HOME > 39週で赤ちゃんの心臓が止まっていました。原因はまだわかりません。また妊娠できるのか、できたとしてもどんな気持ちで過ごせば良いのか、また予定日一ヵ月前に急に上がった血圧も心配です。上がったり下がったりの繰り返しです。

39週で赤ちゃんの心臓が止まっていました。原因はまだわかりません。また妊娠できるのか、できたとしてもどんな気持ちで過ごせば良いのか、また予定日一ヵ月前に急に上がった血圧も心配です。上がったり下がったりの繰り返しです。

【 相談内容 】

はじめまして。あまり悲観的になりたくなかったので利用したくはなかったのですが、やっぱり誰かに聞いて欲しくてこちらを利用させて頂きます。
2週間前、39週でいつ産まれてもおかしくないという時に赤ちゃんの心臓が止まっていました。原因はまだわかりません。

私もいたって健康で、赤ちゃんも検診のたびになんの異常もありませんでした。
ただあとは産むだけ!陣痛いつだろう、痛いのに耐えれるかなぁ?怖いけど早く会いたいなぁ。そんなことしか考えられていませんでした。まさかこのタイミングで亡くなってしまうなんて1ミリも思っていませんでした。
ネットでたくさん調べました。私だけではなくてありえることって。だけど正期産で亡くなってしまうなんて、もっと早く出してあげられたら、産まれても亡くなる運命だったのなら。といろんな思いがぐるぐるです。

子宮口も開いていなかったのでバルーンで誘発して産みました。
とてもスムーズに出てきてくれました。赤ちゃんはとても可愛くて、出産も思ったほど痛くなくて。悲しい出産なはずなのにこんなに可愛い子を産めたことの喜びの方が大きかったです。
なので、すぐにまた赤ちゃんほしいなぁと思えています。
だけど、また妊娠できるのか、妊娠できたとしても産まれるまでどんな気持ちで過ごせばいいのか。不安でいっぱいです。

もう1つ不安なのが、予定日の1ヶ月前から急に血圧が高くなりました。140/90以上です。
個人病院で診てもらっていたのですが、応援の先生も診てくれたりで毎回先生が違いました。血圧が高いから塩分控えてね。と、言われただけでした。ある先生は血圧高いから早く出した方がいいかもねー。と呟いたのを覚えています。

結局陣痛待ちで39週を迎えました。
病院には軽い陣痛、おそらく前駆陣痛がきていたのと、半日ほど胎動が感じなくなったから病院へ行きました。そしたら心臓が止まっていると告げられました。
その時の私の血圧は上が160以上でした。

血圧が高いまま普通に陣痛を迎えて個人病院で分娩していたら私自身はどうなっていたのでしょうか?
病院を責める気はありません。結果が全てですから。
ただ、それが原因じゃないとしても何かできることがあるならば知りたいだけです。

そのあとは総合病院へ運ばれて、血圧を下げる処置をしながら普通分娩をしました。

今回産まれてきた子に対してどんな思いでこれから生きていけばいいのか。
次のお産に向けて、どんな気持ちで、どんな行動をしていけばいいのか。
考えれば考えるほど、上がったり下がったりの繰り返しです。

文章がぐちゃぐちゃで申し訳ありません。

【 回 答 】

すずさん
突然、赤ちゃんとお別れし、大きな悲しみの中、よくご相談くださいました。
39週という出産予定日近くまで一緒に過ごし、会える日を楽しみにしていましたよね。

赤ちゃんが旅立ってしまう原因は、わからないことが多いです。
このわからないことが起こり得るのが、妊娠・出産です。

血圧も急に上がり、びっくりしましたよね。
この原因もわからないことがありますが、すずさんの場合、急いで出産しないといけない状況ではなかったから、自然の陣痛を待つことができたのでしょう。

妊娠中、特に後半にかけて、急に血圧が上昇することはあります。すずさんもお産の直前に、さらに血圧が上がったようですが、赤ちゃんがママの体を心配して、「今、生まれよう。」とサインを出してくれたのかもしれませんね。ちゃんと、自分を生んでくれる状態の時を知っていたのかもしれません。
今回、血圧が上がったから、次も必ず上がるとは限りませんが、注意することは大切です。今回体験したことを、次の機会に医療者に伝えていくと安心ですね。

赤ちゃんは、これからのママの健康を考えてくれていたのでしょう。
とてもママ思いのお子さんですね。

日本の出産施設には、様々な種類があります。出産する方の体調や住む地域などによっても、選ぶ施設が変わってきますね。高度な医療を提供する機能を持ち合わせていない施設でも、バックアップ体制を整えているものです。何よりも、ママと赤ちゃんにとって安全な状態を保てるよう、出産施設を移動することはあります。すずさんも今回、血圧をコントロールしながら出産しました。どう管理すると、ママと赤ちゃんにとって良いのかを考えていきます。自分にとって何が大切か、何が安全かを、医療者と相談できると良いですね。

心臓の動きが止まった赤ちゃんを出産するということは、悲しみや不安など、いろいろな思いがあったでしょう。
すずさんは、赤ちゃんと力を合わせて、良いお産ができたようですね。
出会えた赤ちゃんに対してかわいいと感じ、また子どもが欲しいと思わせてくれるという、素敵な力を持つお子さんだということです。
お子さんをいっぱい褒めてあげてください。自慢できるお子さんですよ。

そのお子さんのママがすずさんです。選ばれていますね。
人は、様々なことを体験するために生まれてきていると言われます。
その体験を通して感じたことは、何も無駄なことはありません。
自分の気持ちがわからなくなっても、何をしたらいいのかわからなくなっても、意味もなく怒りを感じたり、何も感じたくないと思っても、何も無駄なことはありません。
そのままで大丈夫。
誰も悪くありません。何かをしたからでも、何かをやらなかったからでもありません。
今のすずさんに、今会いたかったお子さんが、自分の人生のシナリオを決めてきてくれたのです。

すずさんは、これからどんな体験を重ねていくのでしょう。
赤ちゃんは、楽しみに見守ってくれていると思います。

大好きなママを、わくわくしながら見つめているでしょう。
時間がかかっても大丈夫。
心がいろいろ揺れても大丈夫。

心と体を大切に、すずさんの人生を生きてください。
素敵な力を持つかわいい子が、いつもそばにいてくれています。

相談者:すず様
回答者:吉田 京子