HOME > 数年前に37週で死産しました。上にも子がいるのですが、言うことを聞かず手を焼くと、我を忘れたように叱りつけてしまいます。これがどんどんエスカレートしたらと不安になります。やはり、辛い過去が影響してしまってるのでしょうか。

数年前に37週で死産しました。上にも子がいるのですが、言うことを聞かず手を焼くと、我を忘れたように叱りつけてしまいます。これがどんどんエスカレートしたらと不安になります。やはり、辛い過去が影響してしまってるのでしょうか。

【ご相談内容 】
数年前に37週で死産しました。原因は臍帯けんらくではないかとのことでした。医師の対応や、周りの人の時が経つにつれての言葉や励ましにしこりを残しながら、一年間毎日泣いてすごしました。

今は新たに子供が産まれ生活してますが、毎日、誰かに話せる環境もなく、天国の子について1人で考えています。寂しく思う時もあれば、何故こうなったのか怒りの感情をもつこともあります。周りの人はもう過去のこととし、立ち直っていると思ってます。立ち直れてない自分をなかなかだすことができません。そんな自分の不調として感じる点をご相談したくメールしました。

上にも子がいるのですが、言うことを聞かず手を焼くと、我を忘れたように叱りつけてしまいます。以前も叱ることはありましたが、怒りが猛烈にでてしまいます。自分の心の奥底では怒りが支配しており、何かのきっかけで、顔を出してしまってる様に思えます。これがどんどんエスカレートしたらと不安になります。しかし、病院の門をたたく勇気もありません。やはり、辛い過去が影響してしまってるのでしょうか。この様なケースはありますか。どのようにしていけばいいのでしょうか。

【 回 答 】
mrさん、ご相談内容拝見しました。辛いご経験をされながら、現在も育児にがんばっていらっしゃるのですね。お子様の年齢がおいくつか分かりませんが、イヤイヤ期のようにどうしても手を焼いてしまう時期があるかと思います。その時期を過ぎれば、また落ち着いてお子様と接することができるかもしれまんね。

そうとは言え、怒りの感情が上手くコントロールできず、その原因が過去の辛いご経験によるものなのかとご不安なのですね。赤ちゃんとの辛いお別れが子育てに影響してしまう可能性に関しては否定はできません。赤ちゃんとの死別体験だけではなく、過去の様々なトラウマ体験をうまく解消できなかったことで、子育てが上手くいかない感覚になってしまうケースは少なくないそうです。

mrさんの現在のお悩みの原因が、過去の死産によるものかは判断はできませんが、長年抱えてきた思いを吐き出すことでお気持ちが楽になることはあるかもしれません。ご主人様やご家族などにお気持ちを吐き出せるのなら良いのですが、家族だからこそ言えないことって多いと思います。ポコズママの会のような経験者同士のグループや、同じような体験やお悩みを共有できるSNSなどに参加することで、お気持ちが楽になるかもしれません。

愛する我が子とのお別れは本当に苦しいものだと思います。今日までずっと頑張ってきたのですね。一人で抱えていることがいっぱいあるのではないかと思います。育児は思い通りにいかないことも多く、どうしても感情の起伏が大きくなってしまいます。mrさんに限らず、多くのママは、感情的に怒ってしまって落ち込んでしまう経験をしていると思います。ですから、感情的に怒ってしまったり、感情のコントロールができなかったからといって、ご自身を責めないでくださいね。誰もが同じように感情任せに子どもに接してしまうことはありますから。

「育児中に感情的に怒ってしまうことは誰もが経験する当たり前のこと」と思えれば一番よいのですが、もし、死別体験が影響しているのでは?と不安が強くなったときは、「辛い死産を経験したのだから、感情的になることがあるのは当たり前のこと」と、ご自身を受け止めてあげてくださいね。辛くなったときは、亡くなったお子様と心の中で会話をしてみるのもいいかもしれません。きっと、ママの一番の理解者で応援者だと思います。

相談者:mr様
回答者:ポコズママの会代表 加藤