HOME > 2回目の流産をしました。4歳の子どもが、将来いろいろな事を一人で背負わなければならない事が不憫に思った事が、今回妊娠にチャレンジした理由の一つでもあります。2回目こそは大丈夫だと思っていたのに。つらいです。

2回目の流産をしました。4歳の子どもが、将来いろいろな事を一人で背負わなければならない事が不憫に思った事が、今回妊娠にチャレンジした理由の一つでもあります。2回目こそは大丈夫だと思っていたのに。つらいです。

【 相談内容 】

今日、2回目の流産をしました。妊娠9週目に入ったばかりです。
2回目なので、この数日の出血や陣痛を思い起こさせる腹痛、胸の痛みが急に消えた等から冷静に自分自身で流産の予想をしていました。
でも、実際に起きると悲しくて、そして今回が最後の妊娠だと決めていたので寂しくて。

私には今年4歳になる子どもがいます。
この初の妊娠時には、実は精神上非常に苦しい経験をしていたにも関わらず、何のトラブルもなく出産し、産まれた子は発達も順調、大変良い子に育っています。

夫や私の兄弟に子どもが出来る可能性が低く、私達夫婦も40代となり、このままでは将来、この子が一人でいろんな事を背負わなければならない事が不憫に思った事が、今回妊娠にチャレンジしようと思った理由の一つでもあります。
でも、実際は、第一子を得てから感じている幸せをもっと増やしたい、もう一度、今度は穏やかな妊娠と可愛い赤ちゃんを抱っこしたい、そんな単純な自分勝手なエゴから突き動かされたのかもしれません。

でも、結果は半年で2回の妊娠と初期流産。2回目こそは大丈夫だと思っていたのに。。もう年
齢的に次の妊娠は考えていません。つらいです。。

【 回 答 】

ほのか様
この度は、哀しみの最中につながりをいただき有難うございます。

その後、ご体調はいかがですか?
9週間という限られた時間でしたが、ひとつのいのちが宿り懸命に生きた母体であるほのか様のお身体が整うまでには、相応の養生をされて良いのだと思います。

4才になられたお子様のご出産は、ほのか様にとって、価値観を大きく変える程のライフイベントだったのですね。
「精神上非常に苦しい経験」をされていたというお言葉から、ほのか様がいのちの誕生から受けた深い、深い感銘が伝わってくるようです。

今回、いのちとのお別れの予兆を感じていらしたとのことです。それは、いのちとの対話の時間であったことでしょう。小さないのちは、きっとママが見守ってくれていることを感じ続けていたことでしょう。
4才のお子様にきょうだいをーと願っての妊娠へのチャレンジ。しかもいのちとのお別れという哀しい経験をされても尚ー。
ほのか様は、「穏やかな妊娠と可愛い赤ちゃんを抱っこしたい」と願っていらしたとお気持ちをお聞かせくださいました。そのお気持ちは、お空に帰ったお子様たちにも伝わっていることでしょう。
それは、「単純な自分勝手なエゴ」でしょうか?それは、いのちの誕生に出会ったからこそ実感できる、心の奥底から湧き上がるような「母の想い」なのではないでしょうか?

ほのか様がきょうだい児をーと切実に思う程、ほのか様のご家族を取り巻く環境は、期待や責任が交錯する複雑さをはらんでいるのかもしれません。しかし、それはほのか様のお子様だけで担いきれるものでもないかもしれません。
むしろいのちの重みを知る母であるほのか様と共に生きる、これからの時間の中で、今はまだ小さなお子様がさまざまな方たちの力を得ながら、社会で「生きる」力をつけていくことは、とても大きな可能性をもっていると感じます。子育ちは親育ち。その喜びを知るには何年も何年もの時を重ねることになると思いますが、新たな価値観の創造の日々であることでしょう。

ほのか様は3つのいのちのお母様。
医療の手を離れた今は、私たちはいのちの言葉で愛しいいのちのお話しを致しましょう。
「つらいです」。とても自然なお気持ちだと思います。同じ経験をした方たちと、そのお気持ちをわかちあいたい時は、そのような場につながり、幾度も幾度も気持ちを言葉にしてください。
どうぞ、ご自分をお大切に。

相談者:ほのか様
回答者:田村芳香