HOME > 不妊治療後の妊婦検診で、頭蓋骨に大きな穴がありそこから脳が出てる、という診断でした。死産を目前にどうして毎日過ごしていいのかわかりません。
不妊治療後の妊婦検診で、頭蓋骨に大きな穴がありそこから脳が出てる、という診断でした。死産を目前にどうして毎日過ごしていいのかわかりません。
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【 ご相談内容 】
はじめまして、28歳で結構をし29歳から不妊治療4年目顕微授精も5回し、33歳でやっと赤ちゃんを授かって嬉しくて毎日楽しくて喜んでいた矢先20週の定期検診で頭が見にくく確認の為子供病院でみてもらおう。との事で子供病院に行きました。
エコーをしても頭の構造が見えなかった為MRIを取りその日は帰りました。
3日後診察の結果を聞きに行くと、頭蓋骨に大きな穴がありそこから脳が出てる。と言う診断でした。
私の旦那は船に乗っており、いつ帰ってくるかは仕事次第で電波も届かない所で仕事をしております。
子供病院で診察結果の日は言ってあったので夜電話があり、一通り説明しました。
しかし、先生はお腹の赤ちゃんの処置をする前にご主人にも直接説明してからと言っています。今も私のお腹にはポコポコと動くかわいい赤ちゃんがいます。いつ帰って来るかわからない旦那をお腹の赤ちゃん二人で待つのが辛いです。
今は意味もない原因をネットで調べ…
葉酸の不足だったのか、食事が悪かったのか、3週間前に赤ちゃんが出来たと言う報告をしに帰った飛行機が悪かったのか。
死産を目前にどうして毎日過ごしていいのかわかりません。凄く辛いです。
【 回答1 】
ご心配な状況の中、メール相談室の利用、有り難うございました。
充分なお答えができるかどうかわかりませんが返事をさせていただきます。
「子ども病院では手術(人工的に流産させる)を勧められていて、そのことについてご主人の同意が必要と言われている」ご様子だと理解しました。
現在、心拍があるのかどうかが書かれていませんので、長くなりますが、もしすれ違っていたら構いませんのでどうぞご反論下さい。
早めに手術をしましょうということ自体は、もと医療関係で仕事をしていた一人として理解ができます。
同じ手術をするのであれば、赤ちゃんが大きくなりすぎて母体への負担が大きくならないように、一日も早く手術をした方がよいとの配慮だと思います。もし、まだ心拍があるのなら、日本では妊娠22週以降では手術をする(人工的に流産させる)ことが法律で禁止されているからです。残り時間が迫っているとも言えるわけです。
既に心拍がなく、お腹の中で赤ちゃんが亡くなっている(胎児死亡)のであれば、なおさら早く手術を勧められるでしょう。赤ちゃんが亡くなってお腹の中で長時間経つと、時には母体の生命に危険なことが起こる場合もあります。きっと手術を勧めた先生からも説明があったのではないでしょうか?
もし、まだ心拍がある場合、自然経過に任せ、心拍が止まってから手術をしましょう、という方針の先生(医師や病院の方針)もいらっしゃると思います。子どもの生命力を充分に尊重していのちを全うして欲しいという考え方です。時には満月まで自然経過を待つという場合
(妊娠経過を見ながらですが)もあります。
どちらに決めるにしても、手術を勧める先生の話を充分に聞いて、自分なりに納得されることが一番だと思います。気が動転して説明が十分にわからなかったら、そのように言い、遠慮せず再度説明を求めることもありだと思います。ご主人と一緒に説明を聞くということも病院側に求めるとよいと思います。
ご主人だけに説明される先生もいらっしゃいますから。
まずは、ご主人を待ちつつ、ご自分の希望がどこにあるか知ることだと思います。
何か変化がございましたら、再度ご相談下さい。
反論や納得できないことなどでも結構です。
一日も早くこころ穏やかな日が訪れますようにお祈り致します。
回答者: 竹ノ上 ケイ子
【 回答2 】
この度は,大切な赤ちゃんに心配な出来事がおきたことで,いろいろお悩みだと思います。
今回,赤ちゃんにおきたことは,おそらく「脳瘤(のうりゅう)」と考えます。
もしかしたら,無脳症の可能性もありますが,今回は脳瘤として,回答させて頂きます。
まず,葉酸の量や飛行機に乗ったことでおこったことではないと考えます。
多くの脳瘤は,家族にだれもそのような経験がないのに,赤ちゃんに認められる事が多いとされています。
このような場合の原因は,遺伝の要因と環境の要因が組み合わさって起きたと考えられ,一つの原因だけで説明するのは難しいと言われています。
脳瘤の赤ちゃんを授かった次の妊娠では,葉酸の量を”医師の管理下”で4mgに増やすことが検討されます。
かならず脳瘤などの病気を防げるわけではありません。
脳瘤の中には,他の症状をともなって表れるものもあります。
他の症状がある場合には,染色体の数の変化による場合や,ご夫婦から赤ちゃんに伝わった遺伝子の組み合わせによる場合など,いろいろな原因が考えられます。
このような場合では,赤ちゃんの様子から診断がつくこともあります。
しかし,なかなか診断にいたらないこともあります。
大きな脳瘤を持つお子さんは,その状況にもよりますが,将来しょうがいが残ったり,長期に生存するのが難しいことが多いと考えられます。
しかし,小さいものや,脳の組織が出ていない場合には,元気に育つ可能性も十分にあります。
今回の話は,あくまでも一般的な話です。
もしも診断がことなっていたら,話の内容も変わってきます。
個別の状況については,こども病院やお近くの遺伝カウンセリング可能な施設で,改めてご相談いただくことをお勧めします。
回答者: 三宅 秀彦
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