ただ、思いを消そうとする必要はありません。それだけ愛していたのですから。短い期間だったかもしれませんが、自分のお腹の中で生きていて、精一杯愛情を注いでいたことを大切にしてください。
また、気持ちの変化があったり、聴いて欲しい気持ちがあるときは、いつでもご連絡ください。

相談者:なな様
回答者:寺田由紀子

30週で死産をしました。その前に10週流産も経験しています。来月復帰予定ですが、仕事内容が妊婦さんや赤ちゃんにかかわる仕事です。黒い感情は抱きたくないので必死です。

【 相談内容 】

妊娠30週で死産をしました。
その前に10週流産も経験しています。夫婦で念願の第1子でした。

来月復職予定ですが、仕事内容が、妊婦さんや赤ちゃんに関わる仕事です。望まない妊娠、虐待などにも関わります。職場の人間関係が良いこと、金銭面のこともあり、仕事を続けたいとは思いますが、自分の心が保てるのか不安です。

いまはノートに、「妊婦さんを見たらこうやって考える」「赤ちゃんを見て辛くなったらこうやって思うようにする」といった内容をまとめて、自分の心が仕事中に折れないように思考トレーニング?をしています。他の妊婦さんや赤ちゃんに対して、黒い感情は抱きたくないので必死です。辛くなったら遺骨ペンダントを握りしめる、息子の写真を見る、というのもしようと思っています。

職場からは、休職を延ばしてもいいと言われていますが、延ばしたところでいつか復職しなければならないので悩んでいます。
話がまとまらずにすみません。妊婦さんや赤ちゃんがいる職場への、死産後の復帰について、今できることや復帰後できることでご助言があればいただきたく思います。
よろしくお願い致します。

【 回 答 】

さやか様

さやかさんは、ふたつの’いのち’を宿されたお母様でいらっしゃるのですね。
たとえ数週間であっても、かけがえのない’いのち’の「親」であると、私は考えます。

私たちの国では、戸籍に載ることがない子どもにも、’いのち’を育んだ日々があったことがあまり大切にされていません。

さやかさんは、’いのち’と向き合う最前線でお仕事をなさっているのですね。
人生を支えてくれる人がいてこそ、どのような境遇にある方も、’いのち’の重みを受け止め、現実に向き合うことができるのだと思います。
大切に、大切に続けていただきたいと、心から願っています。

これからのお話は、出来れば、小さな’いのち’とのお別れを経験した者同士として、私もさやかさんと向き合い、直に言葉を交わしたいです。
でも、今はそれが叶いません。せめて時空を越え、同じ経験をしたピア(仲間)のこころでお話したいと思います。

哀しいことは哀しいこと。辛いことは辛いこと。
私たちは、自分のこころの動きを素直にみつめて良いのだと思います。

でも、共通の経験をした者同士でなければ癒されない出来事もあります。
小さな’いのち’とのお別れは、そのような深い出来事なのではないでしょうか。

ですから、さやかさんも思いきり哀しみ、辛いことは辛いと吐き出すことができる関係や場を大切になさってください。
そのような時を重ねることで、さやかさんのなかに「ふたつの’いのち’を宿されたお母様」の気持ちが湧き上がってくるのではないでしょうか。
決して急ぐことはありません。

こころからの「気付き」を通して、大切な想いが芽吹いていくと感じます。
さやかさんのお近くにビア(仲間)と出会える場があれば、ぜひ一度、ご自分の気持ちを言葉にする時間を持っていただきたいなぁと願っています。

さやかさんは、ふたつの’いのち’を宿されたお母様。
お仕事で出会う方々は、’いのち’を宿した経験を持つ仲間(ピア)たち。

かけがえのない’いのち’の意味を知るさやかさんの言葉は、きっと相談者様に響いていくと思えます。

でも、他者の人生に寄り添う仕事は、自分の課題と向き合うしんどさやこころの揺らぎを抱え続けるものです。
キャリアを深めるためのスーパービジョンと赤ちゃんとのお別れという経験と向き合うためのピアスーパービジョンのふたつの環境を整え、専門職としての自己、生活者としての自己と向き合い続けることができたら、生涯をかける価値のあるライフワークとなるのではないでしょうか。

お子様たちがママとの哀しいお別れをしてまで伝えてくれるメッセージは、それほどまでに深いものではないかと、私には思えるのです。

「ありのまま」でよいのではないでしょうか?
「黒い感情」があっても自然なことではないでしょうか。

ただ、黒い・白い、良い・悪いという二分法の価値観からも解放されて良いのではありませんか?
「なぜ、私は、大切な子どもたちを腕に抱き続けることはできなかったの?」
哀しい気持ちは、消そうと思っても消えるものではありません。
哀しいことを哀しいと感じながらも、今日を生きていく。

気持ちが揺れて、ジタバタしても良いのではないでしょうか。
それは、まっすぐに自分の気持ちと向き合っている証です。
こころが折れそうなこと、折れてもよいのではないでしょうか?
折れてもいいなんて、乱暴でしょうか。

「レジリエンス」という言葉があり、「折れないこころ」と訳されることもあります。
辛い体験を潜った方が「折れても良い。例えば、骨折した骨が繋がるように、なくした細胞を別の細胞がカバーしていくように。折れても、失っても恢復する力を人間は持っている」と教えてくれました。

折れても、折れても、立ち直ろうとする’いのち’の灯を支え続ける。
他者の人生に寄り添うという仕事の深さはそのようなことにあるのではないでしょうか。
どうぞご自分の感情を閉ざさず、決してひとりで抱え込まず、向き合い続けてください。

ふたつの’いのち’のお母様であるさやかさんは、誰よりも深く’いのち’のかけがえのなさを知る人として、他者に向き合っていけると思うのです。
何よりも、息子さんの’いのち’のペンダントが、いつもさやかさんを見守っています。

それから―。

ふたつの’いのち’とのお別れは、「なぜ」と問うても答えが返ってこないことですが―。
今の時代は、時には医学の力も借りて、自分の身体の状態も調べておくということにも意味があると考えています。
「調べてみたら、原因になることが見つかった」という方もいます。
もし、休職期間の延長ができるとしたら、新しい未来のための環境調整に時間を使うことをお勧めしたいです。
ピア(仲間)やパートナーとの語らい。
からだのチェック。
お空の天使となったお子様たちをいつも近くに感じるような生活のしつらえ。
未来の妊娠・出産・子育てと仕事の両立のためのライフスタイルの見直し。少しゆるゆるの。
ご自分のことにたっぷりと時間をかけてみてはいかがでしょう。ケアに関わる人には、セルフケアがとても大切です。
準備が整ったらGoでよいのでは?

人生100年時代と言われています。
大切に、大切に、さやかさんらしいライフとワークの両立を目指してください。

相談者:さやか様
回答者:田村 芳香

不妊及び不育症で、6回の死産流産を経験しました。年齢も重ねてしまい、今後我が子を抱くのは難しそうです。代理出産や養子縁組は家族に反対されています。気持ちにどうすれば折り合いをつけられるでしょうか。

【 相談内容 】

不妊及び不育症で、6回の死産流産を経験しました。
3度目の妊娠からはアスピリンヘパリン、5度目から免疫グロブリンなど、現在の日本で出来うる限りの治療を行いましたが、全て出産には至りませんでした。

流産の悲しみは次の子を抱くまで癒えないと言われますが、私にとってはもうこれ以上の不育症治療はできません。不妊もあったために年齢も重ねてしまい、今後我が子を抱くのは難しそうです。

子をもつのに残された手段は海外での代理出産や養子縁組ですが、いずれも家族に反対されています。
わが子を育てたかった、という気持ちにどうすれば折り合いをつけられるでしょうか?

【 回 答 】

コニ様
はじめまして。
ポコズカフェのお手伝いをしております、経験者スタッフです。

これまで大変お辛い治療等々の長き日々に、、、心痛みつつ拝読させて頂きました。
ポコズカフェ参加の皆さんもですが、お心は勿論のこと、身体の不調、睡眠、お食事もままならないご様子を伺い心配することも多いです。

私事ですが、自身も睡眠がスムーズにとれるまで時間を要しました。
状況が違いますので、何ら参考にはならないかもしれませんが、一人の経験者として想いをお伝えさせて頂きますね。

私は高齢妊娠→中期死産→初期流産を経験しています。
高齢妊娠と親世代の衰えは重なりますので、続いて両親も亡くし悲嘆が重なりました。

喪失体験後、不妊治療や次の妊娠に向けてについては、年齢のこともあり期限(タイムリミット)を自身で定め、結果、ある時期に妊娠を目指す生活を断念、、、しかし、また、ここからが苦悩苦境の長いトンネルの始まりでもありました。

メンタル不安定な中、子供のいない今後の人生の生き方を 模索する日々でした。
子供の頃から赤ちゃんが大好きで社会人になってから保育士資格もとった私です。

我が子を本当に抱きたかったですよね。
憤りや自責、色々な感情があり、結局残るのは悲しみであり、今も涙は枯れません。

生きていたら、今年ちょうど10歳になります。
色んな書籍や文献から、苦境の意味合いや、亡くなった我が子からのメッセージを自然と探してきました。
そして、いつの頃からか、この世で一生懸命に生きて人生を全うし、自身が天に召された時には、胸を張って我が子と会えるように……と少しずつ思えるようになりました。

私達は、とても哀しい経験をしました。
が、ふと、世の中、状況は違えど、多くの方が同じように何か苦境に向き合い懸命に生きていること、今まで見えていなかった景色に気付きます。
悲しみ苦しみの経験から、人の心を感じるようにもなりました。

最初の数年は自責から泣く日々でしたが、我慢せず泣くことも大切であったと、グリーフを学び理解しています。
子供達は私達に色んなことを教えにやってきてくれたのだなぁ、と。
少しずつ「ごめんね」から、感謝の気持ちを伝える「ありがとう」へと、時の流れと共に変化しています。

当時、特別養子縁組、里親も少し考えましたが探究するに至らず、今になり、現在ボランティアでお手伝いすることで、選択肢の一つ、情報として改めて制度の理解と現状を深めています。このあたりの課題は、ご夫妻、ご家族間でのお話し合いを重ねることになると思います。

本来の自分らしい生き方、自分の人生を生き直すために必要なことを考えます。
自分自身にきちんと空間を作らないと新しいものは入って来ないのかもしれません。

悲しみや知らず知らずに長い間緊張している自身の心身を優しく労わりリラックスさせてあげようね、とお仲間と話しています。
流産や死産、母親として最大のことを経験し、少しずつ受け止めることができれば、痛みの深さだけ優しくなり、人としての深みが増すのでしょうね。
様々な出来事を通して成長していくのでしょう。
悲嘆の経験は、ここから意味を見出し人生の再構築をしていくことだと思えるように時間を経てなりました。まだまだ私も不安定ですよ。
どの道歩むも、大切なことは、家族が一緒にいること。そこに温かい笑顔があること。ここが幸せの原点とも感じています。
パパとママが仲良く共に泣いて、笑って、少しずつの笑顔は、お空の子供たちの喜びでもあるでしょう。
今世は、実子の我が子は抱けずとしても、また新しい生き方を焦らず共に見出していきませんか。
ただ、当事者ママは、どうしても孤独になりがちで、孤独=感情のバランスがとれなくなります。もし、そんな状況があれば、是非、ポコズカフェも覗いてくださいませ。
ひとりじゃないよ。仲間がいるよ。 いつでもお仲間とお待ちしています。
心身のご快復を心よりお祈りしています。

相談者:コニ様
回答者:ポコズママの会スタッフ

38週で娘を亡くしました。初めての妊娠で、本当に可愛い可愛い娘です。1ヵ月が経ちましたが、色んな思いがグルグルまわっています。また周りの目がとても気になります。不安な気持ちが消えません。

【 相談内容 】

11月に38週3日で娘を亡くしました。初めての妊娠で、本当に可愛い可愛い娘です。
1ヶ月が経ちましたが、亡くなっていることが分かった日のフラッシュバック、娘に会いたい気持ち、何も考えられない時間、色んな気持ちがグルグル巡っています。1日泣いてる日もあれば、平気な日もあります。1ヶ月検診の時に外出した以外は家にひきこもっています。
また、周りの目がとても気になります。
今回の事を報告した友達などが、死産を経験した私の事を怖がったりしてるのではないか、会いたくないと思われてるのではないか、私の周りにはこれから妊娠を経験する友達が多く、その子達に怖い思いをさせてしまっているのではないか、不幸と思われてるのではないか、と考えてしまいます。
でも、この事を考えている自分に腹立たしくもなります。あんなに可愛い娘を出産したのに、なんでこんな事考えるの?と自分にイライラもしてきます。本当は出産の時の話をしたいのに、可愛い娘の写真も見てもらいたいのに。
友人や会社の人からは、連絡待っているからね。や心配している。と連絡をもらい、誰かに何か言われた訳ではありませんが、周りの目が怖くて、不安な気持ちが消えません。

【 回 答 】
Mashihono様
可愛い可愛い娘さんを授かり,一緒におられた時間はとても貴重で大切なものですね。
それはお母様であるmashihonoだけでなく,娘さんにとっても幸せな時間であったと思います。
周りの方もお言葉通り,きっと連絡を待たれているように思います。しかし,いまmashihonoさんが今感じ,考えていることは,決して自分を責めるようなことではないです。
今のような状況にあるときに,人間というのは,いろんな感情や考えが出てくるものです。それはごく自然なことであるので,自分にとって嫌だなあという考え方,感じ方が出てきても,いまはこう考えても仕方ないんだなあと思っていただければと思います。不安な気持ちも少しずつ変化していくように思います。
可愛い娘さんのお写真も,見てほしいなあと思う方がいらしたら,是非見せて差し上げるといいように思います。私自身は産婦人科で働いていたときに,写真を見せてもらってとても嬉しかった覚えがあります。
このようにメッセージを書くことでも少し気持ちを客観的に考える機会になるかもしれませんので,考えがぐるぐるするときには連絡をいただければと思います。

相談者:Mashihono様
回答者:神前 裕子

8ヵ月の赤ちゃんを緊急帝王切開で出産し、2時間後に亡くしました。じょじょに心身ともに回復し日常に戻りつつありますが、今の方が虚無感を強く感じます。どうすればいいのかもうわかりません。どうすればいいんでしょうか。

【 相談内容 】

こんにちは。5月頃に8ヶ月の赤ちゃんを緊急帝王切開で出産し、2時間後に亡くしました。
1ヶ月ばかりは自宅安静で毎日泣いていましたが、じょじょに心身ともに回復し、アルバイトをはじめたりなど日常に戻りつつあります。

ですが、回復途上にあったころに比べて、今の方が虚無感を強く感じます。何をしていても、こんなことをしているはずではなかったのに、と思い目の前が暗くなります。
次の妊娠のことを考えると恐怖で冷や汗をかくほどなのですが(傷もまだ痛みます)、このまま虚無感を抱えながら生きるのもつらいです。
どうすればいいのかもうわかりません。どうすればいいんでしょうか。

【 回 答 】

まゆまゆさん
ご相談ありがとうございます。

緊急帝王切開でのご出産だったのですね。
お誕生して2時間、この時間を大切にしたかったから、生まれる道を赤ちゃんは選択したのですね。

約8か月間、お腹の中で大切に育て、ともに時間を過ごしてきた赤ちゃんを失うことは、とてもとても悲しいことです。
人の心は機械ではありませんので、どれだけ経ったら悲しみが無くなるとか、前向きになるとかわかりません。
落ち着いてきたと思っても、また悲観的になったり、何に対してなのかよくわからない怒りを感じたり、ヒトはとても複雑な生き物です。
だからこそ、体験できること、感じることから、学んでいくのでしょうね。

まゆまゆさんは、大切な赤ちゃんとお別れをしました。
その体験は、簡単に乗り越えられるものではありませんし、簡単に扱うものでもありません。

自分でもわからない心の動き・揺れがあると思います。
それでいいのです。
次の妊娠を考えると怖くなりますよね。
何もおかしいことではありません。
お腹の傷も痛みますよね。
そこに赤ちゃんが生まれた道があります。
医学的に産後の経過に異常がなくても、痛みを感じることもあります。

今、感じている虚無感は、まゆまゆさんにとって、とても辛いもの。
まゆまゆさんの心は、まゆまゆさんのペースでしか進みません。

辛い時間がとても長く感じるかもしれません。
この先、いつになったら今の心が変化するのかもわからない、大きな不安も感じますよね。

でも、まゆまゆさんは、ここに自分の気持ちを表すことができています。
これは、簡単そうで簡単にできることではないのです。

まゆまゆさん、赤ちゃんはきっとママも気づいていない力を知っているのかもしれません。
「大丈夫だよ。今はそのままでいいよ。」
そんなふうに思っているかもしれません。
どうすればいいのかわからないと、自分の気持ちを表現できるまゆまゆさんは、素敵な人なのですよ。

誰かに聴いてもらうことをためらうこともあるでしょう。
「何も言わなくていい。聴いてくれるだけでいい。」と、初めに言ってしまうのも良いですね。
「わからない」という言葉を、声に出しても、書き出してもいいですね。
何もしたくない時は、「休んでください。」と言われている時。
何もしなくていいのでしょう。

急いで何とかしようとしなくて大丈夫。
まゆまゆさんの持つ力は、赤ちゃんが認めてくれています。

赤ちゃんからのメッセージが聞こえなくても大丈夫。
あなたはあなたのままでいい。
少しずつ少しずつ、時間の流れとともに。
いつか動く心を、今は待ってあげましょう。

相談者:まゆまゆ様
回答者:吉田 京子

21週に息子を亡くしました。原因は子宮けいかん無力症、感染症が早産を引き起こしてしまい帝王切開が出来ず、自然分娩の途中で亡くなりました。ママをどう思っていますか?毎日お骨の息子に問いかけております。

【 相談内容 】

12月11日(21週6日目)に息子を亡くしました。
原因は、子宮けいかん無力性、感染症が早産を引き起こしてしまい帝王切開が出来ず自然分娩の途中で亡くなりました。
悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて。
お腹の中にいた息子が亡くなった事を受け入れられない。
助けられたのではないかと悔やんでおります。 泣いても叫んでも息子は帰ってきませんし、今のままの自分ではいけない事も分かっております。

ママをどう思ってますか?
毎日お骨の息子に問いかけております。
前を向いて歩いていけるのか。
誰かに問いかけたくメールしました。

【 回 答 】

ひよこ様
12月11日、亡くなられた大切なお子様のためにお祈りさせて頂きます。

もっと出来ることがあったのではないか。
助けることが出来たのではないか。
そのようなお気持ち痛いほど伝わって参ります。
私が息子を亡くした時も、その気持ちが沢山ございました。

今当時のことを振り返りますと、もっと出来ることがあったのではないか?という気持ちよりも、出来る限りのことはやってあげたという気持ちの方が大きいと感じます。
大切な子供のことです。出来る限りのことをやらない親など居ないと思っております。

そして、ママをどう思ってますか?

吉田松陰さんの詠んだ句に「親思ふ心にまさる親心けふの音づれ何ときくらん」
親より先に亡くなるという子供の気持ちを詠んだものがあります。どう思いますか。
それと同時に感謝していると思います。
ママが居なければそこに存在すらすることは出来なかったわけです。

前を向いて歩いていけるのか。
聞こえは良いですが常に前を向かなくても良いと思います。
お子様のことを考えながら生きていくこと。
それが前を向くこともあれば後ろを向く時こともある。それだけのことだと思います。

ひよこ様のお子様、そしてひよこ様に少しでも幸せを感じられる時があることを祈っております。

相談者:ひよこ様
回答者:遠山玄秀

繋留流産の手術をしました。先生にも周りにも私のせいではないと言われました。でも自分自身を責めてしまいます。気持ちの波がひどく生きてるのがしんどくなります。どうしたらよいのでしょうか。

【 相談内容 】

1ヶ月前に稽留流産の手術をしました。
先生にも周りにも私のせいではないと言われました。
でも自分自身を責めてしまいます。
加えて周りはベビーラッシュです。
私は自身が劣等生だと思いながら生活しています。
気持ちの波がひどく生きてるのがしんどくなります。
次に進みたいのに次もダメだ怖いと恐怖でなりません。
どうしたらよいのでしょうか。

【 回 答 】
みぃ様
手術をされて、まだ日も浅い時期にご連絡いただきありがとうございます。
書かれていたお言葉から、心の叫びが聞こえてくるようでした。

>1ヶ月前に稽留流産の手術をしました。
>先生にも周りにも私のせいではないと言われました。
>でも自分自身を責めてしまいます。

私も稽留流産の経験者です。そしてみぃ様と同じように医師にも周囲の人にも私のせいではないと言われました。
自分も医療者であることから、そのことは医学的な観点からも母親のせいではないと頭では理解していました。
・・・しかし、それでも自分を責めました。

母親というものは、我が子に起こった出来事を自分の責任として受け止めてしまうものなのだと思います。
みぃ様にとっても、短い期間でしたが亡くなった赤ちゃんは間違いなく大切な我が子です。
そのためそれだけ我が子を大切に思っているという愛情の表れなのではないでしょうか。

>加えて周りはベビーラッシュです。
>私は自身が劣等生だと思いながら生活しています。

私も同じようにちょうど周囲のベビーラッシュの頃に流産しました。
妊娠がわかったとき、周囲の妊婦の皆さんが「同級生になるね!」と言ってくれたのですが、結局叶わずで・・・なかなか授からなかった時期を越えて待望の妊娠での流産だったので、私もみぃ様と同じように、自分を責め、「なんで、私だけ」と劣等感に苛まれました。

>気持ちの波がひどく生きてるのがしんどくなります。

流産や死産を経験したのちの気持ちは、非常に揺れ動くものです。
「あ、大丈夫かも」と思えた気がしても、すぐに激しく落ち込むなど、起伏が激しくて辛いものでした。
自分の中に宿った我が子を亡くす経験は、それほど辛く悲しいものなのです。

誰かにみぃ様のお気持ちを話すことはできますか?身近な方で、聞いてくださる方はおりますか?
その気持ちをこうしてポコズママの会に伝えてくださったように、感情を表に出すことが一番なのです。
もし、食事もとれないなど日常生活に支障がでる場合は、専門家を尋ねることも考えてみてください。

>次に進みたいのに次もダメだ怖いと恐怖でなりません。

恐怖でいるうちは、無理をしない方がよいと思います。
その恐怖心がとれ、自然にそのような気持ちになれるときが来ますので、そのためにもまず、みぃ様の心にある悲しみを十分に表に出すことが必要です。
今はまず、ありのままの自分の気持ちを表現することが大事です。みぃ様の辛さや悲しみをありのままに受け止めてくださる場があると良いのですが・・・。

赤ちゃんは確かに短いいのちだったかもしれませんが、みぃ様のお腹の中で過ごした時間がある、それは、みぃ様が赤ちゃんの「母親」であったことの何よりの証です。
悲しみや苦しみを表に出しつつも、赤ちゃんへの愛情を大切してください。
私も、今でもその子どもへの愛情を持ち続けています。亡くなった子どもでも、大切な我が子であることに変わりはありません。

また、揺れ動く気持ちに戸惑うことがありましたら、ご連絡くださいね。

相談者:みぃ様
回答者:寺田 由紀子

生後二ヵ月の子供を医療ミスで亡くしました。このまま二度と幸せと思える事がないのではないかと思ってしまいます。精神科病院にかかるべきでしょうか。服薬となればまた妊娠は出来ませんよね。 もう自分でもどうすればいいかわからないです。

【 相談内容 】

二カ月前に生後二カ月の子供を医療ミスで亡くしました。
上の子達がいるので頑張って日常生活はおくれるようにはなりましたが、友達や身内とも会ったりするのもとても疲れるし、買い物に行ったりすると赤ちゃんに目がいき辛いです。
イライラと気分の落ち込みが酷く毎日怒ってるか泣いてるかでこのまま二度と楽しいや幸せと思える事がないのではないかと思ってしまいます。
子供を亡くしたので気持ちが落ち着かないのは当然のことかと思うのですが。

また、主人や家族もまた赤ちゃんが欲しいと言うのですが、私も欲しいと思う時と、私以外は生まれてからの二カ月しか一緒にいなかったからそんなに悲しくないのかなと落ち込んだり、また妊娠のつわりや出産の痛みは嫌だと思う時と波があります。

意識しすぎたのか生理も来なくて妊娠のような症状、でも陰性と想像妊娠してしまいました。
自分では子供が亡くなったことが他人事のような妊娠出産したことも夢のような、でもよく考えたら自分のことでどうしようもなく悲しくなる、といったようなかんじで。

思っているより体の中のバランスもおかしいのかなと生理が止まったりして実感しているのですが、精神科病院にかかるべきでしょうか?
しかし服薬となればまた妊娠は出来ませんよね。
もう自分でもどうすればいいかわからないです。

【 回 答 】

うしさん
はじめまして。ポコズママの会の代表を務めております加藤と申します。ご質問内容拝見しました。

生後2ヶ月のお子さまを亡くされたのですね。医療ミスと書かれていましたので、悲しみと同時に表現できない沢山の感情がおありだと思います。

自分の気持ちと周囲の気持ちの温度差のようなものを感じるのは、赤ちゃんを亡くされたお母さまが感じる感覚の一つだと思います。赤ちゃんのお母さんはこの世界で1人ですもの。我が子の事を想う時間も量も深さもママに勝てる人はいません。ですから、自分だけ周囲から取り残された気持ちになる事もあるかもしれませんが、どうかご自身のお気持ちや赤ちゃんへの思いにゆっくり向き合ってくださいね。

生理が再開しないもの気になりますね。拝見すると産後4ヶ月、お子さまを亡くされて2ヶ月かと思われますが、合っておりますでしょうか?産後4ヶ月でしたらホルモンも変化しておりますし、2ヶ月前まで母乳で育てていらっしゃったなら、生理が来るのはこれからかもしれませんね。

ただ、仰るように生理が来ないは産後のホルモン変化ではなく、精神的な影響も考えられますよね。

ポコズママの会の相談室では、精神科への受診が必要かどうかの判断は回答ができませんので、お許しください。

次の妊娠の事などもお考えのようですので、一度、婦人科に診てもらっても良いかと思います。赤ちゃんを亡くされた事なども説明しなければならないと思いますので、受診するのも勇気が必要ですね。お話ししやすい病院があれば良いのですが。

ご相談内容に完全にお答えできず、申し訳ないですが、うしさんのご不安が少しでも軽くなればと心から願っています。

相談者:うし様
回答者:ポコズママの会代表:加藤咲都美

胞状奇胎後の妊娠が繋留流産。もう自信が持てません。このままではまただめになるんじゃないかと思います。前向きになる心が欲しいです。

【 相談内容 】

胞状奇胎後の妊娠が繋留流産…もう自信が持てません。
二人目なのですが、胞状奇胎になり、手術後一年避妊しようやく妊娠許可がおりて即妊娠しましたが、繋留流産に終わりました。
心拍確認の二週間後姿が消えていました。
今いる子とともに泣きました。

私たち夫婦はいまだ二人目を望んでいます。 ですが妊娠するのがもう怖いです。
繋留流産の時の妊娠も、最初から不安ばかりでした。
悪いことを想像してしまうし、次もだめだったら立ち直る自信もありません。
怖いことばかり考えてしまいます。
このままではまただめになるんじゃないかと思います。
諦めたいけど、諦めることもできず苦しいです。
前向きになる心が欲しいです。

【 回 答 】

悲しい体験が続きましたが、またご相談くださりありがとうございます。
妊娠許可がでてすぐに赤ちゃんはやってきてくれたのですね。
きっと、ずっとしなぽんさんのところに行くのを待っていたお子さんなのでしょう。

赤ちゃんは、自分で生きる時間を決めていることもあると聞いたことがあります。
流産など、短い期間を決めてママや家族のところにいく子もいるそうです。
まずは、挨拶から・・・という感じかもしれませんね。

しなぽんさんは、お子さんを授かることのできる身体を持っています。
妊娠の継続は、何かをしたら確実にできるというものではありません。
人の体は不思議なこと、まだ解明されていないことがたくさんあります。

しなぽんさんだけではなく、ご家族も赤ちゃんがやってくることを望んでいますよね。
妊娠することも怖いかもしれませんが、今すぐ、あきらめるという決断をしなくてもいいかもしれません。
妊娠することが怖いと思うのは、悪いことでも、おかしなことでもありません。
前向きになりたいと願ったり、それができないと思ったり、それも人としては自然なことです。

自分の努力で、人生のすべてが叶うことはありませんよね。
「頑張れば、頑張っただけ結果が出る」と、小さなころから言われたことがある人は多くいますが、そうなることもあれば、そうならないこともあるのが人生です。

しなぽんさんが、今までの人生で体験してきたことは、すべてしなぽんさんの力になっています。
何も無駄なことはない。
誰が何と言おうと、ちゃんと今の人生を生きています。

喜びも悲しみも、誰かと比較することはできませんし、比較する必要もないですよね。
しなぽんさんが感じることや考えることは、しなぽんさんだけのもの。
長い人生において、何一つ後悔しないことなどないでしょう。
この先、どんな選択・決断をしてもいいのです。
それが、先へ進むために必要なことのはずです。

しなぽんさんが、これからどうしたいのか。どう生きたいのか。
それを考えられる時がきたら、その時に、自分の心にきいてみましょう。
専門家の意見が必要な時には頼ればいいのです。

心も体も、無理をしない。
これは大切なことだと、私は思います。

相談者:しなぽん様
回答者:吉田 京子

38週で死産しました。赤ちゃんはとても可愛く会えた時は幸せでした。悲しくて悲しくて、もうすぐ3ヶ月です。早くまた妊娠したい気持ちが強くそればかり考えています。不妊外来に行った方が良いのか、悩んでいます。

【 相談内容 】

10月29日に38週4日で死産しました。原因不明で解剖は依頼しませんでした。

最初は現実を受け止め切れず、でも陣痛の痛さにもう帝王切開にして欲しいと懇願したほど痛くて痛くて出産した赤ちゃんはとても可愛く、会えた時は幸せでした。産声は聞けず、目も開けてくれなくて、悲しくて悲しくて1カ月過ぎ2カ月過ぎもうすぐ3カ月です。

早くまた妊娠したい赤ちゃんが欲しい気持ちが強くてそればかり考えてます。
生理は11月終わり死産後1カ月できました。出血が2週間続いたので産婦人科でプラバノールを処方してもらい、飲みきった2日後の2回目は12月24日にきました。排卵検査薬を使ってタイミングをはかりましたが、今回はダメでした。
死産した赤ちゃんは妊娠判明の6カ月前に卵管造影検査をして、ゴールデン期のラストの月に授かりました。なので、また卵管造影検査をした方が授かりやすいのかどうか?不妊外来に行った方が良いのか、悩んでます。
産婦人科の先生は半年とかタイミングみてダメなら卵管造影検査とかでいいと言われましたが、私は37歳ということもあり、1日でも早く妊娠したいです。ちなみに死産した子は3人目です。上2人は元気に産まれてくれました。

【 回 答 】

ご相談内容拝見しました。お辛い中、赤ちゃんを亡くされたご経験をお話くださりありがとうございます。

不妊治療の必要性や卵管造影検査の必要性に関しましては、医療関係者から回答することが難しく、ポコズママの会スタッフから回答させてください。専門家からの回答をお求めだったと思うのですが、ご理解お願いします。

私は流産で赤ちゃんとお別れした経験があり、不妊治療もしたことがあります。卵管造影後は妊娠確率が上がると言われますから、妊娠を望んでいる時は、少しでも確率が上がることをと思いますよね。私もそうでした。

赤ちゃんを亡くされて、病院に行ったり、死産のお話をすることも辛いかと思いますが、お気持ちが妊娠に向いていらっしゃる時は、気持ちや体に負担のない範囲で、クリニックに通うことも選択肢に入れて良いかと思います。

なかなか妊娠できないと、焦ってきますし、気持の浮き沈みを大きくなると思います。少しでも気になるのなら、卵管造影をしてみたい気持ちがあることをクリニックの先生に相談されても良いかと思います。

何ヶ月も、「やっぱり産婦人科に行けばよかった」「卵管造影しておけばよかった」とモヤモヤする可能性もありますので、体や心の中負担はありますが、やってみることは悪いことではないと思います。まずは裕三ママさんのお気持ちのまま進んでみてくださいね

相談者:裕三ママ様
回答者:ポコズママの会スタッフ

赤ちゃんを人工死産しました。心にポッカリ穴が空いた状態で、産んであげられる環境を作れなかった自分が情けないです。赤ちゃんの分まで笑っていくって約束したのに何も守れてないです。

【 相談内容 】

2019年2月8日に5ヶ月17週の男の子の赤ちゃんを人工死産しました。
今心にポッカリ穴が空いた状態で、産んであげれる環境を作れなかった自分が情けないです。
赤ちゃんと面会をした時に、抱っこをしたのですがあの子の重み感触何もかも覚えてて今でも手に残っています。最後に一緒に寝ることや抱っこしか出来なかったけど私は母親らしいことが出来たのでしょうか??
赤ちゃんと赤ちゃんの分まで笑っていくって約束したのに何も守れてないです。
どーしたら心の回復ができますか?私は立ち直れますか?

【 回 答 】

ひーさん様、お子様を抱っこされた感触、すぐにお伝えくださって有難うございます。
2月8日は、ひーさん様の赤ちゃんが生まれた記念日ですね。
お子様は17週、ママとともに生きたのです。
17週に渡って、ひーさん様が育んだ、大切な、大切ないのち。

確かに17週を越えて育て続けることが出来なかったことは、言葉に尽くせないほど残念で、悔いの残る出来事であることをお察しいたします。それは別の何かを守るため、ミッションを担ったいのちであったのかもしれない―などと思い巡らしています。

今は、想いの限り、哀しんで、哀しんで、良いのではないでしょうか。
お子様と共に過ごした17週のことを思い出すことを大切になさって良いのではないでしょうか。

でも、ご自分を責め続けないで―と願います。
願いますが、責めてはいけないとご自分の感情に封印もしないで―とも思います。
言葉では言い尽くせないさまざまな感情。
ひーさん様のこころの中で、経験したこともない、さまざまな感情の嵐が吹き荒れていることでしょう。
それほどの深い出来事であったということ。
それは、ひーさん様が、’母親’だからなのではないでしょうか。

妊娠・出産について、私たちは知らず知らずひとつのイメージを持たされているかもしれませんね。
でも、妊娠・出産の経験は、本当にひとりひとり違います。
経験して初めて知ることばかりです。
例えば、死産とされるいのちは20,934胎(平成28年 人口動態統計)。
ひーさん様と同様に人工死産という経験をされた方は、10,867人(同)いらっしゃるということです。
本当にさまざまな「生」があることは、経験して初めて知ることですよね。

17週、お子様が確かに生き続けたことを知るのは、ともに生きたひーさん様だけです。
もちろん周囲には、ひーさん様とお子様を見守り続けたパートナーやご家族たちがいらしたことでしょう。

日本では「死産」と言う言葉で語られる出来事を、英語ではstillbirthというそうです。
静かな誕生というイメージでしょうか。
産声を聞くことはなくても、それはひとつのいのちの誕生であったことが伝わります。

ひーさん様のからだは、今、出産後の大きな体調変化の渦中にあります。
これまで赤ちゃんを育むために必要とされていた女性ホルモン分泌量が、出産後には急激に減少します。
エベレストほどの量が、20階建てマンションの量になる―と喩える人もいます。
出産後の女性はこのために一時的にマタニティブルーと言われるような感情的に不安定な状態になることもあります。
また、大きな仕事をやり遂げた子宮が回復するためには一定の時間が必要です。

さらに赤ちゃんとのお別れが重なっているのですから、哀しみ、辛さが押し寄せることは、とても自然なことではないかとも思うのです。
今は、笑えることのほうが難しいと思えます。
私は、ひーさん様は、人として、母として、とても自然な心でいらっしゃると思い、信頼を感じます。
豊かな感受性のお母様を、お空の天使となられたお子様も誇らしく思っていらっしゃるのでは?

心の回復―。
確かに哀しみの真只中では、出口の見えないトンネルを彷徨うような孤立感に包まれることがあるかもしれません。
どうぞひとりで抱えないでください。
からだやこころの声を聴きながら、ゆっくりと普段の生活リズム~眠る、食べる~が戻ってくると良いですね。
からだの不調のサインがある時は、専門家にも相談しながら、日々の生活を大切になさってください。

こころは時間をかけても良いのではないかと思うのです。
もし、ひーさん様の近くに、赤ちゃんとのお別れを経験した人と出会える場があるのでしたら、お話をすることも意味のある時間になるのではないかと思います。
一緒に寝たこと、抱っこしたこと、17週の出来事や気持ち―大切になさってください。

相談者:ひーさん様
回答者:田村 芳香

16週で子宮内胎児死亡、原因は不明です。1年半もの顕微授精をしやっと授かった子でした。次の妊娠も考えているのですが、焦りもあります。どのように過ごすのが、元の自分に戻れる近道でしょうか?

【 相談内容 】

初めて相談させて頂きます。
私は16周目で赤ちゃんをお腹の中で亡くしました。子宮内胎児死亡、赤ちゃんの染色体検査しなかったので、原因不明です。死産後2ヶ月経ちました。

辛い不妊治療で授かり、第一子は無事出産。そして第二子も1年半もの顕微受精をしやっと授かった子でした。
亡くなっている赤ちゃんの出産は、本当に辛かったです。陣痛もすごく痛く、産後直後は悲鳴のように泣きじゃくりました。産んだ赤ちゃんの穏やかな顔は忘れられません。

フルタイムでの仕事、子育て、そして不妊治療の全ての両立、本当に辛かったです。でも二人目の子供が欲しい一心で頑張ってきました。でも赤ちゃんは亡くなってしまいました。今は張り詰めていた糸がプツンと切れたように、毎日やる気が出ません。毎日家に引きこもり、子供の幼稚園への送迎だけはしています。
大好きだった仕事も全くやる気が出ず、会社に行けないので、まもなく退職します。

第一子の世話はかろうじてしている状態です。
死産のお陰で仕事も失い、引きこもりの生活で、さらに落ち込みます。
さらに第一子の保育園で子供と同じクラスのママで、私と同じ時期に妊娠していた方が無事出産した赤ちゃんを見てさらに落ち込んでしまいます。
仕事を退職して依頼、時間も出来、益々ふさぎ込んでだ生活になってしまっている気もします。自分の事大丈夫かな?と思います。

次の妊娠も考えているのですが、現在41才です。また妊娠出来るのか、不安もあり、また繰り返さないか、もし赤ちゃんが病気だってら等の不安もあります。
少し治療を休んだ方がいいのかもしれませんが、年齢的に休んでいる余裕はなく、今休むと言う事は事実上次の子は諦めると言う事だと思っています。こうして、次の妊娠をはやくしなくてはと言う気持ちに追い詰められ焦りもあります。
焦っても仕方ないとは思いますが、焦ってしまいます。

はやくまた元気になりたいなーと思うのですが、どのように過ごすのが、元の自分に戻れる近道でしょうか?

【 回 答 】

ayumiさん、はじめまして。
メール、拝読させて頂きました。お返事が遅れまして、本当に申し訳ございません。

亡くなられてから2ヶ月ということは最近のことですよね・・・心よりお悔やみ申し上げます。

どんな言葉もおそらく空虚に響くことでしょう。
なんと申し上げてよいか、私もまったくわかりません・・・本当に申し訳ありません。

今は悲しんでも、混乱しても、うまくいかなくても、いいんです。もちろん泣いていいんです。焦る気持ちも出てしまうでしょう。つらくてもいいんです。

一般に、流産・死産の経験をされた方は、そうでない人と比べると、孤独になりやすく、人間関係が難しくなったり、仕事から離れたりなど、日常生活が困難になりやすいといわれています。グリーフ(悲嘆)は半年から1年くらいとされ、長いと年単位で続く人もいますが、個人差があり一概には言えません。

今はお気持ちに逆らうことをせずに、ご自分の大変なお気持ちを「嫌わず」できれば「責めずに」暮らすということが考えられると思います。ですが、これは、なかなか簡単ではないかもしれません。
今は、気持ちをおやすみし、今日できることは明日に延ばして、やっていくことになるでしょうか・・・何かをしようとするよりも、おやすみしながら、一日を過ごすことに専念されるのはいかがでしょう。
大切なことは、今、自分でいいと思ったこと「だけ」を行うことです。やることが毎日違ってもかまいません。今日できないと思えばそれでかまいません。明日のことは、今日は考えず、明日考えましょう。今日は今のことだけを考えましょう。

もし、ご自分でお気持ちが向けは、こうした掲示板やポコズカフェのような自助グループの集いに参加されるのも役に立つことがあるかもしれません。でも、お気持ちが向けば、ということです。無理される必要はまったくありません。

ayumiさんの心の雲が少しでも明るくなり、穏やかに過ごされる日が訪れますことを、心よりお祈りしております。

相談者:ayumi様
回答者:富田 拓郎

27週で死産しました。何とか毎日を過ごしていますが、真っ黒になる自分がいます。幸せな人をみると憎くて悔しくて自分と同じ思いを!と思ってしまいます。こんな気持ちは誰にも言えません。 誰も私を理解してくれない。

【 相談内容 】

2018年4月に27週で胎動がなくなり死産しました。死産原因は不明です。

4歳になる娘がいるので何とか毎日を過ごしています。
ですが真っ黒になる自分がいます。

妊婦さんや産まれたばかりの赤ちゃんを見るとなんで私だけこんな思いをしないといけないの!
みんな死産すればいいのに!!!
死産じゃなくても赤ちゃんに障害があればいいのに!
と、自分と同じことが起こればいい、自分だけじゃない、自分の方がマシ、幸せだと思いたい気持ちがあります。

こんな気持ちは夫にも話せません。誰にも言えません。そんな事を考えるだなんて悪いことだと認識しています。

でも本心なんです。
憎いんです。
悔しいんです。
幸せな人をみると憎くて悔しくて自分と同じ思いを!と思ってしまいます。

そんな気持ちを話せば諭されるにきまっていますし最低な鬼だと言われるだろうし。

世の中には 不妊治療をしてやっと授かった人。
流産を経験している人。
たくさんつらい経験をしている上で妊娠している方もたくさんいる。
それは分かっています。

そんなキレイ事言われるとイライラします。
反抗期の学生のように相手の正論が受け入れることが出来ません。

気持ちをコントロールし落ち着いている時もあります。

死産してから 家事がうまく出来ないし食事もなにを作っていいか分からない。
体も重い。朝も起きられない。やりたいことがあっても毎日日常を過ごすだけで精一杯です。

幸せな人をみたくない。みんな不幸になればいいんだ。
そう思います。

私が元気な赤ちゃんを産めばそんな気持ちもなくなるんだろうけど、死産後、排卵しなかったりで 希望通りいきません。

人と会うときはしんどいです。

今も何を言いたくて何を伝えたいのかも分かりません。

ただ憎くいと思う気持ちは誰にも言えない。
誰も私を理解してくれない。

 

【 回 答 】

トリケラトプスさん
お悩みを打ち明けてくださり、ありがとうございます。

赤ちゃんたちは、ママたちにわかりやすく伝えられずに突然お空に帰ってしまいます。
だから、「なぜ?」「何で、こんな悲しいことが私に起こるの?」と、大きな悲しみや驚き、怒り、様々な感情を抱きます。

まず、ひとつ確実に言えることは、「トリケラトプスさんは、悪くない。」ということです。
これは、死産になったことに対してもですが、ここに打ち明けてくださった“本心”に対してもです。

人間には「心」があります。
様々な体験から感じ、考える生き物です。

簡単には説明できない「心」を持つことは、人間に課せられた成長のための課題なのかもしれません。
「気持ちをコントロールし落ち着いているときもある」とのことですが、これは、かなり高度なこと。
待ち望んだ赤ちゃんとの別れを体験しているため、その時期がいつであろうと、どれだけの時間が経過していようと、心が混乱することはあります。

トリケラトプスさん、あなたは自分の気持ちをここに表現してくれました。
これは、心を出してくれたということです。
新たな何かを受け取るには、まず先に出すことが大切です。

いいではないですか?
悔しい、憎いという感情を抱くのも人間です。
感じてはいけない感情はありません。
何も、恥じることはない。

「誰も理解してくれない」
理解してくれなくてもいいのです。
自分のことをすべて理解されてしまったら、あなたがなくなってしまう。

あなたは、あなただけのものです。
あなたが感じることは、あなたにとって最大の価値があるのです。

あなたは、ご自分でも「悪」と感じることを、ここに出すことができています。
自分の「心」を出すことは、誰でもできる簡単なことではありません。

思うように体が動かない時もある。
日々の生活を送るだけで精一杯になる。
これも、悪いことではありません。

生きているからこそ、調子の良いときも悪いときも体験できるのです。
専門家の力が必要な時は相談すればよいのです。
そのために、医療や福祉、教育など、様々な専門職があるのです。

トリケラトプスさん
あなたが感じていること、体験していること、すべてのことを否定する必要はありません。

あなたの味わっているすべてのことを、お空に帰った赤ちゃんは見守ってくれているはずです。
「自分の選んだママは、いろいろなことを感じて体験している。」
生きているあなたでしか体験できないことだからこそ、わくわくしながら見てくれているかもしれません。

どんなあなたでも大丈夫。
大きな悲しみの中、心を出すことができた自分を、抱きしめてあげてください。

相談者:トリケラトプス様
回答者:吉田 京子

第一子を18トリソミー、第二子を胎児水腫により2回の中期中絶をしました。精神的にボロボロです。一回目の死産の時、生まれた子供は血だらけのまま冷たいテーブルにずっとおかれ、物のように扱われたことが恐怖でいまもずっと忘れられません。

【 相談内容 】

結婚してすぐ第一子を授かりましたが20週18トリソミーにより中期中絶死産をしました。その後第二子を授かりましたが16週胎児水腫により2回目の中期中絶をしました。
一回目の中期後、2度続くことないと言われたいたのですが、2回目の中期中絶を行うことになり今は精神的にボロボロです。

私はおかしいのか、2回も続く人なんて世の中にいるのか、、、そんな思いが消えず、私は普通ではない可哀想だねと家族やまわりの人にみられていて本当に辛いです。

死産したとしても私にとってはかわいい子供でしたが、子供の顔を家族がみてくれることも聞かれることもなく、死んだ子供は人ではないのかと思ってしまったりします、、、おそらくみんな気を使っているだけなのだと思いますが悪い考えばかりが浮かんでしまいます、、、。

一回目の死産のとき、病気が分かった時点でお医者さんはだた淡々とほとんどが中絶しますすぐ決めて下さいと言われ、わけもわからないまま中絶を行いました。

自分は生まれてはいけない子供がいるんだと感じ、自分も子供の存在も全て否定されたような気になりました。生まれた子供は生まれて血だらけのまま冷たいテーブルにずっとおかれ、医師からは一言もなく、物のように扱われたことが忘れられず、今だにずっとフラッシュバックし恐怖に震え涙がでます。私の子供は物なのだと感じ、第二子を授かってからいまもずっと忘れられませんでした。

幸いにも第二子を死産した病院は子供を大切に扱ってくれる病院でしたが、今だに第一子のときの恐怖が忘れられずにいます。

親からは早くお墓にいれてと言われますが、お墓に入れてしまったらこの子の存在がなくなる気がして、いれることができません。

自分のなかで何度も何度も人は関係ない、自分が忘れなければいいんだと言い聞かせていますが、まだ立ち直ることができません、、、、
どうした立ち直ることができるのか、相談させてください。

【 回 答 】

ハナハナ様
大切なお二人のお子様のためにお祈りさせていただきます。

私自身が23週で息子を死産した時、息子を子供として接してくれた人もおります。
もちろん、その逆の方もおりました。

逆の方に関して、当時はなんで?という思いが強くありました。
しかし、今ではそれも仕方がないのかなと少しは思っております。
それでもしっかりとだれがそのような態度だったかはっきり覚えておりますが。。

ですので、ハナハナさんもこれからも色々なことを良くも悪くも覚えていくのだと思います。
それは変えることができませんが、ハナハナさんだけということではないです。

ポコズカフェを開催させていただいており、色々な方のお話をお伺いさせていただきました。
その中で同じ経験をされた方はハナハナさんのように、自分だけがという思いが強い方が多くいます。
そして、周りの方の言葉や反応で傷ついた方も多くいます。

ポコズカフェに一度参加し、お話を聞いてみるのもよいかと思います。

時期が来たらお墓に入れる。それが当たり前ですが。。
けれども、お墓に入れなければいけないということは決まっておりません。
法律にもありませんし、宗教的に私の知る範囲ではありません。

まだ一緒にいたいという気持ちが強いのであれば、まだお墓に入れなくてもよいと思います。
大切なお子様ですから、大切にしてください。

立ち直るというのは、きっとそういう先にあるものだと私は思っております。

私自身子供を亡くしてから4年経ちますが、普段は落ち着いておりますが。。
何かきっかけがあれば、息子を想い涙することが今でもあります。。

改めてハナハナさんの二人のお子様のためにお祈りさせていただきます。

相談者:ハナハナ様
回答者:遠山 玄秀

4回流産をしています。不育症です。メンタルケアで流産率は変わるのでしょうか?カウンセリングのある不育症専門病院に行こうか迷っています。

【 相談内容 】

4回の流産をしてます。1人目男の子の前に1回と、その後、一年間に3回続けて経験しました。。。『不育症』です。
そのれから約2年、自然妊娠を希望してますができません。最後の流産は自然流産でした。身体を休めようと1年くらい妊活していませんので、まだ不妊症外来には行ってまん。
どうしても、2人目が欲しく周囲にも〝妊活〟といっています。今までは、すぐ妊娠していたのに出来なくなり、やはり身体に負担がかかったせいでしょうか?精密検査もして、血栓症のグレーゾーンのため、妊娠発覚直後にアスピリンとヘパリン注射をするのが不安です。

神社に行ったり、ふと流産を思い出すと涙が溢れてきますが、比較的メンタルは、保ててるつもりです。
ただ、親戚や友人の妊娠報告を、心の底から喜べません。辛い気持ちを押し込めていたからか〝ココロ〟が冷めてしまったようです。

家族は、何度も流産したのを知っているので、2人目はもう諦めたら?一人目がいるんだから大事にするようにと言われています。ただ、どうしても兄妹をつくってあげたく、また、今までの子供達のためにも産んであげたいという想いが強く、主人には理解をしてもらっています。

出産まである現在の産婦人科にお世話になっていますが、不育症専門病院も近場で見つけたのですが、カウンセリングで変わるのでしょうか⁇
治療方法が確定しているので、そのままでもいいかなと思っていますが、メンタルケアをした方が流産率も低いとのことなので、迷っています。
長文になりましたが、よろしくお願い致します。

【 回 答 】

cafe rateさま

こんにちは。ご連絡ありがとうございます。
回答が遅くなってしまい申し訳ございません。

不育症のため流産を幾度も経験されており、その度に辛い思いをされ、今もまた様々な思いを抱かれていらっしゃることと思います。
ご相談を拝見しcafe rateさまにとって一番良いのは、後悔のないように行動することなのかなと思えました。

>どうしても、2人目が欲しく周囲にも〝妊活〟といっています。
>どうしても兄妹をつくってあげたく、また、今までの子供達のためにも産んであげたいという想いが強く、

>出産まである現在の産婦人科にお世話になっていますが、不育症専門病院も近場で見つけたのですが、カウンセリングで変わるのでしょうか⁇
>治療方法が確定しているので、そのままでもいいかなと思っていますが、メンタルケアをした方が流産率も低いとのことなので、迷っています。

と書かれているところから、そう思いました。
ご主人もcafe rateさまのお気持ちをとても良く理解してくださっているようですし、不育症の専門病院も気になってらっしゃるようですので、そちらに相談に行っても良いのかなと思いました。
今通われている産婦人科も文面から察するに決して悪くは無い受け止めておりますが、一方は不育症の専門病院ということでcafe rateさんも期待しているところがおありなのかなと思いました。

>精密検査もして、血栓症のグレーゾーンのため、妊娠発覚直後にアスピリンとヘパリン注射をするのが不安です。
>神社に行ったり、ふと流産を思い出すと涙が溢れてきますが、・・・辛い気持ちを押し込めていたからか〝ココロ〟が冷めてしまったようです。

治療に関する不安もあるようですし、お気持ちの様々な変化もあるようです。
そのような場合は、カウンセリングでお話することも良いのではないでしょうか。
専任のカウンセラーの方は、治療に関することやお子さんを亡くした悲しみなど、様々な思いを受け止める専門職です。
不育症の専門病院にカウンセラーの方がいらっしゃるのでしたら、それはそれで心強いと思います。

cafe rateさまは、きちんとされておりながらもとても優しい方なのだと思いました。
周囲への気遣いや配慮もしつつ、自分の感情とどう向き合うかもよく理解されているような印象を受けました。
「これまでお世話になっていたのに病院を変えていいのだろうか?」というお気持ちでいらっしゃるのかもしれません。
しかし、そのようなお気遣いは不要です。
cafe rateさまが、納得のいく治療を受けられて、納得のいくように生きていくことが一番です。

不育症の専門病院(の医師や医療スタッフ、カウンセラーの方)との相性もありますので、まずはお問い合わせして一度伺ってみて、安心して通えそうだと思えて転院を決意されたときにそのもともと通われている産婦人科に紹介状をお願いしてもよいと思います。
私たち医療職者は、皆さんの決めたことを最大限に尊重し、その決めたことが不利益ではないかどうかも含めて考えていく責任があります。
cafe rateさんが、今の産婦人科が良いのか不育症の専門病院が良いのか悩んでいるのでしたら、そのことを正直に伝えても構わないのです。
cafe rateさんにとって納得のいくような通院ができて、しかも安心して通院できるのが何よりです。

また、通院される病院の方々にお話しにくいようなことがあった場合、打ち明けにくい気持ちがあったときなどに遠慮なくご連絡ください。

相談者:cafe rate様
回答者:寺田由紀子

初期流産をしました。自分自身、産婦人科や新生児領域の看護師経験があります。ただただ悲しい辛いと感じる自分と教科書的な事として捉えている自分がいます。また現在、妊婦さんと関わる仕事をしており、不安があります。

【 相談内容 】

はじめまして。よろしくお願いします。
2日前、小さな胎嚢確認後に初期流産をしました。

自分自身、産婦人科や新生児領域の看護師経験があります。今回の出来事に対して、ただただ悲しい辛いと感じる自分と教科書的な事として捉えている自分がいます。
また現在、妊婦さんと関わる仕事をしており、妊婦さんを前にして自分が対応出来るのかという不安があります。仕事だから、自分とは切り離し対応していくべきでしょうか。今は、CMや外出中に妊婦さんや赤ちゃんを見るのも辛くて堪りません。
アドバイスよろしくお願いします。

【 回 答 】

ぽー様
お子さんを亡くされてまだ間もなく、お辛い時だと思いますが、ポコズママの会にご連絡いただきありがとうございます。
きっとやり場のない悲しみをお伝えしたくてポコズママの会を探してくださったのでしょうね。

>自分自身、産婦人科や新生児領域の看護師経験があります。今回の出来事に対して、ただただ悲しい辛いと感じる自分と教科書的な事として捉えている自分がいます。
>また現在、妊婦さんと関わる仕事をしており、妊婦さんを前にして自分が対応出来るのかという不安があります。仕事だから、自分とは切り離し対応していくべきでしょうか。今は、CMや外出中に妊婦さんや赤ちゃんを見るのも辛くて堪りません。

産婦人科や新生児領域の看護師経験がおありだとしても、看護師も人間です・・・そのため児を亡くした悲しみや辛さは計り知れないものがあると思います。
教科書的なこととして捉えている自分もいるのは、専門的な知識があるからということもありますが「仕事だから、自分とは切り離し対応していくべきでしょうか。」と悩んでいらっしゃる部分と重なるように思います。

ぽー様のお悩みの一番の解決法は、妊婦さんや赤ちゃんを見るのも辛くてたまらないという気持ちに正直な対応をなさることです。
「妊婦さんと関わる仕事をしており、妊婦さんを前にして自分が対応出来るのかという不安があります」のところですが、我々看護師はかなりトレーニングされているので、おそらく妊婦さんや赤ちゃんに対する対応は、自分の気持ちを外に出すことなく出来るのではないかと思います・・・しかし、本当の自分の気持ちを押し込めてしまうからこそ可能になるので、ぽー様が苦しくてたまらなくなってしまうのではないかと私は心配してしまいます。

一番は、妊婦さんや赤ちゃんと向き合う仕事からいったん離れることですが、ぽー様の状況を鑑みると、それが可能だったらもう既に申し出ているのではないでしょうか。
初期流産と仰っておりましたので、まだ周囲の方には妊娠のことも伝えていなかったと思いますし、改めて言い出しにくいかもしれませんが・・・。
特に理解のある上司の方がいらっしゃいますか?その方にお話して、しばらくの間だけ、部署の移動までは出来なくとも業務を変えていただき出来るだけ妊婦さんや赤ちゃんと接する機会を少なくしてもらうなどの対応をお願いしてもよいと思います。

看護師は、自分の感情を抑えてまでも患者さんに尽くしてしまう傾向があると思います。
悲しいときは悲しい、苦しいときは苦しい、辛いときは辛いと言ってよいので、是非信頼のおける上司や話しやすい方、職場の方が難しければご家族や友達などでもいいので、自分の気持ちを表に出してください。

お話したい気持ちがございましたら、いつでもご連絡をくださいね。

相談者:ぽー様
回答者:寺田 由紀子

2回目の流産をしました。4歳の子どもが、将来いろいろな事を一人で背負わなければならない事が不憫に思った事が、今回妊娠にチャレンジした理由の一つでもあります。2回目こそは大丈夫だと思っていたのに。つらいです。

【 相談内容 】

今日、2回目の流産をしました。妊娠9週目に入ったばかりです。
2回目なので、この数日の出血や陣痛を思い起こさせる腹痛、胸の痛みが急に消えた等から冷静に自分自身で流産の予想をしていました。
でも、実際に起きると悲しくて、そして今回が最後の妊娠だと決めていたので寂しくて。

私には今年4歳になる子どもがいます。
この初の妊娠時には、実は精神上非常に苦しい経験をしていたにも関わらず、何のトラブルもなく出産し、産まれた子は発達も順調、大変良い子に育っています。

夫や私の兄弟に子どもが出来る可能性が低く、私達夫婦も40代となり、このままでは将来、この子が一人でいろんな事を背負わなければならない事が不憫に思った事が、今回妊娠にチャレンジしようと思った理由の一つでもあります。
でも、実際は、第一子を得てから感じている幸せをもっと増やしたい、もう一度、今度は穏やかな妊娠と可愛い赤ちゃんを抱っこしたい、そんな単純な自分勝手なエゴから突き動かされたのかもしれません。

でも、結果は半年で2回の妊娠と初期流産。2回目こそは大丈夫だと思っていたのに。。もう年
齢的に次の妊娠は考えていません。つらいです。。

【 回 答 】

ほのか様
この度は、哀しみの最中につながりをいただき有難うございます。

その後、ご体調はいかがですか?
9週間という限られた時間でしたが、ひとつのいのちが宿り懸命に生きた母体であるほのか様のお身体が整うまでには、相応の養生をされて良いのだと思います。

4才になられたお子様のご出産は、ほのか様にとって、価値観を大きく変える程のライフイベントだったのですね。
「精神上非常に苦しい経験」をされていたというお言葉から、ほのか様がいのちの誕生から受けた深い、深い感銘が伝わってくるようです。

今回、いのちとのお別れの予兆を感じていらしたとのことです。それは、いのちとの対話の時間であったことでしょう。小さないのちは、きっとママが見守ってくれていることを感じ続けていたことでしょう。
4才のお子様にきょうだいをーと願っての妊娠へのチャレンジ。しかもいのちとのお別れという哀しい経験をされても尚ー。
ほのか様は、「穏やかな妊娠と可愛い赤ちゃんを抱っこしたい」と願っていらしたとお気持ちをお聞かせくださいました。そのお気持ちは、お空に帰ったお子様たちにも伝わっていることでしょう。
それは、「単純な自分勝手なエゴ」でしょうか?それは、いのちの誕生に出会ったからこそ実感できる、心の奥底から湧き上がるような「母の想い」なのではないでしょうか?

ほのか様がきょうだい児をーと切実に思う程、ほのか様のご家族を取り巻く環境は、期待や責任が交錯する複雑さをはらんでいるのかもしれません。しかし、それはほのか様のお子様だけで担いきれるものでもないかもしれません。
むしろいのちの重みを知る母であるほのか様と共に生きる、これからの時間の中で、今はまだ小さなお子様がさまざまな方たちの力を得ながら、社会で「生きる」力をつけていくことは、とても大きな可能性をもっていると感じます。子育ちは親育ち。その喜びを知るには何年も何年もの時を重ねることになると思いますが、新たな価値観の創造の日々であることでしょう。

ほのか様は3つのいのちのお母様。
医療の手を離れた今は、私たちはいのちの言葉で愛しいいのちのお話しを致しましょう。
「つらいです」。とても自然なお気持ちだと思います。同じ経験をした方たちと、そのお気持ちをわかちあいたい時は、そのような場につながり、幾度も幾度も気持ちを言葉にしてください。
どうぞ、ご自分をお大切に。

相談者:ほのか様
回答者:田村芳香

色々な状況と事情により流産してしまいました。精神不安定が続いております。この不安定を少しでも落ちつかせ、いなくなってしまった自分の子を心から受け止め大事に想って過ごすためには、今は何から始めたらいいかわかりません。

【 相談内容 】

4ヶ月前に色々な状況と事情により、流産してしまいました。
今現状も精神不安定が続いております。
身体が疲れてる時、気が緩んでいるに襲われる自責の念、思慕の自己の気持ちで心が揺れ動き感情制御ができなくなります。

また、職場の妊婦の方が話す内容を聞きお腹を見る際に「子が順調に育って育って産める環境がある事、周りが祝福して仕事の業務内容も優遇されている事に気づく事もなく感謝せず、その事を幸せな事だと感じていない」姿を見ると、自分の体と心のバランスが取れなくなり、力が入らなくて動けない程、泣いてしまいます。

また、世間的に流産した事は黙ってなさい。などの子持ちの女性上司の方に言われた心無い言葉が心の中で響いて 子に対する思慕の心が戦い、夜になると涙が止まらなくなります。

若年性更年期のための女性ホルモン剤を飲まなければ生理がこない身体ですが、飲む気になれません。
この不安定を少しでも落ちつかせ、いなくなってしまった自分の子を心から受け止め大事に想って過ごすためには、今は何から始めたらいいかわかりません。
良いアドバイスがありましたら、教えていただけると幸いです。

【 回 答 】

ふみさん、メール拝受しました。ご返信が大変遅れまして、本当に申し訳ありませんでした。

お気持ちがまだ不安定になっているのですね。
本当になんと申し上げてよいか、言葉が見つかりません。

今の悲しみに加え、日常生活のさまざまなことがふみさんの心身にダメージを与え、さらにつらさを増しているのですね。

今のふみさんの感じる感情はどんなものでしょうか?
おそらくはグリーフと呼ばれるものに近いと思います。

グリーフはさまざまな側面があります。悲しいという感情だけではなく、世界(他人)あるいは自分に対する不信感、身体的な疲れ、あるいはおっくうになったり、感情が高ぶって攻撃的になったりなどの行動がある人もいます。

グリーフがあるときには周囲のサポートや理解が必要になります。
ただ,世の中にはこういう話を否定的に考える人もおり、そういう人は心ない一言を発することもあります。ふみさんの女性上司の一言がふみさんの心に突き刺さってしまったのでしょう。赤ちゃんの流産や死産のあとに言われた言葉について、こんな記事もあります。
https://dot.asahi.com/aera/2018050100013.html?page=1

こういう言葉を聞けば、似たようなご経験をお持ちの方の多くは、本当にやりきれなくなってしまうでしょう・・・
ふみさんが、いったいどうすればいいか、わからなくなってしまうのも無理からぬことです。

今どうすればよいか、答えるのはなかなか難しいのですが、今日できることは明日に延ばして、できることはなるべくやらずに過ごしてみてはいかがでしょうか。ご自分のお気持ちをまず第一に過ごしていくことが何より大切です。

何かをしようと思わなくてもいいのです。涙が流れたら、そのまま過ごしてもいいのです。
今はそれだけで過ごしてみてください。

大きな嵐はいつか止みます。いつか気持ちが穏やかになり、また違う日が訪れます。それまでは静かに過ごしましょう。
ふみさんのこころが穏やかになりますように、心から願っております。

相談者:ふみ様
回答者:富田 拓郎

胎児スクリーニングで口唇口蓋裂が指摘され、大学病院で精査すると、心疾患や他にも様々な症候群を持っているのではないかとのことでした。人工中絶を決断してからも胎動があり、生きたいと言われてる気持ちになりつらくてたまりません。

【 相談内容 】

19wの任意で行われる胎児スクリーニングで口唇口蓋裂が指摘されて、大学病院に回されました。
大学病院に行き精査して頂くと口唇口蓋裂、顎裂、そして心疾患を指摘され翌日から入院してもう少し丁寧に見せてほしいと言われました。

翌日見ていただくと心疾患がやはりあり、口唇口蓋裂、顎裂も重度(あまりここまで綺麗に裂けているのは見たことがないと言われました)そして問題の心疾患はファロー四徴症を始めとして、あるべきところに血管がない、心室が左右反対に肥大、肺につながる血管は閉鎖、心室に穴、と次々に指摘されそのほかにも染色体異常を始めとして様々な症候群を持っているのではないかということでした。
病名は強いていうのであれば「口蓋心顔面症候群」とつけられました。医師に予後を見据えてでも妊娠継続をするか、それとも羊水検査をしてから妊娠継続を決めるか、それとも検査せず人工中絶をするかを翌日までに答えを出してほしいと言われました。

私たちはこんなに病気を抱えて生まれてきても治してあげられる保証はどこにもないこと、産まれてきても運動制限などを強いて難度の手術に耐えさせて生きることに幸せを与えてあげられるのかを真剣に考え、人工中絶を選びました。

でも、決断してからも胎動があり、日に日に胎動が強くなり生きたいと言われてる気持ちになりつらくてつらくてたまりません。いっそのこと一緒に死んでしまいたいと毎日考えては泣いてしまいます。
そして、突発的な病気で遺伝性ではおそらくないと思うということですが、本当に次の妊娠がいつか叶った時に同じようなことが続いてしまわないか、考えてしまってどう気持ちを前向きに向けたらいいのかわからないです。

月曜日から入院をして出産することになります。産声のない命の終わりに向けた出産を考えると叫んでしまうほどつらくてたまらなくなります。今でもこの選択が正しかったのか毎日胎動を感じるたびに考えては苦しいです。
遺伝カウンセリングを次回の妊娠前に受けるべきなのかも悩んでいます。不妊治療(体外受精)までして授かった命を自らの決断で絶ってしまうことが余りにも矛盾していてそれも苦しくて。毎日わたしだけ朝が来ることに苦しくなります。赤ちゃんにはもう直ぐこなくなる朝が私にだけ。

みなさんどう立ち直られているのでしょうか。前向きになるまでどれだけの日数がかかっているのでしょうか。
忘れたい為ではないですが、失う間際の今でも次の妊娠に進みたくて次のことを考えて自分がひどい母親だと思っています。この子のことを忘れたわけでも消し去りたいわけでもないです。でもやっぱり赤ちゃんを手に抱きたいのです。全てのことにおいて罪悪感がいっぱいです。でもそれだと決断したのに赤ちゃんが報われないですよね。まとまらない文章ですみません。

【 回 答 】

かなさん、相談内容拝見しました。月曜日に入院されると書かれていましたので、その前に何かお伝えできればと思い、専門家のアドバイザーでありませんが書かせていただきました。

私は流産の経験はありますが、かなさんの状況とは違いますので、気持ちが分かるというような事は言えません。でも、かなさんの状況を読みながらお気持ちを想像し、少しでも気持ちを寄せることができるのならと思っています。

大切な赤ちゃんとの別れを自分で決断しなければならないことは、親にとってなんと苦しく残酷なことでしょう。

今までに、赤ちゃんとのお別れを選ばれたお母様とお話しする機会は沢山ありました。皆さん、何故自分だけが生きているのかと苦しまれていました。お母さんですから、我が子の命を優先したいに決まってます。その中で、選ぶしかなかったその道を、我が子がいない道を歩かなければならないのは、どんなに苦しいことなのでしょう。

「みなさんどう立ち直られているのでしょうか。前向きになるまでどれだけの日数がかかっているのでしょうか。」というご質問ですが、赤ちゃんを無くした悲しみや苦しみは、「立ち直る」とい表現よりも、少しずつ痛みが柔らぐようなもなだと感じています。

忘れることはできませんし、忘れる必要もありませんが、苦しいだけの日々から少しずつ、赤ちゃんへの愛しさで柔らかな気持ちを感じれる日が来ると思います。それがどれだけの時間がかかるのかは人によって違いますのでお答えするのは難しいですが、焦らずそのままの気持ちを受け止めてほしいと思います。

次の妊娠について考えることも悪いことではないので、そのことでご自身を責めすぎないようにしてください。

これから赤ちゃんとお別れる かなさんに何をお伝えできるのか考えてみましたが、うまく言葉としてお伝えできません。それでも、赤ちゃんと過ごせる時間とお別れの時間の中で少しでも温もりのある記憶があってほしいと思っています。

相談者:かな様
回答者:ポコズママの会代表 加藤咲都美

16週で一卵性特有の病気が見つかり、夫婦で話し合った結果、人工中絶という決断をしました。たくさん悩み、たくさん泣きました。赤ちゃんへの罪悪感でいっぱいです。楽しい未来をイメージできません。不幸ばかり考えてしまします。

【 相談内容 】

一週間前に、一卵性の双子を18週で人工死産しました。
16週で一卵性特有の病気が見つかり、病院を転々としましたが、専門の病院でも状態が悪く手術が出来ず、夫婦で話し合った結果、人工中絶という決断をしました。
たくさん悩み、たくさん泣きました。

今、気持ちの整理がつきません。
赤ちゃんへの罪悪感でいっぱいです。
産んであげられなくてごめんねって。

それと同時に、自分の未来が不安で、死について考えてしまいます。
赤ちゃんが亡くなったばかりなのに自分の心配なんて、情けないです。

今回、滅多にない状況が重なり、赤ちゃんを諦めることになりました。
漠然と、このまま不幸が重なるんじゃないか。これから大病を患うのではないか。身近な人に不幸が起こるのではないか。そんな心配ばかり常に考えてしまいます。
楽しい未来をイメージできません。
私は来年生きていられるのか。
死ぬのがこわい。
不幸ばかり考えてしまいます。
どうしたらいいのでしょうか。

【 回 答 】

ゆみさん、メール拝読致しました。
お返事が遅れまして、大変申し訳ありませんでした。

本当におつらい経験でしたね・・・なんと申し上げてよいか、言葉がありません。まだ最近のご経験ですので、今は気持ちが落ち着かないかもしれませんね・・・

罪悪感が強いのは、同じようなご経験をされた方であれば、比較的多くの方が感じることです。
お子さまの生まれることを期待され、大切に思っておられたからこそ、罪悪感が起きるのです。

それだけおつらい状況とお気持ちであれば、ご自分のことを心配することもあります。

自分はずっと不幸なのではないか、自分がダメになるのではないか・・・また、子どもが亡くなったのに、どうして自分の心配をしてしまうのかと感じて、さらに罪悪感が起きてしまうこともあるかもしれません。

ゆみさんのご経験は心の傷、いわゆるトラウマです。
トラウマというと災害や犯罪・事故などと考えやすいですが、流産や死産も大きなトラウマとなることがあります。

こうしたトラウマ的な経験をすると、罪悪感を持ったり、自分の未来が無い感覚を持ったりしやすいとされています。ゆみさんの状態は、これに当てはまるでしょう。
こうした状態は、同じような経験があれば、比較的多く見られるものであり、決して異常ではありません。
そのままにしていても、多くの場合はいずれ軽くなります。

今、どうすればよいかというのは人によりさまざまですが、何よりも今は、休みながら過ごすことになると思います。
今日できることは明日に延ばして、今できることだけで毎日を過ごしてください。

こちらに相談メールを送るのも大変だったかもしれません。
知って頂きたいことは、この状態は、必ず回復できるということです。なぜなら人間にはもともとそうした力が備わっているからです。今はご自身のことを一番に考えてご自身を大切に過ごしてください。

ゆみさんに、心安らかな日々と生活がいずれ戻りますことを、心より祈っております。

相談者:ゆみ様
回答者:富田 拓郎

約一年前死産しました。すぐに自然妊娠して安心しましたが、トイレで塊が出て、先生は流産の手術で出すものだと言われました。先生は傷つけないようハッキリもう無理だと言わなかったのでしょうか。不育症の検査も受けるか微妙なところと言われました。

【 相談内容 】

約一年前死産しました。原因不明の39週での死産でした。妊娠高血圧もあり、点滴しながらのお産でした。
それからしばらく痛くてそういった行為もできず、できるようになって自然に妊娠したらなと夫と話していて2ヶ月くらいで妊娠発覚。すぐに自然妊娠して安心しました。ですが初期から前回とは症状が違い全くつわりもなく、胎嚢も小さくと不安でしたしあまり喜びすぎると何かあったとき立ち直れないので毎日何かあるかもと思い過ごしていました。
3日前茶色いおりものになり、濃くなってきたので受診。経過観察するしかないと言うことで帰宅。赤ちゃん一週間で胎芽の姿を見せてくれましたが心拍確認できず。流れたと覚悟して行ったので安心しました。
翌日夕方から鮮血で、夜用ナプキンがだくだくになりました。でもドバドバでているわけでもなく、昨日受診したから様子を見ることにしました。
翌朝トイレへ行くと塊が出てきて、再び病院へ行きました。先生は出てきた塊は流産の手術で出すものだと言われました。ネットを見ると塊出ても生きてたっていう方もいて、エコーでは赤ちゃんの姿は見えなく出血で隠れているかもとのこと。先生は傷付けないようにハッキリもう無理だと言わなかったのでしょうか、怖くて聞けませんでした。なのに子宮収縮の薬を飲むのが怖くて飲めません。
そして、39週での死産、初期での流産。全く違うから言い切れないけど不育症の検査も受けるか微妙なところと言われました。
なんでまわりは簡単に子供を持てているのに、こんなに健康体な私にはそれが無理なんだと悔しくてたまらないです。神様や、亡くなった赤ちゃんが見守ってるよなんて言葉も信じられません。
こんなに怖い思いをするならもう妊娠したくないとも思いますが、やはり子供を持ちたいです。

【 回 答 】

すず様
すずさんは、1年前39週で’いのち’とのお別れを経験され、その後自然妊娠された’いのち’と、今またお別れが…。そして、すぐにポコズママの相談室にご連絡をくださったのですね。
3日間、すずさんにどのようなことが起こり、そのひとつひとつをどのような気持ちで受けとめていらしたかが細やかに伝わります。
昔むかしの出来事のはずの私自身の幾度かの経験と重なることばかりで、その時の気持ちを思い出しました。ドクターの「(もう子宮は空っぽなので、’いのち’の存在の)証拠はない」、「なかったものと思いなさい」という言葉が、永い間、私の心の痛みになってしまいました。(もちろん、私の時代にも、心あるドクターはいらしたとは思うのですが…。)

すずさんは、エコーでの対面もあり、’いのち’が育ち始めていることを確かめることができました。そして、すずさんは、’いのち’が伝えようとするさまざまなサインを受け止め続け、3日間を過ごされました。子宮の中で起こっているさまざまな出来事は、すずさんと小さな’いのち’との協働作業—母と子だけが知る世界ですね。

心音が聞こえず子宮に留まった赤ちゃんは、手術によるお別れになります。私の最初の経験は、このような手術が必要な稽留流産でした。別の経験は、今回のすずさんととても似ています。大量の血液のなかに’いのち’の存在にも気付けずに別れてしまったことの悔いが続きました。時を経て、小さな’いのち’は、自ら子宮を飛び出すことによって、懸命に母のからだを守ってくれたのだと思えるようになりました。

時代が進み、妊娠や出産に関わる医学は急速に進歩をしています。
私の時代にあったらなぁ…と思う情報も多くあるのですが、医学用語で語られる言葉では、意味が伝わりにくいなぁと思うこともたくさんあります。
例えば、「不育症」とその治療については、経験された方にお話を伺った時に、「それは、赤ちゃんに出会うための’希望’の治療なのですね!」と思わずお尋ねしてしまいました。私は、「不育」という言葉から無意識に「何かがダメ」というネガティブイメージを重ねてしまっていたのですね。でも、母体の体質を調べて、それに適した治療を行うことで、母にも子にも安全な出産が可能であることを教えていただきました。ある方は、2度のお別れを経験されて、哀しみの日々のなかで、ふと「不育症」という言葉を思い出されて、自分から医療機関に出向かれたそうです。一方、同じ治療法でも限界があったという方もいらっしゃいました。(お二人とも、それぞれに適した選択をされて、お母さんをなさっています。)
母体の特質はそれぞれに異なっているので、一人ひとりに適した周産期医療が可能な時代になっていることに気付かされました。

ドクターがすずさんに伝えたかったことを考えてみました。「39週まで赤ちゃんが育ち続けた事実があるので、不育症治療が適合しないかもしれないけれど、可能性をひとつひとつ確認していくこともあるのではないか―」。でも、哀しみの真只中のすずさんに冷静に説明できるドクターは多くはないかもしれません。今回、手術はなかったとはいえ、これまで赤ちゃんが育つための準備を整えていたすずさんの子宮が、恢復するまでには、十分な静養の時間が必要です。まずは、検診で健康状況を見ていただいた上で、これからのご相談もできると良いですね。

>やはり子供を持ちたい
すずさんの願いを大切になさってください。
小さな’いのち’とのお別れという哀しみと向き合いながら、新たな’いのち’と出会うためにご自分に適した方策を見出していく。これからは、このふたつの時間を過ごしていくことになるでしょう。

‘いのち’とのお別れの経験者は、決して少なくはありませんが、日常会話のやりとりができるテーマでもありません。もし、すずさんのお近くに経験した人同士が出会える場があれば、つながってみてください。それぞれの経験は異なっていても、突然のお別れを経験した同士だからわかる想いもあるものです。新たな’いのち’と出会う道を歩くための勇気もチャージしていかないと!
それから、新たな’いのちと出会うためにも、ドクター(たち)には丁寧な説明をしていただかなければなりませんね。この旅は、パートナーと手を携えて歩んでいかれますように。

もちろんすぐにお気持ちが整うことは難しいと思います。
しばらくは、すずさんがこれまで経験したことのないほどの感情の嵐が吹き荒れるかもしれません。(私もそうでしたが)経験した方の多くが、「まさかこんなことが」「どうして私(たち)に幾度も」という気持ちに苛まれ、擦れ続けることでしょう。
揺れているように感じても、それは未来に向かう道…。
一日一日を大切に歩んでいかれますように。

相談者:すず様
回答者:田村芳香

結婚前に妊娠が発覚し、やっと覚悟が決まってなんとかうまくやってきましたが8週で稽留流産になりました。心も体もボロボロだというのに自分の性欲が大事な彼。どうして悲しみも痛みも女だけが感じなきゃならないのでしょうか。

【 相談内容 】

結婚する前に妊娠が発覚し、彼は大喜びでしたが私は自分の体の変化に戸惑い、不安が募り心はボロボロ。デリカシーのない彼の言動に幾度となく傷つけられ彼との喧嘩は耐えませんでした。
やっと私の覚悟が決まったとき彼はそんなに辛いなら産まなくていいと言い始めたり、とにかく何度も何度も傷つけられ、泣かされる毎日。
それでもしっかり向き合い自分の気持ちをぶつけ、なんとかうまくやってきました。

ところが8週目になっても心拍が確認されず稽留流産と言われ、手術をする結果となりました。
そんなときも私が大泣きしていると言うのに彼はもう一度検査しないとわからないんだろ?と私に希望を与えようとしていました。
先生に告げられた時点でそんな希望ないとわかっていたから全てを伝えたのに。

麻酔で眠っている間にたった20分くらいで終わる手術とは言えその前までの処置は全て意識のあるうちにやるから痛くて仕方ないし起きてからだって痛いし悲しいし。そのあとも痛みは続くし出血も続く。

体も心もボロボロだというのに私の体より自分の性欲のが大事な彼。
早くエッチしたいなどと平気で言ってくるし私の体に触れてきます。
まだ術後1週間。そんな気になるわけもありませんし、まだ行為をできる段階ではありません。
私の体は大事じゃないのでしょうか。
妊娠中もとにかく性行為をしたがり、私や赤ちゃん、大事じゃないのかって思いました。

どうして悲しみも痛みも女だけが感じなきゃならないのでしょうか。
何をどう伝えれば理解してもらえるのでしょうか。
痛みも苦しみも悲しみも一人で抱えて、我慢ばっかりさせてごめんねと私が謝らなければいけないのでしょうか。
バタバタしてしまって入籍もまだこれからです。
結婚…私は考え直すべきでしょうか。
それすら悩み始めてしまいました。
とにかく辛いです。

【 回 答 】

みこんさん
心も体も悲しみや痛みがある中、ご相談下さりありがとうございます。
女性には、命を育み守る機能と力が授けられています。
その力をどう生かすかは、ひとりひとり違っても良く、「~でなければならない」という決まりはありません。
すべての命は無事に誕生するものではなく、時期に限らず旅立つ命は存在します。
自分の力ではどうにもならないことは、必ずあるものです。
今回、稽留流産という形で新しい命とお別れしましたが、誰のせいでも、何かをしなかったからでも、何かをしたからでもありません。

男性と女性は同じ人間ではありますが、異なることがたくさんあります。
女性が感じる悲しみや痛みなどを、男性がすべて理解することは難しいかもしれません。
ただ、伝えないと伝わらないことはあります。
自分の思いや、やって欲しいことなど、出来る限り具体的に話すことは必要かもしれません。
「わかってもらう」ことは、なかなか難しいものです。
「知ってもらう」よう、自分の言葉で聞いて欲しいことを話すことは大切です。
自分が感じている感情は、自分だけのものです。
他の人が触れられないものでもあります。
自分を大切にするために、自分の思いを伝えることは大切だと感じます。

結婚は、人生の中でも大きな決断が必要なことでもあります。
みこんさんにとって、結婚とはどのようなものですか?
どのようにしたいと思いますか?
人は、体験から多くのことを学び成長していきます。
みこんさんが、どうしたいか?
そこが大切だと感じます。
みこんさんが、自分の人生をどのようなものにしたいのか?
「本当はどうしたいの?」
「本当に、それでいいの?」
自分に問いかけてみることは大切です。

みこんさんが、自分の人生を生きるために、今大切にしたいことを見つけられると良いですね。
心と体の声を聴きながら、みこんさん自身の人生を生きるために、必要となる思いや言葉、時間を、大切にして下さい。

相談者:みこん様
回答者:吉田京子

昨年の12月はじめに赤ちゃんが6ヶ月に入る頃、胎児水腫の為産まれてきても生きられないだろうという先生の診断で中絶せざるをえませんでした。1ヶ月前くらいから徐々にいろいろな事柄に不安に感じはじめ、意味もなく不安になったり、涙がでたり、精神が不安定になっていきました。今も普通にしたいのにどうしても不安定になってしまいます。たまに過呼吸ぎみになったり、いつの間にかこのような状態になりどうしたら良いかわかりません。笑って過ごせる日が早くきてほしいです。

【ご相談内容 】

こんにちは。よろしくお願いします。
昨年の12月はじめに赤ちゃんが6ヶ月に入る頃、胎児水腫の為産まれてきても生きられないだろうという先生の診断で中絶せざるをえませんでした。むくみで狭いお腹のなかで最後まで赤ちゃんは心臓を動かしてくれていました。私自身もひどいむくみがあり、妊娠高血圧症という状態になり生命の危機のなか赤ちゃんを出産致しました。今までに4回の流産を繰り返しており、私は病院に行くのが怖くなり一度も病院に行かずにいました。しっかり病院に行っていたら赤ちゃんは助かったのかもしれないという申し訳なさが今もあります。赤ちゃんを亡くして、私自身も血圧が正常に戻り、弱っていた筋力も回復しだし、笑顔も出せ、今年の2月から仕事も復帰して心も体も普通になりつつあるかな?と思っていたのですが、1ヶ月前くらいから徐々にいろいろな事柄に不安に感じはじめ、意味もなく不安になったり、涙がでたり、精神が不安定になっていきました。今も普通にしたいのにどうしても不安定になってしまいます。たまに過呼吸ぎみになったり、いつの間にかこのような状態になりどうしたら良いかわかりません。笑って過ごせる日が早くきてほしいです。どうぞよろしくお願いいたします。

【 回答 】

きぬよ様
昨年の12月に大切なお子さんを亡くされ、お辛い思いをされていたのですね。そのような中、お仕事も復帰され、随分と頑張っていらっしゃったことと思います。早く元気にならないと、と頑張られていたのですね。そのきぬよさんの頑張りを想像するだけで私まで胸が張り裂けそうです。これまでにもお子さんを亡くされた経験があり、今回もお子さんを亡くされてどれほど苦しく、辛い時間を過ごされてきたことでしょうか。お子さんを亡くされたお母様は、自分のせいで、とどうしてもご自身を責めてしまいます。医療者や周りの方から「お母さんのせいではありませんよ」と言われても、自分を責めてしまいます。私もそうでした。きぬよさんを「お母さん」と呼び掛けさせていただいたのは、きぬよさんはお子さんのお母さんだからです。それほどお子さんのことを大切に思い、慈しまれていたのです。お腹の中でお子さんを亡くされた方の中には、3か月~半年くらい経ってから気持ちの落ち込みなどを経験される方がいらっしゃいます。きぬよさんはたまに過呼吸気味になったりすることもあるようですので、もし、食事が喉を通らない、何もする気が起きないなどの日常生活に影響がでるような状況がありましたら、直接お話できて、きぬよさんの辛さを受け止めてくださるところに伺った方が良いかもしれませんね。一度元気になったかな、と思えても、また落ち込んだり・・・ということを繰り返すかもしれません。早く元気にならなくちゃと思わないでください。きぬよさんのありのままの気持ち、ありのままの思いを表現することが一番大事です。また、伝えたい思いがありましたらいつでもご連絡ください。

相談者:きぬよ様
回答者:寺田由紀子

彼氏との間にできた子供を早期流産でなくしました。この先どうしたらいいか分かりません。一瞬でも来てくれた我が子に感謝して先に進みたいのですが全く進めずにいます。

【ご相談内容 】

彼氏との間にできた子供を早期流産でなくしました。年下の彼氏は妊娠を知って仕事を始めて結婚してくれる予定でしたが心拍も確認できないまま流産となってしまい妊娠の報告を誰にもできないまま流産の手術が行われました。彼は結局仕事もせず結婚もしてくれず流産後少したったら何もなかったかのように浮気をし終いには束縛に耐えられないと別れを告げられました。流産で精神的に不安定だった私はこの事がきっかけで精神科にかかるまでになってしまい、後日彼と話をしたところ勢いで言ってしまったやっぱり一緒に居ようと言われ弱い私はそんな彼とでも一緒にいる事にしましたが結局彼を信用できず一人のときは不安症に悩んでいます。先の見えない不安、また浮気されるのではと思うと怖くて普通にしていられません。仮に浮気されなくても仕事もせず好きなことやっている彼を見ているとなんで普通にもとの生活が出来るんだろうと思ってしまいます。しかし彼といると精神的な症状は落ち着いていて彼も私が辛い状態なのを分かってくれていないようです。この先どうしたらいいか分かりません。一瞬でも来てくれた我が子に感謝して先に進みたいのですが全く進めずにいます。

【 回答 】

まるちゃん様
最初にお子様のためにお祈りさせていただきます。良く、母性はお腹に子供が来てくれた時に、父性は生まれてからと言われます。私が死産を経験した時も、母である妻とは悲しみも違うなと感じました。その時の私は子供のことをというよりも妻のことを守りたいという気持ちが強かったです。ポコズカフェに参加してくださる男性のお話を聞いても、守りたいという気持ちの方ばかりです。まるちゃん様の彼氏さんはいかがでしょうか?結婚しているしていないの違いはあれども、文面からは心配していることすらも感じられません。本当に大切に思っているのかな?と感じてしまいます。そして今のまるちゃん様の状態をお子様はどのように見ていると思いますか?お母さん幸せそうだな?と思っていると思いますか?お子様は一時でも一緒にいたお母さまの幸せを願っているといわれます。そして、まるちゃん様にできることは、その願いを叶えること。つまりはまるちゃん様が本当に幸せになることです。まるちゃん様ご自身にとって、どうすることが幸せなのかしっかりと考えてください。おのずと道が見えると思います。後は、勇気をもって一歩を踏み出していただけたらと思います。お子様のため、そしてまるちゃん様の幸せのためにお祈りさせていただきます。

相談者:まるちゃん様
回答者:遠山玄秀

不妊治療の末、やっと妊娠をしたのですが、妊娠24週で原因不明の死産になり、娘を出産しました。死産後は自分の気持ちがどうなるかと思ったけれど、少し前を向けた自分が、また後ろ向きになっていてどうすれば良いかわかりません。

【ご相談内容 】

不妊治療の末、やっと妊娠をしたのですが、妊娠24週で原因不明の死産になり、娘を出産しました。死産後は、仕事も退職し、4ヶ月ゆっくり娘との時間を過ごしました。職場の理解もあり、元の職場に復帰して、2ヶ月間は何とか今まで通り働けていました。新年度になり、死産から半年経ち不妊治療も再開したのですが、気持ちが仕事に向かなくなり、申し訳ない気持ちが大きくなってしまい、退職して治療に専念するかどうか悩んでいます。せっかく仕事復帰できたのに、また死産後の自分に戻るのも怖いし、年齢的にも今不妊治療を続けていかないと後悔もしそうで怖いです。死産後は自分の気持ちがどうなるかと思ったけれど、少し前を向けた自分が、また後ろ向きになっていてどうすれば良いかわかりません。

【 回答 】

ベビママさん、メール拝読しました。お返事が遅れてしまい、本当に申し訳ありません。
この度は、本当に大変なご経験でした・・・なんと申し上げてよいか、言葉がありません。謹んでお悔やみ申し上げます。不妊治療の末のご妊娠であれば、おつらい気持ちはなおのこと強いでしょう・・・どのくらいのグリーフかというのは個人差があり、一言では言えませんが、だいたい半年から1年くらいと言われています。しかし一度グリーフが収まった(ように見えても、その)後に、ふたたびグリーフが起きることがあります。これを遅れてくるグリーフと呼ぶこともあります。不妊治療は単独でも心理的負担が大きいので、グリーフと重なると、さらに大きなものとなる可能性があります。流死産の場合は、「まったく考えてもいなかった」ことであり、この意味ではトラウマに近い意味を持ちます。つまり、今回は不妊治療、トラウマ、グリーフと三つの大きな出来事が重なったのと同じです。これだけ強い衝撃であれば、日常生活に影響する可能性があります。亡くされた直後にしばらく休んでいたとしても、その後の不妊治療の再開で、グリーフがもう一度ぶり返すこともあります。今は、今日できることを明日に延ばして、ちょっとペースを落としてみてはいかがでしょうか?頭では回復したと思っていても、身体がついていかないこともしばしばあります。ベビママさんにお目にかかったことがありませんので、断定することはできませんが、もしかするとそういうこと(不妊治療の負担)が、今回の背景の一つだったのかもしれません。どんな辛いことでも、人間は必ず向き合い、対処することができます。今はうまくいかないように思えても、このことを忘れないで欲しいのです。なぜなら、人間には回復する力が備わっているからです。ペースダウンしても大丈夫。またいつか元に戻れます。ベビママさんのお心が穏やかになりますことを心よりお祈り申し上げます。

相談者:ベビママ様
回答者:富田拓郎

36週で第一子を死産しました。臍帯付着異常とのことでした。前日までは動いていたのに、その時に異変に気付いてあげられなかった自分に後悔が募ります。娘が一人で静かに亡くなってしまったことが悔やまれ、申し訳ない気持ちになります。

【 相談内容 】

先日36週で第一子である娘を死産しました。臍帯付着異常とのことでした。
臍帯が胎盤の外についており、栄養が行き届かなくなったのが原因でした。

胎動が無いことに気付き、受診した時にはもう心臓が止まっていました。
前日までは動いていたのに、その時に異変に気付いてあげられなかった自分に後悔が募ります。
そして、私自身には傷ひとつ残らず、痛みもなく、娘を産んだ時にも初産にも関わらずすっと出てきてくれて、私だけが元気で、娘が一人で静かに亡くなってしまったことが本当に悔やまれ、申し訳ない気持ちになります。

臨月近くまで私のお腹で頑張ってくれた娘は、私のところに来てくれて良かった、幸せだったと少しでも思ってくれていたか、できることなら娘に聞いてみたい、夢でいいから一目会いたいと毎日思ってしまいます。

私を心配してくれている周りの人の気持ちを思うと、弱音を吐いてばかりもいられず、少しずつ日常生活に戻りつつありますが、一人になると、思い出して泣いている毎日です。周りの人には言いづらい私の気持ちを誰かに聞いてもらいたくて、書き込ませていただきました。
悩みとも言えず、まだ何を話したいかもまとまらない状態なのですが、同じような体験をされた方に聞いていただければと思います。
よろしくお願いします。

【 回 答 】

ゆみ様
メールは読ませていただきました。

お腹にいる大切な娘さんとご一緒に過ごされた日々は,ゆみさんにとってだけでなく,娘さんにとって安心できる,幸せな日々であったと思います。
なぜならお腹の中は外の世界と違って,温かく,心地の良い,そして愛情の感じられる安心できる場所だからです。
ゆみさんを選んでこの世にいらした娘さんですので,きっと一緒にいられる時間は限られていることも分かってお腹の中に来られたのだと思います。
ある意味与えられた時間は運命であり,誰のせいでもないことを心にとめていただければと思います。

私が産婦人科で出会った,ゆみさんと同じ経験をされたママさんたちも,あの時ああすればよかった,こうすればよかったと考えておられました。
考えることも泣くことも,悲しむことも,大切なことであり,一方で少しずつ日常に戻っていくことも大切なことなのだと思います。

お腹からすんなりでてきてこられた娘さんはきっとママに苦しまずに,私に会ってほしいという思いだったのではないかなと思います。
ママありがとうと言っていると思いました。

言葉にすることも大切なことなので,またいつでも連絡をください。

相談者:ゆみ様
回答者:神前 裕子

稽留流産で自然排出しました。不妊治療の末ようやく宿った命でした。付き添ってくれた夫も単身赴任先に帰り、突然涙が出てきました。それからはスイッチが切り替わるように突然悲しくなったり攻撃的になったり。自分の心がわかりません。

【 相談内容 】

2週間前稽留流産の診断を受け、数日前に自然排出しました。
9週目5日、それまで順調に育っていて、本当に急な事でした。

2週間悲しみはあったもののつわりも酷く、排出時も緊急入院になる程の激痛と出血でしたので、心のどこかで自分を優先する思いがあったのだと思います。
朦朧としている間に看護師さんが回収してくださったので、私自身は赤ちゃんの姿を見る事なくはじめての妊娠が終わりました。

単頸双角子宮と診断され、2年半の不妊治療の末ようやく宿った命でした。
退院時仕事を休んで付き添ってくれた夫も単身赴任先へ帰りひとりになってしばらくして、突然涙が出てきました。
それからはスイッチが切り替わるように突然悲しくなったり攻撃的になったり。
友人も見るTwitterに悲しみの気持ちを連投してしまい、自己嫌悪に陥り1日経って消しました。

何で誰も私を助けてくれないの、と理不尽な感情が湧き上がり、やがてこうやって人の気持ちも考えず自分の感情ばかり吐露してしまう私は誰からも必要とされていないのではないか、死ぬべきではないかと深く考えるようになりました。
しかしそういった気持ちも突然スイッチが切り替わるように霧散してしまいます。

自分の心がわかりません。
亡くなった赤ちゃんへの悲しみよりも自分の辛い経験に誰かに同情してもらいたい気持ちが強い気がして、どうしようもない人間だと思います。
私が子供のような人間だから、人の気持ちがわからないから、母親になる資格がなかったから赤ちゃんは私のお腹から去ってしまったのではないか、子宮奇形での妊娠リスクを甘く見ていたのではないか。
線香をあげ赤ちゃんにかける言葉は「ごめんね」しか思い浮かびません。

結局自分本位な妊娠だった、薄情な親だったのではないかと自責の念が浮かびます。
こんな文章しか思い浮かばない時点でやはり私はどうしようもない人間ではないかと…。

私はおかしいでしょうか。
どうすれば強くなれるでしょうか。
夫は悲しみの中立派に仕事をしているのに、スイッチが入ると何の配慮もなく「死にたい」「辛い」と自分本位なLINEばかり送ってしまいます。

しかしその時はそれがおかしいことに気づきません。
今回の妊娠にかかった費用も高額で、通院のため仕事も辞めさせてもらっていたため、夫のお金を食いつぶしてしまった感覚も拭えません。
いろんな感情が押し寄せてきて一人で抱えきれず、かといって話し相手は単身赴任先にいる主人しかおらず。

もうどうしていいかわかりません…。
頭がどんどんおかしくなっていくような気がして、思い切ってこちらのサイトを使わせていただきました。
読みづらい文章で大変申し訳ありません。

【 回 答 】

マリーさん
哀しみの真只中で、お気持ちをお聞かせくださって有難うございます。
マリーさんに起きた出来事、ご心情が深く伝わって参りました。

私の稽留流産の経験からは、長い時が過ぎましたが、マリーさんの経験をお聞きするうちに、8週目で心音が聞こえなくなり、それから2週間後に手術でお別れをするまでの日々が蘇って参りました。時代は大きく変わり、’いのち’と出会うための医療技術も急速に進化していますが、’ママ’の哀しみに変わりがないことに気付かされます。
よろしければ、ご一緒にマリーさんの出来事やお気持ちを振り返らせてください。
ここからは’医療’の言葉ではなく、’いのち’の言葉でお話をさせてください。

今、マリーさんは’いのち’とのお別れという哀しみの真只中。
嵐の海を漂う舟のよう―こころの嵐が吹き荒れることは自然なことです。
今までに経験したこともないような激しい感情が、マリーさんのこころを揺さぶります。
共通の経験をした方の多くが直面する心情です。
このような嵐の中で、「ポコズママの会 WEB相談室」にお気持ちを打ち明けてくださったマリーさんは、とても聡明な行動ができる方であることが伝わります。
「聴いて!」とサインを出すことは、とても大切なことだと思います。

マリーさんのパートナーは、単身赴任中でいらっしゃるのですね。
哀しみを身近にわかちあう人がいない、その寂しさはいかばかりか―。
今回、マリーさんとパートナーを’ママ’と’パパ’としてひとつの’いのち’が誕生されました。
その’いのち’と出会うまでに、長い時をかけて来られたのですね。
医療と繋がることで、マリーさんの子宮は形態に特徴があることがわかり、医療の技術を得ることで妊娠への道が通じることを信じて、努力を続けてこられます。(その意味で、私は、’不妊治療’と呼ばず、希望に向かう’妊娠治療’と言わせていただきます。)
2年半の歳月は、いろいろな出来事や決断の連続だったことでしょう。’妊娠治療’の選択は、マリーさんとパートナーの希望が一致しなければ踏み出せなかったことであると思います。今はお仕事の都合で離れて暮らしていますが、緊急事態には駆けつけ、寄り添って同じ時を過ごすことができるご夫婦です。

妊娠9週—それは、エコーで出会う’いのち’。
ようやく心音が聞けたという頃でしょうか。

ひとつの’いのち’が時々刻々生き続ける旅路を、私たちも最新科学の情報で知ることが出来る時代になりました。
マリーさんの子宮は、胎盤を通して、栄養や酸素を’赤ちゃん’に届け、「ミクロの会話」を重ねながら’いのち’を育み続けたのです。
それは、本当に’奇跡’のような時間—。
でも、「まさかこんなことが—」という、突然のお別れ。
続くつわり、激痛と出血は、子宮の中の’赤ちゃん’がその生涯をかけて、マリーさんの子宮を守り続けた証です。手術という方法ではなく、自然なお別れで、少しでもマリーさんの子宮を守れますように。未来のきょうだいが居心地よく暮らせますように—と、そんなメッセージが伝わってくる気が致します。

‘赤ちゃん’との突然のお別れを経験した直後、私たちは、原因を探りたいという気持ちに突き動かされます。自分を責めることでしか、このお別れの意味を見出せないような気持ちに襲われます。
それは、母としてのこころの悲鳴—自然な感情であると思います。
でも、ひとりで抱え続けるには重すぎる、複雑な感情です。
マリーさんは、言葉にすることは難しいことも多い、このような深い感情を言葉にして表出することができる方です。

いつになったらおさまるのか…その道程はひとりひとり違っています。
もし、マリーさんが、共通の経験をした人と哀しみをわかちあいたいという気持ちがある時は、住む街のほど近くにそのような場があるようでしたら、どうぞ、仲間と共に気持ちを言葉になさってください。幾度でも―。

「死にたい」「辛い」。
死にたいほどの辛さを受け止めてほしいという感情は、時に理性を越えた言葉を発します。
パートナーへの深い信頼があるからこその言葉にも思われます。
LINEが届くことは、今もマリーさんが生きている証。
パートナーは、懐深く、マリーさんの心情を受け止め、社会生活を営むことができる力のある方ですね。
実はパートナーも’いのち’とのお別れに深く傷つき、妻や子のために何ができるのかを問い続けているものです。
自分のことで精一杯のパートナーですと、子どもとのお別れや揺れ続ける妻の傍らにいることさえ、耐えることができない人もなくはありません。

感情の嵐が吹き荒れる今—マリーさんとパートナーは、ひとつ舟にパートナーは静かに櫓をこぎ続け、悲嘆にくれるマリーさんの傍らで見守っているイメージが、私には湧いて参りました。
これまでマリーさんたちは、共に働きながら、医療の応援を得て、親になる希望に向かって歩まれました。マリーさんの通院を優先するために、パートナーが生計を担う選択をなさいました。「費用も高額で」。そうだったのですね。
それは、お二人の’いのち’が宿り、9週間育ち続けるために必要なことだったのではなでしょうか。
そして、その’いのち’は9週間で心音を停止しましたが、2週間に渡り、マリーさんの子宮を元通りに整えていく大仕事をやり遂げました。

素敵な’ママ’’パパ’—ありがとう。
お二人の’赤ちゃん’からそんなメッセージが届いた気持ちが致します。

昨今の妊娠・出産は、医療技術の手助けを得ながら進んで参りますので、多くが’医療’の言葉で語られていきます。でも、子宮の中で育っていた’いのち’の物語は、’ママと’’パパ’だけが知っています。今、この日本では、戸籍に載らない’いのち’のことは、他者に気付かれることがありません。腕に抱く子がいなくても、ひとつの’いのち’の親であったことを伝える場がありません。マリーさんの哀しみのなかには、’いのち’とのお別れだけではなく、この社会がすべての’いのち’を尊重しあうことを知らないのではないかという嘆きが、新たに滲んでいるかもしれません。
でも、絶望しないでくださいね。
すべての’いのち’を尊重しあう社会は、その大切さを知る人たちが、新しく創造していかなければならないものなのではないかと思うのです。

「ごめんね」。
マリーさんのお気持ちは、お空の赤ちゃんに届いていることでしょう。
ご無理はなさらず、ありのままの言葉でお話ください。
でも、安心してお話できる安全な環境で―。
いつかマリーさんからも「ありがとう」という言葉がこぼれだすかもしれません。

マリーさんとパートナーは、ひとつの’いのち’のママとパパ。
そして、いのちのかけがえのなさを知る人。
ご自分を大切に生きて続けてください。

相談者:マリー様
回答者:田村芳香

絨毛検査でトリソミー21陽性が確定し、悩みに悩んだ結果、15週半ばで人工死産しました。夫は寄り添ってくれていましたが、数日前からイライラしているように感じ、夫に距離を置くようになってしまいました。

【 相談内容 】

顕微授精で1回目の移植では初期流産し、その時は落ち込んだものも、その後前向きに2回目に挑戦することができ、今度は順調な経過だったため、今度こそと思い楽しみにしていたところ、11週のエコーで頸部浮腫を指摘され、その後絨毛検査でトリソミー21陽性が確定し、悩みに悩んだ結果、15週半ばで人口死産しました。3週間前のことです。

最初は、夫はとても寄り添ってくれていて、悲しい中でも悲しみを分かち合うことのできることが大きな慰めになっていたのですが、数日前から私に対してイライラしているように感じ、私はそんな様子の夫に距離を置くようになってしまいました。

誰も私の気持ちは分かってくれないんだ、とひとりぼっちの気持ちで、彼のためにも、私なんかもう存在しない方がいいんじゃないかとまで思ってしまいます。こんな風に思うのは初めてです。本人に聞くと、怒っているわけではなくて、無力感から疲れているだけだと言います。
私は仕事には2週間前から復帰したのですが、一日中大丈夫なフリをしているため、家に帰って夫といるとほっとしていたのですが、数日前からは家にいるのも辛くなってしまいました。

昨日は出産から3週間目でした。
毎週、亡くした子のためにケーキを作ったり、お花を買ったり、お墓に行ったりしていたのですが、昨夜は夫が用事で不在だったこともあり、あまりに惨めな気持ちをごまかすためにお酒を酔っ払うまで飲んで、泣きながら寝てしまいました。
日記のように毎日書いていた赤ちゃんへの手紙も、書けなくなってしまいました。そのことも、子どもに申し訳なくて悲しいです。数日前までは、毎日、失った子に大好きな気持ちを伝えて、時間とともに少しずつでも前を向いていこうと思っていたのに、もう今はぐちゃぐちゃで、惨めで寂しい気持ちしかありません。なんの気力も無くなってしまいました。
こんな相談されても困るかもしれませんが、誰かに聞いてもらいたい思いで送らせていただきました。私はどうしたらよいのでしょうか。

【 回 答 】

ナオくんのママさん
様々な思いで心が休まらない時期に、ご相談くださりありがとうございます。

残念ながら、授かった命と確実に会える確率は100%ではありません。
お腹の赤ちゃんに、何らかの病気が見つかり、悩んだ末にお別れすることを決める方も多くみえます。
この選択は間違っていないと私は考えています。

赤ちゃんたちは、言葉やわかりやすいサインで、自分の希望を伝えることはできません。
意識していなくても、何の自覚がなくてもママやパパが選択したことは、赤ちゃん自身の希望であると思うのです。

女性にしか、命を授かり育む力はありません。
子宮という臓器を持っているからこそ、感じる思いや感覚があると思います。
女性と男性では、体の構造も持つ力もその役割も異なります。
一人として同じ人間がいないように、同じ思いを抱くことは厳密には厳しいことだと思います。

あなたが今、感じること、思うことは、言葉にしないと伝わりません。
わかってもらうことは難しいかもしれませんが、自分の思いを知ってもらうための行動は必要だと思います。

感情を持つ人間ですから、喜怒哀楽様々な感情を抱きます。
表現方法は人によって異なるでしょうし、違って良いことだと私は思います。

女性は、様々なホルモンの影響を受けて、体も心も変化します。
今あなたが感じている感情も、赤ちゃんとお別れしたことによる体の自然な反応によって起きていることもあるでしょう。
感じてはいけない感情はありません。
誰かに聞いてもらうことだけでも、救われることはありますよね。
あなたはちゃんと自分の思いをここに表現できています。
それは、お空に帰った赤ちゃんにとっても嬉しいことのはずです。
自分の選んだママは、人として、女性として、きちんと感じる感情がある。
そのことを、嫌なことだとは思わないと思うのです。

赤ちゃんに対して、これをしなくては、やらなくては、やってはいけないなど、制限はないと思います。
赤ちゃんに大好きと伝えない日があっても、日記を書けなくても、それで大丈夫。
赤ちゃんは、その体験さえも、嬉しいと思うのです。

あなたは何も間違っていません。
自分が感じる感情で、自分が嫌になることはありますが、それも無駄なことではないはずです。

わかってもらわなくてもいいから、ただ聞いていて欲しいなど、自分が今やって欲しいことを、大切なパートナーに伝えられると良いですね。

相談者:ナオくんのママ様
回答者:吉田京子

39週で女の子を死産しました。4年前にも初期流産をしていたので、不育検査など出来るだけのことをやってきましたが、治療の痛みや副作用に、このままでは心が疲れてしまうと思い、あの子が生まれた日にきた月経を機に辞めました。

【 相談内容 】

昨年の5月1日に39週で女の子を死産しました。
4年前にも初期流産をしていたので、昨年の6月から不育検査をして卵管の手術や腸内フローラの治療、主人の白血球移植など、出来るだけのことをして亡くした子が戻ってきて欲しいという想いでやってきました。

産休中に入っていたため、そのまま仕事も辞め、今から思えば不育治療をする事で心の穴を埋めていたのかもしれません。

年齢も36になり、願えば叶うことなく不育治療にかかる費用と毎月やってくる月経、治療の痛みや副作用にこのままでは心が疲れてしまうと思い、あの子が生まれた日にきた月経を機に辞めました。

主人以外には本音を漏らすことが出来ず、家族にも心配してくれる友人にも、どう本音を出せばいいか、きっとわかってもらえず、言ったことを後悔しそうで時々景色が真っ暗に感じます。
普通に笑い、生活し、きっと周りはもう大丈夫と思ってるだろうし、直後には仕事を休むために心療内科へ2度ほどいきましたが、本音を出すことはできず、心療内科に行くことがストレスで辞めました。

次の子が出来れば報われるなんて思っているうちは、きっときてくれないんだろうな。
生きるってこんなにしんどいことだと痛感しています。だからといって、私が死ねば私と同じ想いを私の家族がする。

どうしたらいいんですかね。

【 回 答 】

咲さま

ご返信が遅れまして、本当に申し訳ありませんでした。
メール拝読致しました。

1年になるのですね・・・これだけいろいろ咲さんも、ご主人さまも一生懸命にやったのに、という深い悲しみが感じられました。それだけのことだったのですから、辛さもひとしおだろうとお察しします。なんと申し上げてよいのか・・・言葉がありません。

不育症の治療でおそらく心理的にも(ただでさえ)、かなり大変だったことと拝察します。加えて、お子さまが亡くなられ、さらに不妊治療を終えるという決断と、二重三重にも辛いことが重なったことで、心身ともに疲れ果ててしまったのでしょう。予想外の事態が起きた後の心の傷をトラウマ、大切な人を失った後の悲しみをグリーフと呼びますが、咲さんの今の状態はトラウマとグリーフが何重にも重なった状態かもしれません。

今の思いを正直に、こうして書いて下さったことに、心からの敬意を表します。そして亡くなられたお子さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

今は死にたくなる程の思いをお持ちなのも、無理もないです。
それだけの経験だったのですから、死にたくなってしまいますよね。
でも死んでしまったらご家族が同じ思いを・・・というお気持ちもまたある。
辛い気持ちが続いてしまいますね。でもそれだけ咲さんはお優しい方なのですね。

今どうしたらいいのかというのは、本当に難しい問いです。
まさにどうすればいいのか、私もはっきりとは言えません。

でもどんな辛い経験があっても、人間には回復する力があります。
どんな経験をしても、回復できるというのが人間です。

なにより咲さんはこのメールを書いて下さいました。なんとかしたいという思いがあるからですよね。ここに何かの意味があるように思います。

これだけ何重のトラウマ、グリーフを経験されたのです。
今は、今日できることを明日に延ばして、休んでみるというのも一つのやり方です。また、トラウマやグリーフの専門家(臨床心理士など)の元を訪れてみるのも
方法です。こうした専門家はトラウマやグリーフにどう向き合うかをよく知っています。咲さんとの相性もあるので、調べてみることをお勧めします。あるいはポコズママの会のポコズカフェのような自助グループの会がお近くにあれば、そういう会を利用することもできるかもしれません。

今は休みながら、エネルギーを蓄えていくということも大切です。必ず、こうした辛い感情から回復することができます。どうかこのことだけは忘れないで欲しいと
思います。

土砂降りの雨でも、いつかは晴れます。晴れる日が咲さんにも訪れますことを、本当に心からお祈りしております。

相談者:咲様
回答者:富田拓郎

昨年8週で流産しました。最初の流産から一年二ヵ月、妊娠することができましが、8週で胎嚢が大きくならず、今度は胎芽も見えません。なんでこんなに自分だけうまくいかないのだろうと思ってしまいます。

【 相談内容 】

20代です。昨年一度妊娠し、切迫流産と診断され8週で流産しました。
手術をしましたが痛くて辛くて悲しくて心が晴れない日々が続きました。

友達はみんな二人目三人目、姉も従姉妹も私より結婚は後でしたがどんどん周りは妊娠して出産していきました。焦りと自分だけなんで…という思いばかりでした。

生理が二回終わった後、また妊活し始めましたが、排卵検査薬が反応しなくなる月がでてきました。仕事が多忙だった為か生理不順になりレディースクリニックを受診しいろいろな検査をすると多嚢胞性卵巣と診断されました。
多嚢胞性卵巣の特徴にあまり当てはまらなかったのでとてもショックでした。
そしてクロミッドを試すことになり、最初の流産から一年二ヶ月、また妊娠することができました。

でもまた8週で胎嚢が大きくならず、今度は胎芽も見えません。
明らかに成長してないので今回もこのままだめになってしまうんじゃないかと思います。

なんでこんなに自分だけうまくいかないのだろうと思ってしまいます。

【 回 答 】

めぐさん、お返事が遅くなってごめんなさい。私はポスズママの会のスタッフをしています。
不妊治療の経験もありますし、流産も2階経験しています。

「なぜ私だけ」と思う気持ちとても分かります。やれることはやっているのに、自分ではどうすることもできなくて、気持ちを持っていく場もなしですし、生理が来るたびに先の見えない生活に苦しくなりますよね。

ご相談頂いてから少し時間が経過しておりますが、その後いかがでしょうか?
めぐさんのご状況がわからない中でお返事するのは控えたいと思いますので、もし、またお話ししたくなりましたらご連絡くださいね。

相談者:めぐ様
回答者:ポコズママの会スタッフ

3年前に死産を経験しました。赤ちゃんには父親がいませんでしたが、幸せな日が待っているとこの日まで思い込んでいました。この気持ちを支えてくれた方としばらくして付き合うようになりましたが、この男性の奥様から裁判を申し立てられ、責められています。ただまっすぐに赤ちゃんに向き合いたい。

【 相談内容 】

3年前に死産を経験しました。
安定期に入ったことろでしたが、なにか胸騒ぎがして受診を数日早めました。看護師の方に『変わりないですか』と聞かれましたが、具体的になにが心配と言うことができず、『はい』と答えました。

診察がはじまりましたが、先生の説明がすぐに返ってこず、、、心臓が止まっていました。心臓が止まって、1週間ほどたっているかもしれないとのことでした。

原因は不明でした。でも、お腹のなかでしんどくなっていたことにも気付かずに、ほったらかしにしたのは私です。助けられなかったのは私です。先生や看護師の方の優しい言葉は本当にありがたかったですが、『お母さんのせいじゃない』という言葉を受け入れることはできませんでした。

赤ちゃんには父親がいませんでしたが、上の子どもたちと私との幸せな日が待っていると、この日まで思い込んでいました。

この気持ちをどう処理すればいいのか分からなかったとき、支えてくれた方がいました。その方と、しばらくして付き合うようになりました。この方は別居中とは言え、家庭のある方でした。知っていましたが、弱い自分を止めることができませんでした。

ある日、この男性の奥様が裁判を申し立てました。私が病院で死産の処置をしたことを調べ、ご主人が亡くなった赤ちゃんの父親だと主張し始めたのです。
私は父親が誰だか知っています。この方ではないことを主張しました。父親でないというなら、カルテを見せろと強要されました。それには、元気に受診していた頃の診察結果から、心臓が止まっていたこと、処置の様子、亡くなった子の写真まで載っていました。
カルテを泣く泣く提出しましたが、これでは父親が分からないから、信じられないと今でも責められています。

亡くなってしまい、DNA鑑定もできないことを利用して、ひどいことを言い続けられ、私の心はボロボロです。

もうすぐ、裁判が終わります。証人尋問で、死産のことを聞かれるが怖くてたまりません。また、尊い命を奥様のお金ほしさに利用されていること、これまでの裁判のなかでカルテなど公開され、ひどく傷つけられたこと許せません。父親を証明できないだけで、私は我慢するしかないのでしょうか。

ただ、まっすぐに赤ちゃんに向き合いたい。
邪魔するものなく、赤ちゃんのことをただただ考えたかった。
裁判が終われば、私の心は本当に休まるのか不安でなりません。

【 回 答 】

ゆうさん

ご相談内容を拝見しました。ポコズママの会のスタッフをしています。

大切な赤ちゃんのカルテや想いを裁判という形で第三者に見せることになるのは、同じく赤ちゃんを亡くした者として辛いことだと思います。

赤ちゃんの存在は本当に尊いものです。関係のない人にその部分に触れられることは苦しいことだと思いますが、お母さんと赤ちゃんの絆は強いです。辛いときは、赤ちゃんに語りかけて、今できることを少しずつ考えていきましょう。

裁判に関しましては、私達ではお伝えできることがなくて申し訳ないのですが、ゆうさんが静かに落ち着いた気持ちで過ごさせる日が来ることを願わせてください。

相談者:ゆう様
回答者:ポコズママの会スタッフ

息子を妊娠6ヶ月で亡くしました。看護師も、助産師もみんな冷たく悲しい入院でした。生きて生まれないから仕方ないとまで言われました。今だに傷が癒えず毎日息子の名前を呼びながら泣いています。

【 相談内容 】

息子を妊娠6ヶ月で失くしました。

ちいさな頃からずっとずっと子供を持つことを夢見ており、待ちに待った、大事なひととの間に出来たかわいい子供でした。
それを、6ヶ月で子宮頚かん無力症で前置破水。感染症が酷く、母体を護るために二日後に出産しました。

産声をあげず、生きて生まれず、遺骨はなく、灰くらいしか残らずに死ぬと散々助産師たちに脅されながら陣痛に耐えて生んだ息子は産声をあげて生きて生まれてくれました。
ほんのわずかな時間の触れ合いでしたが、あまりにかわいくてかわいくて、たまらない。助けてください。わたしの息子を誰か、たすけて、と叫びました。生きているの、お願いと叫びましたが、できないと。

看護師も、助産師もみんな冷たく悲しい入院でした。生きて生まれないから仕方ないとまで言われました。
生まれた息子も、滅菌トレーに入れられており、だっこを、しようにも「悪くなるからあまり触らないで」と言われて早々に連れていかれて触れあえませんでした。
退院も悪露や胸が張ったときの対処など、なにも教えてもらえず、放り出されるように退院しました。

今だに傷が癒えずに毎日夫を詰り、毎日息子の名前を呼びながら泣いています。
前を向かなければならないのにどうしたらいいかわからなくて辛いです。

【 回 答 】

さっちゃん様

大切な息子さんを妊娠6か月で亡くされたばかりのお辛いときにご連絡いただきありがとうございます。
お返事、お待たせして申し訳ありませんでした。

さっちゃんさんに関わった病院のスタッフの対応にあまりの驚きと悲しみの気持ちが湧き上がってしまい、同じ医療者として非常に残念な気持ちでいっぱいになりました。

メッセージから、さっちゃんさんの息子さんに対する深い、深い愛情を感じました。さっちゃんさんの愛情に包まれて、産声をあげて生まれてきてくださった息子さん。
さっちゃんさんは、息子さんにとって最愛のお母さんです。息子さんと触れ合った時間、その時間は短かったかもしれませんが、精一杯の愛情を注がれていたのが「あまりにもかわいくてかわいくて、たまらない」という言葉から伝わってきました。

「前を向かなければならないのにどうしたらいいかわからなくて辛いです」と気持ちを伝えてくださいましたが、「前を向かなければならない」と今は思わなくていいのです。
さっちゃんさんは、息子さんを亡くしたばかりです。大切な、大切な息子さんを亡くしたのです。そんなすぐに前を向けるはずがありません。
今のさっちゃんさんにとって一番大切なのは、十分に悲しむことなのです。

息子さんのお父さんは、さっちゃんさんの母親としての悲しみを受け取め、聴いてくださる方のようでその点はちょっとだけ安心していますが、もしかすると、お父さんとしての悲しみも抱えていらっしゃるかもしれません。そんなときは、ご夫婦で一緒に泣いてもいいのです。

また、何か伝えたい気持ちがあったり、お話したいときには、いつでもご連絡ください。

相談者:さっちゃん様
回答者:寺田 由紀子

44歳で体外受精で妊娠しましたが繋留流産と診断されました。ただただ泣いています。元の生活に戻ることができるのかとても不安です。今回グレードがいちばん良いものを移植したのですが流産となり今後も同じ結果になりそうで怖いです。

【 相談内容 】

44歳で体外受精で妊娠しましたが今週木曜日8週3日で繋留流産と診断されました。
6週後半の時点で心拍確認できず、繋留流産の可能性がでた時点からずっと落ち込んでいます。初めての妊娠でしたがやはり高齢で難しかったのかなと思います。毎日とにかく泣いて過ごしておりもう2週間出社はしておらずさらに休むと思います。

手術せず、自然排出を待つのですがいつどこで始まるか予測できないということで自宅にいます。何もすることができずただただ泣いています。夫はまたがんばればいいと言いますが前向きになることができません。

これから本当に元の生活に戻ることができるのかとても不安です。つわりはなくなりましたがうつ状態なのか胸のつかえがあったり過呼吸気味だったりします。また休んでいる会社のことを思うと罪悪感と復帰後の不安で押しつぶされそうです。

凍結胚は分割胚ひとつ、胚盤胞ひとつで、いずれも42歳で凍結したものです。今回グレードが一番よいものを移植したのですが流産となり今後の移植も同じ結果になりそうでとても怖いです。

今できることは自然排出が無事終わり小さい赤ちゃんときちんとお別れすることだと思うのですがそれが終わったあと本当にすべて終わるようで怖いです。

【 回 答 】

ちゃんこ様
今はどのようにお過ごしでしょうか。

ちゃんこ様は医療の応援も得て、初めての妊娠をなさいました。
宿されたお子様とのお別れの真只中でいらっしゃいます。

>毎日とにかく泣いて過ごしています。
>もう2週間出社することができずさらに休むと思います。

ちゃんこ様のご様子をお聴きしながら、私が繋留流産を経験した時のことが蘇って参りました。
私に宿った初めての子どもと過ごした哀しくて、愛しい記憶です。

「心拍が確認できない」という医師の言葉が遠くの世界から聞こえて、すぐには受け入れがたくて。
赤ちゃんがここに一緒にいるのに、何もしてあげられない。
なぜ? どうして? どうしたら? 自問自答を繰り返し、ただ悶々と、何の試練かと思い過ごす日々。
今は、突然のお別れではなくて、2週間一緒に過ごすことを赤ちゃんが選んでくれたのだと思うこともできます。

最近は人体の研究も進んでいます。
少し前に、小さな受精卵が母体と協力しながら育つ、ミクロの世界の様子をテレビで視聴する機会がありました。
受精卵が着床して、数週間育つ時間の中にある’いのち’の物語―ママを選んでしっかり生きようとしてくれていたことを知り、さらに愛しくなりました。

涙が溢れる日々だとしても、ちゃんこ様はすでにひとつの’いのち’のママ!

>今できることは…赤ちゃんときちんとお別れすること

ちゃんこ様は、ご自分が向き合うべきことをしっかりと理解していることが伝わります。
離別の哀しみは、白黒がはっきりするとか、ひとつの答えが見いだせるというタイプのものとは少し違っているかもしれません。
私は、哀しいことは哀しいと思えることを大切にしてほしいと思います。
私の経験は、繰り返してほしくないと思います。
時代の風潮もあったのでしょうが、「なかったものと思いなさい」という医師のよかれと思っての言葉がけや「そっとしてあげよう」という周囲の配慮だったのか、そのことに触れない日々が重なり、次第に「なかったもの」と思わなくてはならないように過ごしてしまったように思います。
「やはり私は哀しかった。哀しいことを哀しいと言える場がなかった」と気付くまでには、ずいぶん長い時間がかかってしまいました。

小さな’いのち’とのお別れの哀しみは、一人で向き合うには辛すぎることもあるでしょう。
もしお近くに「哀しいいことは哀しい」と話せる場があれば、共通の経験がある人同士の気持ちのわかちあいをなさってください。

今は、嵐が吹き荒れるように、負(マイナス)の感情が溢れる時だと思います。
凪の時を見出しながら、正(ブラス)の面にも目を向けるように、この繰り返しがしばらく必要かもしれません。
感受性の豊かなちゃんこ様ですから、しんどさが身体にもサインとして表れることもあるでしょう。
これは、正(ブラス)の事だと、私は思っているのですが、自分の状態を周囲の専門家にも伝えながら、都度納得の解消をなさってくださいね。
抱え込まず、吐き出すことも大切になさってください。

ちゃんこ様には、待っている’いのち’がおありなのですね。
ちゃんこ様のこころとからだが十分な療養をなさった時には、パートナーの「またがんばろう」という言葉がご夫婦の言葉として語りあえるのではないでしょうか。

一方で砂時計を手にしているような不安があるかもしれません。。
そして、離別の哀しみを繰り返すのではないかという不安を消すこともできないかもしれません。

医学の進歩は目覚ましいですね。
今、この時代に生きていることを’強み’に思えると良いですね。
統計の数値からは○%とマイナスの情報が伝わり、希望を見出すことは難しいこともあるでしょう。
でも、ひとつの家族に、一人ひとりの親に、ひとつの’いのち’にそれぞれの物語があります。
ちゃんこ様とパートナーには、「ひとつの’いのち’の親となる」という希望に向かって歩いていらっしゃいます。
今は、哀しみの真只中ですが、溢れているのは親として、親になったからこその涙です。
ちゃんこ様の親としての人生は、もうはじまっています。

相談者:ちゃんこ様
回答者:田村芳香

第二子を30週で死産しました。「悲しい」以外考えられなくなる時間があります。このままうつ病になってしまうんじゃないかと恐れています。実は一人目出産後、産後うつになりました。アドバイスをもらえると嬉しいです。

【 相談内容 】

7/12に第二子を30週で死産しました。

二週間以上経ちましたが、毎日「悲しい」以外考えられなくなる時間があります。夜は睡眠薬でなんとか眠って、憂鬱な朝を迎える毎日です。
気分転換ができず、好きなことをしても集中できず、すぐ疲れてしまいます。
頭にモヤがかかっている様で、判断力も低下している気がします。
このまま、うつ病になってしまうんじゃないかと恐れています。

実は一人目出産後、産後うつになりました。
我慢し、受診が遅れたため「赤ちゃんを手放したい」と思う程悪化し、治るまでかなり月日がかかりました。
もう二度とあんな思いはしたくないです。

今私は、赤ちゃんを思ってではなく、自分の体調が戻らないことが不安で、悔しく、苛立ち泣いています。
薄情だと思いますが、一人目の子のためにも、絶対にうつ病になりたくないです。
でも、もし悪化して前回同様苦しむくらいなら早めに治療するべきかもと思います。
経験があるので、精神科に抵抗はないのですが…。
このまま自然なこととして、放っておいていいのでしょうか?
何かアドバイスをもらえると嬉しいです。

【 回 答 】

トマトさま
メール、拝見致しました。

本当になんと申し上げればいいのか・・・
今のお気持ち、察するにあまりあるものと存じます。心からお悔やみ申し上げます。

亡くされてからまだ半月あまりということで、グリーフとして考えると、トマトさんと同じような経験をされた方であれば、比較的よく見られるといえるかもしれません。
しかし以前産後うつ病になったご経験があるので、今回の状態がよく見られるグリーフか、うつ病かというのは、お話を読ませて頂くだけでは、まだわかりません。

専門家に面接をして、判断してもらうことが大切になるかもしれません。産後うつ病の可能性も否定しない方がいいかもしれないということです。

産後うつ病については既にご存知かと思いますが、産後およそ2週間以上経ってから起きるとされています。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-03-001.html(厚生労働省)
http://pmh.jp/information/leaflet_mother.pdf(周産期メンタルヘルス学会)

死産・流産の経験があっても産後うつ病になることはあります。こうした経験がよりストレスを強め、産後うつ病につながることもあります。

産後うつ病は再発することがあります。トマトさんは既往歴をお持ちのようですので、是非お早めに専門医のところに行っていただくのがよろしいかとお見受けしました。
以前診てもらった先生に診察を受けてみてはいかがでしょうか?

産後うつ病は必ず治る病気です。どうかこれを信じて、専門家の手助けを得て頂きたいと思います。
トマトさんに心穏やかな日々が訪れますように心からお祈りしております。

相談者:トマト様
回答者:富田拓郎

2回連続を経験しました。寄り添いあいたい夫からのひどい言葉や態度に苦しいです。次の妊娠のプレッシャーも辛いです。気持ちをどこにも吐き出せず苦しいです。

【 相談内容 】

現在、37歳です。25歳の時に帝王切開で1回出産歴があります。
昨年の11月と1週間前に稽留流産をして、手術を2回しています。2回とも自然妊娠です。2回連続で流産を経験した為、精神的にかなり参っており、もしかしたら自分は不育症なのでは?と思い始めました。また前回の出産の時とは相手が違うのでもしかしたらそういう事も関係しているのか?自分の年齢のせいなのでは?と、思っており毎日モヤモヤしています。

それに加え、夫からのひどい言葉や態度が加わり私に対してのいたわりの言葉や行動みたいなのは一切なく2回の流産のショックと共に毎日、涙が止まりません。どこにも自分の気持ちを吐き出す事が出来ずまた1番に甘えたい。寄り添い合いたい夫にそれができない為に苦しいです。

夫は強く妊娠を望んでいて年齢的に焦っていますが私としては焦っている。時間がない。みたいな事を言われるとプレッシャーになり、また2回の流産もあるので夫からのプレッシャーが負担になるのとまた流産するのでは?と言う恐怖で妊娠する事が怖くなってしまいました。

こんな気持ちをどこにも吐き出せず毎日が苦しいのでメール相談させて頂きました。

【 回 答 】

あやママ様

ご相談内容読ませていただきました。ポコズママの会のスタッフをしています。私も過去に2度の流産をしており、帝王切開の経験もあります。流産の悲しみと不安や怖さを抱えながら、次の妊娠を焦る気持ちも自分の時の重ねながら読ませていただきました。

妊娠して無事に出産できるまで不安なお気持ちがなくなることは残念ながらないかもしれません。少しでも不安を減らすために、産婦人科で次の妊娠のご相談をされるのは、あやママさんが嫌でなければ一度行ってみてもよいかと思いました。必要な検査の提案もクリニック側からあると思います。不育症ではないかという不安や、年齢のことなどをお医者さんに相談することで解決できることがあればと思います。

ご主人様に辛い気持ちを受け止めてもらえなく感じている状態は苦しいですね。流産の悲しみは友達などには話しづらいでしょうし、ご主人様に話し相手になって欲しいですよね。ご主人様も次の妊娠を望まれていらっしゃるようですので、次の妊娠の話をしながら、あやママさんというより一般的な話として、「流産後は気持ちが不安定になったり、次の妊娠が怖くなったりするらしいから、もしそうなったら話を聞いてね」とお伝えしておくのはどうでしょうか?

ご主人もどう声をかければいいのか分からなくて、前向きな事を発言したり、励ましているつもりが、あやママさんにとってはひどい言葉に感じられているのかもしれません。流産はとても悲しいことですが、その事で夫婦の気持ちが離れるのはさらに悲しいことです。ご夫婦でお話しできることが望ましいですが、難しければ、同じようなお気持ちの方のブログを読んだり、メッセージを送るなどをしても良いかもしれません。少しでもお気持ちが軽くてなればと願っております。

相談者:あやママ様
回答者:ポコズママの会スタッフ

妊娠13週で胎児に頚部浮腫があると指摘され、染色体異常の可能性があると説明されました。中期中絶を選択し当日診察を受けると、心拍が確認できず、死亡していると言われました。中絶を決めていたのに、胎児が亡くなっていた事がなぜだかとても辛くてたまりません。

【 相談内容 】

妊娠13週で胎児に頚部浮腫があると指摘され、染色体異常の可能性があると説明されました。
浮腫は7㎜以上あるとのことで、表を見せ染色体異常の可能性が65%をこえていると。
医師の説明にはありませんでしたが、その表の死産の可能性が約20%、健常児を出産する可能性が約15%となっているのを見てしまいました。

1週間後に夫と再診に行きました。浮腫は10㎜をこえていると説明され、羊水検査を勧められました。
7㎝ほどの身体で10㎜も浮腫んでいることを考えると素人ながらに、元気に生まれてくる姿を想像できませんでした。夫と相談の末、中期中絶を選択しました。

1週間後の15週に処置の予定になり、処置日当日診察を受けると、心拍が確認できず、死亡していると言われました。
異常を指摘されてから2週間毎日泣いて過ごして胎児にストレスをかけてしまったから亡くなってしまったのか、中絶を決めたから、生んでくれないなら、自ら命を絶とうと思わせてしまったのか、中絶を決めていたのに、胎児が亡くなっていた事がなぜだかとても辛くてたまりません。
異常を指摘されてからの2週間もっと胎児にとって良い環境で過ごさせてあげたかったと後悔でいっぱいです。

【 回 答 】

チビチビ様
お子さんを亡くされたばかりのお辛いときにお気持ちを伝えてくださりありがとうございます。
返信が遅くなり申し訳ありません。

ご主人と一緒に辛い決断をされた、その心中お察しいたします。

チビチビさまは、とてもご自身を責めていらっしゃるようですが・・・責めないでください。
自分を責めないで、という言葉をもしかするとどなたかからも言われているかもしれません。

しかし、自分を責めてしまうのは、チビチビさまが赤ちゃんのお母さんだからです。
私もそうでしたが、母親というものは、わが子に何かあると自分のせいにしてしまうものなのです。
赤ちゃんが亡くなっていたことが辛くてたまらないのも、赤ちゃんに対する愛情からだと思います。
書かれていた言葉から、チビチビさまの赤ちゃんへの深い愛情が伝わってきます。

その愛情を、赤ちゃんはしっかり受け取っていたのではないでしょうか。

辛い決断をチビチビさま一人に任せず、一緒に考えてくれたご主人の存在も大きいかと思います。
赤ちゃんのお父さんでもあるので、ご主人も辛くて悲しい気持ちでいらっしゃるかもしれません。
どうか、その気持ちを一緒に話してみてください。気持ちを分かち合うことはとても大切です。
お二人とも赤ちゃんへの愛情を大切に持ち続けていらっしゃることも分かると思います。是非、お話してみてください。

チビチビさま、季節も移り変わりとともに気持ちが落ち着かなくなることもあるかもしれません。
もし、ポコズママの会のような、話せる場がありましたら参加してみてもよいと思いますが、お近くになかなかそのような場が無い場合は、いつでもご連絡ください。

相談者:チビチビ様
回答者:寺田 由紀子

妊娠10週流産と、30週死産を経験しています。死産から1年が経ち、職場復帰しようと思っていますが、先日訪れた診療内科で言われた言葉がショックでまた気分の落ち込みが激しくなっています。

【 相談内容 】

妊娠10週流産と、30週死産を経験しています。地上に子どもは、いません。
仕事が、妊婦さん赤ちゃんを支える仕事(虐待などにも関わります)なため、とても仕事できる状況ではなく、1年間休職していました。
死産から1年が経ち、職場復帰しようと思っていますが、先日訪れた心療内科で先生に「まあ、生まれた後よりに亡くなるよりは(悲しみの程度は小さいはずだよね。)」と言われ、その言葉がショックで最近また気分の落ち込みが激しくなっています。

心療内科の先生は、いつもの先生ではなく、それでもいいかと思って受診したのが良くなかったのかなと思います。それでも、怒りが止まりません。私の気持ちをたくさん話したのに、心の中で(そんなことでこんなに落ち込んでたなんて、、、)と思われていたと思うと、本当に悲しいです。
その先生は、「性別はわかってたの?」と聞いてきました。妊娠8ヶ月の死産なら、性別も分かってて当然です。写真を見せたら、「あなた、死産なんだよね?」と聞いてきました。死産について、何も知らないんだと思います。思わず先生に、「そういう人がいるから、しんどいんです。私たちも、産んで、抱っこして、かわいい我が子を火葬して、骨になる経験をしているんです。」と強めに言ってしまいました。

夫に話すと「そんな人のために落ち込むなんてもったいない」と言います。その通りだと思いますが、何回も思い出してしまいます。思い出すと気分が落ち込みます。
この気持ちを、どのように処理したら良いでしょうか。
また、このように医療職にもかかわらず、死産のことを知らないのは、一般的なのでしょうか。悲しくて悔しいです。

【 回 答 】

さやかさん
2回目のご相談をいただき、「その後」のご縁をいただきました。
1年間、休職をすることができたこと。
職場復帰に向けて準備をされていたこと。
大切に時を重ねてこられたことが伝わります。

今回は、心療内科の精神科医との対話を通して、さやかさんは「怒り」の感情を強く引き出された出来事を伝えてくださいました。

「いのち」とのお別れを経験されたさやかさん。
しかし、その日のドクターは、多くの人がそうであるように、妊娠や出産を戸籍に載ることからはじまる「いのち」のイメージで捉えていることを、さやかさんは察してしまいます。

>死産について、何も知らない
「死産」はもちろんのこと、すべての出来事は経験したからこそわかることばかりです。

>思わず先生に・・・強めに言ってしまいました。
さやかさん、お辛かったでしょうが、それは、一人の専門職に「体験的知識」を伝授する「教育」の時間となったと、私は思います。

心療内科の精神科医は、本来、「生命」と向き合う教育を受け、臨床の現場に立つはずですが、「いのち」とのお別れの本当を知らない―。
さやかさんは、とても悲しい、辛い経験を重ねて来られたからこそ、この現実をありありと察することができるのではないでしょうか。
さやかさんは、赤ちゃんを支えるお仕事に有用な「専門性」を持つことはもちろんですが、さやかさんをママとして生を受け、今はお空に帰られたお子様たちから「当事者性」というかけがえのない「経験的知識」を授かられました。

しかし、「当事者性に根ざした経験的知識」は、理論化や体系化がなされるものではありませんので、専門職として立つ現場では、揺れる感情に直面されるに違いありませんが、「向き合い続ける」ということに深い意味があるのではないでしょうか。それを一人で越えるのではなく、共通の経験がある人たちと共に(実際に会うかどうかというより、その存在をいつも傍らに感じつつ)、向き合い続けていくことだと思います。そして、専門職としての悩みは、スーパービジョン等、チームのなかで浄化をされる仕組みがあることも、さやかさんのお仕事の組織力でもあると推察しています。

もしいつもの主治医の先生がいらしたら、今回のさやかさんの「怒り」は起こらなかったに違いありません。
でも、今回の精神科医の先生は、「社会」の縮図。
その経験を知らない人の代表者として、さやかさんの前に立ち現れたのではありませんか?

人はお互いの本当の「経験」の意味をすべて知ることはできません。
逆境にある人は、自分に起こりつつあることが何であるのか、これまで経験をしたこともない出来事を前にして、自分を守ることに精一杯。
一方、職務を遂行する人は、職務の範囲で、その人に出来ることをする。
支援は分断され、逆境にある人の人生や生活の質を維持し、高めるためには向かわない。
私たちの国の「支援」の現場では、こんな構図がありはしないでしょうか。

>そういう人がいるから、しんどいんです。
「流産」「死産」等の経験は、経験した人や経験した人が周りにいる人ならば、わかることがあります。
でも、ひとりひとりの経験はそれぞれに違います。

>虐待などにも関わります。
さやかさんのお仕事はとても専門的です。
「虐待」という言葉には、さまざまな人の人生や過酷な環境という言葉に言い尽くせない状況があることでしょう。
深い「当事者性」を持つさやかさんが職場復帰をされた時には、心理面ではさらに深く、環境面ではさらに多面的に、対象者様の心情や置かれた状況を受けとめようとする人として、現場に立たれるのではないでしょうか。

お仕事の復帰は容易なことではありませんが、さやかさんが経験されたことの意味をさらに深く見出していくことにもつながるかもしれません。
もちろん、一気呵成ではなく、まさに大河の一滴のごとく。
経験的知識の「強み」は、生涯をかけて向き合うに足るかけがけのない経験があること。

そして、さやかさんにはさらに「強み」があります。
ご自分の深い感情と丁寧に向き合い続ける力。
ご自分の揺れる心情も言葉で伝えられるパートナーがいること。
「その通りだ」と思える言葉をまっすぐに届けてくださるパートナーであること。
専門的教育を受けられたということ。
復帰を待つ職場があること。
いのちのかけがえのなさやお別れの深い心情と向き合うかけがけのない経験をされたということ。
すべては「強み」であると感じます。

人の人生に向き合う専門職としても、
いのちの尊厳を知る当事者としても、
共通の関心や経験を持つ人と共に、
自分の気持ちと向きあい続け、自分が願っていた人生を歩んでいくこと。
そのために、必要な時には、HELPを出し、必要な環境がなければ創造し、経験の意味を社会に発信していくことが、私たちの国には必要なことであるかもしれません。
ひとりひとりが生きる現場から、できることから。

さやかさんの「専門性」「当事者性」を大切に、生きてください。

相談者:さやか様
回答者:田村 芳香

妊娠23週で絨毛膜羊膜炎のため出産となり、その日のうちに子どもは亡くなりました。火葬が終わったことで、虚無感が大きく、辛いです。なぜ私だけが、子どもを失わなければならないのか、辛くて仕方ないです。

【 相談内容 】

妊娠23週で絨毛膜羊膜炎のため、出産となり、その日のうちに子どもは亡くなりました。
火葬までは、抱っこをしたり、子守唄を歌ったりしていましたが、火葬が終わったことで、子どもにできることが何もなくなり、虚無感が大きく、辛いです。
子どもが亡くなって1週間ですが、2人の友達から、出産報告があり、これから、2ヶ月の間に、さらに2人から出産報告がある予定です。

なぜ私だけが、子どもを失わなければならないのか、辛くて仕方ないです。また、友達に対して、「障害がある子になればいいのに!」「私と同じように死産になればいいのに!」「SIDSになればいいのに!」と、酷い感情が渦巻いており、こんなことを考える自分にもイライラしてしまいます。
上の子は、もうすぐ4歳ですが、まともに遊んであげられていなく、そんな自分にもイライラしてしまいます。
心がどうにかなりそうで、メールしてしまいました。

【 回 答 】

ゆうとん様
メールをありがとうございます。

いまとてもおつらい気持ちであると思います。
お母様との対面は短い時間だったかもしれませんが、赤ちゃんはお腹の中でも声を聞き、いろいろなことを感じられるので、数ヶ月という時間をお母様やご家族と過ごせたのだろうと思います。
そして、生まれてお母様と会えたことは、お子さんにとっても、お母様にとってもとても大切なことであったと思います。

なぜ私だけがと思う気持ちは、ごく自然なことであり、それで自分を責めなくていいと思います。
私はゆうとんさんと同じような経験をされたお母様達に会ってきましたが、皆さんそのようなことをおっしゃっていました。
今はいろいろな感情が出てくるものなのだろうと思います。

上のお子さんは4歳という年齢ですので、いろいろなことが分かってきたけれど、まだまだ幼い時期なので、確かに遊んであげることも必要だと思うのですが、ゆうとんさんが全部背負うことはなく、できれば上のお子さんはお父様や誰か手伝ってくれる人がいたら見てもらえたらと思います。
地域の一時預かりなども役に立つ場合もあります。
またいつでもご連絡いただければと思います。

相談者:ゆうとん様
回答者:神前 裕子

婚約者が妊娠し、10週目の検診で流産と診断されました。

【ご相談内容 】

婚約者が妊娠し、10週目の検診で流産と診断されました。まだ籍を入れておらず、別居中です。診断された日、彼女を家(実家暮らし)に送り届け際、「今は一緒にいてほしい」と伝えたところ無理だと拒否されてしまいました。彼女にしてあげられることは何かないでしょうか?彼女の母(彼女は実家で母と二人暮らし)や近くに住んでいる妹さんとは連絡をとることができます。
彼女はうつ(非定型)を患いながら妊娠し、婚約破棄や中絶も迷いながらも(彼女の話では自信がなく、恐かった、やりたいことができなくなるのが嫌だった、とのことでした)、つわりに耐え、産み、一緒に育てていく決心をした矢先のことでした。彼女の痛みはひどく、重いと思います。もしこのまま私が拒絶されてしまえば、それを受け入れるしかないのでしょうか。私には相談できる人がおらず、ウェブで同じような経験をしている人を探しても、夫として近くで支えることができる状況にあった人の話は出てくるのですが、自分のような立場ではどうしていいかわかりません。
よろしくお願いいたします。

【 回答 】

ふじ様
この度は愛する婚約者様との間のお子様の流産、大変悲しい出来ことだと思います。最初にお二人のお子様のためにお祈りさせていただきます。特効薬があればよいのですが、ないかと思います。そのうえで、お答えさせていただきます。
婚約者様も突然のことでまだまだ現実を受け止められず、どうしたらよいのか戸惑っているのではないでしょうか?その中でふじ様が出来ることは、いつでも行けるように、話が出来るように体制を整えることです。男としてはそばにいたい、抱きしめていたいという思いも強く出てくるかと思いますが、婚約者様本人がそれを望まなければ、拒絶されてしまいます。拒絶というほど強いものではないかもしれませんが、そう感じてしまうかと思います。出来ることは、婚約者様本人が望んだ時にその望みをかなえてあげることです。そのために、まずは婚約者様のお母さまや妹様と密に連絡をとり、支えてもらうこと。そのうえで、婚約者様が望んだ時にということになると思います。これはどんな立場でもあまり変わらないと思います。何もできない。そういった無力感を感じるかもしれません。でも、婚約者様のことを考えることも大切な時間で大切なことです。「その時が来るまで今は待つとき」それがふじ様が出来ることかと思います。お二人の大切なお子様のためにそして、ふじ様婚約者様お二人のためにお祈りさせていただきます。

相談者:ふじ様
回答者:遠山 玄秀

3ヶ月で私は流産をしました。でも今回こういう結果になってしまって周りの人のたちからはまだ若いからって言われるけど自分は子どもがどうしても欲しくてたまりません。これってただあせってるだけなんですかね。

【ご相談内容 】

3ヶ月で私は流産をしました。全然立ち直れたわけではないけど自分達は母親父親になる準備、覚悟はちゃんとできていました。でも今回こういう結果になってしまって周りの人のたちからはまだ若いからって言われるけど自分は子どもがどうしても欲しくてたまりません。旦那にもはやく子ども欲しいほしいって毎日言ってしまい自分もまだつくれないことが憂鬱すぎて嫌になります。自分の友達にも妊婦がいてその子はもーすぐ予定日でその子のインスタとかみるとほんとに羨ましくてこれってただあせってるだけなんですかね。自分では焦ってるんじゃないただ早く欲しくて欲しくてたまらないだけって思うんですけど。

【 回答 】

ゆー様

>母親父親になる準備、覚悟はちゃんとできていました。
なんて心強い言葉でしょう!その想いは、ゆー様に宿った赤ちゃんにきっと届いていたことでしょう。3ヶ月。あっという間の時間だったと思いますが…。すでに、ゆー様とパートナーは、ひとつの’いのち’のママとパパです。エコーでみる姿、ドプラを通して聴いた心音。’いのち’の存在や鼓動は、ゆー様にかけがえのない喜びを与えたことでしょう。ところが、まさかのお別れ。ゆー様の哀しみはいかばかりか。ポコズママの会につながる私たちは、人知れずの深い哀しみを知る人。’いのち’の尊さを知る人です。
>友達にも妊婦がいて
>ほんとに羨ましくて
私は、この言葉から伝わるゆー様のお人柄に感銘を覚えました。ゆー様は、物事をポジティブな面から受けとめられる方であることに。もしネガティブな面を強く感じるタイプの方であったら、「妬ましく」という感情が湧くことに悩み、’いのち’の喪失と負の感情の二重の苦しみが続くことにもなっているでしょう。
>はやく子ども欲しい
これは、ゆー様の本当の気持ちであると思います。
でも―。
>これってただあせってるだけ
ふと立ち止まりそうな気持ちもおありかもしれません。
>周りの人のたちからはまだ若いからって言われる
このような言葉に、今まで感じたことのないような感情が湧くことがあるかもしれません。もし、そんなモヤモヤもあるなぁ…と思われたとしたら―。それは、ゆー様がひとつの’いのち’のママだから。今、胎内で育ってはいないけれど、3ヶ月ゆー様の子宮を母船にしながら育とうとした’いのち’がいたことを実感できるのは母親だけです。日々の生活の中で、その存在はないもののように振る舞わなければならない現実もありますから、大切な’いのち’の存在を知る私たちは、自分だけが遠くの世界にいるような感情に見舞われる時期もあるものです。物事には、ポジティブとネガティブの両面があります。ゆー様は、物事をポジティブな面から受けとめられる方ですが、同時にネガティブな感情を感じることがあったとしても、それはとても自然なことです。もし、それを言葉にする必要を感じることがあれば、赤ちゃんとのお別れを知っている人同士の会など、安心して気持ちを話せる場でお話してみてくたざい。
>自分では焦ってるんじゃない
これからゆー様に宿る’いのち’は、とてもしあわせ。こんなに待っていてくれるママがいるのですから。でも、’いのち’が宿り、育つためにはそれなりの時間が必要です。ゆー様は、赤ちゃんが宿ったことがわかってから、どのようなことを考え、どのような生活を心がけていらっしゃいましたか?赤ちゃんに出会うまでの時間をどのように過ごすかについて、私自身はとても未熟だったなぁと当時を想い返すことがあります。(それは、少し時代を遡り、今のように情報がすぐに得られる時代ではありませんけれど:笑)
赤ちゃんとのお別れについて語る場もなく、「もう一度、お母さんにならせて」と願い続けるだけで、普段の生活は仕事中心でただ忙しく過ぎるばかり。それでも、’いのち’は宿ってくれたのですが、赤ちゃんのいる暮らしになってみて、それまでの生活スタイルではままならないことがいろいろありました。本当に今思うと、未熟。ゆー様は、ご自分とパートナーの「今」も大切にする生活、丁寧な暮らしをお続けくださいね。赤ちゃんのいる暮らしは、三人からはじまる他者同士の共同生活。生活と営む土台には、お互いを尊重する関係を育むことが必要で、その出発点は、自分自身を大切にすることであったように思います。上手くできずに四苦八苦の人生を歩きながら、学んできて思うことなのですが…。私の最初の’いのち’は10週間。その’いのち’が教えてくれていたことは、本当はいろいろあったんだなぁ…と、今頃になって思うのです。
>早く欲しくて欲しくてたまらない
そのお気持ちを大切に!パートナーとお互いを尊重しあう関係を大切にしながら、赤ちゃんのいる暮らしの基礎作りをお続けください。人生にはいろいろな出来事があるものです。戸惑う時には適切なHELPサインを出しながら、ゆー様ご自身を大切に、大切になさってください。

相談者:ゆー様
回答者:田村 芳香

先月の終わりに16週で赤ちゃんを死産しました。毎日自分を責めています。どうしたら罪滅ぼしになるでしょうか?また現在38歳でかなり妊娠に焦りがあります。自分のせいで流産したのに身勝手で心苦しいのですが、また赤ちゃんに会いたい、戻ってきてほしいと願わずにいられません。高齢での妊娠はやはり難しいでしょうか?

【ご相談内容 】

初めての相談になります。
1ヶ月近く経ちますが毎日苦しいので聞いて頂けたら嬉しいです。ご多忙の中申し訳ありません。先月の終わりに16週で赤ちゃんを死産しました。安定期だし、産まれたらきっとなかなか自由な時間はできないだろうし…と思いコンサートに行ってしまいその夜に破水してしまいました。病院に行ったところ「菌が入って穴が空いてしまい羊水が出てきてしまった。この週で羊水が出てしまうと赤ちゃんは助からないです」と言われ、入院した次の次の日に陣痛を起こして亡くなった赤ちゃんを産みました。17cmの男の子でした。とても可愛かったです。妊娠したら普通に産めるものとばかり思っていて、普通に出かけたり動いてしまったりしていて、それで大丈夫だったからと自分の考えでコンサートに行って破水してしまいました。赤ちゃんを殺してしまったのは自分なんだと思います。周りからは誰のせいでもないと言われますが全く響きません。自分のせいなんだと思います。病院に着いてすぐは赤ちゃんの心臓も動いていたのに、羊水が流れ出ていたせいでとても狭い所にいて、きっと順調に育っていたんだろうに自分のせいで死んでしまいました。毎日自分を責めています。どうしたら罪滅ぼしになるでしょうか?また現在38歳でかなり妊娠に焦りがあります。自分のせいで流産したのに身勝手で心苦しいのですが、また赤ちゃんに会いたい、戻ってきてほしいと願わずにいられません。高齢での妊娠はやはり難しいでしょうか?

【 回答 】

ちとさん
小さな赤ちゃんとのお別れを体験し、悲しみの中ご相談くださり、ありがとうございます。毎日、苦しいですよね。悲しみが大きすぎて、どうすれば良いのかわからなくなりますよね。16週に入り、コンサートに行ったことは、特別悪いことではありません。
この時期に何らかの菌が入ってしまうことで、破水してしまうことはありますが、そのことを予測できることはなかったでしょう。17㎝まで育ってくれていたのですね。大切に育ててくれましたね。かわいい男の子だったのですね。その姿をどうしても見て欲しかったのですね。ちとさんの息子くんは、一緒にコンサートに行きたかったはずです。だからこそ、満足してお空に帰ろうとしたのでしょう。どうしても、ちとさんと行きたかったのです。16週の時でないと嫌だったのです。ちとさんが、息子くんを殺したのではありませんよ。息子くんの意志でしょうね。誰もが、妊娠すると無事に赤ちゃんに会えることを想像します。それは、とても自然なことです。それが、思い通りにいかなくなることはあります。いつ、何が起こるのか、誰にも予測できない事があります。毎日自分を責めてしまいますよね。どうすれば、罪滅ぼしになるのかな?とも考えてしまいますよね。罪滅ぼしになるとしたら、今、ちとさんが感じていることを否定しないこと、そして、息子くんに会った時に「かわいい」と感じた気持ちを大切にすることだと思います。泣きたい時に泣いて、何も考えたくない時は何も考えず、1人になりたい時は1人になって、その時その時に湧き上がる感情や行動を、自分に制限をかけずに感じ、行動することだと思います。人間ですから、様々な感情を体験します。その姿を、お空にいる息子くんに見せてあげてください。「ママ、すごいな。」「いろんなことを感じているんだな。素敵だな。」そんな風に見ていてくれますよ。38歳という年齢が不安な時は、医師と相談しましょうね。息子くんの妹や弟が待っているかもしれません。また赤ちゃんに会いたいという気持ちになることは、自然なことですよ。妊娠・出産・育児は、自分の努力で解決できるものばかりではありません。思い通りにならないことでもありますよね。だからこそ、分からないことが出てきたり、不安な気持ちになったりします。信頼できる専門職と出会えると良いですね。自分の思いを医療者に伝え、ちとさんが、ちとさんらしく健康に過ごすことを、息子くんは楽しみにしていると思いますよ。

相談者:ちと様
回答者:吉田 京子

先日、第1子を37w6dで子宮内胎児死亡の宣告を受け38wで出産しました。原因は不明でした。正期産で死産の確率なんて少ないのになんで私が…という思いが消えずに苦しいです。この悲しみを乗り越えることはできるのでしょうか?

【ご相談内容 】

先日、第1子を37w6dで子宮内胎児死亡の宣告を受け38wで出産しました。原因は不明でした。病院の先生からは、卵膜とへその緒の間に隙間ができて栄養が赤ちゃんに届いてなかったのかもしれないとも言われましたが、赤ちゃんはそれなりに大きくなっていてくれました。可哀想なので赤ちゃんの解剖はしませんでした。37w5dの夜、寝る前にいつもより激しい胎動をしていたため、赤ちゃんのサインではなかったのではないかと思います。最後の胎動を体が覚えていて、赤ちゃんを助けてあげられなかった後悔が大きいです。赤ちゃんは苦しかったのでしょうか?元々、胎盤が小さいとか羊水が少なめと言われていましたが赤ちゃんは元気でした。もっと健診の時に詳しく聞いていれば良かったと思います。胎動カウントもしていなかったため、後悔しかありません。私が赤ちゃんの息を止めてしまいました。正期産で死産の確率なんて少ないのになんで私が…という思いが消えずに苦しいです。この悲しみを乗り越えることはできるのでしょうか?少しずつ受け止めてはいるものの、今はただ辛いです。しかし、元気な産声を聞きたい気持ちもあります。元気な赤ちゃんを旦那さんや両親に抱きしめてほしい気持ちもあります。ただ妊婦生活を今回のように楽しめる気がしません。

【 回答 】

hnkmamaさん
38週までお腹の中で大切に育て、会える日を楽しみにしていましたよね。例えようのない悲しみの中、ご相談くださり、ありがとうございます。hnkmamaさんが37週5日の夜に感じた胎動は、確かに赤ちゃんからのサインだったと思います。そのサインは、「苦しい。」というサインではなく、「もうすぐ会いに行くよ。」「こんなに動けるまで育ててくれてありがとう。」というサインだったのではないかと思います。そんなサインを体が覚えていてくれている事は、赤ちゃんにとっては嬉しいことでしょう。赤ちゃんたちは、とても不思議なもので、私たちが苦しかったのではないか?と考えていても、実際には苦しそうな顔はまったく見せず、満足そうなお顔を見せてくれるのです。それだけ、自分の人生に満足して、自慢できるほどのものだったのではないかと思うのです。hnkmamaさんが解剖を希望しなかったのは、実は赤ちゃんの希望だったのかもしれません。赤ちゃんの願いを、意識していなくても感じ取っていたのだと思います。hnkmamaさんだから、希望通りにしてくれると信じていたはずですよ。胎動カウントをしていても、健診でお話を聴いていても、いつ何が起こるのか誰にもわからないことがあります。hnkmamaさんは、しっかりと赤ちゃんのことを考えて健診を受け、医師の説明を聞き、赤ちゃんのサインも願いも感じ取っていました。妊娠生活を楽しむこともできていました。それは、素晴らしいことなのです。hnkmamaさんが、赤ちゃんの息を止めたのではありません。赤ちゃんには、赤ちゃんの思い、意志があります。正期産に入り、もうすぐ会える、抱っこできると思っていたのに、お誕生とお別れが同時にやってきて、辛いですよね。赤ちゃんも、自分が決めたことだけど、大好きなママに上手く伝える方法が見つからなくて、困っていたかもしれませんね。でも、ちゃんと元気に動けることと、「ありがとう。」「大好き。」という思いは、伝えてくれていたと思います。元気な産声、聞きたいですよね。妊娠生活には、必ず何らかの不安が伴います。妊娠生活を楽しめないこともあるでしょう。
不安な気持ちやわからないことなどは、医療者に相談しましょう。どんな風に気持ちを言葉にすれば良いのか、迷うことがあったら、箇条書きでも良いので思いついた時にメモしておきましょう。そのメモを医療者に見せてからお話ししても良いと思います。
きれいな文章である必要はありません。その時々のhnkmamaさんの気持ちを書いておきましょう。必ず力になってくれる人がいると思います。お空に帰った赤ちゃんは、応援してくれているはずですよ。

相談者:hnkmama様
回答者:吉田 京子

39週で原因不明の死産。半年後7週で初期流産しました。先生に不育症の可能性をたずねると、初期流産はたまたまだと思うと。だけど、やはり次も悲しい思いをするのかと思うと怖くて。周りの妊娠も喜べない自分が辛いです。

【 相談内容 】

39週で原因不明の死産。半年後7週で心拍確認できず初期流産しました。
先生に不育症の可能性を訪ねると、39週まで問題なく育てらてたのでその可能性は低いと。初期流産はたまたまだと思うと。
だけど、やはり次も悲しい思いをするのかと思うと怖くて。周りの妊娠も喜べない自分が辛いです。

【 回 答 】

すずさん

39週まで大切に育てた赤ちゃんとお別れした後、またすずさんに会いたいと来てくれた命があったのですね。
悲しみが続き、辛い中、またご相談くださり、ありがとうございます。

どんなに医療技術が進歩しても、お腹にやってきてくれた命が無事に元気に生まれてくることは100%ではないのが現状です。
この先も100%にはならないのではないかとも言われています。
初期の流産の場合は特に、赤ちゃん側の理由でお空に帰ることが多いとされています。

ほんの少しの間でも、ママに会いたいとやってきて、様々なメッセージを届けて帰っていく命はあります。
「体を大切にしてね。」
「楽しいときは楽しいと、悲しいときは悲しいと言って大丈夫なんだよ。」
「どうしても今来たかったんだ。」
「大好きだよって伝えたかったんだ。」
「お仕事、頑張ってね。」
「いつもそばで応援してるよ。」
など、多くのメッセージを赤ちゃんたちは届けてくれていると思います。

今は、悲しみや不安が大きいかもしれません。
でも、その感情を味わっていることも、何も無駄なことではなく、赤ちゃんにとっては「すごい!」と思うことなのかもしれません。
すずさんが、すずさんとして、そのままの姿で生きているところを見ていたいと願っていると思うのです。

すずさん、あなたは疑問に思ったことを医師に相談できましたよね。
それは、自分を大切にするための力を発揮していることになります。
そんな姿を見て赤ちゃんは、ますますママが大好きになっているはずです。

不安に思うことや疑問に思うことは、専門職に相談して良いのです。
現在わかっている範囲で、すずさんに必要な情報を渡してくれると思います。
一度説明を受けても不安なら、もう一度聞いても良いのです。
不安だから、心配だから、自分ではこう感じるから・・・
そういう気持ちを伝えてみてください。
そんな姿をお空の赤ちゃんに見せてあげてください。

周りの妊娠を喜べないのは、悪いことではありません。
自然なことですよ。

自分の心の状態に気付ける力を持つすずさんは、赤ちゃんの憧れです。

すずさん
あなたが今体験していることは、すべて無駄なことはありません。
悲しくて、怖くて、不安で、いろいろな感情が湧いてくると思いますが、その思いに気付かない振りはしなくても良いです。

自分の心を大切にして、専門職の力も使いながら、すずさんらしい姿を、お空の赤ちゃんたちに見せてあげてください。

相談者:すず様
回答者:吉田京子

お久しぶりです。あれから長男を産んでから早4ヶ月以上が経ちました。もう少しだけ、息子のために生きて息子を「お兄ちゃん」にしてやり、夫を「おとうさん」にするために、がんばります。

【ご相談内容 】

お久しぶりです。
あのときはお話を聞いて下さり、ありがとうございました。
あれから長男を産んでから早4ヶ月以上が経ちました。本来なら生まれていたであろう月を超え、わたしも周囲もゆっくりと日常に戻り、亡くしたときの傷も少しだけ見つめられるようになってきています。あの相談メールのあと、なかなか体調が戻らずに不安から主治医に頻繁に体調を診てもらったりしていましたが、当たり前ですが「なにもないのに来すぎだ」と叱られてしまいました。これは日々忙しい中、わたしを診ていた主治医に予約もなしに飛び入りで来てしまい、負担をかけてしまっていたのでそう言われても仕方がない。むしろ診ていてくださり有り難かった。そして、長患いをしていた実父の死、化学流産、義理の両親との確執と悲しいことも辛いこともたくさんあり、さすがに今は少しだけ気を病んでしまい、そのせいで身近にいる夫にはいらぬ気苦労をかけてしまい申し訳なく思っています。化学流産後、自分がきちんと妊娠できるかどうかわからずに不安から子を切望する夫に何度か離婚を申し入れました。わたしでは望むものを持たせてやれないかもしれないから。しばし話し合い、離婚はなくなり、検査を受けてきちんと向き合いなにかがあれば治療に専念していこうとなりました。そのときにもう一度自らと向き合い、どうしたらよいかを考えてみると「やはり、もう一度子供がほしい」という結論に至りました。いつか来るふたりめを堂々と正面から子供を抱いて帰りたいと思いを新たにしております。もう少しだけ、息子のために生きて息子を「お兄ちゃん」にしてやり、夫を「おとうさん」にするために、がんばります。

【 回答 】

さっちゃん様
こんにちは。
お返事が遅くなり申し訳ございませんでした。
前回、お答えさせていただきました寺田です。
私どもは、ご相談を寄せてくださった皆様がその後どのように過ごされているかとても心配しております。そのためさっちゃん様が近況や思いをポコズママの会に伝えてくださいましたこと、心より感謝しております。さっちゃん様の書いてくださった文章に、溢れる涙を抑えることができませんでした。さっちゃん様の溢れんばかりの思いと深い深い愛情を感じました。ご家族と向き合った時間のなかでも、辛い思いを重ねられてきたこともわかりました。読んでいる私も、胸が締め付けられるようでした。しかし、そのような時間を持ちながらも、ご主人とともに手を取り合ってまた新たな一歩を踏み出そうとされていらっしゃる、そんなさっちゃん様の姿に私は胸がいっぱいになりました。目の前でお話を伺っていたら、一緒に泣いていたかもしれません。これからも様々な思いを抱かれることかと存じます。私たちは、いつでもそばにいます。さっちゃん様の抱く気持ち、どのような思いでも受けとめて差し上げることができます。誰かに伝えることで、ご自身の気持ちの整理がつくこともあるかと思います。また、いつでもご連絡ください。

相談者:さっちゃん様
回答者:寺田 由紀子

今年に入り、二度流産を経験しました。私の無知が、ツメの甘さが、赤ちゃんを殺したのかもしれません。また黒い感情が芽生えています。先生の事も憎いです。私はこんな人間だったのか、妊娠をするまで私は自分が大好きでした。でも今は自分が嫌いです。こんな人間になりたくありませんでした。どうしたらいいか、わからないのです。

【ご相談内容 】

今年に入り、二度流産を経験しました。
1回目も2回目も7週に入ったところ、ちょうど心拍が確認されてすぐに出血し流産となりました。私は結婚4年目で、最初から避妊はしていなかったんですがなかなか妊娠せず。仕事も好きで、旅行や飲みに行くのが好きで、今年初めての妊娠をする前は、私は子供が出来づらいんだろう。子供がいなくても毎日が楽しいからいいか、逆に今の生活が無くなるのも惜しいな。ぐらいに感じていました。ただ、今年の4月にはじめての妊娠が発覚して世界が変わりました。仕事も、趣味も、今の生活も全て変わってしまっても良い程愛おしい存在でした。思えば最初から出血はしており、ポリープがあるからそのせいだろう。多少の出血は大丈夫といわれ、そうなんだ、大丈夫なんだ。と思っていたら、ある日鮮血が増え自分の中からなにが出てきてしまい、病院に行くと流産。生きてきて、こんなに悲しいことがあるのかと思いました。自分の力や努力ではどうにもならないことがある事を始めて思い知らされ、うちのめされました。流産の宣告を受け、待ち合い室には幸せそうな妊婦さんや、検診の赤ちゃんたち。何故私だけ?全てぐちゃぐちゃになってしまえと思い、そんな自分も大嫌いになりました。最後の処置でポリープのことを先生に尋ねました。先生は見えなくなっているから、赤ちゃんと一緒にながれてしまったんでしょう。問題ありませんよ、と仰いました。この時、先生の言葉を信用しなければ今私はこんなにも後悔していないかもしれません。周りの人に助けられて、立ち直り、私は子供が欲しいのだと自覚し妊活を始めました。4ヶ月後妊娠発覚。嬉しかった。しかし、7週を迎え流産。今回も出血がありました。ポリープだといわれました。ポリープは無くなっていたのではないのか。ポリープの出血が流産のきっかけになる可能性があると調べました。私の無知が、ツメの甘さが、赤ちゃんを殺したのかもしれません。また黒い感情が芽生えています。先生の事も憎いです。私はこんな人間だったのか、妊娠をするまで私は自分が大好きでした。でも今は自分が嫌いです。こんな人間になりたくありませんでした。どうしたらいいか、わからないのです。

【 回答 】

おかゆ様
2回続けて流産なさったとのこと、大変つらい思いをなさっているのだと拝察します。妊娠中の子宮頸管ポリープについては、炎症などから流産を引き起こすため取った方がよい、という考えと、取ること自体が流産をひきおこすのでとってはいけない、という2つの相反する考えがあります。したがって、ポリープを取っていても流産していた可能性も否定できません。あの時こうすれば…というお気持ちはわかりますが、ご自身の努力では防げなかった出来事と考えます。現在、2回の流産を繰り返していますので、反復流産という状態と言えます。ひとつの提案として、不育症外来という専門外来を受診されるのはいかがでしょう。原因がはっきりしないことも多いのですが、何か対応法が見つかるかもしれません。流産は、誰のせいでもないことがほとんどです。まだ前向きになれない時期かもしれませんが、手助けをしてくれる医療者はおりますので、よろしければ相談をしてみてください。お大事になさってください。

相談者:おかゆ様
回答者:三宅 秀彦

 


ポコズママの会のお悩み相談室【pocosou】は、KDDI財団の助成によって開設いたしました。ご支援に感謝申し上げます。

kddi