HOME > 15週で心拍が確認出来ず、再度診察になりました。一人になると涙が止まらず、家族にどう伝えるべきか、これからどうすればいいのか答えが出ません。外出もしたくありません。また診察に行く予定ですが、更に不安でいっぱいです。

15週で心拍が確認出来ず、再度診察になりました。一人になると涙が止まらず、家族にどう伝えるべきか、これからどうすればいいのか答えが出ません。外出もしたくありません。また診察に行く予定ですが、更に不安でいっぱいです。

【 相談内容 】

初めまして。
2018年8月31日に15週で妊娠糖尿病の検査後診察になり、先生から『赤ちゃんの心拍が確認出来ない、週数に比べて大きさが小さい』と言われました。
その場では状況が飲み込めず先生からは『少し時間を置いてもう1度確認しましょう。1週間後でもそれより早く来てもいいから』と言われ診察は終わりました。

一人になると急に涙が止まらずどうにもなりませんでした。そのあと友達との約束があったので家に向かいました。その友達も週数は早かったですが同じような経験をしていたので話を聞いてもらい少し楽になりました。

その日は旦那と3歳になる娘は実家に泊まる予定だったので私は一人。旦那に言わなきゃいけないけどなんて言えばいいのか、娘にはどう伝えるべきか、両親は本当に楽しみにしててくれるのになんて言ったらいいのか、兄弟、友達にもどう話せばいいのか…これからどうすればいいのか考えても答えは出ませんでした。

次の日の朝旦那に『一人で帰ってきて』と連絡をして帰ってきてもらい話をしました。旦那は『そうか』と言ってお腹を触ってくれました。私は涙が止まりませんでした。心の中では『楽しみにしててくれたのに本当にごめんなさい』しか言えませんでした。

今は正直外出もしたくありません。妊婦さんや赤ちゃんを見ると辛くなります。
月曜日に旦那ともう1度診察に行く予定です。これからどんな処置をするのか、いろいろ考えると更に不安で一杯です。

【 回 答 】

まゆさん
やって来てくれた命が、突然帰ってしまい、驚きと悲しみと、たくさん心が泣いてしまいましたね。

診察後、もう少し時間をおいて確認すると伝えてくれたようですが、小さな命である赤ちゃんに思いを寄せる時間をプレゼントしてくれたように感じます。
私たちは、生まれる前に、すべての人生のシナリオを決めてきていると言われますが、まゆさんの赤ちゃんも、今帰ることまで決めてやってきたのでしょう。

ひとつ確かなことは、何かをしたから、何かをやらなかったから、という、何かのせいでも、誰かのせいでもないということです。
今回の赤ちゃんは、自分の意思で自分の人生を生ききったのだと思います。

3歳のお姉ちゃんへの伝え方は、特別な言葉を使わなくても大丈夫だと思います。
赤ちゃんはきてくれたけど、悲しいことだけど今は帰らなくてはならなかった。あなたに会いに来れて嬉しかったはずだよ。と、嘘は言わず、事実を伝えてあげてください。
今、話せなくても良いのです。もう少し後でも良いのではないでしょうか。

ご主人にとっても悲しいことですが、あなたたち二人を選んできた赤ちゃんです。
申し訳ない気持ちもわいてくるでしょうが、あなたのせいではないですよ。

外出するのが嫌になっても、妊婦さんや子どもたちと会うのが嫌になっても、大丈夫。心が感じることに嘘はつかなくて良いのです。

処置に対する不安はあるでしょう。
不安であること、わからないこと、何でも医療者に伝えられると良いですね。
まゆさんの心を、そのまま、医療者にも伝えてみてください。
きっと、お空に帰った赤ちゃんと同じように、寄り添い、味方になってくれる人がいると思います。

相談者:まゆ様
回答者:吉田 京子