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先日、39週で第一子が死産しました。 我が子を亡くして、次へ進みたいという気持ちはおかしいでしょうか?

【 ご相談内容 】
先日、39週で第一子が死産しました。
破水して、陣痛促進剤の点滴をして、、
それまでお腹をたくさん蹴って元気だったのに、分娩室に入ったらあっという間に天国へいっちゃいました。
そこから4時間、頑張って出産しました。
この世に誕生した時、周りは泣いてたけど私はママになれた喜びでいっぱいでした。
我が子の可愛さに感動しました。
まだ体調が悪く、寝込んでいますが、あのかわいい我が子にもう1度会いたいという気持ちが強いです。死産の前に流産もしています。それもあってか、主人をパパにしてあげたいという気持ちも強いです。その気持ちだけで生かされてるような感覚です。
我が子を亡くして、次へ進みたいという気持ちはおかしいでしょうか?
もちろん自分の身体を労わることが第一優先だと思いますが、こんな私に何かお言葉をいただけませんでしょうか?

【 回答 】

t.k様の大切なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
まだ体調が優れないご様子ですが、よく眠れていますか?
39週もの間、自分の体の中で我が子が育ち、いよいよ対面できるという一番楽しみにしていた時の突然のお別れはどれだけ辛かったことでしょう。

私は13年前に40週で死産を経験しています。

t.k様の「我が子のかわいさに感動しました。」という、当時私も同じように感じた気持ちを思い出しました。本当にそうです。
そのかわいい我が子の育児の続きが出来ないというのは本当に淋しいですよね。

産後、すぐにでも妊娠したくなる気持ちはとてもよくわかります。
私も、そうでした。亡くなった子に戻ってきて欲しかったのだと思います。

私が死産した当時は、次の妊娠は一年明けてから・・・と聞いたことがあります。
根拠はよくわかりませんが、恐らく悲しみが少し癒えて次の妊娠期間の精神的な負担が和らぐから、という理由なのかもしれません。
産婦人科の医師からは周産期で普通分娩であれば、産後一か月検診後、一度目の生理を見送ってからと言われました。

ある時「不謹慎かもしれないけれど、次の子が悲しみを癒してくれると聞いたことがある」と言われたこともありました。
人によって違いはあることかと思いますが、もしかしたらそれも一理あるかもしれません。

命は人智を超えた力が働いていると思いますので、産後すぐでも悲しみの中にあっても、赤ちゃんが再び宿ってくる方もきっといらっしゃると思います。
しかしこころとからだが繋がっている事、実際に妊娠した時の事を考えるとお腹の赤ちゃんの為にもせめて体調のほうが整ってから次へ進んだほうがよいように思います。

ひとりで亡くなった赤ちゃんとゆっくり向き合う時間には限りがあります。
悲しみたい時に泣き、寝たい時に眠れる環境も恐らくずっと続くことではないと思うと考え方によっては、今も大切な時間といえるのかもしれません。
今、そのお時間がゆっくりお取りになれているとしたら、もう少し以前に近い日常生活が戻ってからのごきょうだいをお迎えしたほうが色々な面において良いような気がします。

今はとても淋しくて一日一日悲しみに耐えることでやっとかと思いますが、命はt.k様にってきっと一番良いタイミングで向こうからやってきてくれると思いますので「つくる」というよりも「待つ」という気持ちで過ごすことで少し楽になれたら、と思います。

出来るだけ早くt.k様ご夫婦の元に、上のお子さんによく似たかわいい赤ちゃんがやってきますよう、心からお祈りさせていただきます。

 

相談者:t.k様
回答者:ポコズママの会スタッフ