HOME > 第一子を17週で死産しました。家事などやる気が一切起きません。実家で1ヵ月甘えていたからでしょうか。以前できたことが、がんばらなくてもできる日が来るのでしょうか。

第一子を17週で死産しました。家事などやる気が一切起きません。実家で1ヵ月甘えていたからでしょうか。以前できたことが、がんばらなくてもできる日が来るのでしょうか。

【 相談内容 】

今年の4月に第一子を17週で死産しました。
仕事には復帰できましたが、死産後ずっと実家で過ごしていて家事などなにもせず過ごしていました。
自分の家に帰り、仕事はできますが炊事、家事など1人で家にいるとやる気が一切起きません。やらなきゃと思っているのに。1ヶ月甘えていたからでしょうか。前出来たことががんばらないと出来なくなりました。がんばらなくてもできる日が来るのでしょうか。

【 回 答 】

ちびまる様
お子様との突然のお別れから1ヶ月余り…。
ご実家でからだを休めることができたのですね。それは本当に良かったです。
出産後の女性の子宮や卵巣は6~8週間かけてゆっくり回復するそうです。女性ホルモン エストロゲンの急激な減少は、心理状態にも大きな影響を及ぼすといいます。ゆっくりと静養できる環境があったことは、本当に良かったのではないでしょうか。

さて、ご自宅に戻られてからの日々。ちびまる様は、お空の天使となられた赤ちゃんのことを想い巡らしていることでしょう。
「まさかこんなことが…」
大切な、大切ないのちとお別れして間もないのですから、今は哀しみの嵐の真只中。

>やる気が一切起きません。
それも自然なことです。まずは、しっかり食べて、ゆっくり眠るというリズムを崩さないことが最優先です。

>前出来たことががんばらないと出来なくなりました。
ちびまる様は、炊事・家事をしっかりこなすタイプなのですね。
でも、今は非常時。優先順位を付けて良いのではないでしょうか。何かを人に委ねたり、今日やらなくても大丈夫なことは先に延ばしたり—。
パートナーとも話しあって、今大切にしなければならないことが出来ればOKにしてはいかがでしょう。

ちびまる様が、炊事や家事(Doing)ができないご自分を「がんばっていない」と感じていることがとても心配です。哀しみの嵐の中では、毎日を生きること(Being)は、「がんばっている」証です。どうぞ今のお辛さを一人で抱え続けないでください。

たとえ産声がなくても、ちびまる様ご夫婦は17週生きた、ひとつのいのちのお父さんとお母さんです。
今は、赤ちゃんと過ごした日々の思い出としっかり向き合っても良いのでは?

お別れの哀しみは、深いものです。
一人で抱えきれない時は、お近くに共通の経験をした人同士の集いがあれば、出掛けて、気持ちを言葉にしてみてください。

からだが癒え、心の嵐が凪ぎになる頃、ちびまる様はどんな日々を過ごしたいですか?
「~したい」という想いを大切に、一日一日を大切にお過ごしください。
「~しなければならない」という気持ちを手離してみてください。
哀しみ色の心の中に少しずついろいろな色が混じりはじめると、「~しよう」という気持ちがゆっくりと蘇ることでしょう。

焦ることはありません。毎日少しずつ、少しずつ。どうぞご自分をお大切になさってください。

相談者:ちびまる様
回答者:田村芳香