HOME > 妊娠8週で胞状奇胎による流産でした。3ヶ月たちましたが、赤ちゃんを見るのが辛いです。複数子どもがいる人を恨めしくめちゃくちゃにしてしまいまいという衝動まであります。

妊娠8週で胞状奇胎による流産でした。3ヶ月たちましたが、赤ちゃんを見るのが辛いです。複数子どもがいる人を恨めしくめちゃくちゃにしてしまいまいという衝動まであります。

【 相談内容 】

妊娠8周で胞状奇胎による流産でした。
手術から3ヶ月たちましたが、赤ちゃんを見るのが辛いです。
子どもが一人いるので、保育園で見てしまいます。
複数子どもがいる人を恨めしくめちゃくちゃにしてしまいたいという衝動まであります。
辛いです。

【 回 答 】

しなぽんさん
胞状奇胎による流産という体験から、あまり時間が経過していない中、ご相談くださりありがとうございます。
まず、私がしなぽんさんに伝えたい言葉は、『「赤ちゃんを見るのが辛い。」「複数子どもがいる人を見ると恨めしくめちゃくちゃにしてしまいたい。」という、正直な思いを打ち明けてくれて、ありがとう。』です。
人は、本心の言葉を出すことに対して、躊躇する時が多々あります。

しなぽんさんは、きっと、今回の妊娠をとても楽しみにし、嬉しく思っていたのではないでしょうか。だからこそ、起きたことに対して、大きな悲しみや、自分や他者への怒りの感情を抱いたのだと思います。
「胞状奇胎」という、妊娠継続が困難な状態を理解しているからこそ、自分でもどうすれば良いかわからない感情が出てくるのでしょう。

保育園の送迎を、しなぽんさんだけがしなければならない状況なら仕方ないかもしれませんが、一度、「私は今辛い。」と打ち明けて、誰かにお願いできると良いかもしれません。
たった1回でも、辛い場面から意識的に離れることは、心を守る上で大切だと思います。
このような対応が難しいならば、「今、その感情を抱くことは、とても自然なことで、私は当たり前のことを思っているのだ。」と、自分に語りかけてみても良いかもしれません。声に出せば、一番初めに聞くのは自分となります。

嬉しい妊娠が、予期せぬ結果となって、心も体もすべて元通りにはなりません。
何事もなかったことにはできません。起きたことに対して、心も体も反応します。しなぽんさんが、自分が嫌になるほどの感情を抱くのは、本当に当たり前のことなのです。

無理に解決しようとしなくても良いと思うのです。
人の心は、いつか変わる時がきます。大きく変わらなくても、何も変わっていないように感じても、必ずどこかが変わっていくのだと思います。それは、「成長している」とも言えるのだと思います。
どんな感情も体験するために、私たちは生まれてきました。しなぽんさんの辛い思いは、けっして無駄な体験ではなく、いつか、しなぽんさんの力になるのだと思います。

嫌なことは「嫌だ」と、言っても良いと思います。言葉にすることが難しければ、文字に書いても良いと思います。どんな感情も出してしまうことは、大切です。辛い時間ではありますが、いつか変わる時がくると思います。
自分が嫌になるほどの辛い思いを体験したしなぽんさんは、いつか一歩進めると思います。
今すぐでなくても、大丈夫です。

相談者:しなぽん様
回答者:吉田 京子