HOME > 胎児に重篤な障害があることが分かりました。どんな障害があっても産みたいと妊娠継続を決めましたが、心拍が停止してしまいました。悲しいのと同時にホッとする気持ちもあり、自分が許せなく辛いです。赤ちゃんはどうしたら喜んでくれますか。
胎児に重篤な障害があることが分かりました。どんな障害があっても産みたいと妊娠継続を決めましたが、心拍が停止してしまいました。悲しいのと同時にホッとする気持ちもあり、自分が許せなく辛いです。赤ちゃんはどうしたら喜んでくれますか。
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【ご相談内容 】
妊娠中に、胎児に重篤な障害があることが分かりました。どんな障害があっても産みたいと妊娠継続を決めましたが、その後、胎児の心拍が停止してしまいました。悲しさと同時に、正直にいって、ホッとするような気持ちもあり、その気持ちが赤ちゃんに対して申し訳なくて辛いです。
もともと、障害のある方と関わる仕事をしていました。そこで、どんなに重い障害があっても明るく生きる人々をたくさん見てきたので、障害があっても大丈夫、幸せに生きられる、と信じてはいます。でも、それと同時に、重い障害を持った子を育てる親がいろいろなことを犠牲にしなければならない現実なども知っていました。
ですので、私のお腹の子どもの障害(医師からはおそらく人工呼吸器が必要になると言われました)が分かったときは、なんとかして育てたいという思いと同時に、子どもが生きている限りは私のキャリアや思い描いていた生活は諦めなくてはならないという覚悟もしなければならず、それは、私にはとても辛いことでした。
赤ちゃんが亡くなったことが分かって、もちろん悲しいのですが、それと同時に、これで終わったんだ、というホッとしたような気持ちも小さくなくあります。結局、自分のキャリアなどの自分のことばかり考えてしまって、赤ちゃんのことを全然考えられていない自分に気付き、赤ちゃんに対してとても申し訳なく、自分が許せなくて、辛いです。
こんな酷い気持ちには気付かないふりをして、赤ちゃんが亡くなった悲しみだけと向き合っていけばよいのでしょうか?でも、私の心の中の嫌な部分も含めて、赤ちゃんには見抜かれているようにも思います。
赤ちゃんは、私がどうしたら一番喜んでくれますか?
【 回 答 】
こう様
最初にこう様の大切な赤ちゃんのために祈らせていただきます。
人には苦しみ悩みがあります。そして煩悩があります。
仏教ではこの煩悩の原因を「三毒」と言います。
「三毒」とは「貪」「瞋」「癡」のことです。
「貪」とは貪りの心です。必要以上に求めることです。
「瞋」とは怒りの心です。怒りとは自己中心的なもので、他者や社会に原因を求めてしまうことです。
「癡」とは無知の心です。何事も自分にも原因があることを知らないことです。
これらは人には必ずあります。その心があることは悪いことではありません。なければ人ではないのです。ですので、今回のことでこう様が色々な気持ちがあるのは至極当然なのです。
人は役割をもって生まれて来るとよく言われます。
聞いたことはございますか?
こう様の赤ちゃんも例外ではありません。
その赤ちゃんの役割とはなんでしょうか? その赤ちゃんの役割を考えること、そして作ることが出来るのはこう様だと思います。それがその赤ちゃんのために出来ることであり、喜んでくれることではないでしょうか?
ですので、こう様がこれからどう考えてどう行動するか。つまりどう生きるかが大切なのではないでしょうか?
「赤ちゃんは、私がどうしたら一番喜んでくれますか?」
この答えは、こう様自身の中にしっかりとあります。そして、そこにしかありません。
ですので、こう様がその赤ちゃんのために出来ることを考えながら行動をすること。そして、その赤ちゃんの為に生きること。それがその赤ちゃんが一番喜んでくれることだと私は思います。
最後に、こう様の赤ちゃん、そしてこう様の幸せを祈っております。
相談者:こう様
回答者:遠山 玄秀
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