HOME > 先月第二子を出産しましたが、出産後2日足らずで赤ちゃんが病気で亡くなってしまいました。夫と相談の結果、子どもの骨壷をお墓には入れずに手元に置いておくことにしましたが、上の子に第二子の死と骨壷についてどう説明すべきかについてアドバイス頂きたくご連絡しました。

先月第二子を出産しましたが、出産後2日足らずで赤ちゃんが病気で亡くなってしまいました。夫と相談の結果、子どもの骨壷をお墓には入れずに手元に置いておくことにしましたが、上の子に第二子の死と骨壷についてどう説明すべきかについてアドバイス頂きたくご連絡しました。

【 ご相談内容 】

先月第二子を出産しましたが、出産後2日足らずで赤ちゃんが病気で亡くなってしまいました。

夫と相談の結果、子どもの骨壷をお墓には入れずに手元に置いておくことにしましたが、上の子に第二子の死と骨壷についてどう説明すべきかについてアドバイス頂きたくご連絡しました。

上の子は今月2歳の誕生日を迎える予定で、今はまだ何も理解していないのですが、いずれ骨壷の存在に気付き、質問をしてくる日がやってくると思います。
自分自身、小さい頃テレビなどで人骨を見てすごく気持ち悪いと思っていた記憶があるので、「実はあなたには妹がいて、でももう死んでいて、その妹の骨が入っている」ということをどういう風に伝えれば上の子にとって少しでも受け入れやすくなるのでしょうか…?
上の子に与えるショックと恐怖をどうすれば少しでも軽減できるのでしょうか…?

【 回答 】

先月亡くなられたお子様のためにお祈りさせていただきます。
まだまだ心の整理がつかないことかと思います。
その中での心配なこと、少しでも安心に変わればと思います。

骨壺の説明をどうするかということ、これはこう答えれば大丈夫という明確な回答が難しいです。
直接的な回答は出来ませんが、以下のように考えております。参考にしていただけたらと思います。

日本人の霊魂に関する価値観は「魂魄」という価値観に近い人が多いように感じます。
これは道教や儒教から来ていると言われておりますが、心を作る魂と体を作る魄から成り立 っているという価値観です。
つまり亡くなると、魂はあの世に行き、魄は遺骨としてこの世に残る。ですので、どちらもその人であることには変わらないので遺骨を大切にするのだと思います。
これは成長していく過程で周りの環境などによって養われていくのだと思います。

私の知り合いのお子さんは、いつの間にか亡くなった赤ちゃんの骨壺に手を合わせるようになったそうです。
これは周りの人(お母さんやお父さん)が大切にし、手を合わせているのを見ていたからだと思います。
そしてその子にとっては、それは怖がるもの、恐れるものではなく手を合わせるものとなっています。

そしてもう一つ。
手を合わせることの大切さについてです。統計的なデータはなく感覚的にですが。。
周りの僧侶と話していても、仏壇の大切さつまり手を合わせることの大切さを感じま
す。
小さいころから家に仏壇があったりして、ご飯やお水、お花やお菓子をあげて育っている子どもはそうでない子どもよりも心が豊かなように見受けられます。
ですので、みうママさんのお子さんにも自然と手を合わせるようになってほしいと思います。

 

相談者:  みうママ 様
回答者:  遠山 玄秀