HOME > はじめまして、不妊治療で授かった待望の第一子を、染色体異常の為、なくなく人工死産しました。悲しい決断をした方の心に寄り添って貰える社会になればいいと思ってます。悲しい決断をする方の何か役に立ちたいのですが、人工死産したことを言う勇気がありません。何か私に出来ることはないでしょうか?

はじめまして、不妊治療で授かった待望の第一子を、染色体異常の為、なくなく人工死産しました。悲しい決断をした方の心に寄り添って貰える社会になればいいと思ってます。悲しい決断をする方の何か役に立ちたいのですが、人工死産したことを言う勇気がありません。何か私に出来ることはないでしょうか?

【 ご相談内容 】
はじめまして、不妊治療で授かった待望の第一子を、染色体異常の為、なくなく人工死産しました。

治療までして、どうして命を見届けてあげなかったのだろうと、後悔ばかりです。
命の選別だと、賛否両論あるのはわかってますが、こんなに愛情があり、子を思う気持ちは世間一般でいう天使ママと、変わりないと思ってます。
それでも、まだ、傷付く事も沢山あり、悲しい決断をした方の心に寄り添って貰える社会になればいいと思ってます。
娘の事を無駄にしたくないので、悲しい決断をする方の何か役に立ちたいのですが、人工死産したことを言う勇気がありません。

何か私に出来ることはないでしょうか?

【 回答 】

相談内容を拝見しました。ポコズママの会のスタッフをしております。人工死産の経験はありませんが、同じく大切な赤ちゃんを亡くした立場、そしてポコズママの会のスタッフとして回答させてください。

誕生を楽しみにしていた赤ちゃんとお別れをする選択をすること。親にとってこれほど辛い決断はないのではないかと思います。決断される時、そしてお別れの時のチェリーブロッサムさんのお気持ちがどれほどの深い悲しみだったのだろうか、と想像するだけで胸が痛くなります。

ご自身がとても辛いご経験をされた中、同じような体験をされた方のためにできることがないかとお考えになっているのですね。とても素敵なことだと思います。

この社会は妊娠中に赤ちゃんを亡くした事を話しにくい世の中ですよね。人工死産については、さらにお話ししづらい環境だと感じております。辛く悲しい思いをしたご家族が、赤ちゃんの事を遠慮なく話せ、そしてそれを受け止められる社会になって欲しいと心から願っています。

何ができるかというご質問ですが、たとえばポコズママの会のようなボランティアグループのスタッフとして参加して、自分がやりたい事が実現できないか考えてみるのも良いかと思います。

または、ブログなどで体験を綴ってみたり、同じような経験を綴っている方にコメントするだけでも、コメントを受け取った方は喜ばれると思います。

急に沢山の事をやるのは負担が大きいと思いますので、小さなことから取り組めるといいですね。何かできないかと、この相談室にご連絡くださったチェリーブロッサムさんの行動力があれば、思い立った時には行動に移せると思いますよ。

参考になるか分かりませんが、ポコズママの会のスタッフも参加方法は様々です。ウェブ相談室の事務局をしているメンバーや、相談に対して回答をするメンバー、ポコズカフェの運営をしているメンバー、冊子の発送をしているメンバーなど、それぞれができる範囲で参加してきます。

そして、何かしたい、役に立ちたいと思う気持ちはとても尊いものですが、やはり、ご自身の心のケアが大切です。赤ちゃんを亡した悲しみは簡単に癒えるものではありませんが、チェリーブロッサムさんのペースでその悲しみと向き合いながら、ご自身ができること、やりたい事が見つかることをお祈り申し上げます。
 

相談者:チェリーブロッサム様
回答者:ポコズママの会スタッフ