HOME > 1年前、一卵性双生児(一絨毛膜一羊膜)の赤ちゃんを17週で人工死産しました。 一絨毛膜一羊膜は難しいと聞いてはいましたが、このくらいの病気なら産んだ方が良かったのでしょうか?本当に育てるのが難しいほどの状態だったのか?ずっと疑問のまま一年が過ぎました。一年経っても、赤ちゃんや妊婦さんを見るのがとても辛く、憎いです。

1年前、一卵性双生児(一絨毛膜一羊膜)の赤ちゃんを17週で人工死産しました。 一絨毛膜一羊膜は難しいと聞いてはいましたが、このくらいの病気なら産んだ方が良かったのでしょうか?本当に育てるのが難しいほどの状態だったのか?ずっと疑問のまま一年が過ぎました。一年経っても、赤ちゃんや妊婦さんを見るのがとても辛く、憎いです。

【 ご相談内容 】
はじめまして。1年前、一卵性双生児(一絨毛膜一羊膜)の赤ちゃんを17週で人工死産しました。

その前に、流産2回を経験しており3回目の妊娠で、今度こそと思っていました。検診の際に異常を指摘され、詳しく調べてもらったところ2人ともに臍帯ヘルニアが認められ肝臓や小腸などがお腹の外に出ていました。その他にも脳や腎臓などにも病気があるようで、無事に産まれることができても日常生活ができるないし、染色体異常の可能性もあると言われ泣く泣く決断しました。

一絨毛膜一羊膜は難しいと聞いてはいましたが、このくらいの病気なら産んだ方が良かったのでしょうか?本当に育てるのが難しいほどの状態だったのか?ずっと疑問のまま一年が過ぎました。

一年経っても、赤ちゃんや妊婦さんを見るのがとても辛く、憎いです。
そして今回、同僚の妊娠が発覚し素直にいわうことがかできず、むしろ流産すればいいとさえ思いました。すると偶然、派遣契約終了することになりホッとする自分がいました。
相手の不幸を願うなんて最低だと思いますが、自分の心を守るためにはそうせずにいられません。

【 回答1 】

ハルちゃんママさん

辛いお別れのあとは、あのときこうしておけば良かったのではないかと、考えてしまう人は多いかと思います。
確かに、体が上手く作れていなくても、元気に育つ赤ちゃんがいることも事実です。
しかし、一絨毛膜一羊膜の双子では、周産期死亡率(22週以降の死産や生後1週間以内の新生児死亡)が、一般的に4~20%と言われています。

そのような、一絨毛膜一羊膜という対応の難しい状況であったことに加えて、お腹の壁の大きな欠損と、腎臓や脳にも病気があったこと、もあわせて考えると、赤ちゃんたちは簡単には育たなかった可能性の方が高かったと推察します。

あくまでも推測ではありますが、以上のように回答させていただきます。
まだ、気持ちが前を向くのには時間がかかるかもしれませんが、参考していただければ幸いです。

【 回答2 】

ハルちゃんママさま

ご相談、拝読致しました。

1年前は大変なご経験でしたこと、お察し申し上げます。
本当におつらい日々を過ごされてきましたね・・・しかも
大変な経験が3回もとなれば、お気持ちはいかばかりの
ものか、想像するにあまりあるものかと存じます。言葉が
ありません・・・

それだけのご経験をされたのですから、今はなにを見ても
イヤになったり、憎くなったりしてしまうのも無理からぬことです。
ハルちゃんママさんは恐らく普段、友だちの幸せをいっぱい
祈っているような方なのでしょう。でも今はご自分が一番
大切です。ご自分のことだけを大切にしていきましょう。

今はイヤだと思うことで、むしろご自分の力を蓄えるような、
そんな意味があるのかもしれません。それだけのご経験を
されたら、力も失ってしまいます。今は失ってしまったご自分の
エネルギーを蓄えていくときかもしれません。今日イヤだと思ったら
しばらく接することはやめて、またの日にしましょう。今日やることは
明日に延ばしましょう。

そうしていくことで回復のための力を蓄えているのだと思います。
今はそういう時期です。ご自分を何より大切になさってください。

お気持ち安らかに過ごせる日々がいつか訪れますように、心から
祈っております。

(お返事が遅れまして、失礼致しました。)

 

相談者:ハルちゃんママ 様
回答者:三宅 秀彦(回答1)/富田拓郎(回答2)