HOME > 1ヶ月経ち、体は順調に回復していますが、まだ毎日泣いています。こんなに悲しい、つらい体験は初めてで、この悲しみとどのように向き合っていけばよいのでしょうか?

1ヶ月経ち、体は順調に回復していますが、まだ毎日泣いています。こんなに悲しい、つらい体験は初めてで、この悲しみとどのように向き合っていけばよいのでしょうか?

赤ちゃんとお別れして間もない時期は、ちょっとした刺激(赤ちゃんに関連したテレビCMやニュース、赤ちゃん連れの家族の姿、隣の家の赤ちゃんの声など)で悲しみが呼び起こされ、涙が出てしまうことが多く、「テレビが見られなくなった」「外に出るのがつらい」というママの声は多く聞かれます。「なんで、私の赤ちゃんがここにいないの」「なんで私だけこんな思いをしなくてはならないの」と怒りや絶望感、周囲に対する嫉妬なども感じるかもしれません。

あなたにとって、本当に大切な赤ちゃんを失ったのですから、深い悲しみや怒り、さまざまな感情を感じるのはごく自然なことで、このようなこころの反応は「悲嘆(グリーフ)」とよばれています。悲嘆とはどのようなものなのかを知ると、「このようなつらい思いをしているのは自分だけではないんだ」と感じ、少し安心することができると思います。

また、あふれ出す感情をずっとおさえこんでいると、疲れますし、イライラしてきます。さまざまな感情を自分の内に閉じこめるのではなく、外に出す、表現することが、こころを癒すためには必要だと言われています。感情を発散・表出する方法には、様々な方法があります。自分にできそうなものから、少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか。

ポコズママの会のサイトには、グリーフの説明やおすすめ書籍、心を軽くする方法なども掲載されておりますので、お気持ちが向くときにのぞいてみてください。