HOME > 妊娠7週目、繋留流産と診断され、翌日手術しました。流産術後は、基礎体温は一気に下がるのかと思いきや、滅多に出ない37℃を記録しました。一般的に流産後の基礎体温はどのように推移していくものなんでしょうか。

妊娠7週目、繋留流産と診断され、翌日手術しました。流産術後は、基礎体温は一気に下がるのかと思いきや、滅多に出ない37℃を記録しました。一般的に流産後の基礎体温はどのように推移していくものなんでしょうか。

【 相談内容 】

妊娠7週目、心拍確認の為受診したところ、繋留流産と診断され、翌日手術しました。
私の通っているクリニックは、基礎体温を推奨しており、妊娠してからも習慣で継続していました。私の高温期は、36.7~9(ごく稀に37.2くらい)です。
流産術後は、子宮の中のものを取り除いた状態なので、素人感覚としては、基礎体温は一気に下がるのかと思いきや、滅多に出ない37℃を記録しました。
一般的に、流産後の基礎体温はどのように推移していくものなんでしょうか。

【 回 答 】

ミス ちる様。まず、このたびの流産にお見舞い申し上げます。
今回、基礎体温の変化が予想と異なったことですが、これは特に問題の無いことと考えます。
その理由として、妊娠組織が無くなっても、妊娠と関係するホルモンは体の中から一気に無くならないからです。

例えば、妊娠を維持するhCGというホルモン(妊娠反応として調べるホルモンです)が流産後に血液から検出されなくなるまで、2か月程度かかるという報告もあります。
さらに、基礎体温は小数点2桁という体温の微妙な動きなので、流産手術の影響もあると考えられます。
よって、個人差はかなり大きくなりますし、また、流産後の月経では、排卵をともなわない事も珍しくないので、基礎体温はつけつつも一喜一憂しないのがよいかもしれません。
しかしながら、体の変化を気遣われることは大切な事と考えますので、習慣としてつけておくことはよいことだと思います。
少しずつ元のペースに戻られることをお祈りしております。お大事になさってください。

相談者:ミス ちる様
回答者:三宅 秀彦