HOME > 38歳ではじめての妊娠でしたが、自宅で自然流産をしました。大量出血など流産の症状が重く、出産がこわくなりました。次は笑顔の出産にしたいです。アドバイスをお願いします。
38歳ではじめての妊娠でしたが、自宅で自然流産をしました。大量出血など流産の症状が重く、出産がこわくなりました。次は笑顔の出産にしたいです。アドバイスをお願いします。
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【ご相談内容 】
わたしは38歳で初めての妊娠でした。
自分自身の誕生が難産(逆子+へその緒が首に絡まる状態)だったため、出血多量など母子ともに死の危険があったと両親から聞かされていた影響か?幼い頃から妊娠・出産がとても怖く、それでもわたし達の子を家族にしたいとの思いでやっと踏み出した一歩でしたが、約10週頃の検診で、赤ちゃんが育っていない(成長が5週前後のまま)と診断が出てしまいました。
普段から食事や健康には気を配るなど、自他ともに認める健康体で、会えると信じて疑わずに過ごしていたため、診断は本当にショックで、手術でなく自然流産を待ちたいと伝えるのがやっとでした。
症状?に関して先生からは「腹痛と出血はありますが、トイレで出してしまって大丈夫です、翌日から普通に生活ができるでしょう」と伺っただけでしたので後日くわしく聞くつもりで心の準備も整わないまま、その夜の出来事でした。
やっぱり眠れず、早く出て来てねと赤ちゃんに願い続けていたところ本当に夜明けに出血と腹痛が起きました。
自分では身体を支えられず、夫に支えてもらい横になったままでしたが腹痛と出血の度に目前が真っ暗になったり、息が止まって一瞬気を失なったり…夫婦で駆け込んでいた浴室は血の海になってしまうほどで生まれて初めて「死ぬのかな」と感じ、本当に怖かった数時間でした。
午前中で治まってきても、トイレには夫に連れて行ってもらうほど衰弱し、精神的ショックも重なってか?数日間はベッドで寝て過ごしました。聞いていた話と違って、翌日から普通の生活が無理でしたしとてもトイレでは済ませられなかった激しい症状の数々だったのでこれはわたしだけなのかなと感じて、情けなく悲しかったです。
今回は明朝で先生(助産師さん)に連絡がつかなかったのですが結果、心細い中でも夫婦で乗り越えたのでふたりの絆が強くなったり自分で全て排出できたという身体への自信にもつながったのでやっぱり自然の力にまかせて良かったと後悔は全く無いです。
ただ今回の経験で、出産がまた怖くなってしまい困っています。次の妊娠に前向きになれれば、悲しみも早く癒える気がするのですが…助産院や婦人科には、まだしばらく足を運ぶ気にはなれず下記のような相談先に困っていたところ、友人がポコズさんを教えてくれました。
・あんなに大量な出血は、流産特有のものなのでしょうか?
・流産の腹痛(食中毒に近い感覚)と出産の陣痛は同じと考えて良いでしょうか?
・また陣痛も流産のように、貧血で?一瞬、目が見えなくなったり息が止まって気を失なったり、吐いたり失禁してしまったりするものなの
でしょうか?
・こんなに流産が重い症状だった原因を知ることは、婦人科の検査などで可能なのでしょうか?本番はできるだけ穏やかな気持ちで赤ちゃん
を迎えたいので、いまから改善したいです。
自分の子には、出産は素晴らしい経験として伝えたいので助産院でできるだけ自然な、穏やかな出産が希望だったのですが(自然出産はほとんど出血が無いことが多いと聞いていたので)アドバイスやお力添えをいただければ嬉しいです。
次に授かったときにはきっと、笑顔の出産にしたいです。
できれば、自然流産と自然出産を経験した方からそれぞれの共通点や違いを教えていただければと思いましたが、お任せいたします。
お返事は急ぎませんのでどうぞよろしくお願いいたします。
【 回答 】
ティンカーベルさん
この度は大切な赤ちゃんをなくされたこと、たいへん残念に思います。
産婦人科医の立場から、いくつかの疑問にお答えいたします。
あくまでも一般論になりますので、その点を踏まえてお読みください。
まず、出血についてです。
自然流産の対応として、手術療法と待機療法の2つがありますが、待機療法では、追加手術のリスクや、完全に子宮内容を出すことが出来ない不全流産となるリスクが高く、輸血を必要とするような出血のリスクも、手術療法に比べて高いと言われています。
当然、分娩でも出血が多量になる事は多々ありますので、流産に特有とは言えないでしょう。
分娩後出血の理由は、子宮の復古(もどり)だけでなく、産道や子宮の傷、胎盤の遺残など、さまざまな原因で生じます。
妊娠・出産には出血がつきものです。
出産後、子宮のもどりが悪く出血があった場合、次回妊娠でも出血のリスクは上昇します。
今回は流産ですので同じとは言い切れませんが、次回の妊娠時には、今回のエピソードを担当の医師に伝えておくのは大切と考えます。
次に痛みの話ですが、陣痛はその名の通り痛みなのですが、人によって軽かったり、大変つらい思いをされたり、様々です。
また、陣痛の時に吐き気などがくることも珍しいことではありません。
もし、痛みに対して恐怖感が強いようでしたら、和痛〜無痛分娩で対応することもできるかもしれません。
よって、自身の希望を伝えておくのがよいと思います。
(和痛分娩や無痛分娩は、病院の体制にもよってはできない場合もありますので、あらかじめ相談が必要です)
今回のエピソードを考えると、次回妊娠も出血などのリスクがあると考えられます。
よって、お産に関しては、産婦人科の病院でお産を検討していただく方が安全だと考えられます。
これらの原因の検索も含めて、かかり付けの先生に診ていただいた上で、相談をなさってください。
将来、赤ちゃんがやってきた時には、スムースで合併症のないお産となることを、心からお祈りしております。
お大事になさってください。
相談者:ティンカーベル様
回答者:三宅秀彦
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