HOME > 先日、第1子を37w6dで子宮内胎児死亡の宣告を受け38wで出産しました。原因は不明でした。正期産で死産の確率なんて少ないのになんで私が…という思いが消えずに苦しいです。この悲しみを乗り越えることはできるのでしょうか?

先日、第1子を37w6dで子宮内胎児死亡の宣告を受け38wで出産しました。原因は不明でした。正期産で死産の確率なんて少ないのになんで私が…という思いが消えずに苦しいです。この悲しみを乗り越えることはできるのでしょうか?

【ご相談内容 】

先日、第1子を37w6dで子宮内胎児死亡の宣告を受け38wで出産しました。原因は不明でした。病院の先生からは、卵膜とへその緒の間に隙間ができて栄養が赤ちゃんに届いてなかったのかもしれないとも言われましたが、赤ちゃんはそれなりに大きくなっていてくれました。可哀想なので赤ちゃんの解剖はしませんでした。37w5dの夜、寝る前にいつもより激しい胎動をしていたため、赤ちゃんのサインではなかったのではないかと思います。最後の胎動を体が覚えていて、赤ちゃんを助けてあげられなかった後悔が大きいです。赤ちゃんは苦しかったのでしょうか?元々、胎盤が小さいとか羊水が少なめと言われていましたが赤ちゃんは元気でした。もっと健診の時に詳しく聞いていれば良かったと思います。胎動カウントもしていなかったため、後悔しかありません。私が赤ちゃんの息を止めてしまいました。正期産で死産の確率なんて少ないのになんで私が…という思いが消えずに苦しいです。この悲しみを乗り越えることはできるのでしょうか?少しずつ受け止めてはいるものの、今はただ辛いです。しかし、元気な産声を聞きたい気持ちもあります。元気な赤ちゃんを旦那さんや両親に抱きしめてほしい気持ちもあります。ただ妊婦生活を今回のように楽しめる気がしません。

【 回答 】

hnkmamaさん
38週までお腹の中で大切に育て、会える日を楽しみにしていましたよね。例えようのない悲しみの中、ご相談くださり、ありがとうございます。hnkmamaさんが37週5日の夜に感じた胎動は、確かに赤ちゃんからのサインだったと思います。そのサインは、「苦しい。」というサインではなく、「もうすぐ会いに行くよ。」「こんなに動けるまで育ててくれてありがとう。」というサインだったのではないかと思います。そんなサインを体が覚えていてくれている事は、赤ちゃんにとっては嬉しいことでしょう。赤ちゃんたちは、とても不思議なもので、私たちが苦しかったのではないか?と考えていても、実際には苦しそうな顔はまったく見せず、満足そうなお顔を見せてくれるのです。それだけ、自分の人生に満足して、自慢できるほどのものだったのではないかと思うのです。hnkmamaさんが解剖を希望しなかったのは、実は赤ちゃんの希望だったのかもしれません。赤ちゃんの願いを、意識していなくても感じ取っていたのだと思います。hnkmamaさんだから、希望通りにしてくれると信じていたはずですよ。胎動カウントをしていても、健診でお話を聴いていても、いつ何が起こるのか誰にもわからないことがあります。hnkmamaさんは、しっかりと赤ちゃんのことを考えて健診を受け、医師の説明を聞き、赤ちゃんのサインも願いも感じ取っていました。妊娠生活を楽しむこともできていました。それは、素晴らしいことなのです。hnkmamaさんが、赤ちゃんの息を止めたのではありません。赤ちゃんには、赤ちゃんの思い、意志があります。正期産に入り、もうすぐ会える、抱っこできると思っていたのに、お誕生とお別れが同時にやってきて、辛いですよね。赤ちゃんも、自分が決めたことだけど、大好きなママに上手く伝える方法が見つからなくて、困っていたかもしれませんね。でも、ちゃんと元気に動けることと、「ありがとう。」「大好き。」という思いは、伝えてくれていたと思います。元気な産声、聞きたいですよね。妊娠生活には、必ず何らかの不安が伴います。妊娠生活を楽しめないこともあるでしょう。
不安な気持ちやわからないことなどは、医療者に相談しましょう。どんな風に気持ちを言葉にすれば良いのか、迷うことがあったら、箇条書きでも良いので思いついた時にメモしておきましょう。そのメモを医療者に見せてからお話ししても良いと思います。
きれいな文章である必要はありません。その時々のhnkmamaさんの気持ちを書いておきましょう。必ず力になってくれる人がいると思います。お空に帰った赤ちゃんは、応援してくれているはずですよ。

相談者:hnkmama様
回答者:吉田 京子