HOME > 20週で人工死産。今でも胎動のようなものをかんじます。精神的に不安定になり、浮いたり沈んだりの繰り返しです。心はどうすれば早く回復しますか?

20週で人工死産。今でも胎動のようなものをかんじます。精神的に不安定になり、浮いたり沈んだりの繰り返しです。心はどうすれば早く回復しますか?

【 ご相談内容 】
7か月前に20週で人工死産しました。
お産の記憶が辛く今でもお腹に赤ちゃんの胎動のようなものをかんじます。死産をしてから精神的に不安定になり、浮いたりしずんだりしていて、特に私の場合は少しでも体が怠かったり痛かったりすると極度の不安に陥ります。お腹の赤ちゃんのことではなく自分の体のことばかり気になり最低な母親です。
徐々に良くなってきたかと思うとまた落ち込んで不安になったりの繰り返しです。元々明るさと元気が取り柄だったので自分がこんなになるとは思ってもみなかったです。
死産を経験すると自分では大丈夫と思っていてもこのように不安になったりするものなのでしょうか?
2歳半の上の子もいるのでなんとか笑顔でいっぱい遊んであげたいです。心の回復はどのようにして行ったら早く回復しますか?
取り留めのないわかりにくい文で失礼しました。よろしくお願い申し上げます。

【 回答 】
桃太郎さん はじめまして。ご相談、読ませて頂きました。
大変なご経験をされましたね・・・
人工死産ということで、予期しないことがたくさん起きてしまって、本当につらいお産になってしまったのでしょう・・・
お察しするにあまりある状況です。

死産というのは本当に不幸なことですが、他の人に語られることの少ない経験です。ご家族でもなかなか話題にしづらいもので、おそらく桃太郎さんも誰にも言うことなく、お一人でずっと心に秘めてしまったのかもしれません。

一般に、人間はつらい経験をすると、脳からの指令で、身体のどこかに、あたかも警告のような反応が起こるときがあります。これは人間だけではなく、動物そのものが進化の過程で得てきた、生きるための手段のようなもので、つらい経験をした人の多くには、こうした反応を示すことがあり、正常なものです。
もしかすると桃太郎さんの身体の痛みや調子の悪さ、不安な気持ちはそうしたものに近いのかもしれません。今は、脳が「休んで欲しい。もっと楽に過ごして欲しい」と桃太郎さん自身に訴えているのかもしれません。

ここで、一つ考えてみて欲しいのですが、もし桃太郎さんの親友が今の桃太郎さんと同じ経験をしたなら、桃太郎さんはどのように声をかけますか?
おそらく、普段はとてもお優しい桃太郎さんでしょうから、「それだけつらいことあったら、落ち込んじゃうよ。つらくなっちゃうよ。誰でもそんなつらいことがあったら、からだもこころもしんどくなるよね」って、そう答えるのではないでしょうか?
その言葉をご自身にもそのまま語りかけて下さい。ご自身への思いやりを尽くして下さい。いつ回復するかという答えは難しいのですが、そうした思いやりを自らに与えることで回復の力が蓄えられていきます。

周囲の方、ご家族の力もいっぱい借りましょう。今はゆっくり過ごすことです。今日できることは明日に延ばしましょう。泣きたいときにはいっぱい泣いてもいいんです。頑張らずに、自分に優しく接して下さい。
桃太郎さんの心が少しでも安らかに、穏やかになる日が訪れますように、心から祈っております。

相談者:桃太郎様
回答者:富田拓郎