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流産手術を失敗されてしまいました。
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【ご相談内容 】
流産手術を失敗されてしまいました。流産だけでもツラく、やっと前向きになれたところで発覚しました。当初の病院では再手術をしてくれず、大学病院での手術が決まりましたが、大量出血の可能性がある為に放射線を使うので今後の妊娠確率が下がると言われてしまい絶望しかありません。なぜ、あの病院で流産手術をしたんだろうという後悔と、手術への恐怖と不安が募るばかりです。
【 回答 】
ゆずまろ様
つらかった流産の後に、再度処置が必要になったこと、大変不安で、やるせないことだと思います。いただいたお話では、全体の状況が見えにくいので、この回答は推論が前提になることをお許しください。
流産手術後に処置が必要で、治療にあたり放射線を使用するということから、今回、子宮に仮性動脈瘤という状態を合併したと拝察いたします。仮性動脈瘤が何故できるかはよくわかっていないのですが、何らかの原因で動脈に傷がつき、血管の修復の過程がうまくいかず、それによって”瘤(こぶ)”ができると考えられています。これは、手術の上手、下手とは関係なく、偶然に起きてくるものです。仮性動脈瘤は、絨毛(胎盤の元になる部分)が流産手術後にのこる、絨毛遺残との区別がつきにくく、仮性動脈瘤と気付かずに絨毛遺残と診断して子宮内容除去のような処置をした場合、仮性動脈瘤が破綻し、大量出血につながります。よって、仮性動脈瘤を疑うことがとても大切で、もし気付かなければ子宮全摘や生命の危険も考えられます。おそらく最初に担当された先生は、そのように考えられ、慎重に対応されたのではないでしょうか。
なお、仮性動脈瘤の治療は、放射線をあてる直接の治療ではなく、放射線で透視をしながらカテーテルを使って、対象となる動脈を塞ぐ動脈塞栓術となります。
最初にも書きましたが、今回のお答えは、かなり推量のところが大きいです。今後の妊娠などを含めて、大学病院の担当医から再度説明をうけて、納得した上で治療を受けてください。
一日も早い回復をお祈りしております。
相談者:ゆずまろ様
回答者:三宅秀彦
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