HOME > 色々な状況と事情により流産してしまいました。精神不安定が続いております。この不安定を少しでも落ちつかせ、いなくなってしまった自分の子を心から受け止め大事に想って過ごすためには、今は何から始めたらいいかわかりません。

色々な状況と事情により流産してしまいました。精神不安定が続いております。この不安定を少しでも落ちつかせ、いなくなってしまった自分の子を心から受け止め大事に想って過ごすためには、今は何から始めたらいいかわかりません。

【 相談内容 】

4ヶ月前に色々な状況と事情により、流産してしまいました。
今現状も精神不安定が続いております。
身体が疲れてる時、気が緩んでいるに襲われる自責の念、思慕の自己の気持ちで心が揺れ動き感情制御ができなくなります。

また、職場の妊婦の方が話す内容を聞きお腹を見る際に「子が順調に育って育って産める環境がある事、周りが祝福して仕事の業務内容も優遇されている事に気づく事もなく感謝せず、その事を幸せな事だと感じていない」姿を見ると、自分の体と心のバランスが取れなくなり、力が入らなくて動けない程、泣いてしまいます。

また、世間的に流産した事は黙ってなさい。などの子持ちの女性上司の方に言われた心無い言葉が心の中で響いて 子に対する思慕の心が戦い、夜になると涙が止まらなくなります。

若年性更年期のための女性ホルモン剤を飲まなければ生理がこない身体ですが、飲む気になれません。
この不安定を少しでも落ちつかせ、いなくなってしまった自分の子を心から受け止め大事に想って過ごすためには、今は何から始めたらいいかわかりません。
良いアドバイスがありましたら、教えていただけると幸いです。

【 回 答 】

ふみさん、メール拝受しました。ご返信が大変遅れまして、本当に申し訳ありませんでした。

お気持ちがまだ不安定になっているのですね。
本当になんと申し上げてよいか、言葉が見つかりません。

今の悲しみに加え、日常生活のさまざまなことがふみさんの心身にダメージを与え、さらにつらさを増しているのですね。

今のふみさんの感じる感情はどんなものでしょうか?
おそらくはグリーフと呼ばれるものに近いと思います。

グリーフはさまざまな側面があります。悲しいという感情だけではなく、世界(他人)あるいは自分に対する不信感、身体的な疲れ、あるいはおっくうになったり、感情が高ぶって攻撃的になったりなどの行動がある人もいます。

グリーフがあるときには周囲のサポートや理解が必要になります。
ただ,世の中にはこういう話を否定的に考える人もおり、そういう人は心ない一言を発することもあります。ふみさんの女性上司の一言がふみさんの心に突き刺さってしまったのでしょう。赤ちゃんの流産や死産のあとに言われた言葉について、こんな記事もあります。
https://dot.asahi.com/aera/2018050100013.html?page=1

こういう言葉を聞けば、似たようなご経験をお持ちの方の多くは、本当にやりきれなくなってしまうでしょう・・・
ふみさんが、いったいどうすればいいか、わからなくなってしまうのも無理からぬことです。

今どうすればよいか、答えるのはなかなか難しいのですが、今日できることは明日に延ばして、できることはなるべくやらずに過ごしてみてはいかがでしょうか。ご自分のお気持ちをまず第一に過ごしていくことが何より大切です。

何かをしようと思わなくてもいいのです。涙が流れたら、そのまま過ごしてもいいのです。
今はそれだけで過ごしてみてください。

大きな嵐はいつか止みます。いつか気持ちが穏やかになり、また違う日が訪れます。それまでは静かに過ごしましょう。
ふみさんのこころが穏やかになりますように、心から願っております。

相談者:ふみ様
回答者:富田 拓郎