HOME > 41歳でやっと授かった我が子を、子宮内胎児死亡で死産しました。最後の胚盤胞を戻したいのに生理が来ずイライラします。負の感情が高まると夫にあたってしまいます。精神のバランスを崩したくないのですが、どう乗り越えて耐えて過ごしたらよいでしょうか。

41歳でやっと授かった我が子を、子宮内胎児死亡で死産しました。最後の胚盤胞を戻したいのに生理が来ずイライラします。負の感情が高まると夫にあたってしまいます。精神のバランスを崩したくないのですが、どう乗り越えて耐えて過ごしたらよいでしょうか。

【 相談内容 】

晩婚で不妊治療二年して41歳でやっと授かった我が子を妊娠8ヶ月で、切迫早産で1ヶ月半入院後子宮内胎児死亡で死産しました。
最後の胚盤胞一つあるので奇跡を信じて最後の移植を予定したいのですが死産後49日しても生理が来ず、いつになるかイライラします。

前向きに穏やかに体を休めようとするけど、私は前は好きだったテレビも楽しくなく、私にはなにか楽しく感じる気持ちが本当にわずかしかなくなったのに、悲しみを表出しないで普通に生活している夫を見ると私だけなんでとあたってしまい、夫をこまらせてしまいます。
女性はすでに母親で男性は生まれてからだとわかっていますし、変わらず落ち着いている夫に感謝の気持ちをもつこともありますが、負の感情が高まると夫を困らせるとは思いつつ、別れた方がよいのでは、生きてるのがつらいとあたってしまいます。

天使ママブログなどで、半年とか何も楽しく感じなかったとあるのを読み私だけではないと思いそこはほっとしましたし、まだ回復には時間がかかって当たり前だとは思うし、夫婦仲良くしないと、もともこもないとも思うけど、夫以外に吐き出せる存在が必要かと思いますがなかなか参加できる会も見当たりません。
死産したから不幸になるのでなく、だからこそよけいに、意地でも幸せになりたいと思うのに、負の気持ちに包まれてしまうことはあります。

精神のバランスを崩したくないと思うけど、どう乗り越えて、耐えて過ごしたらよいでしょうか。
死産後当たり前の変化と思いつつも、夫にまたあたってしまったら悪いなあ
夫をくるしませたくはないのに、どう対処したら良いかと思います。

【 回 答 】

さくらくんママさん
ご相談をお寄せくださりありがとうございました。お返事が遅くなり申し訳ございません。

さくらくんママさんのご様子を拝見して、「頭では十分すぎるくらい分かっている、けど、気持ちがついていっていないため、そのギャップに苦しんでいるのでは」という印象を受けました。
さくら君ママさんは、とても周りをよく見ていらして、しかもご自身のこともよくわかっていらっしゃいます。
しかし、やっと授かった大切な我が子を亡くされた辛さや悲しみの気持ちは、頭ではわかっていても、抑えきれないものです。書かれておりませんが、おそらくさくらくんママさんはご主人にあたってしまったときに、ご主人の表情や態度から「自分の気持ちを出してしまうと夫が困る」という風に思われたのではないかとお察ししました。
さくらくんママさんは、本当に心の優しく、周りに対してお気遣いされる方なのだと思います。

>女性はすでに母親で男性は生まれてからだとわかっていますし、変わらず落ち着いている夫に感謝の気持ちをもつこともありますが、負の感情が高まると夫を困らせるとは思いつつ、別れた方がよいのでは、生きてるのがつらいとあたってしまいます。

この部分を読んで、ご主人への思いが溢れており、私の方が胸の締め付けられるような気持ちになりました。
そこで、ご相談に書かれたことをご主人に伝えてみてはいかがでしょうか。

頭ではわかっているけど、気持ちがとてもつらいこと、
そのつらさを、ただ聞いてくれれば良いこと、

私(さくらくんママさん)が泣くと困るかもしれないけど、ただ思い切り泣かせて欲しいこと、あなた(ご主人)もつらい気持ちを出してくれてよいこと、一緒に泣いて欲しいこと。
ともに悲しんでくれるご主人がいる、それだけで救われる気持ちもあるかもしれません。

>夫以外に吐き出せる存在が必要かと思いますがなかなか参加できる会も見当たりません。

お住まいの地域に、流産や死産を経験された方を対象としたセルフヘルプ(自助)グループやサークルがあると良いのですが・・・。
お住まいの地域にない場合はグループを探して遠くまで行かれている方もいらっしゃるようで、自助グループには近隣の都道府県からの参加者も多いです。話したいときに話せる場があるということは、経験された皆様の支えになります。
私たち看護職者もそのような場の必要性を痛感しておりますので、さくらくんママさんのお言葉を胸に、私も場づくりに努力していきたいと思います。

また、何か伝えたい気持ちがありましたら、いつでもポコズママの会にご連絡ください。

相談者:さくらくんママ
回答者:寺田 由紀子